岩上安身は2021年6月17日の菅義偉総理の記者会見に参加し、会見後、以下のように連投ツイートした。
本日夜7時からの菅総理会見に参加してきた。最後の最後で当てられたので、ネット中継をご覧になった人もいると思います。菅総理は、G7で、欧州大陸諸国が米国の中国敵視の姿勢に距離を置く姿勢を示したことに敏感に反応したのか、「中国包囲網なんてない」と言い出しました。
あれれ、と思いつつ、私の質問にも、「重要土地規制法案は民主的な手続きで決めた」といいつつ、改憲による緊急事態条項で戦時独裁体制を築くことで普遍的な価値を重んじる民主主義国家のグループから脱落することの矛盾についてはスルー。
私は質問の締めくくりに、「米国の覇権を守るため、中国との戦争の先兵となることを自ら買って出て、原発を抱えたまま、破滅的な戦争に挑む愚は避けるべきだと思います。EUのように、米中対立に冷静に距離を置き戦争を避ける道をも探るべきではないかと考えます」
「それが従属国ではなく、主権国家のあり方ではないかと思いますが、総理のお考えをお聞かせください」と質問したところ、主権国家、というところには反応。しかし、対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということかと思われました。