タグ: 福島原発事故
緊急時作業員の被曝線量限度引き上げの検討開始~田中俊一原子力規制委員長定例会見 2014.7.30
2014年7月30日14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。緊急時作業員の被曝線量限度を、5年間100mSvをベースとして、状況に応じてどこまで引き上げられるか検討を開始する考えを示した。
田中委員長、緊急作業時の被曝線量限度引き上げを提案~2014年度 第18回原子力規制委員会 2014.7.30
2014年7月30日10時30分より、平成26年度第18回原子力規制委員会が開催された。議題の終了後、田中俊一委員長より、緊急時における作業員の被曝線量限度を現在の累計100mSvから引き上げを検討してはどうかと提案があった。
川内原発1号機、高経年化審査にパスしなくても再稼働の可否に影響せず 規制庁が明言 2014.7.28
7月16日、原子力規制委員会は、九州電力川内原発1、2号機が新規制基準適合性審査の要件を満たしたとして、審査書案を発表した。しかし、同委員会の田中俊一委員長は、適合性審査をクリアしたことは、「安全性を担保するものではない」としている。川内原発が再稼働することは、ほぼ、確実となったが、課題は多く、原発事故時の避難計画、カルデラ噴火など、対策は山積みだ。
菅直人・長谷川健一講演&対談「3.11」とこれからの日本を語る 2014.7.27
2014年7月27日(日)13時半より、愛媛県松山市の愛媛県美術館で、菅直人元首相と福島県飯舘村の酪農家・長谷川健一氏の講演・対談「『3.11』とこれからの日本を語る」が行われた。
福島原発事故発生後の困難な状況を振り返るとともに、前日視察した伊方原発周辺の様子をふまえつつ脱原発への想いを確認した。
沖縄県高教組主催・山口泉氏 講演会「ポスト・フクシマの日本ファシズムと、新たな沖縄戦の危機」 2014.7.25
7月25日(金)、那覇市の沖縄教育福祉会館で、沖縄県高等学校障害児学校教職員組合主催による山口泉氏講演会「ポスト・フクシマの日本ファシズムと、新たな沖縄戦の危機」が開催された。
木村真三氏講演会 「被災地の住民とともに活動する専門家からの最新報告」 2014.7.21
7月20日(日)、福岡市早良区にある九州大学西新プラザで、NPO法人チェルノブイリ医療支援ネットワーク(CMN)主催による獨協医科大学准教授・木村真三氏講演会「被災地の住民とともに活動する専門家からの最新報告」が開催された。
また、講演会は二部構成となっており、後半からは、旧ソ連の医師免許を持ちチェルノブイリで医療通訳を務めている山田英雄氏も加わりトークセッションが開かれた。木村真三氏は、チェルノブイリ、福島の原発被災地で、住民に寄り添いながら放射線量の測定や汚染マップの作成、健康調査などに取り組んでいる。
木村氏は講演の中で、「『経済』という言葉の裏には、多くの人たちの犠牲上に成り立っていることを知って欲しい。本当の復興支援は、福島のことを知ることからはじまる」と参加者に語った。
川内原発1、2号炉、新規制基準適合性審査の審査書案が承認される~2014年度 第17回原子力規制委員会 2014.7.16
2014年7月16日10時30分より、2014年度第17回原子力規制委員会が開催された。九州電力川内原発1、2号炉に対する、新規制基準適合性審査の、設置変更許可申請書に関する審査書案が了承され、今後1か月の期限で科学的・技術意見募集いわゆるパブコメの募集が行われる。
福島第一、1号機建屋カバー解体時にダスト飛散防止策を徹底すると発表したが効果は不明~東電定例会見 2014.7.17
2014年7月17日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機建屋カバーの解体時にダスト飛散防止策と監視を徹底し、作業開始前に通達協定を結んでいる自治体へ知らせ、緊急時には報道・マスコミに一斉通報メールで知らせる方針が示された。
ストレスによる鼻血は医学的に「ありえない」北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏が政府見解を徹底批判 2014.7.12
西尾正道・北海道がんセンター名誉院長を講師に迎え、2014年7月12日、一橋大学社会学部主催による「人間環境論」公開講演会 「放射線健康被害を含めた日本人の健康をどう守るか」が開催された。
39年間、がんの放射線治療に携わってきた西尾氏は、冒頭、放射線の「光の世界」を追って長年仕事をしてきたが、福島原発事故後の3年前からは、放射線の「陰の世界」の勉強を始めることになった、と振り返った。
原発事故賠償ひょうご訴訟 裁判所前の様子&報告集会 2014.7.8
2014年7月8日(火)、神戸地方裁判所で、原発事故賠償ひょうご訴訟の第一次訴訟第3回口頭弁論と第二次訴訟第1回口頭弁論が行われた。第一次の原告は福島県から兵庫県に避難している18世帯54人、第二次の原告は福島県と宮城県からの11世帯29人。映像は兵庫1CHで配信された、原発事故賠償ひょうご訴訟原告団による報告集会の模様。
【IWJルポルタージュ】原発銀座を襲った「数十年に一度の大豪雨」 インフラの崩壊で発覚した“新規制基準の穴”
命の心配を呼びかけるほどの大雨が、原発銀座を襲ったーー。
気象庁は2013年9月16日、四国から東北地方にかけて記録的な猛威をふるった台風18号に伴い、京都、滋賀、福井に対し、大雨特別警報を発表。「直ちに命を守る行動を取ってください」と、最大限の注意を呼びかけた。該当地区での雨は15日未明から降り始め、翌16日の午前5時30分までの総雨量は、福井県小浜市で333.5ミリ、滋賀県大津市で300ミリ、京都府京北町で280ミリに達した。「数十年に一度」の規模の豪雨だった。
小出裕章さんが再び語る 東電福島原発「事件」後を生きる ~再稼働・原発輸出攻撃にどう向き合うか~ 2014.7.5
2014年7月5日(土)13時より、京都市上京区の同志社大学今出川キャンパスでシンポジウム「小出裕章さんが再び語る 東電福島原発「事件」後を生きる ~再稼働・原発輸出攻撃にどう向き合うか~」が行われた。
第1部の小出裕章氏による基調講演に続いて、第2部でメディア論の浅野健一氏や学生・市民の代表を加え原発と報道に関してパネル討論が行われた。