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東電の試算データ開示へ~「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団記者会見 2013.11.13
「裁判所を通し、原発事故被害者の全体救済を」
11月12日に福島地裁で行われた、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟第3回期日を受け、原告弁護団が13日、東京地裁で記者会見を開いた。
12日の弁論期日において福島地裁は、「東京電力が原発事故以前に検討していた、福島原発に関連する既往津波および想定津波、これら津波に基づくシミュレーション結果、また安全性評価の記載された文書一切」と、「2000年に電気事業連合会の部会に報告された、津波に関するプラント概略影響評価についての資料一切」の提出を求めた原告弁護団らの申し立てを採用し、被告である東京電力にこれらの文書を11月末までに提出するよう言い渡した。
「諦めない、媚びない、ブレない」原発事故被害者の救済を求め、請願書を国会議員に託す 2013.11.12
「大人として恥ずかしくない行動を子どもたちに示す」ー。
12日、福島第一原発事故被害者の救済を求める国会請願行動が行われた。子ども被災者・支援法の十分な実施などを求め、民主党、みんなの党、社民党、日本共産党の国会議員団に請願書を手渡した。みんなの党の川田龍平議員は、請願の受取りのために党看板を新調したと明かし、被災者支援の取り組みに意欲を見せた。
4、6号機オペフロア燃料取扱機を公開 ~東京電力福島第一原発入構取材 第六弾 2013.11.6
本年6月11日以来通算6回目の福島第一原子力発電所の報道現地取材が2013年11月6日(水)に行われた。4、6号機オペフロア燃料取扱機が報道に初めて公開、使用済燃料プールから燃料取出し間近の4号機の燃料取扱機、燃料プール等を取材した。
第94回 沈黙のアピール 2013.11.6
2013年11月6日(水)15時より、福島市の福島県庁で「第94回沈黙のアピール」が行われた。県民側には、前双葉町長の井戸川克隆氏も参加し、除染の効果、こどもへの検診体制や保養の必要性、県が進める「環境創造センター」、放射線被曝基準や放射線量、東電の廃炉作業や原発作業員の労働環境など、原発事故後、福島がかかえる様々な問題について県職員との間で交渉が行われた。
「放射能に色がついていたら、もっと多くの人が逃げたはず」 ~たこ焼きキャンプ講演会「私の出会った原発災害 ~今、福島の子どもたちは~」大塚愛氏 2013.11.3
「川内村の人たちは自然の恵みの中で暮らしていた。原発事故によって一番大切なものが失われてしまった」──。
2013年11月3日、兵庫県明石市で「たこ焼きキャンプ講演会『私の出会った原発災害~今、福島の子どもたちは~』」が行われた。岡山出身の大塚愛氏は、14年前から福島県川内村で農業と大工をしながら、自然と共に自給自足の生活を営んできた。原発事故により岡山に戻り、被災者支援団体「子ども未来・愛ネットワーク」を立ち上げて活動している。講演では、原発事故当時の避難の様子や現在の福島の状況、被災者支援の活動などを紹介した。なお、大塚氏は、2012年刊行の岩上安身によるインタビュー集『百人百話 第1集』(三一書房)にも登場している。
広河隆一氏「窮状を訴える人たちに『自分はジャーナリストだから取材しかしない』とは言えない」 ~講演会「原発事故と子どもたち」 2013.11.2
2013年11月2日、京都府宇治市の京都文教大弘誓館で、フォトジャーナリスト、広河隆一氏の講演会「原発事故と子どもたち ─報道と保養キャンプの現場から考える」が行われた。
「生涯、現場主義」にこだわる広河氏は、被災地の取材には「救援活動」を伴って当然、との持論を展開。原発事故後の対応については、「今の日本政府より、旧ソ連政府の方がよほど人道的」との見方を示した。
原発いらない金曜日 in 郡山 2013.11.1
2013年11月1日(金)18時より、福島県郡山市の郡山駅西口広場で「原発いらない金曜日 in 郡山」が行われた。
「福島、一般市民への被曝量は低い」とする非科学的な国連科学委員会の報告書を問題視 ~福島報告の見直しを求める緊急記者会見 2013.10.24
10月24日、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウと国際環境NGOのFoE Japanは合同で緊急記者会見を開き、国連科学委員会が25日に提出予定にしている福島報告の見直しを求める声明を発表した。
冒頭、ヒューマンライツ・ナウの伊藤和子氏が福島報告について説明。福島報告とは、国連科学委員会が、福島第一原発による放射線被曝の程度と影響に関する研究結果を掲載しているものだが、同報告書は日本政府や福島県から集めたデータをそのまま踏襲しているにすぎない。調査をするにあたって、市民社会から広くデータを集め、独立した調査をするべきと決議で掲げられたにも関わらず、同委員会は一度も現地に足を運んでいない。
「復興の名の下に、福島の子どもたちは健康被害に曝されている」 〜井戸川克隆氏(前双葉町長)講演会&原発賠償裁判・京都原告団を支援する会 結成集会 2013.10.20
「どうして事故が起きたのか? 責任はどこにあるのか? 多くの方々に関心を持っていただきたい」──。
2013年10月20日(火)、京都市南区の京都テルサで、「政府・東電に加害責任あり! 避難の権利・幸せに生きる権利を!」と題して、前双葉町長の井戸川克隆氏の講演会と、原発賠償裁判・京都原告団を支援する会の結成集会が行われた。
井戸川氏は、事故から現在に至る自身の体験を語り、「福島の事故を、世界は反省材料にしてほしい」と述べた。原発賠償裁判・京都原告団の萩原ゆきみ氏は「国民の多くが真実を知らないが故に、非人道的なことがまかり通っている」と、避難者の現状を訴えた。
【PPVアーカイブ】<第48回斎田喬戯曲賞受賞作品>「朗読劇『空の村号』〜 震災後の福島を生きる少年とその家族の物語〜」 2013.10.20
IWJ代表岩上安身の発案で今年の初めに創設された、日々の報道とは一線を画した学術、教養、芸術、生活、と言ったコンテンツを提供する試みを続けてきました「IWJ文化チャンネル」も開設1年が間近になっています。
福島県田村市 避難指示解除は来春以降 石原伸晃環境相「市とよく相談」 2013.10.15
石原伸晃環境大臣は2013年10月15日(火)、閣議後の記者会見で、福島県双葉町で中間貯蔵施設のボーリング調査が開始されたことに関して、「大きな一歩だ」と評価した。
環境省は他に福島県大熊町と楢葉町でボーリング調査を終えており、双葉町でも建設が可能かどうか調べを進めている。
「被災者の分断生むだけ」 子ども・被災者支援法 閣議決定に抗議の声 2013.10.11
政府は11日、東京電力福島第一原発事故の被災者を支援する「子ども・被災者支援法」の基本方針を閣議決定した。この日の朝、同法の基本方針案に反対する市民ら約30人が首相官邸前で抗議の声をあげた。
「今後、前進があるという言い方はごまかしである」閣議決定直後の政府交渉〜子ども・被災者支援法 2013.10.11
子ども・被災者支援法の基本方針案が閣議決定された11日、復興庁、環境省、文科省、国交省、農水省など関連省庁から18人の官僚が参加し、市民との間で政府交渉が行われた。
冒頭、支援対象地域を福島県の中通りと浜通りに限定した点について復興庁の阿部直樹政策調査官は、その理由を、「これらの地域からの自主避難者が最も多いからだ」と説明。法律に書かれている「一定の基準」については今後、一年に一回見直される予定だが、その過程で「範囲の拡充については検討していく」と補足した。れに対し千葉県流山市の阿部治正市議会議員は、「これから議論を重ねて行けば前進があるという言い方はごまかしである」と、「年間1mSv以上を支援対象地域にすべき」という被災者や支援者らの要望を反映しなかった説明にはなっていないと指摘した。