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【IWJブログ・特別寄稿】パレスチナからのか細い声~パレスチナに通い続ける女性フォトジャーナリストからの報告(写真家・高橋美香) 2014.7.22
特集 中東
私が初めてパレスチナを訪れたのは2000年、ちょうど第二次インティファーダ直前だった。シャロンが次期首相に選ばれたことで、「これでまた戦争になる」と人々は暗い顔をしていたことを思い出す。そしてその予感は的中し、シャロンがイスラム教徒の聖地アルアクサ―を挑発的に訪問したことで、それに対する抗議が一気に抵抗運動へと変わっていった。
二度目に訪れたのは、その第二次インティファーダのまっただなか。半年ぶりに訪ねたガザ地区の友達ハーゼムは、以前のような屈託のない笑顔が完全に消えていた。
パレスチナで支援活動を続ける、JVC今野泰三さんインタビュー【後編】 〜共存は可能なのか?日本の集団的自衛権が招くもの 2014.7.21
特集 中東
(前編の続き)
※インタビュー前編はこちら
7月18日、3日前に帰国したばかりという、日本国際ボランティアセンター(JVC)の今野泰三さんに、パレスチナ・イスラエル問題について話を聞いた。前編では、普段のガザの暮らしや、イスラエル市民の感情についてお伝えしたが、後編では、パレスチナとイスラエルを行き来する今野さんの目線で切り取った「ハマース」や「イスラエル兵」の姿についてお届けする。また、今野さんはまさに、安倍首相が救出の対象とした、「海外の紛争地で働くNGO職員」の一人である。インタビューは当然、日本の集団的自衛権の話にまで及んだ。
パレスチナで支援活動を続ける、JVC今野泰三さんインタビュー【前編】 〜2年ごとの攻撃、イスラエル政府の狙いとは? 2014.7.21
特集 中東
イスラエルがガザ空爆を開始したのは、奇しくも日本では七夕にあたる7月7日。あれからすでに、2週間が経とうとしている。
15日には約200人だったパレスチナ人の死者の数は、イスラエル軍が地上侵攻を始めたことで、19日現在、300人を越え、その数は激増した。イスラエル側の民間人の死者は2人、兵士の死亡者数も増え続け、軍が手を緩める気配はない。これ以上、被害が拡大しないよう一日も早い停戦を願うばかりだが、解決策はどこにあるのか。
7月18日、イスラエルの大学で政治学を学び、2年前からパレスチナ現地で支援活動を続けている、日本国際ボランティアセンター(JVC)の今野泰三さんに、ニュースからは伝わってこない、普段のパレスチナ人とイスラエル人の素顔についてうかがった。前編では、中東問題に興味を持ったきっかけから、今野さんが知るガザの日常とイスラエル社会についてお伝えする。
【第157-158号】岩上安身のIWJ特報!イスラエル>アメリカ>日本、倒錯した偏愛の同盟 ~「価値観を共有する」 虐殺に加担する日本 2014.7.21
特集 中東
★「IWJ特報!」157・158号より一部転載!全編は、「IWJ特報!」にてお読みください。「岩上安身のIWJ特報!」のご購読は、まぐまぐにて、こちらから。
悲劇が重なった。偶然にか、狙いすましてのことか。今の時点では判然としないにしても、である。
マレーシア航空機777便が内戦下の東ウクライナ上空で撃墜されたとされるのが、17日午後11時15分(日本時間)頃。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの地上軍侵攻に踏み切ったとされるのは、18日午前4時30分頃。
一部では、マレーシア航空機撃墜に国際社会が目を奪われている間に、それを隠れみのにしてガザへの地上軍侵攻を決行したのではないか、という観測も一部に流れているが、今のところ推測の域を出ていない。
ガザ攻撃に抗議する緊急行動 2014.7.20
特集 中東
2014年7月20日(日)16時より、犠牲者の増え続けるイスラエルによるパレスチナ・ガザ攻撃に抗議して大阪市北区の梅田ヨドバシカメラ前で抗議行動が行われた。
【岩上安身のニュースのトリセツ・号外】内戦の続く東ウクライナ上空でマレーシア航空機撃墜 ~「21世紀のサラエヴォ事件」にしてはならない 2014.7.19
特集 集団的自衛権|特集 IWJが追う ウクライナ危機
空前の大惨事が起った――。
7月17日、ウクライナ東部ドネツク州のグロボボでマレーシア航空のボーイング777型機が墜落した。乗客乗員298人全員の死亡が確実視されている。事故ではなく、何者かに撃墜された、とみられる。同機が飛んでいた空域は、ウクライナ政府軍と分離独立派が内戦を繰り広げる「戦場」の上空だった。
ウクライナ政府は、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力が、ロシアの支援を受けて地対空ミサイルによって撃墜したと、ただちに非難した。ウクライナのポロシェンコ大統領は、「ここ数日間でウクライナの軍用機が2機撃墜されていて、マレーシア機が撃墜された可能性は否定できない」と述べた。
これに対し、親ロシア派の「ドネツク共和国」の指導者は、関与を否定して、「ウクライナ軍の戦闘機が撃墜した」と主張し、双方の意見は真っ向から対立している。
ガザ!ピース・スタンディング・ビジル@三条大橋 2014.7.19
特集 中東
イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃とガザ封鎖に対して、2014年7月19日(土)19時より京都市の三条大橋でキャンドルとメッセージボートを手にした100名余りが抗議を行った。抗議に集まった人々の声をひろった。
繰り返されるジェノサイド ~攻撃の続くパレスチナ・ガザ地区の置かれた状況と背景~ 講師 京都大学教授・岡真理氏 2014.7.19
特集 中東
2014年7月19日(土)17時より、京都市左京区の多目的カフェ「かぜのね」で講演会「繰り返されるジェノサイド ~私たちの応答責任~」が行われた。岡真理・京都大学教授を講師に招き、攻撃の続くパレスチナ・ガザ地区の置かれた状況と背景を詳細に解説した。
ガザ緊急集会 岡真理「ガザ 繰り返されるジェノサイド──私たちの応答責任」 2014.7.12
2014年7月12日(土)、パレスチナ・ガザ地区への空爆が続く中、京都大学大学院人間・環境学研究科で緊急に集会「ガザ 繰り返されるジェノサイド──私たちの応答責任」が催された。
岡真理・京大教授の講演とともに、ガザ地区出身で同志社大学大学院に在学中のイヤース・サリーム氏がガザの窮状を延べ、国際社会の一人一人の行動の必要性を訴えた。
「彼らはテロリストではない!」イスラエル大使館前で150人が抗議の声 ~ガザ空爆をやめろ!緊急行動 2014.7.11
特集 中東
「彼らはテロリストではありません。ただの人です。空爆をやめてください」――。
今年の5月末までパレスチナ自治政府のガザ地区に滞在していたという、日本国際ボランティアセンターの金子由佳さんは、7月11日、イスラエル大使館前にかけつけた。この日、8日から始まったイスラエル政府によるガザ空爆に反対する抗議行動が行なわれ、集まった市民約150人は「空爆やめろ」「虐殺やめろ」の声をあげた。
「私の友だちが今、殺されている。本当に悔しいです。人を殺すことがどういうことか考えて欲しい。恒久的な平和を作る努力をして欲しい」
【IWJブログ】安倍政権とイスラエルの「協力」が集団的自衛権の対象に!? ~ガザ空爆を続けるイスラエル、日本政府は過去に「武器輸出」の可能性を示唆 2014.7.11
安倍総理は5月12日、「積極的平和主義」の立場から、「地域の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献する」として、イスラエルと協力していく方針を示した。7月11現在、そのイスラエルによって、パレスチナ・ガザ地区へ熾烈な空爆が続いている。安倍政権が交わしたイスラエルとの「協力」の中身が今、問われている。
7月8日から始まったイスラエル軍の攻撃により、11日までに民間人を含む81名が死亡、500名以上が負傷したと報じられている。そして、ガザの保健省によると、犠牲者の3割は女性と子どもだという。
イスラエルによるガザ空爆糾弾!日・米・イスラエルの戦争協力強化に反対!7.11大阪アメリカ領事館前緊急行動 2014.7.11
イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への空爆と犠牲者の増加が続く中、2014年7月11日(金)18時より、大阪市北区のアメリカ総領事館前に50名余りの人々が集まり、アメリカ政府へイスラエルへの協力中止などを求める抗議行動が行われた。イスラエルへの空爆停止の要請や国連安保理での取りまとめ、軍事援助の停止などを求めた要請書は、立ち並んだ警察官によって受け渡しを阻止された。
牢獄に6年間監禁された戦うパレスチナ女性、キファー・アフィフィ氏講演 ~「敵はシオニズム」 2014.6.9
特集 戦争の代償と歴史認識
特集 中東
「ジャーナリストになることが夢だったが、ペンの力で自分たちの土地を取り戻すことは難しいと思い、武器を手に取る決心を固めた。軍事訓練を受け始めたのは、私が14歳の時だった」──。
1969年にパレスチナ難民キャンプに生まれ、内戦下のレバノンで抵抗運動に参加。その結果、イスラエル軍に捕まり、収容所送りとなったキファー・アフィフィ氏が、2014年6月5日、京都市左京区の京都大学で講演した。タイトルは「パレスチナ わが愛──難民的生から展望される〈祖国〉と人間」。アフィフィ氏は、約6年間にも及んだ、過酷な獄中生活に関する話に加え、14歳という若さで、見たこともない祖国のために武器を持って戦おうと決意した理由についても語った。
「ユダヤ国家建設『66年前の不正義』の影響が、今なお」 〜岡真理氏、封鎖下のガザ地区を報告 2014.6.7
特集 中東
2014年6月7日、京都市の鴨沂会館で「パレスチナ報告会 封鎖下のガザを訪ねて ナクバから66年目の〈パレスチナ〉が問うもの」が行われた。
封鎖の続くパレスチナ・ガザ地区の現状や背景にある問題について、3月にガザを訪問した京都大学教授の岡真理氏がマイクを握った。「ガザの問題を『人道問題』に収れんさせたら、イスラエル政府の思うツボ」と訴える岡氏は、「第2のイスラエル人」「第2のユダヤ人」との表現を使いつつ、諸悪の根源は「民族浄化」という不正義にある、と力を込めた