7月16日、原子力規制委員会は、九州電力川内原発1、2号機が新規制基準適合性審査の要件を満たしたとして、審査書案を発表した。しかし、同委員会の田中俊一委員長は、適合性審査をクリアしたことは、「安全性を担保するものではない」としている。川内原発が再稼働することは、ほぼ、確実となったが、課題は多く、原発事故時の避難計画、カルデラ噴火など、対策は山積みだ。
これについて28日、衆議院第ニ議員会館で原子力規制庁を招いての川内原発審査書案に関するヒアリングが行なわれた。
川内原発1号機は、運転開始から30年を経過していて、高経年化技術評価の対象となっている。原子力規制委員会の高経年化技術評価等に係る審査会合が現在も継続中で、川内原発1号機は、この会合で安全性をクリアしていない。この日のヒアリングで、原子力規制庁担当者は、高経年化による審査をクリアしていなくても「再稼働の可否には影響しない」と明言した。
地元の賛成派の人は、これでも賛成なのかな? それともあきらめているのか・・・
つまり、何が何でも再稼動。ここまで無責任だと怖ろしいを通り越して呆れるが、黙ってるわけにはいかない。