2022年1月28日午後12時10分頃より、東京都千代田区の外務省庁舎にて、林芳正外務大臣の定例会見が開催された。
冒頭林外務大臣より、日本政府が本日、ミャンマー ラカイン州からバングラディシュに流入した避難民に対する人道支援として、200万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定したことについて報告があった。
避難民帰還の見通しが立たない中、ミャンマー国境近くのバングラディシュのコックスバザールの非難民キャンプでは、人道状況がさらに悪化しており、緊急的な人道支援が求められている。
質疑応答では、IWJ記者は「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻」について次のように質問した。
「バイデン米大統領の1月19日の発言『プーチン大統領は侵攻するだろう』により、急速にウクライナ危機が高まっています。
23日、米国務省は在ウクライナのアメリカ大使館職員らに国外退避を命じ、(24日には)米国から8500人の将兵を送る準備があると発表しました。
しかし、ロシア側は、20日、『西側はロシアがウクライナに侵攻すると印象操作している』と反論し、ウクライナのゼレンスキー大統領にいたっては、米政府や米英メディアによる『ロシアのウクライナ侵攻は直近』との情報を『フェイクニュース』呼ばわりをしています。
また、ドイツは、ウクライナへの武器供与を否定し、フランス、ロシア、ウクライナとの4カ国高官協議など、米国抜きの外交的手段で解決を模索する姿勢のようです。
結局、ロシア軍のウクライナ侵攻が近いと騒いでいるのは米国と、一部の従属国だけです。
外務省および林外務大臣は、ロシア軍によるウクライナ侵攻の可能性をどのようにお考えでしょうか? また、ゼレンスキー大統領の『フェイク』発言をどうお考えになるでしょうか?
ご教示下さい」
この質問に林大臣は次のように回答した。
「ロシアが侵攻した場合の対応については、仮定の質問であり、お答えすることは差し控えたいと思いますが、引き続き、G7をはじめとする国際社会と連携し、適切に対応して参りたいというふうに思っております」
詳細については、ぜひ全編動画でご確認いただきたい。