2020年3月19日(木)11時30分より、衆議院本館にて「野党による『森友問題再検証チーム』通算第49回ヒアリング」が行われた。
森友学園問題で自殺した近畿財務局の赤木さんの問題で、野党による森友問題再検証チームの激しい追及が繰り広げられた。冒頭より「場合によっては佐川氏の再証人喚問も必要ある」「佐川氏にそうさせた人物もいるのではないか」との声も上がった。赤木さんの遺書が出た時点で、報告書は正しいものではなく、再調査すべきである。改ざんにあたり、指示をしたメールなどの文書はあるはずとの追及にも、終始明言を控えるかたちとなり、野党は苛立ちを隠せない様子が度々あった。
また、会計検査院へも質問が向けられ、「これは会計検査院に対して明らかな妨害であるのに、会計検査院はアクションをおこさないのか?」などの意見が上がったが、下請け機関のような曖昧な回答であった。
「今も近畿財務局で本当のことを話せず苦しんでいる人がいる。財務省を守るということではなく、話せる環境をつくってほしいというご遺族の願いと赤木さんの無念を晴らす思いでのぞんでほしい」という言葉で締めくくられた。
報告書作成のもととなった聞き取り記録、参考資料の提出を求めて遺書と対比出来ないのか。今のヒアリング調査では、官僚を崩せない。追求のパフォーマンスとしか受け取れない。