【4】結局この国は、米国の操作にまったく抵抗しない! 日本には石油危機をヘッジする大きな戦略もなければ、実施部隊もいない! 岩上安身によるインタビュー第1233回ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2026.9.3

記事公開日:2026.9.14取材地: テキスト動画独自
このエントリーをはてなブックマークに追加

(文:IWJ編集部)

特集 元外務省情報局長 孫崎享氏
※創業以来最大の財政危機! IWJ会員にご登録いただき、安定的な取材をお支えください!
 →ご登録はこちらから

 エプスタイン事件について、孫崎氏は、「思っている以上に深刻だ」と表明し、以下のように続けた。

 「イスラエルの歴代首相がどこの出身かというと、みんな東欧です。貧しい、排斥されていたような人達。このグループが、イスラエルの中核なんです。

 そして、エプスタインのパートナーであるギレーヌ・マクスウェルの父親(ロバート・マクスウェル)は、ここ(現在のウクライナ)からイギリスに行って、メディア王になった。

 だから、このお父さんとイスラエルとは、一体なんです。彼が亡くなった時に、イスラエルのオリーブ山に埋葬され、モサドと大統領、首相達が葬儀に参列して、弔辞で『我々に与えてきた功績は、ものすごく大きい』ということを言ったわけです。

 ということは、基本的にモサドと一体なんです。

 そして、クリントンは、エプスタインよりも、ギレーヌ・マクスウェル(との関係が深い)なんです。

 それで、エプスタイン島(ヴァージン諸島のリトル・セント・ジェームズ島)にも行った。

 トランプは、エプスタインと、ものすごく仲が良かった。

 それで、エプスタイン島では、少女買春をやっていた。トランプが(エプスタイン・ファイルに)入っていないわけ、ないよね。

 西側社会では、売春や不倫は致命的にならなくても、少女買春だけは致命的なんです。たぶん、トランプはこれに引っかかっていますよね。

 だから、エプスタイン・ファイルというのは、出てこなければ出てこないだけ、イスラエルに有利になるんです。それは、脅すものを(イスラエルに)ずっと持たれているんじゃないですか」。

 一方、石油危機について、孫崎氏は、次のように解説した。

 「これから大きな変化が出てきます。

 日本は今、あんまり困ってない(ように感じられる)じゃないですか。それは、今までアメリカの備蓄を買っていたわけです。

 ところが、アメリカの備蓄が今、底をついちゃったんです。6月、7月、8月とこの3ヶ月ぐらい、アメリカの備蓄の取り崩しで、日本は石油をまかなってきたんだけれども、アメリカもそろそろ、売る物がなくなってきた。
 
 アメリカは備蓄がなくなってくる。中国の備蓄も厳しくなってきた。

 ホルムズ海峡の脆弱性は、日本も中国も同じ。だけど中国は、石油製品の輸出調整や、再生可能エネルギーの拡大や、石炭利用など、ヘッジをかけてきたんですよ。ヘッジすることを考えられる、様々な実践部隊がいる、ということです。

 日本にも、昔はそういう官僚がいたんです。(中略)

 大きな正しい方針を出して、それを実施する部隊というのが、中国にはいる。日本には、大きな戦略もなければ、それをちゃんと実施する部隊もいなくなった」。

 イラン戦争が続き、ホルムズ海峡の不安定な状態が続いても、米国は困らないが、日本人には大きな影響があるという、岩上安身の指摘について、孫崎氏は、次のように憤りを示した。

 「結局、もう本当にこの国は、(米国から)操作されることに、まったく抵抗しない」。

19時、動画公開まで今しばらくお待ちください

■【4】エッセンス版

<会員向け動画 特別公開中>

  • 日時 2026年9月3日(木)15:00~17:00
  • 場所 IWJ事務所(東京都港区)

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です