「リヴァイアサンとビヒモスの戦い」大英帝国に起源を持つ米国の国家戦略とは~岩上安身によるインタビュー 第437回 ゲスト 前田哲男氏 2014.7.14

記事公開日:2014.7.15 テキスト動画独自

 国民の広範な反対の声にも関わらず、7月1日に閣議決定された、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認。国会で、この集団的自衛権に関する集中審議が始まった7月14日、岩上安身は軍事ジャーナリストの前田哲男氏にインタビューを行った。前田氏は、集団的自衛権行使容認により、日米関係が「双務的」になるとの見方について疑義を呈した。


民主党・海江田代表 16日から訪中 「チャイナセブンの誰かと会う」 2014.7.15

記事公開日:2014.7.15取材地: テキスト動画

 民主党の海江田万里代表は2014年7月15日(火)午後3時半頃、民主党本部でぶら下がり会見に応じた。海江田代表は、7月16日から2日間の日程で中国を訪問する。

 第二次安倍内閣発足後、日中両首脳の会談は実現できず、日中関係は一層冷え込んでいる。海江田代表は、今回の訪中を期に、冷え込んだ日中関係の改善に「少しでも貢献したい」との考えを示した。


川内原発審査書案、16日の委員会で議論~規制庁定例ブリーフィング 2014.7.15

記事公開日:2014.7.15取材地: テキスト動画

 2014年7月15日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。優先審査対象として審査書案の作成が進められている九州電力川内原発の審査書案は、明日午前中の定例規制委員会の議題になることが判明した。


「東京都民に分かってほしい」検察審査会に3度目の上申書提出~福島原発告訴団による記者会見 2014.7.15

記事公開日:2014.7.15取材地: テキスト動画

 福島原発事故当時の東電幹部らを、業務上過失致死容疑などで告訴・告発した「福島原発告訴団」が7月15日、東京第五検察審査会へ上申書を提出した。

 告訴団は2013年10月、東電役員ほか政府関係者全員を「不起訴処分」とした東京地検の判断を不当とし、検察審査会に妥当性を審査するよう申し立てていた。


「できれば一生出てきてほしくない」 PC遠隔操作事件被害者の一人、片山被告の長期間の服役を希望 2014.7.9

記事公開日:2014.7.14取材地: テキスト動画

 「できれば一生出てきてほしくないが、30年は(服役して欲しい)」――。

 7月9日に行われたPC遠隔操作事件の第12回公判後、霞ヶ関の司法記者クラブで会見が行われ、佐藤博史弁護士は、パソコン遠隔操作の「踏み台」とされた被害者の一人であるAさんが、法廷でこのように語ったことを明らかにした。


【IWJウィークリー57号】「NO WAR!!」――集団的自衛権、閣議決定(ePub版・PDF版を発行しました) 2014.7.14

記事公開日:2014.7.14 テキスト独自

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【速報】滋賀県民は「卒原発」継承者を支持 集団的自衛権容認の閣議決定直後の選挙で自公候補が敗北 ~滋賀県知事選で三日月大造氏が当選 2014.7.13

記事公開日:2014.7.14取材地: テキスト動画

 集団的自衛権の行使容認の閣議決定後、初の県知事選となった滋賀県知事選が7月13日投開票がをむかえ、激戦の末、三日月大造が当選した。自民党は元経産官僚の小鑓隆史の応援に、菅官房長官や石破茂幹事長、小泉進次郎議員など総動員で支援したが、僅差で敗れた。

 三日月氏は嘉田由紀子前知事から脱原発路線を継承。「卒原発」を掲げ、「隣接する福井県若狭湾の『原発銀座』で事故があったら、滋賀県も『被害地元』になる」と訴え、事故時の情報発信や、防災対策を訴えていた。また、安倍政権が閣議決定した集団的自衛権の行使容認については、「立憲主義を無視したやり方だ」と批判していた。


ストレスによる鼻血は医学的に「ありえない」北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏が政府見解を徹底批判 2014.7.12

記事公開日:2014.7.13取材地: テキスト動画

 西尾正道・北海道がんセンター名誉院長を講師に迎え、2014年7月12日、一橋大学社会学部主催による「人間環境論」公開講演会 「放射線健康被害を含めた日本人の健康をどう守るか」が開催された。

 39年間、がんの放射線治療に携わってきた西尾氏は、冒頭、放射線の「光の世界」を追って長年仕事をしてきたが、福島原発事故後の3年前からは、放射線の「陰の世界」の勉強を始めることになった、と振り返った。


「ダンス規制は表現の自由に対する制約になりうる」 ~大阪地裁の無罪判決に見るダンス規制の問題点 2014.7.8

記事公開日:2014.7.13取材地: テキスト動画

 「摘発当時、30名ほどの客がフロアーにいたが、うち10名ほどは潜入捜査員。強制捜査開始で、警察官45名が店内に流れ込んだ。この日は、ブリティッシュロックのイベントで、Suedeの『Trash』が流れていた」──。

 2014年7月8日、東京都新宿区の早稲田大学で「風営法改正最前線 ダンス規制を考える緊急シンポジウム」が開催された。「ダンス規制法(風営法)」の改正をめぐり、ダンス文化推進議員連盟は、今国会への議員立法の改正案提出を、与党内の反対により見送ることになった。一方で政府は、規制緩和を盛り込んだ「第2次答申」を発表。秋の臨時国会に改正案を提出するため、警察庁に有識者会議を設けて議論を始める。この日は、弁護士や憲法学者らが風営法について説明し、無許可のダンス営業で摘発された大阪のクラブ経営者に無罪判決が出た「NOON裁判判決」について意見を交わした。


「役所の怠惰」に市民ら怒り ~被曝労働を巡り省庁交渉。福島第一原発作業員の安全な労働環境を求め、追及3時間 2014.7.10

記事公開日:2014.7.13取材地: テキスト動画

 「連続13日間の就業強制。休憩時間がないため労働者は失禁。まるで奴隷労働。労働条件の改善を申し入れたら不当解雇だ」──。

 2014年7月10日、東京・永田町の衆議院第一議員会館で、労働問題を考える市民グループの交渉団が「被ばく労働に関する関係省庁交渉」を行い、福島第一原発の収束作業現場での被曝労働を巡って、厚労省、文科省、経産省、原子力規制庁などの担当者と激しくやり合った。


【東京】舛添知事、外交を強化し現役外務官僚を東京都へ招聘 2014.7.11

記事公開日:2014.7.12取材地: テキスト動画

 舛添要一東京都知事の定例会見が7月11日(金)に東京都庁で行なわれた。


【IWJブログ・特別寄稿】山本太郎氏など、日本の「反原発運動」がシェーナウ電力「電力革命児」賞を授賞(ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程・斎藤幸平) 2014.7.12

記事公開日:2014.7.12 テキスト動画

 ドイツとスイスの国境に位置するシェーナウは人口が数千人規模の小さな町であるが、市民による電力発電のパイオニアであるシェーナウ電力(EWS)によって、ドイツ国内のみならず、ヨーロッパ中で幅広く知られている。日本でも福島の原発事故後に、映画『シェーナウの想い』上映企画が全国で組まれ、『原発をやめる100の理由—エコ電力で起業したドイツ・シェーナウ村と私たち』(築地書館、2012年)の翻訳が刊行されたことで、チェルノブイリの事故の後に、原発に依存するドイツの大手電力会社に抗して立ち上がった一般の市民たちによるシェーナウ電力の取り組みを知っている人も少なくないかもしれない。


【滋賀県知事選】「政府の事例では京都、福井、滋賀も敵の標的になりかねない」集団的自衛権、原発、TPPへの考えは? 〜三日月大造候補に聞く 2014.7.12

記事公開日:2014.7.12 テキスト

「集団的自衛権をめぐる憲法解釈変更の閣議決定は、立憲主義を無視したやり方である」——。

 明日7月13日に迫った滋賀県知事選。IWJでは、三日月大造候補(元民主党議員)に、「集団的自衛権」「原発」「TPP」「滋賀県民の声」の気になる4点について質問を行い、書面にて回答していただいた。以下、その内容を掲載したい。


【IWJブログ】国土強靭化計画の矛盾 防災計画で見逃されている「原発×戦争」リスク 2014.7.12

記事公開日:2014.7.12 テキスト

特集 3.11から11年!『ウクライナ侵攻危機』で、IWJが警告し続けてきた『原発×戦争リスク』が明らかに!
※公共性に鑑み全公開します。IWJ会員にご登録いただき、安定的な取材をお支えください!→ご登録はこちらから

 台風一過である。今日(7月12日)、東京は青空が広がっている。台風が去ったあと特有の高気圧が張り出し、真夏日を記録しそうな勢いだ。史上最強ともいわれ、非常に警戒された台風は、最終的には被害は最小で食いとめられた。不幸中の幸いである。

 沖縄県を暴風域に巻き込み、気象庁が「命を守る行動を」と呼びかけた、今回の台風8号の襲来。2013年8月30日の運用開始以降、2度目の「特別警報」が発令された。「特別警報」は、警報の発表基準をはるかに超えるような、甚大な災害が発生するおそれがある場合に適用されるものだ。

 備えを固め用心するに越したことはない。が、それにしても予測と現実のこの落差がどうして生じたのか、気象庁には原因を解明して、説明し、次に活かしてもらいたいと思う。


「軍法のない軍隊は使えない」”紛争解決請負人”が解釈改憲による集団的自衛権行使容認に疑義~岩上安身によるインタビュー 第436回 ゲスト 東京外国語大教授・伊勢崎賢治氏 2014.7.11

記事公開日:2014.7.11取材地: テキスト動画独自

 国際NGOや国連職員として、東ティモールやシエラレオネ、アフガニスタンなどの紛争地域で武装解除にあたった経験を持つ東京外国語大学教授の伊勢崎賢治氏。伊勢崎氏は、元内閣法制局長官の阪田雅裕氏や大森政輔氏、伊藤真弁護士らとともに、解釈改憲による集団的自衛権行使容認に反対する「国民安保法制懇」のメンバーとして活動している。

 伊勢崎氏は、安保法制懇が報告書の中に記載した事例や、安倍総理が記者会見でパネルを用いて説明した米艦船による邦人救助といった事例について、「個別的自衛権や警察権で対応可能だ」と語り、自衛隊の海外における武力行使を可能にする集団的自衛権の行使容認を、国民に正面から信を問うことのない解釈改憲によって行う安倍政権の対応を批判した。


「彼らはテロリストではない!」イスラエル大使館前で150人が抗議の声 ~ガザ空爆をやめろ!緊急行動 2014.7.11

記事公開日:2014.7.11取材地: テキスト動画

特集 中東

 「彼らはテロリストではありません。ただの人です。空爆をやめてください」――。

 今年の5月末までパレスチナ自治政府のガザ地区に滞在していたという、日本国際ボランティアセンターの金子由佳さんは、7月11日、イスラエル大使館前にかけつけた。この日、8日から始まったイスラエル政府によるガザ空爆に反対する抗議行動が行なわれ、集まった市民約150人は「空爆やめろ」「虐殺やめろ」の声をあげた。

 「私の友だちが今、殺されている。本当に悔しいです。人を殺すことがどういうことか考えて欲しい。恒久的な平和を作る努力をして欲しい」


【IWJブログ】安倍政権とイスラエルの「協力」が集団的自衛権の対象に!? ~ガザ空爆を続けるイスラエル、日本政府は過去に「武器輸出」の可能性を示唆 2014.7.11

記事公開日:2014.7.11 テキスト

 安倍総理は5月12日、「積極的平和主義」の立場から、「地域の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献する」として、イスラエルと協力していく方針を示した。7月11現在、そのイスラエルによって、パレスチナ・ガザ地区へ熾烈な空爆が続いている。安倍政権が交わしたイスラエルとの「協力」の中身が今、問われている。

 7月8日から始まったイスラエル軍の攻撃により、11日までに民間人を含む81名が死亡、500名以上が負傷したと報じられている。そして、ガザの保健省によると、犠牲者の3割は女性と子どもだという。


「国民の生命と平和な暮らしを守るため」は解釈改憲の口実に使われた? 菅官房長官「閣議決定は従来の政府解釈の基本的な考えの枠内」 2014.7.11

記事公開日:2014.7.11取材地: テキスト動画

 「国の皆さんの生命と平和な暮らし、国の安全に責任を持つのが政府だ」――。  このような大義さえ掲げてしまえば、憲法を自由に解釈していいとでもいうのだろうか。7月11日、菅義偉官房長官が外国特派員協会で記者会見し、集団的自衛権の行使は国民生活を守るために憲法上許されているものであり、「解釈改憲」ではない、と力説した。


審査結果の説明責任はあるが、「再稼働の理解を得る責任はない」~規制庁定例ブリーフィング 2014.7.11

記事公開日:2014.7.11取材地: テキスト動画

 2014年7月11日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。九州電力川内原発の適合性審査合格を示す”審査書案”について、規制庁は現在「読みこんでいるところ」だとし、元々委員会で議論する日程は確定していないと状況を説明した。


「IWJも弾圧されるまでの期間限定か?!」 〜「第33回ロックの会」岩上安身が集団的自衛権(パシリ権)を解説 2014.7.9

記事公開日:2014.7.10取材地: テキスト動画独自

 「集団的自衛権と子宮頸がんワクチン、そして原発は、同じ次元の話なのだ。みんな同じ力学で動いている」──。

 2014年7月9日、東京都渋谷区代官山のカフェラウンジUNICE(ユナイス)で、「第33回ロックの会」が行われた。前半は、LGBT(セクシュアルマイノリティ)をテーマに、オーガナイザーの松田美由紀氏、岩井俊二氏(映画監督)、2名のゲストが話をした。後半は、IWJの岩上安身が登場。7月1日に閣議決定された集団的自衛権の行使容認について、その背景や今後の展開について解説した。