2021年1月4日(月)16時過ぎより、東京都千代田区の中央合同庁舎8号館会見室にて、西村康稔 新型コロナ対策担当大臣の記者会見が開催された。
この会見が行われた4日午前11時から、首相官邸にて菅義偉総理の年頭記者会見が行われ、菅総理が「東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県を対象に緊急事態宣言を発出することを検討する」と発表。それを受けて、小池百合子東京都知事は、昼過ぎに行った記者会見で、「ポイントはスピードと実効性だ」と発言した。
冒頭、西村大臣は「緊急事態宣言発出の検討」についての発表に触れ、「飲食を介しての感染のリスクの軽減を実効的なものにすることを菅総理も意図している」、「(1都3県の知事と)企業におけるテレワークの徹底、職場・学校での感染防止策の徹底、イベントの開催要件の厳格化について規制強化する方向性を共有している」と述べた。
さらに「給付金と罰則をセットにしてより実効性のあるものとする」こと、そのために、「特措法(改正案)を通常国会に提出する」と表明した。
質疑応答で、IWJ記者は次のように質問した。
「本日の年頭会見で、菅首相は、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を対象に緊急事態宣言を発出することを検討すると発表しましたが、そもそも『検討することを発表』したという事は、何も発表していないに等しいのではないかと思うのですが、本日昼過ぎの記者会見で小池地東京都知事は、『ポイントは、スピード』と述べられたとのことです。
緊急事態宣言の発出にあたって、今の段階では、整備しなければならない必要最小限の条件を整備した上で、今すぐにでも発出すべきだと考えますが、この『必要最小限の整備しなければならない条件』というのは何だとお考えでしょうか?