日刊IWJガイド・非会員版「自民・甘利幹事長が『日曜討論』で反共プロパガンダのフェイク発言! NHKは検証も説明もせずフェイクに加担!」2021.10.18号~No.3322号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに〜衆院選公示を前に進む立憲・共産を中心とした野党の小選挙区候補者一本化! 自民・甘利幹事長はNHK『日曜討論』で「共産党の意見が政府に入る『体制選択選挙』だ」と妄言! さらに「共産党は新綱領で『天皇制は民主主義の観点からおかしいと書いてある」とフェイク発言!「そんなことは書いてない、正確に」との共産・小池書記局長の反論にNHKは検証も説明もせず、フェイクに加担!

■10月も後半! 9月のご寄付・カンパは月間目標額の56%にとどまり、185万円以上も不足に! 今期第12期のスタートの8月と9月の月間目標額の不足分は合計272万3500円に! 10月のご寄付・カンパも13日間で月間目標額420万円の6%にとどまっています! どうか経済危機が深刻化するIWJに皆さまの緊急のご支援をお願いいたします!

■【中継番組表】

■新型コロナワクチンで10代、20代男性のモデルナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎症例が比較的多いことから、厚労省が2回目をファイザーに変更する「交差接種」を容認! 「ファイザー推奨」を提案するも専門部会は「一方が劣るイメージになりかねない」と却下! 海外では若年層へのモデルナワクチン一時停止も!

■<IWJ取材報告1>赤木雅子さん代理人弁護士「次回は佐川(宣寿)の個人責任の問題を問う」!~10.13 赤木雅子氏 第5回口頭弁論後の代理人弁護士による記者会見

■<IWJ取材報告2>市民有志グループが、衆院選にむけ、国政6政党の政治方針を可視化! 各政党に送った67問のチェックリストの回答を発表!~10.15 「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト 衆議院選挙2021」記者会見

■<IWJ取材報告3>自民党総裁選での高市政調会長の改憲発言に関するIWJ記者の質問に「自民党『憲法改正草案』の人権の考え方が非常に間違っている」と福島党首!~10.13社会民主党 福島瑞穂党首定例会見―内容:選挙公約ならびに新ポスターの発表

■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時より、2019年4月18日収録「緊急事態条項を含む憲法改正発議の阻止は、衆議院大阪12区補選にかかっている!? ~岩上安身によるインタビュー 第935回 ゲスト 衆議院大阪12区補選 無所属・宮本たけし候補」をフルオープンで再配信します!

■WEBサーバー メンテナンスのお知らせ
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■はじめに〜衆院選公示を前に進む立憲・共産を中心とした野党の小選挙区候補者一本化! 自民・甘利幹事長はNHK『日曜討論』で「共産党の意見が政府に入る『体制選択選挙』だ」と妄言! さらに「共産党は新綱領で『天皇制は民主主義の観点からおかしいと書いてある」とフェイク発言!「そんなことは書いてない、正確に」との共産・小池書記局長の反論にNHKは検証も説明もせず、フェイクに加担!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 明日19日公示される衆院選に向け、13日付け共同通信は、野党候補の一本化について「289小選挙区のうち、(中略)約220まで積み上がった」と報じました。

※野党が220選挙区で一本化 立民、共産が候補者調整(共同通信、2021年10月13日)
https://nordot.app/820970088861745152?c=39546741839462401

 また、16日付け東京新聞は、「東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県では計71選挙区中、8割にあたる57選挙区で競合を回避する形に」なったと報じています。

※立民と共産の候補者一本化、8割の首都圏選挙区で 思惑一致で「野党共闘」なるか?(東京新聞、2021年10月16日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/137214

 こうした中、自民、公明によるフェイク発言での反共プロパガンダが激しさを増しています。

 昨日17日のNHK『日曜討論』には、自民党・甘利明幹事長、公明党石井啓一幹事長、立憲民主党・福山哲郎幹事長、日本共産党・小池晃書記局長、社民党・福島みずほ党首、れいわ新選組・山本太郎代表、国民民主党・大塚耕平代表代行、日本維新の会・馬場伸幸幹事長、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で・立花孝志党首の9人が出演しました。

※ここから先は【会員限定】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、ご覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 明日、IWJは独自入手した選挙直前の、各選挙区分析資料を、速報で会員の方々にお伝えします! ぜひ、会員になって御覧になってください!

■10月も後半! 9月のご寄付・カンパは月間目標額の56%にとどまり、185万円以上も不足に! 今期第12期のスタートの8月と9月の月間目標額の不足分は合計272万3500円に! 10月のご寄付・カンパも13日間で月間目標額420万円の6%にとどまっています! どうか経済危機が深刻化するIWJに皆さまの緊急のご支援をお願いいたします!

 9月のご寄付・カンパの集計が確定しましたので、ご報告させていただきます。

 9月のご寄付・カンパは、223件で、234万7400円でした。ご寄付・カンパいただいた皆さま、本当にありがとうございます。

 しかしながらこの金額は、今期の新たな月間目標金額である420万円の56%にとどまり、9月は185万2600円の不足となりました。

 IWJでは、今期第12期の年間の予算の見通しを立てさせていただきました。その上で、今期の会費収入は、7月時点で前期より10%の減少と予想し(第11期実績、6200万円、第12期予想6000万円)、ご寄付・カンパの目標額を月額420万円(年間5040万円)とさせていただきました。前期の目標額は月間450万円でしたから、さらに緊縮して30万円下げております。

 それでも、コロナ禍の続く現状を見ていると、会費・ご寄付・カンパ等の収入は、予測を下回ってしまうかもしれません。何とぞ、皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。

 10月は1日から13日までに、29件、24万8900円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます。

 しかしこの金額も、今月の月間目標額420万円の6%にとどまっています。このペースが続くとすると、IWJは壊滅的な打撃を受けてしまいます。

 今期第12期は、3ヶ月目に入ったばかりですが、すでに8月は月間目標額を87万900円下回り、9月は185万2600円下回って、合計272万3500円の不足となっています。

 今月10月の目標額420万円に、8月と9月の不足分272万3500円をあわせた692万3500円に対して、今月のご寄付・カンパはまだ4%にとどまっています。

 IWJは、赤字でキャッシュフローの足りなかった8月を乗り切るため、100万円を岩上安身から借り入れました。すでにお伝えしている通り、IWJは、岩上安身に前期だけで993万5000円借り入れており、今回の100万円とあわせて1093万円を借り入れてしまっています。

 個人が1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。第12期のスタートにあたって、岩上安身は前期も途中から無報酬で働いておりましたが、今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。これ以上、会社が岩上安身に頼るのは苦しい状況です。

 どうか皆さまのお力で、IWJをお支えください!

コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています!

 IWJも例にもれず、前期の第11期に、突然のコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、残念なことですが、会員数が大幅に減少してしまいました。

 9月30日時点の会員総数は3526人、前月同日比で63人減、前年同日比で810人も減少してしまいました。退会された皆さまからは、「経済的に苦しくなったのですみません」等々のメールをいただいており、我々も胸を痛めております。

 しかし、会員減少は、IWJの運営基盤が崩れてゆくような事態です。どうぞ、IWJを、ご友人、知人にご紹介いただき、会員になっていただけるよう、お声がけしていただいたり、SNSでIWJの存在や経営が厳しいことなどを拡散してください。よろしくお願いいたします。

 会費とご寄付・カンパがIWJを支える収入の2本柱ですので、会員の減少は即、会費の減少につながり、ご寄付への依存度がどうしても上がってしまうことになります。

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です。

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます。

 その会費と、月々、皆さまからお寄せいただく、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのためになる真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 自民党総裁選が終わり、蓋を開けてみれば、結局は、安倍・菅政権を継承する岸田文雄氏が新総裁に選ばれ、改憲は「ナチスの手口を学んだらどうか」と発言した麻生氏が党の副総裁、「あっせん利得収賄罪」疑惑の甘利氏が幹事長、中国に対し「電磁パルスでミサイル基地を無力化する」と妄想を口走る高市氏が政調会長と、連日「何も変わらない・変えさせない」人事が報じられています。

 それでも、衆議院選挙が近づいており、その際には、報道と言論の力によって日本を変え、破滅的な戦争への道からまぬがれることはできるはずだと我々は信じています。またそうならなければ、日本は本当に滅んでしまいます。

 現在、政府・与党は、このコロナ禍のただ中にもかかわらず、日本列島を中国のミサイルを吸収する「ミサイルホイホイ」にするという米軍戦略に追随し、自滅行為とも言える中距離ミサイル配備の準備を進めています。

※米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に「オフショア・バランシング」の問題点を指摘!! ついに現実に!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458384

 政調会長のポストを得た高市氏は、総裁選中、中国に対し「電磁パルスで敵基地を無力化」などというトンデモ発言をしていましたが、問題発言はそれだけではありません。高市氏は、中距離ミサイルの配備は「絶対に必要です」とまで公言していました。

※自民党総裁候補・高市早苗氏の「核爆発による電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者にきく!(その3) 元防衛省キャリアで元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は「漫画の読みすぎなのかもしれない。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

※2021.9.24 【ハイライト・電磁パルス編】岩上安身による日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=ffeJkwXsX28&t=107s

※コロナ「冬の第6波」に向けて日本はコロナとどう向き合うのか~オリパラ強行開催が残した課題と感染症に強い社会づくりへ向けた新しい政治 ~岩上安身によるインタビュー 第1053回 ゲスト 日本女医会理事・青木正美医師、日本女医会前会長・前田佳子医師 【電磁パルス編】
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496626

 外交、安全保障に関して安倍・菅政権の路線を継承することになるであろう岸田政権は、自民党だけでなく、他党、即ち公明、維新、国民民主の一部などの改憲勢力で議席数の3分の2をとれば、いよいよ改憲発議に着手する可能性があります。岸田新総裁もまた、緊急事態条項を憲法に導入する安倍改憲の支持者です。

 岸田文雄氏は、かつてはリベラル色が強かった宏池会出身です。が、2012年の第2次安倍内閣成立以降、右傾化がはなはだしかった安倍・菅政権の約10年の間ずっとその内部で支えてきた人物でもあります。悪く言えば、信念のない、良く言えば、順応性の高い人物であるともいえるでしょう。

 急に新総裁になって目がさめて、宏池会の伝統のハト派に戻りましたあー! などということは、まずありません。

 改憲による緊急事態条項の導入も、実現すれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。

 もし、次の衆議院選挙で改憲勢力を勝たせるような投票行動を国民がすれば、危険な緊急事態条項が憲法に組み込まれてしまいます。

※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

※国民投票法「改悪」案、5月6日にも衆院採決か!?  国民投票法の次はナチスばりの緊急事態条項を含む自民党改憲へなだれ込むリスクが! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!~岩上安身によるインタビュー 第1040回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491635

※憲法記念日に安倍総理が櫻井よしこ氏らが主催する「5.3憲法フォーラム」に送ったビデオメッセージをIWJが全文文字おこし!コロナ禍に乗じて「緊急事態条項を議論すべき」との「偽論」に要注意! 2020.5.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/473790

※総理会見で岩上安身が直撃質問!「報道、言論の自由は担保されるのか?」「非常事態宣言で国民を慣らし、改憲で緊急事態条項を導入!?」安倍総理は「安倍独裁」を否定せず「国民が選ぶこと」と回答!! 2020.3.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469996

※世界の「緊急事態条項」を検証!自民党改憲草案の「異常性」に迫る~岩上安身によるインタビュー 第612回 ゲスト 早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏 2016.2.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/287146

 自民党は、中国、北朝鮮など「仮想敵国」に対する態度に硬軟はあるものの、岸田氏も含め、日米安保を外交方針の基軸としたまま、米国任せ、「思考停止」している点では共通しています。自民党が「日本を戦争できる国にする」ために改憲を進めるのも、米国の意向に沿っているからです。

 ここで、日本人全員が気づかなくてはいけないのは、日本がいつまで米国の庇護を当てにしていられるのか、という問題です。中国との戦争の戦端を切ったあと、米軍が日本を守るために大きな犠牲を払って中国と戦ってくれると本気で思っているのですか? という問いです。

 8月に米軍が20年間に及んだアフガニスタン戦争を終え、全軍を撤退させました。米軍は、9.11の報復として、アルカイダを匿っているという理由でアフガンにミサイルの雨を降らせて侵攻し、次に「大量破壊兵器」を持っていると虚偽の言いがかりをつけて、イラクをまるごと破壊しました。

 その結果はどうなったでしょうか?

 米軍がアフガニスタンで20年も侵略戦争を行い、あげく樹立した親米傀儡政権を無責任にも「もはや米国の国益ではない」と損切り。米軍と20年間戦ってきたタリバンは、あっという間に支配地域をほぼ全土に拡大し、首都カブールに無血入城を果たしました。

※米軍が撤退を進めるアフガニスタンでタリバンが首都カブールを奪還、アフガニスタン政府・ガニ大統領はタジキスタンへ出国、ガニ政権は事実上崩壊!ハートランドである「アフガニスタンを攻略しようと侵攻した帝国はことごとく滅び去った。大英帝国しかり、ソ連しかり、そして米帝国しかり。帝国の墓場で米国は自国の覇権の墓穴を掘った」と岩上安身はツイート!(日刊IWJガイド、2021.8.16号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49267#idx-5

※米軍撤退開始とともに決まっていたも同然だったカブール陥落! アフガン脱出を急ぐ米大使館! アフガン人ジャーナリストは「米国に裏切られた」と米メディアに寄稿! 米国と米軍を信じた者たちを、あっさりと見捨てて去った! 取り残された者たちに身の保証はない! 日米同盟も同じ!(日刊IWJガイド、2021.8.17号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49278#idx-3

※タリバンによる首都カブールへの「無血入城」と大統領府掌握は、米国から中国への覇権の一部の「譲渡」!? 7月末に天津で開かれた米中外交対談、続けてその直後に中国とタリバン代表団が会談をもったその内容と意味は?(日刊IWJガイド、2021.8.17号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49278#idx-4

※バイデン米大統領が「米国の利益でない内戦を戦わない」と表明、同盟国から疑念噴出! 動揺が広がる! 「NATO、日本、韓国、台湾とは根本的な違い」と火消しに! 産経ワシントン客員特派員で在米右派ジャーナリストの古森義久氏ですらも、「米国は防衛を誓った相手国、同盟パートナーであっても、国内世論や国際情勢が変わればその誓約を一変させる」と指摘! 対米追従一辺倒の戦後右翼・保守はどうする!?(日刊IWJガイド、2021.8.23号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49311#idx-4

 呆れるのは他国を侵略しておいて、コストが見あわないとか、米軍兵士の犠牲が多いなどと判断した時の、米軍・米国の薄情さ、逃げ足の速さです。

 こんな米軍が、日米安保にもとづき、自分たちをいざという時に守ってくれるだろう、などと信じている方が、さすがにどうかしていると言わざるをえません。彼らは、いざという時には守ってくれず、逃げ出す連中なのだ、ということが誰の目にも明らかになったはずです。

 誰の目にも、と書きましたが、我が日本では、まだ多くの人が目を覚ましていません。まだまだ国民の多くは、目を覚まさず、「日米安保」という「御神体」を拝んで、「日米安保基軸」とマントラを唱え続けているのが現状です。

 こうした日米安保カルトの洗脳が解けるには、まだ相当な時間と一定の「ショック」が必要なのかもしれません。しかし、その「ショック」が、愚かな戦争と再度の徹底した敗戦なのだとしたら、あまりに犠牲が大き過ぎます。

※対コロナ戦争の敗北を否認するばかりの菅政権!繰り返し現れる「無責任の体系」、日本は崩壊する米帝国への従属を続け「敗戦準備」を加速するのか!?~8.25岩上安身によるインタビュー 第1049回 ゲスト 京都精華大学国際文化学部講師 白井聡氏 2021.8.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495539

 今年の衆議院選挙は、与党を中心とした属米改憲勢力を落選させ、最低限、衆議院の議席の3分の2以下にまで減らして、改憲発議ができないようにしなければいけません。

 そうでないと、改憲による緊急事態条項導入が即座に現実のものとなってしまいます。そして本当に頭のネジが何本か外れた対米依存症の政治家と、米国の言うことを追認するだけの官僚、今ですら「忖度」ばかりの御用メディアが、さらに「大本営発表」のプロパガンダ一色にしてしまって、しなくてもいい戦争をしてしまい、地獄を見ることが現実のものとなってしまう可能性があります。

 今年秋の総選挙は、日本という国の生存、存続がかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれないのです。

 属米改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、IWJの存続ももちろん不可能になると思います。

 一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、自らスポンサーとなった東京五輪を巡る報道や、民放連が自主規制なしに改憲CMを受け入れると開き直っている姿勢を見れば一目瞭然です。

※テレビは民主主義の味方ではなくなった! 民放連が衆院憲法審査会で、「国民投票運動の放送対応の検討作業はこれで一区切り」と表明! テレビCMの量的な自主規制なしに改憲が発議されれば、緊急事態条項創設へまっしぐら!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/448846

 先述した通り、高市早苗氏の、テレビ生放送中の重大な問題発言も、ほとんどのマスメディアが、「問題視」せず、ベタ記事程度ですませています。会見などで質問し、問題視し続けているのはいまだにIWJだけ、というのが、この国の報道・言論の鈍感さ・思考放棄・事なかれ主義のあらわれなのです。

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496407

※自民党総裁選に出馬の高市早苗氏、テレビ番組で、中国との戦争では「電磁パルスで敵基地を無力化する」と爆弾発言!! 高高度上空における核爆発によって電磁パルスを起こす? 「対支一撃論」と同じ愚劣な思考!(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496442

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その1)石破茂氏は「核爆発を伴うものであり、NPT体制と不整合」と述べる!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496596

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その2)岸田文雄氏は「核保有、これはまったく、するべきではない、私は絶対に我が国は核兵器をもつべきではない」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496601

※自民総総裁候補・高市早苗氏の「電磁パルスで敵基地を無力化」発言について識者に訊く!(その3) 柳澤協二氏は「アメリカはまったくそんなことを考えていない。もっと現実の政策にもとづく議論をすべき」と回答!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/496610

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。

 決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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◆中継番組表◆

**2021.10.18 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】「衆院選に関する内容」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_ch5

【IWJ・Ch4】14:30~「税財政に関する政党アンケート回答内容等についての記者会見(―登壇:宇都宮健児氏、猪股正氏、合田寛氏)」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 公正な税制を求める市民連絡会主催の「税財政に関する政党アンケート回答内容等についての記者会見(―登壇:宇都宮健児氏、猪股正氏、合田寛氏)」を中継します。これまでIWJが報じてきた消費税増税関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E7%A8%8E%E5%A2%97%E7%A8%8E

【タイムリー再配信 1014・IWJ_YouTube Live】20:00~「緊急事態条項を含む憲法改正発議の阻止は、衆議院大阪12区補選にかかっている!? ~岩上安身によるインタビュー 第935回 ゲスト 元衆議院大阪12区補選 無所属・宮本たけし候補」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2019年4月に収録した、岩上安身による宮本岳志氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた宮本岳志氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ae%ae%e6%9c%ac%e5%b2%b3%e5%bf%97

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/447134

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◆中継番組表2◆

**2021.10.19 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】「衆院選に関する内容」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■新型コロナワクチンで10代、20代男性のモデルナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎症例が比較的多いことから、厚労省が2回目をファイザーに変更する「交差接種」を容認! 「ファイザー推奨」を提案するも専門部会は「一方が劣るイメージになりかねない」と却下! 海外では若年層へのモデルナワクチン一時停止も!

 厚生労働省は10月15日、新型コロナワクチンについて、10代から20代の男性で、米モデルナ社のワクチン接種後に心筋炎などの副反応が出る割合がファイザー社のワクチンより高いことから、1回目にモデルナ社のワクチンを接種した人でも2回目にファイザー社のワクチンを接種する「交差接種」を認めることにしました。

 厚労省は「心筋炎や心膜炎の典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや息切れが出ることが想定される」として、「胸部の症状の出現など心血管疾患が疑われる時には、速やかに近くのかかりつけ医などに相談し、必要に応じて精査や治療をすることが重要」としています。

 その一方で、「ワクチン接種後に心筋炎や心不全が疑われた報告の頻度やその重症度、突然死の報告頻度よりも、新型コロナウイルスに感染した場合のそれらの発症頻度は高く、重症だ」として、ワクチン接種を推奨しています。

※新型コロナワクチンQ&A ワクチンを接種すると心筋炎や心膜炎になる人がいるというのは本当ですか。(厚生労働省)
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0079.html

 厚労省のまとめでは、モデルナ製接種後の心筋炎・心膜炎は100万人あたり、10代男性で28.83件、20代男性で25.65件でした。これに対してファイザー製では、100万人あたり10代男性で3.69件、20代男性で9.62件でした。

 15日付け毎日新聞は、「厚労省は10~20代の男性にファイザー製を推奨する案を示したが、専門部会では慎重な意見が多く、見送られた」と報じています。

※モデルナ製、若い男性まれに心筋炎で注意喚起 ファイザー推奨はせず(毎日新聞、2021年10月15日)
https://mainichi.jp/articles/20211015/k00/00m/040/239000c

 モデルナ製ワクチンは、スウェーデンでは30歳以下、デンマークでは18歳未満で接種を一時停止するなど、海外では慎重な対応も行われています。

 上記毎日の記事は、「ファイザーの推奨」が専門部会で見送られた理由として「委員からは『推奨という言葉によって一方が劣るというイメージになりかねない』ことや、1回目モデルナ、2回目ファイザーの交差接種の例がほとんどない中で『推奨まで踏み込めるのだろうか』といった意見が相次いだため」と報じていますが、これは科学にもとづいた結論と言えるのでしょうか。

 他方で、厚労省発表の10月3日までの心筋炎の症例報告では、ファイザーワクチン1回目接種後の20代男性の死亡事例も見られます。

※新型コロナワクチンの副反応疑い報告について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou-utagai-houkoku.html

※報告された事例と評価について
令和3年10月15日開催
○心筋炎関連症例一覧(医療機関からの報告) 報告日 2021年2月17日~2021年10月3日(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000843652.pdf

 ワクチンについては、接種した場合のリスクと接種しなかった場合のリスクをそれぞれきちんとデータにもとづいて、わかりやすく公表すべきではないでしょうか。

■<IWJ取材報告1>赤木雅子さん代理人弁護士「次回は佐川(宣寿)の個人責任の問題を問う」!~10.13 赤木雅子氏 第5回口頭弁論後の代理人弁護士による記者会見

 10月13日、赤木俊夫氏の妻・雅子さんが、国と佐川宣寿元財務省理財局長を相手取って起こした損害賠償請求訴訟の第5回口頭弁論のあと、雅子さんの代理人による記者会見が開かれました。

 2018年3月7日、財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫氏は、森友学園問題で、財務省の決裁文書改竄を命じられたことを苦に自殺しました。

 赤木俊夫氏の妻・雅子さんは、「夫の死の真実が知りたい」として、国と佐川氏を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こしました。2020年7月15日、大阪地方裁判所で、第1回口頭弁論が行われました。

 1年1ヶ月後の2021年6月23日、赤木俊夫氏が生前、改竄の経緯をまとめた「赤木ファイル」を国側は開示し、大阪地裁が「赤木ファイル」を証拠採用するとこころまで事態は進展しました。

 しかし、改竄に関与した職員名の多くが黒塗りにされ、具体的な指示系統などは不明のままでした。雅子さんは、「改ざんの指示者が黒塗りになっている」とし、さらなる情報の開示を国側に求めてきました。

※亡き赤木俊夫氏の「国家公務員倫理カード」中の言葉、“公正に職務を執行していますか?”を問う雅子さん。近畿財務局は新型コロナを不作為の言い訳に~8.18 赤木雅子さん 損害賠償裁判後 記者会見 2020.8.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/479816

※赤木雅子氏損害賠償裁判第2回審理後の記者会見 2020.10.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482823

※「余程知られたくないことが書かれている」と原告側弁護士! 国側は「情報公開に1年を要する」と争う構え~森友問題で自殺した赤木俊夫氏の妻雅子さんが国に情報開示を求めた裁判の第2回口頭弁論後の記者会見 2020.11.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484570

※「国は『赤木ファイル』の存否さえ明らかにしてくれない」国会で麻生財務大臣が「訴訟外でお答えすることは差し控える」と回答を拒否! 赤木雅子氏損害賠償裁判第3回口頭弁論後の記者会見 2021.2.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488922

※自殺した近畿財務局赤木敏夫氏が文書改竄を記録した「赤木ファイル」の存在を裏付ける、妻雅子さんと元上司の音声データを公開! 財務省担当官は一切コメントを拒否!~3.10通算第54回「森友問題再検証チーム」ヒアリング 2021.3.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489710

※赤木ファイルの存在を国が初めて認め、6月23日までに裁判所に提出する方針を決定! 2021.5.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491808

※「これがほんとうに赤木ファイルなのか?」「裁判所に現物を提出してくれ、裁判官に本当にすべてコピーされているのか見てもらう」~6.23赤木雅子氏代理人弁護士が国などに損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論後の記者会見 2021.6.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493573

※森友学園問題「赤木ファイル」開示! 自死した赤木俊夫氏の妻雅子さんが再調査要求「佐川さんの上がどのような指示をしたのか」!? 黒塗り、欠落で深まる官邸ぐるみ隠蔽疑惑!~6.24 日本外国特派員協会主催 赤木雅子氏・生越照幸弁護士 記者会見 2021.6.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493559

 この訴訟の第5回口頭弁論が10月13日、大阪地裁(中尾彰裁判長)で開かれ、国側は、「赤木ファイル」の背表紙の画像を大阪地裁に提出しました。

 しかし、財務省は、11日付の決定で「当該文書を一部でも公にすれば、今後同種の任意調査などに必要な協力が得られなくなる」などとして、内部調査の不開示を決定しました。

※赤木雅子さん請求の改ざん関連文書、財務省が不開示を決定 森友問題(朝日新聞、2021年10月13日)
https://www.asahi.com/articles/ASPBF431WPBFPTIL00P.html?ref=rss

※赤木ファイル背表紙、国側が提出 財務省文書改ざん、大阪地裁(東京新聞、2021年10月13日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/136612

 第5回口頭弁論の後、雅子さんの代理人である、生越照幸弁護士、松丸正弁護士による記者会見が開かれました。

 会見で両弁護士は、次回に向けて、公務員の個人責任の問題について言及しました。

松丸弁護士「次回は佐川(宣寿)の個人責任の問題を問うということで。今回の改竄指示は、単なる違法な職務権限を濫用した指示が行われただけではなくて、国会の審議権、立法の審議権を蔑ろにした(という問題がある)。

 これ(公文書)が改竄されてしまったら、国会の審議はまったく成り立たないわけです。行政に対する監視という意味で。

 そういう重大な行為がされたということについて。要するに(これまでの判例では)、個人責任を問わない理由は、行政の適正な執行を妨げるというわけです。個人責任を問うと、萎縮してしまうと。公務員個人が。そこが最終的には判例の1番のキモになってくる。

 果たしてそういうような違法行為、職務権限を濫用して(公文書を)改竄させるなんていうのは、職務権限にないわけですよ。

 そういう違法行為が『行政を萎縮させるから個人責任を問うのをやめよう』という話になるのか、逆に、そんな重大な違法行為を放置してはまずいから、それをちゃんと抑制させるために『個人責任はそういう場合は問えるんだよね』という論理でいけるのかどうか。

 そこが大きな論点になってくるわけですよね。

 確かに、最高裁の判例は個人責任は問わない。基本的にはそういう基調に乗っていますけれども。やはり、この事件の場合には、そういう判例の通りには乗らない事件、というところだと思います。そういうところを強調して、こちらとしての次回の主張を構成することになると思います」。

生越弁護士「補足すると、そんなことをする、ということを前提としていないんです、法律が。なので、違法だと評価する枠組みもないわけです。

 まさか、国会に提出される決裁文書が改竄、すり替えられるなんていうことは、憲法も想定していないわけです。

 その違法性、議会制民主主義に対する悪影響ということが、従前の判決であるような、盗聴であるとか、介護施設で何か問題があったときに、その公務員が責任を負うのか、というレベルの話とはちょっと違う。ということを、こちらとしては強調していきたいと思います」

 会見の全編は、ぜひ以下の記事で御覧ください。

※赤木雅子さん代理人弁護士「次回は佐川(宣寿)の個人責任の問題を問う」!~10.13 赤木雅子氏 第5回口頭弁論後の代理人弁護士による記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497524

■<IWJ取材報告2>市民有志グループが、衆院選にむけ、国政6政党の政治方針を可視化! 各政党に送った67問のチェックリストの回答を発表!~10.15 「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト 衆議院選挙2021」記者会見

 10月15日午前10時半より、参議院議員会館にて「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト 衆議院選挙2021」記者会見が開催されました。

 これは、各自の問題意識や市民運動を通じてつながった有志が、国政政党へ公開質問状を送り、その回答を受けて、今回の衆院選選挙での投票行動につながるよう、「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト 衆議院選挙2021」というアクションを立ち上げたものです。

 質問状を送ったのは、自由民主党、立憲民主党、日本共産党、社会民主党、れいわ新選組、日本維新の会、公明党、国民民主党。このうち、期限内に回答がなされたのは公明党、国民民主党以外の6党で、その結果をまとめたものが発表されました。

 今後回答があった場合、公明、国民民主からのチェックリストが追記される可能性もあるということです。また、政党「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」には質問状は送っていないとのことです。

 質問は19項目、計67問あり、原則○かXか△で回答。△の場合はその理由の記述を求めました。

 選択的夫婦別姓制度の導入、消費税減税、温室効果ガス削減目標、性的指向などに関する差別禁止を明記した「LGBT平等法」の制定、朝鮮高校生徒のみを無償化制度から排除していることを改めるか、森友問題・加計問題、・「桜を見る会」問題について再調査をするか、任命拒否された6名を日本学術会議会員に任命するか、などの項目では、立憲・共産・社民・れいわと、自民・維新は、はっきりと方針が分かれました。

 各政党への質問と回答の詳細は、下記URLで公開されています。

※みんなの未来を選ぶためのチェックリスト -衆議院選挙2021-
https://choiceisyours2021.jp/

 このアクションの発起人は以下の13名です。

eri (デプトカンパニー代表 / アクティビスト)
佐久間裕美子(文筆家)
塩田潤 (活動家 / 研究者)
篠田ミル
スガナミユウ (SaveOurSpace / SaveOurLife)
長島結(#FREEUSHIKU)
natsume (グラフィックデザイナー / ミュージシャン)
西原孝至(映画監督)
Nozomi Nobody(ミュージシャン / 文筆家)
Mars89 (DJ / Composer)
町田彩夏 (政治アイドル)
馬奈木厳太郎(弁護士)
元山仁士郎(「辺野古」県民投票の会元代表 / 大学院生)

 この日の会見にはeri氏、スガナミユウ氏、長島結氏、町田彩夏氏が登壇し、司会はNozomi Nobody氏がつとめました。

 また、佐久間裕美子氏、塩田潤氏、馬奈木厳太郎弁護士からはビデオメッセージが、元山仁士郎氏からは文書によるメッセージが寄せられました。

 コロナ禍における音楽・映画・演劇等の文化施設とその関係者への助成を求める「SaveOurSpace」活動を行なっているスガナミユウ氏は、「#SaveOurSpace、#SaveOurLife、#WeNeedCultureの活動の中で、政府に問いかけたい思いが今回のアクションにつながっていった。関心の領域のそれぞれ異なる人たちと質問を練る中で、さまざまな気づきがあった」と述べました。

 長島結氏は、「私が関わっている移民、難民、外国人労働者、入管行政の問題は、選挙権のない人々の問題であり、以前はどうしても選挙の際に前面に出ないこととして、このような問いかけの機会はなかった。それが少し変わってきたのかな、と希望を持った」と語りました。

 町田彩夏氏は、チェックリストについて、以下のように語りました。

 「このチェックリストはわかりやすく○X△で表されているが、その△の中身や、ある党が○としていても、別のところでその党の指針を見れば認識が違う、内実は○ではないということもある。

 このチェックリストをそれぞれの関心、視点で見る人がさらに詳しく確認していくことも必要だ。

 そのうえでそれぞれの投票行動に役立ててほしい」

 詳しくは、ぜひ以下の全編動画を御覧ください。

※市民有志グループが、衆院選にむけ、国政6政党の政治方針を可視化! 各政党に送った67問のチェックリストの回答を発表!~10.15 「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト 衆議院選挙2021」記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497504

■<IWJ取材報告3>自民党総裁選での高市政調会長の改憲発言に関するIWJ記者の質問に「自民党『憲法改正草案』の人権の考え方が非常に間違っている」と福島党首!~10.13社会民主党 福島瑞穂党首定例会見―内容:選挙公約ならびに新ポスターの発表

 10月13日、午後4時30分頃より、東京都千代田区の参議院議員会館にて、社会民主党・福島瑞穂党首の定例会見が開催され、2021衆議院総選挙に向けた「選挙公約」、ならびに「新ポスターの発表」が行われました。

 会見冒頭、社会民主党の服部良一幹事長より、2021衆議院総選挙公約についての説明が行われました。

 公約は、「生存のための政権交代」をキャッチコピーとするもので、コロナ感染対策として、「あらたな特別給付金10万円の支給」、「自宅療養はNO! 緊急に臨時病院を開設」、また、大企業の内部留保に課税して財源とし「3年間消費税ゼロ」などを掲げたものです。

 また、福島党首より、マニフェスト、および新しく作成した2枚のポスター、「生存のための政権交代」ならびに「非正規・貧困社会からの脱却宣言!」というキャッチコピーのコンセプト等についての解説がありました。

 続いて、福島党首、服部幹事長と各社記者との質疑応答となりました。IWJ記者は次のとおり質問を行いました。

 「社民党さんの今回のキャッチフレーズが『生存のための政権交代』ということで、とても素晴らしいキャッチフレーズだと思いますけども、その、国民の生存に関する質問を一つ致します。

 現在、自民党政調会長である高市早苗氏は、9月26日ネットでの総裁選討論会で『居住移転の自由、職業選択の自由、外国への移住、国籍離脱の自由』を定めた憲法22条に制限を加えたいと発言しています。
 
 憲法22条と、財産権を定めた憲法29条は、経済的自由権を保障する重要な条項です。その経済的自由権を制限するに等しいこの高市氏の発言は、大手メディアも大きく取り上げず、ほとんど見過ごされています。

 また、高市氏は22条だけでなく、『人権保障の基本原則』を定めた憲法12条、『表現の自由の根拠条文』である21条の改憲にも言及しています。人権、表現の自由、経済的自由といった私権を尊重する憲法の各条項に制限を加えたいと発言していることは大変、大きな問題であると思われます。

 これら3つの条項の安易な改憲の発言について、福島党首はどのようにお考えでしょうか。また、このような改憲発言を公言している高市氏を政調会長に起用した岸田総理総裁の判断をどうお考えになるでしょうか?」。

 この質問に対し、福島党首は以下のように回答しました。

 「ありがとうございます。あの、私も22条や、また居住移転や色々な点についての制限規定には驚きました。それから、あの時の、自民党総裁選の時に思ったのは、自民党の憲法改正草案の考え方そのままで、『基本的人権は公益、および公の秩序によって制限できる』という考え方、『国民は、公益、および公の秩序に従わなければならない』っていう考え方を、まあ、おっしゃって、あれはまさに、『自民党日本国憲法改正草案』の根幹なわけですよね。

 つまり、国家と個人の関係が、『権力者を縛る憲法』から、『国民を縛る憲法』に逆転して、むしろ国民が、『公益、および公の秩序』に従わなければならないし、『公益、および公の秩序』によって、基本的人権が制限できるってなれば、基本的人権は木の葉のように儚いものになってしまうと。

 『天賦人権論』で、人権の比較衡量でしか人権を制限できないという、今までの考え方から180度変わってしまうので、自民党の『日本国憲法改正草案』そのものが、その人権の考え方そのものが、非常に間違っている、というふうに思っています。

 ですから、それは、実は今後、自民党総裁選では、4人共に憲法改正について前のめりでしたので、その点で、岸田さんも所信表明演説でも、憲法改正に言及されているので。

 やっぱり、(中略)社民党の『売り』はなんですか? ということで言えば、そういうことにきちっと抗して、踏ん張って、日本国憲法を生かしていく、というところが、『比例区はぜひ社民党に入れて下さい』と言えるところだ、と思っています」

 福島党首、服部幹事長の冒頭解説、および両氏と各社記者との質疑応答の内容については、ぜひ全編動画にて御覧ください。

※自民党総裁選での高市政調会長の改憲発言に関するIWJ記者の質問に「自民党『憲法改正草案』の人権の考え方が非常に間違っている」と福島党首!~10.13社会民主党 福島瑞穂党首定例会見―内容:選挙公約ならびに新ポスターの発表
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497434

■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時より、2019年4月18日収録「緊急事態条項を含む憲法改正発議の阻止は、衆議院大阪12区補選にかかっている!? ~岩上安身によるインタビュー 第935回 ゲスト 衆議院大阪12区補選 無所属・宮本たけし候補」をフルオープンで再配信します!

 本日午後8時から、2019年4月18日に大阪府寝屋川市で収録した、岩上安身による衆議院大阪12区補選に出馬した宮本岳志氏へのインタビューを再配信します。

 宮本岳志氏は日本共産党から出馬、2009年8月30日から2019年4月9日まで、衆議院議員を務めましたが、2019年4月21日投開票の衆議院大阪12区補欠選挙に無所属で立候補しました。4月9日の告示に伴って衆議院議員を自動失職しました。このインタビューは、投開票日を3日後に控えた選挙戦大詰めの時に行われました。

 この選挙には、日本維新の会の藤田文武氏、自民党の北川晋平氏、民主党野田政権時の元総務大臣・樽床伸二氏と宮本氏が出馬しました。

※ここから先は【中略】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、ご覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 「維新」の危険性を告発し、自民党改憲案の危険性について語った、岩上安身による宮本岳志氏へのインタビューをぜひ御覧ください。

 本日の再配信は公共性に鑑み、全編フルオープンでお届けします。

 仮に、その日の都合で見られなくても、会員になっていただければ、一般会員なら2ヶ月以内、見逃し配信を自由な時間に見られますし、サポート会員ならば、いつまでも、いつでも好きな時にコンテンツを無期限で視聴できます! まだ会員登録がお済みでない方、お手続きは本当にカンタンですので、ぜひ、会員に!

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【タイムリー再配信 1014・IWJ_YouTube Live】20:00~
「緊急事態条項を含む憲法改正発議の阻止は、衆議院大阪12区補選にかかっている!? ~岩上安身によるインタビュー 第935回 ゲスト 元衆議院大阪12区補選 無所属・宮本たけし候補」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

※(再掲載)緊急事態条項を含む憲法改正発議の阻止は、衆議院大阪12区補選にかかっている!? ~岩上安身によるインタビュー 第935回 ゲスト 衆議院大阪12区補選 無所属・宮本たけし候補 2019.4.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/447134

■WEBサーバー メンテナンスのお知らせ

明日、10月19日火曜日、午前1時~2時までの1時間程度(終了時間前後する場合あり)、WEBサーバーのメンテナンスを行います。

この間、IWJのWEBサイトは、1時間前後、表示されなくなります。

みなさまにはご不便をおかけいたしますが、なにとぞご了承のほどお願い申し上げます。

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20211018

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、城石裕幸、木原匡康、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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