「シリア支援方針、底が浅い。シリア大使館邦人スタッフも撤収」 ~シリアの集い『シリアの過去と今を考える』 2013.5.19

記事公開日:2013.5.19取材地: テキスト動画

特集 中東

 2013年05月19日(日)14時から、東京都港区白金台にある明治学院大学にて、「シリアの集い『シリアの過去と今を考える』」が行われた。昨年の衆議院選挙後、自民党が大きく議席を伸ばし、民主党政権から自民党主導へ政権が変わり、外交政策、外交方針にも変更があった。日本のシリア支援に対する考え方に矛盾が見えつつある。

 現在、政府のシリア支援の方針は「国内支援をしていく」というものだが、在日本シリア大使館は機能しておらず、邦人スタッフは撤収。ヨルダン日本大使館が、その役割を担っている。この状況から日本政府が指す「国内支援」とは、資金援助・食糧支援程度しか考えられず、邦人スタッフが直接現地に行くことは考えられていない。


「イラク戦争はまだ終わってない」現地の映像と共にイラクの被害実態を明かす ~岩上安身によるインタビュー 第300回 ゲスト 高遠菜穂子氏 2013.4.12

記事公開日:2013.4.12取材地: テキスト動画独自

特集 中東

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 2013年4月12日(金)15時から、イラク支援ボランティアの高遠菜穂子氏が、岩上安身のインタビューに応えた。イラク戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾や白リン弾などについて、実際に撮影された現地の生々しい映像と写真を交えながら、その被害実態を語った。

 白リン弾とは、煙や光を発生させる砲弾の1種で、一般的には煙幕や照明弾として使用されると言われている。しかし、白リンは自然発火性物質であり、空気に触れると些細なことで発火し、物質そのものが無くなるまで燃え続けるという性質を持つ。そのため、人が白リン弾の被害を受けると、皮膚の火傷だけにとどまらず、身体の内部までも焼かれるため、白リン弾は「非人道兵器」だとして国際的な批判も強い。

 インタビューの中で、高遠氏は、2004年11月のイラク・ファルージャで撮られた映像を紹介した。そこには、米軍の掃討作戦によって殺害された全身黒焦げの遺体や、白旗を持った少年の遺体、皮膚がずる剥けになった遺体や全身が青白くなっている遺体など極めて酷い映像が映し出された。


イラク戦争から10年、劣化ウラン弾の影響か?先天異常の新生児が3年間で1,000人以上 ~高遠菜穂子氏報告会「イラク戦争から10年、子どもたちの未来が奪われている。イラク・ファルージャ調査報告会」 2013.4.11

記事公開日:2013.4.11取材地: テキスト動画

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 2004年4月、イラク戦争開戦の翌年、自衛隊のイラク撤退を要求する武装勢力によって拘束された高遠菜穂子さん。釈放後も、拠点をヨルダンに移し、イラク支援活動を続けてきた。2013年1月、特定非営利活動法人、ヒューマンライツナウと共同で「イラクチーム」を結成し、現地の医療状況と子どもたちの健康調査を行うため、イラク・ファルージャに一ヶ月間滞在。2013年4月11日、その報告会を行った。


「日本は日米同盟を自己目的化している」イラク戦争時の自衛隊派遣責任者、自省を込めて語る~岩上安身による緊急インタビュー 第298回 ゲスト 元内閣官房副長官補・柳澤協二氏 2013.4.10

記事公開日:2013.4.10取材地: テキスト動画独自

特集 中東集団的自衛権日米地位協定

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 日本政府は9日未明、市ヶ谷の防衛省敷地内に、地対空誘導パトリオット「PAC3」を配備した。北朝鮮のミサイル発射に備えた措置だと見られるが、現在のところ、韓国国防総省がミサイル発射の時期について「10日の可能性が高い」と発表するのみで、北朝鮮側は発射に向けた兆候を示していない。


武器輸出三原則で、院内集会「F35はイスラエルも導入予定。部品輸出は、中東諸国での日本の地位を危うくする」―F35の共同生産など武器輸出3原則の骨抜きにSTOPを! 2013.3.21

記事公開日:2013.3.21取材地: テキスト動画

特集 中東

 「これだけはやってはいけない、というのが今回の決定です」。中東現代史の研究者である栗田禎子教授(千葉大)は、日本のF35開発への関与についてこう語った。

 安倍政権は、戦闘機F35の自衛隊導入を決めている。米国を中心とした9カ国での共同開発にも参入し、日本企業が製造した部品は今後、世界に輸出されることになる。これは武器輸出三原則に反しないのか。


“STOP KILLING in Syria”シリア紛争終結を願って 世界同時アクション―シリアの集い『シリアの紛争の終わりを願って』 2013.3.13

記事公開日:2013.3.13取材地: テキスト動画

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 2013年3月13日(水)18時30分から、東京都港区の明治学院大学で「シリアの集い『シリアの紛争の終わりを願って』」が開催された。


岩上安身によるインタビュー 第271回 ゲスト ベル=アベス・ネダール氏 2013.2.8

記事公開日:2013.2.8取材地: テキスト動画独自

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 2013年2月8日(金)16時45分過ぎから、京都市左京区の京都大学吉田南キャンパスで、アルジェリアのモスタガネム大学准教授であり、京都大学の客員研究員、ベル=アベス・ネダール氏へのインタビューが、岩上安身によって行われた。アルジェリア人質事件にからめてアルジェリアの概要、その言語社会と文化背景、またイスラム教世界などについて話を聞いた。


岩上安身によるインタビュー 第266回 ゲスト 六辻彰二氏 2013.1.28

記事公開日:2013.1.28取材地: テキスト動画独自

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 2013年1月28日(月)18時30分より、東京都内のIWJ事務所で、国際政治学者の六辻(むつじ)彰二氏(国際関係学博士・日本大学文理学部人文科学研究所研究員)のインタビューが行われた。アルジェリアでの人質事件やその背景、アフリカの情勢などについて、岩上安身が話を聞いた。


【第72号】岩上安身のIWJ特報! ― メディアが報じない『安倍セキュリティダイヤモンド構想』の危険性 〜米国ネオコンの筋書き通りに進む日本の「右傾化」 2013.1.23

記事公開日:2013.1.23 テキスト独自

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 1月16日、アルジェリア南東部イナメナスで起きた武装勢力による人質事件で、21日、日揮の日本人社員7人の死亡が確認され、最悪の事態を迎えた。現在、日本政府は、残る日本人の人質3人の安否を確認中である。

 この事件の背景については、号を改めて論ずることにしたい。フランスによるマリへの軍事介入の経緯や、中東とアフリカにに立ちこめるきな臭い空気を論ずるためには、深い分析と取材が必要である。私は本日(1月23日)13時より、中東の国際関係、イスラムと西欧世界との関係に詳しい、同志社大学大学院教授の内藤正典教授に緊急インタビューを行ったので、まずはそちらをご覧いただきたい。


岩上安身によるインタビュー 第265回 ゲスト 内藤正典氏(同志社大教授) 2013.1.23

記事公開日:2013.1.23取材地: 動画独自

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 「『アル・カイダ』というのは呪文のような言葉」。2013年1月23日(水)、京都市上京区の同志社大学で行われた同志社大学教授の内藤正典氏へのインタビューで、氏はこう述べ、アル・カイダの関与が言われるだけで、思考停止してしまう欧米社会、日本のマスメディアに言及。アルジェリア人質事件においては、このことが一つの原因で、フランスのマリへの侵攻が正当化されたと内藤氏は解説した。


イラク・バスラ石油労働者連帯! 全国ツアー・東京集会 2013.1.20

記事公開日:2013.1.20取材地: テキスト動画

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 2013年1月20日(日)14時から、東京都文京区の全水道会館において「イラク・バスラ石油労働者連帯! 全国ツアー・東京集会」が開かれた。イラク戦争から10年、占領終結から1年が経過した現在、マリキ政権の独裁により、イラクではデモや座り込み、ストライキなどが禁止されている。労働者の権利を奪うこの政策は、国有化されていたイラクの石油を奪うグローバル資本が深く関わっているという。また、イラク戦争の検証も行われていない。この現状を広く知ってもらうために、全イラク労働者評議会労働組合連合バスラ支部副部長のアブ・ワタン氏とSANA衛星テレビの設立者サミール・アディル氏が来日し、講演をおこなった。


イスラエルの平和運動は今―アダム・ケラー講演会 2013.1.15

記事公開日:2013.1.15取材地: テキスト動画

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 2013年1月15日(火)18時30分より、東京都千代田区の明治大学リバティタワー16階 1166号教室で、「イスラエルの平和運動は今―アダム・ケラー講演会」が行われた。平和活動家で、イスラエルの平和団体グーシュ・シャロームの創設メンバーであるアダム・ケラー氏が、イスラエル、パレスチナの歴史と現状を説明し、問題解決に向けた自らの活動について語った。


「STOP!! ガザ攻撃」11.25緊急集会 停戦後も占領とガザ封鎖は続いている 2012.11.25

記事公開日:2012.11.25取材地: テキスト動画

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 2012年11月25日(日)、東京都文京区の文京区民センターで、「『STOP!! ガザ攻撃』11.25緊急集会 停戦後も占領とガザ封鎖は続いている」が行われた。ゲストスピーカーは、弁護士でヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤和子さん、一橋大学教員の鵜飼哲さん、東京新聞デスクの田原牧さん、アル・ジスル−日本とパレスチナを結ぶ代表の奈良本英佑さんらが務め、それぞれの視点で、ハマス、ガザ地区、イスラエルの実情を語った。


イスラエルのガザ攻撃を許さない緊急集会 2012.11.24

記事公開日:2012.11.24取材地: テキスト動画

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 2012年11月24日(土)、東京都千代田区の明治大学リバティタワーで、土井敏邦パレスチナ記録の会主催、「イスラエルのガザ攻撃を許さない緊急集会」が行われた。スカイプ中継で、エルサレムから報告を行った土井氏は、ガザで起こっている問題について、「遠い国の話ではなく、もし自分があの人達の立場だったら、と想像力を持って行動を起こさなければいけない。自分たちとの接点を見出していくことが必要」と訴えた。


ガザ攻撃を止めろ!イスラエル大使館前緊急行動 2012.11.18

記事公開日:2012.11.18取材地: 動画

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 2012年11月18日(日)、東京都千代田区二番町のイスラエル大使館前で「ガザ攻撃を止めろ!イスラエル大使館前緊急行動」が行われた。イスラエル軍は11月14日以降、空爆などでガザ地区を計1000ヶ所以上攻撃し、多数の民間人犠牲者を出している。これに抗議すべく、園良太氏をはじめとする市民有志が、イスラエル大使館前に向かった。ところが、大勢の警官によって大使館への道が封鎖されており、この対応に園氏らが猛抗議をする。「今まで、何度も大使館に対して抗議をしているが、こんなことはされたことがない。こうしている間にも、ガザでは多くの人が命を落としている。警察は、真っ当な法的根拠を述べてみよ」と食い下がり、見事に封鎖を突破し、イスラエル大使館前で抗議を行うことに成功した。


討論集会・シリアが私たちに問うもの 2012.10.8

記事公開日:2012.10.8取材地: 動画

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 2012年10月8日(月)、東京都千代田区「在日本韓国YMCA」の9階国際ホールで、「討論集会・シリアが私たちに問うもの」が行われた。


中東フォーラム 2012 アラブ民衆蜂起とパレスチナ解放 2012.5.26

記事公開日:2012.5.26取材地: テキスト動画

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 2012年5月26日(土)、明治大学和泉校舎で行われた、中東フォーラム 2012 アラブ民衆蜂起とパレスチナ解放の模様。


首相官邸へのイラク戦争検証を求める署名4万筆提出と報告会見 2011.9.29

記事公開日:2011.9.29取材地: 動画

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イラク戦争の検証を求める署名を官邸に提出した後に開催された報告会見の様子。


自省と対話のつどい 間違いだったイラク戦争を検証する 2011.9.24

記事公開日:2011.9.24取材地: 動画

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伊藤塾東京校で開催された「自省と対話のつどい」の様子。


アジア記者クラブ~チュニジア革命からエジプト革命へ  2011.2.14

記事公開日:2011.2.14取材地: 動画

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 2011年2月14日、アジア記者クラブ主催の、福田邦夫明治大学教授の講演 「チュニジア革命からエジプト革命へ このグローバルな動きをどう見るのか」の動画です。福田教授は経済の視点から、それぞれの革命の背景と世界の動きについて解説しています。

 独裁政権下でチュニジア・エジプト両国が経済のグローバリゼーションの波にどのように飲み込まれていったのか。グローバリゼーションとコインの裏表の関係にある「プライバタイゼーション(民有化)」は、それぞれの国に何をもたらしたのか。ソーシャルメディアの役割が強調されて伝えられる両国の革命の経済・財政的側面を知ることは、両国の革命が決して両国だけに限ったものではないと気づかされます。