「余程知られたくないことが書かれている」と原告側弁護士! 国側は「情報公開に1年を要する」と争う構え~森友問題で自殺した赤木俊夫氏の妻雅子さんが国に情報開示を求めた裁判の第2回口頭弁論後の記者会見 2020.11.5

記事公開日:2020.11.11取材地: テキスト動画
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(IWJ編集部)

特集極右学校法人の闇

2020年11月17日、テキストを追加しました。

 森友学園問題で、財務省による土地取引に関わる決裁文書の改竄に加担させられたことを苦に2018年に自殺した、近畿財務局の赤木俊夫さんの妻、赤木雅子さんが、国を相手取り二つの裁判を起こしている。

 一つは国に対する損害賠償請求で、もう一つは近畿財務局に対する個人情報開示請求である。人事院は俊夫さんの自死について、公務災害認定に関する情報の多くを黒塗りにして、雅子さんに開示した。この黒塗り部分の情報開示を求める裁判である。

 2020年11月5日、大阪市内で、この情報開示を求める裁判の第2回口頭弁論後の記者会見が行われた。

 口頭弁論で国側は、書類が多すぎて開示手続きが間に合わないと主張している。

 これに対し、原告代理人弁護士である生越照幸氏は記者会見で、「570ページという分量は標準的で、通常、30日以内、最大でも60日もかからない。1年もかかるのは異常だ。これまでの経験で、労働に関する文書は大半が機械的なLOGデータで、大切な情報は数10ページだと思われる。これほど出さないのは余程知られたくないことが書かれているのでしょう」と述べ、被告である国の「情報公開に1年を要する」との主張に疑問を呈した。

 尚、第三回口頭弁論は、1月14日(木)14時~大阪地裁202号法廷にて行われる。

 詳しい内容については、動画を御覧ください。

■全編動画

  • 日時 2020年11月5日(木)14:30~
  • 場所 大阪 市内
  • 主催 大阪司法記者クラブ

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