2026年3月24日、午後4時28分より、東京都千代田区の外務省にて、茂木敏充 外務大臣の定例会見が行われた。
会見冒頭、茂木大臣から、3月25日から29日の日程で、フランスで開催されるG7外相会合に出席するため、パリを訪問する旨の報告があった。
- 茂木外務大臣のG7外相会合出席(令和8年3月25日~29日)
(外務省 クローズアップ 2026.3.25)
続いて、茂木大臣と各社記者との質疑応答となり、他者記者からは、「日米首脳会談(日中関係に関する発言)」、「日米首脳会談(ホルムズ海峡における航行の安全の確保に関するやり取り)」、「北朝鮮情勢(北朝鮮による「核保有国の地位」表明)」、及び、「北朝鮮情勢(金与正氏の日朝首脳会談に関する発言)」、「認知戦実態調査の意義」、「中東情勢(日本経済への影響)」についての質問があった。
IWJ記者は、イラン情勢について、以下のとおり質問をした。
IWJ記者「イラン情勢について伺います。
イランのアラグチ外相は、22日、共同通信の取材に答えて、日本関連船舶の通過を認める用意があり、封鎖の一時解除に向けて、日本と協議に入ったと語った旨報じられていますが、茂木大臣は、同日、アラグチ外相と交渉があったことを否定されたとも伝えられています。
石油の国家備蓄量は、経産省の発表によると、3月20日時点で146日分です。日本がイランと協議していないのであれば、今すぐにでも協議を始めるべきではないかと考えます。
今後、イランとの協議を行う可能性はあるのか、また、協議を行わないのであれば、その理由を国民に向けて御説明いただけますでしょうか。よろしくお願いします」。
この質問に対し、茂木大臣は次のように答弁した。
茂木大臣「まず、アラグチ外相の発言、私も承知をいたしておりますけれど、日本と協議を始めたと、こういう発言、アラグチ外相はしていないと、私はそういうふうに認識をいたしております。そこで完全に認識が間違っているということであります。
何度も繰り返しておりますけれど、ホルムズ海峡の航行の安全、これは、ホルムズ海峡は3,000隻の船がいるわけでありまして、その全体にとっても、全ての国の船舶が安全に航行できる、この航行の安全の確保、これはエネルギーの安全保障にもつながる問題で、極めて重要だと考えているところでありまして、もちろん、我が国としては、我が国の船舶、これについてそれに含まれると、当然のことだと、こんなふうに思っております」。
茂木大臣は、イランのアラグチ外相の「ホルムズ海峡封鎖の一時解除に向けて、日本と協議に入った」という発言について、「認識が違う」として、「協議入り」を否定した。
しかし、「日本がイランと協議していないのであれば、今すぐにでも協議を始めるべきではないか?」「今後、イランとの協議を行う可能性はあるか」そして「協議を行わないのであれば、その理由を国民に説明を」という部分には一切触れずじまいだった。これでは質問に答えたことにならないし、もちろん、国民に対して説明したことにもならない。
会見の詳細については、全編動画を御覧ください。




































