「ホルムズ海峡封鎖に対し、ロシアへの経済制裁を解き、石油・天然ガスを輸入するという選択肢は?」との前回の質問の続きに、茂木大臣は「ウクライナ支援と対露制裁を続けていく考えに変わりはない」と断言! しかし石油危機回避のための具体的な代替輸入ルートは示さず!! ~3.10 茂木敏充 外務大臣 定例会見 2026.3.10

記事公開日:2026.3.12取材地: テキスト動画
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(取材・文、浜本信貴)

特集 中東
※26/3/22テキスト追加

 2026年3月10日午後4時45分より、東京都千代田区の外務省にて、茂木敏充外務大臣の定例会見が行われた。

 会見冒頭、茂木大臣から、イラン情勢、特に、邦人の出国支援の進捗について、報告があった。

 続いて、茂木大臣と各社記者との質疑応答となり、他社の記者からは、「日米首脳会談への期待と日米外相会談の可能性」「イラン情勢における紛争解決に向けた日本の役割」「イラン情勢の事態沈静化に向けた外交努力、イランの新指導者の選出」について、質問があった。

 IWJ記者は、イラン情勢について、前回3月6日の会見に引き続き、茂木大臣が考える外交政策について、以下の通り、質問した。

IWJ記者「イラン情勢についてうかがいます。

 日本は、これまで2度の石油危機を経験していますが、ホルムズ海峡が封鎖されたことはありませんでした。

 しかし、今回の戦争では、ホルムズ海峡は事実上封鎖されており、日本は、過去の石油危機以上の予測不能な危機のただ中にあると言えます。

 加えて、日本経済は、円、国債、株のトリプル安で、原油高騰と円安の組合せになれば、猛烈なインフレを巻き起こす恐れもあります。

 前回の会見で、石油危機回避のための外交上の選択肢について、例をあげてご質問差し上げ、大臣からは『私の考えは異なる』との答弁をいただきました。

 この危機を乗り切るための外交政策について、改めて大臣の考えをお聞かせいただけますでしょうか。おそらく市場も、それを期待していると思います」

茂木大臣「前回の質問、補足をさせてもらいますと、対露政策を変えるというお話がありました。

 今、ウクライナも、たいへん厳しい状況にある中で、日本として、国際社会とも、G7とも協力をしながら、ウクライナ支援、そして、対露制裁を続けていく。この考えに変わりはありませんので、そういった意味で、『意見が違う』という話を申し上げました。

 ホルムズ海峡の情勢については、今まで(他社から)質問は出たところでありますが、重大な関心をもって、フォローしておりまして、一連の会談につきましても、今もお話しましたし、既に(記者クラブへの)貼り出し等々も行っておりますけれど、ホルムズ海峡及び周辺海域の航行の安全、これに向けて、必要な働きかけ、また連携、こういったことをはかっているところであります。

 また、国内経済への影響、これも様々な見通しがあるところでありますし、今後、原油価格がどうなっていくかということについても、マーケットの状況等々も、よく見ていかなければならないと思っていますが、関係省庁とも連携をしながら、我が国経済への影響を最小限にできるように、適切に対応していきたいと思っております」

 会見の詳細については、全編動画を御覧いただきたい。

■全編動画

■IWJ記者質問シーン

  • 日時 2026年3月10日(火)16:45〜
  • 場所 外務本省会見室(東京都千代田区)

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