コンテンツ種別: テキスト
繰り返されるもんじゅの保安規定違反「事業者の責任、規制で何かできることではない」~田中俊一原子力規制委員長定例会見 2014.5.14
2014年5月14日14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。日本原子力研究開発機構の”もんじゅ”が、保安検査の度に規程違反を繰り返していることについて、田中委員長は「事業者の責任。規制で何かできることではない」との見解を示した。
もんじゅの保安規定違反に規制委「同じことが繰り返されている。問題は根が深い」~第7回原子力規制委員会 2014.5.14
2014年5月14日10時30分より、2014年度第7回原子力規制委員会が開催された。2013年度第4四半期の保安検査の実施状況が報告され、もんじゅの点検漏れという保安規定違反が認定されたことを受けて、田中俊一原子力規制委員長は「同じことが繰り返されている。もんじゅの問題は根っこが深い」との見解を述べた。
『美味しんぼ』へ抗議するも法的措置はとらず/カジノ構想には意欲 〜松井一郎大阪府知事 定例会見 2014.5.14
「今回の『美味しんぼ』には、(震災がれきを焼却した)焼却場近くの住民に、目や呼吸器系などの不快な症状を訴える人が約800人いた、との記述があるが、大阪市此花区役所や保健福祉センターには、被害を訴える住民の声も、医師会からの連絡もなかった。此花区と府内6ヵ所にあるモニタリングポストの空間線量にも変わりはない。」──。
2014年5月14日(水)14時から、大阪市中央区の大阪府庁で、松井一郎大阪府知事の定例会見が開かれた。注目される『美味しんぼ』への抗議について、松井知事は「府民の不安を煽り、風評被害を招く恐れがある」と語り、震災がれきの安全を確認して受け入れたことを強調。しかし、これ以上の法的措置などは考えていないことも表明した。
「原子力の再稼働を迅速に早急にお願いしたい」関西経済連合会と九州経済連合会の役員6名が原子力規制庁を訪問、池田克彦長官と面会 2014.5.14
2014年5月14日9時40分から、関西経済連合会と九州経済連合会の役員6名が規制庁を訪問し、池田克彦長官と面会した。経済界産業界の苦境、停電のリスクを訴え、原発の早期再稼働に向け、適合性審査を効率的に早期終了するよう求めた。
「美味しんぼ」鼻血描写、井戸川前双葉町長と対立の石原環境相 「論評は差し控える」 2014.5.13
小学館の週刊誌「ビッグコミックスピリッツ」に掲載された漫画「美味しんぼ」で、福島第一原発を取材した登場人物が鼻血を出す描写があったことについて、石原伸晃環境相は5月13日の閣議後会見で、「個別の漫画について、大臣としての論評は控えたい」と語った。石原大臣は、9日の会見で、「風評被害はあってはならない」と述べていたが、この日の会見では、被曝と鼻血の因果関係について「私個人の意見ではなく、放射線に関する有識者や医学界の知見を紹介させていただいただけだ」と語った。
生活・小沢代表 集団的自衛権の是非で「言葉遊びになってる、政治の最終手段をいい加減なことで決定してはいけない」 2014.5.12
生活の党・小沢一郎代表は、5月12日の定例会見で、脱原発を目指す「自然エネルギー推進会議」を設立した小泉・細川両元首相との連携の可能性を示唆した。細川氏は、7日に開かれた同会議の設立総会後のぶらさがり会見で、「選挙に関わらない」との考えを示している。
集団的自衛権の行使を許さない市民らが人間の鎖で国会包囲 /「日本の報道を変えていかなければいけない」新聞労連委員長日比野氏インタビュー(原佑介記者) 2014.5.13
安保法制懇は5月15日にも、従来のものとは180度異なった憲法解釈を取りまとめ、安倍総理に提出しようとしている。これを受け安倍政権は、早ければ6月中旬にも、集団的自衛権が行使できるよう閣議決定するという。
こうした動きに反対する市民らが5月13日、「『戦争する国』はいやだ!安保法制懇の報告書に抗議!5.13国会包囲ヒューマンチェーン」と題した抗議集会を行い、人間の鎖で国会を包囲した。
帰還か定住か、二者択一ではない第三の道の必要性~「復興」とはなにかを問う原発避難者の声 2014.5.11
『人間なき復興――原発避難と国民の「不理解」をめぐって』の著者の一人で、福島原発事故により富岡町から東京に避難した、市村高志さんをゲストに迎え、5月11日、「原発避難の3年間」と題した講演会が開かれた。
市村さんの自宅がある福島県富岡町は、福島第一原発から10キロ圏内。当時、震度6強の地震と、21メートルの津波が町を襲った。市村さんは、2011年3月11日に時を戻したように、当時を振り返った。
「いまだに、その日の帰り道が思い出せない」
【IWJウィークリー49号】福島20km圏内の今/元NSC高官モートン・ハルペリン氏来日(ePub版・PDF版を発行しました) 2014.5.13
※ サポート会員の方は、IWJウィークリー49号【PDF版・全108ページ】がご覧になれます。
岩上安身とIWJ記者が走り回って取材し、独自にまとめた渾身レポートをお届けする「IWJウィークリー」!今号は、5月3日からの1週間分のIWJの取材を一挙お届けします!
凍土壁に対し「東電が、しっかり答えるのが当然。データで答えてほしい」~原子力規制庁定例ブリーフィング 2014.5.13
2014年5月13日14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。東京電力福島第一原発の凍土遮水壁について、片山審議官は「規制委・規制庁は規制当局であり、懸念事項について、データで答えることが大事だ」との考えを示した。
6月にも工事開始を予定している凍土壁について、”特定原子力施設監視・評価検討会”で、「いまだそもそも論的な議論を行っている」と記者から疑念をおびた質問が上がった。片山審議官は、「規制当局としての懸念事項は前もって示しており、事業実施主体の東電が、しっかり答えるのが当然のことだ」と答えた。事業を行うのであれば、「認可しうる規制上の要求に、データで答えてほしい」との考えを示した。
「すべてが『実害』」 前双葉町長・井戸川克隆氏、石原環境相の「風評被害」発言を批判~岩上安身によるインタビュー 第422 ゲスト 前双葉町長・井戸川克隆氏 2014.5.12
「石原環境大臣に、なぜ鼻血が出るのか立証して欲しい」ーー。
週刊誌「ビッグコミックスピリッツ」に掲載された漫画「美味しんぼ」で、鼻血や体調不良について言及する発言が描かれた井戸川克隆前福島県双葉町長に5月12日、岩上安身がインタビューを行なった。井戸川氏は、石原伸晃環境大臣が、鼻血と福島原発事故による被曝の因果関係を事実上否定したことに対して、強い口調で反論。「私の人権を否定している」と批判した。
相次ぐ作業員の負傷、1名は労災病院へ緊急搬送~東電定例会見 2014.5.12
2014年5月12日17時40分頃から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。10日、構内移動時に作業員が車両ドアに指を挟んで負傷し、労災病院に緊急搬送された。また、100トンクレーンが転倒して、オペレータが手の平を切る軽傷を負ったことが報告された。
【IWJルポルタージュ】「事故が忘れられていく」〜福島原発事故から3年と1ヶ月、立入りが制限された20km圏内の今(後編)━ぎぎまき記者 2014.5.12
特集 3.11
★まもなく発行予定の会員無料メルマガ「IWJウィークリー49号」より一部転載!毎週IWJの取材をダイジェストでまとめ、読み物を加えた大ボリュームでお届けしています。ぜひIWJ会員に登録し、ご覧ください。会員登録はこちら
「被曝することよりも、外を歩くのが辛い。あなたに、この気持ちは分からないでしょう」
視察の2日目、福島県いわき市で、市議を務める佐藤和良さんが、私にこうつぶやいた。
原子力規制委員会 / 第1回合同審査会(原子炉安全専門審査会・核燃料安全専門審査会)が初会合 2014.5.12
2014年5月12日13時より、原子力規制庁にて「第1回合同審査会(原子炉安全専門審査会・核燃料安全専門審査会)」が開催された。各審査会の会長、運営方針等が議論され、今後四半期に一度を目途に開催することが確認された。
ハルペリン×西山太吉 二人のキーマンが語る沖縄密約問題「日本政府は外国の反撃でなく、国民の反発を恐れて密約を結んだ」 2014.5.10
特集 秘密保護法
米国の元NSC高官で、沖縄返還交渉や、国家による秘密保護に関する国際原則「ツワネ原則」の策定にも関わったモートン・ハルペリン氏が2014年5月10日、弁護士会館で講演し、日本の特定秘密保護法の欠陥を指摘した。講演会には沖縄密約をスクープし、その取材方法を罪に問われた元毎日新聞記者・西山太吉氏も参加した。沖縄密約は本当に必要だったのだろうか。密約に深い関わりを持つ日米両国のキーマンが語り合った。
元米NSC高官モートン・ハルペリン氏が特定秘密保護法を批判「情報は国民のもの」 2014.5.9
特集 秘密保護法
「情報は政府のものではなく、国民のものだ。政府は要求があれば情報を公にする義務がある」――。モートン・ハルペリン氏が、日本で2013年12月に成立した特定秘密保護法について批判した。
ハルペリン氏は、アメリカ国務省政策企画本部長や国家安全保障会議(NSC)高官を務めた経歴を持つ。また、秘密保護に関する国際的な原則を定めた「ツワネ原則」の策定にも関わった人物である。5月9日、日本外国特派員協会でハルペリン氏の会見が行われた。