日刊IWJガイド・非会員版「大阪・関西万博の『失敗』の本質! 本日午後7時より、『岩上安身による建築エコノミスト森山高至氏インタビュー(第3回)中編』を初配信!」2025.9.10号~No.4611


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<岩上安身によるインタビュー撮りおろし初配信!!>大阪・関西万博の開催を口実に、大阪府・市と関西財界はカジノ・IR運営に必要なインフラを税金で整備する算段!! しかし、カジノを中核とした統合型リゾートは既に時代遅れ! 本日午後7時より、「岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)中編」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! 会員登録もお忘れなく!

■9月になり、IWJの第16期も2ヶ月目に入りました! しかし8月のご寄付・カンパは、月間目標額の16%にとどまり、84%届きませんでした! 9月こそ、有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、よろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■<岩上安身による最新インタビュー報告>大阪・関西万博の真の目的は、税金によるIRのためのインフラ整備! しかし10兆円規模のインフラ整備事業費は、日本国内に経済波及効果がまったくなし! カジノの存在価値は、実はアングラマネーのマネーロンダリング! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)前編

■小沢一郎衆議院議員の元秘書だった石川知裕元衆議院議員が死去。2010年に発覚した、当時民主党代表だった小沢氏の失脚を狙った国策捜査「陸山会事件」で、「死んでも死にきれない」と無罪を主張し続けながら、有罪判決が確定。公民権停止期間終了後も、国政に挑み続けたがかなわず!

■米民主党下院監視委員会が、9月8日(日本時間9日)、立て続けに、エプスタイン氏とトランプ大統領の親密な関係を示す新しい情報をX(旧ツイッター)にアップし、大騒ぎに! エプスタインに送られたバースデー・ブックの中に、トランプ大統領の事件への関与を示唆する手紙が2通あった! トランプ大統領は「偽物」と断言して名誉棄損で、記事を掲載した『ウォール・ストリート・ジャーナル』を提訴!
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■はじめに~<岩上安身によるインタビュー撮りおろし初配信!!>大阪・関西万博の開催を口実に、大阪府・市と関西財界はカジノ・IR運営に必要なインフラを税金で整備する算段!! しかし、カジノを中核とした統合型リゾートは既に時代遅れ! 本日午後7時より、「岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)中編」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! 会員登録もお忘れなく!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日午後7時より、昨日の前編に引き続き、「岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)中編」を撮りおろし初配信します。

 本日初配信する「岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)中編」では、大阪・関西万博の会場となった夢洲(ゆめしま)に、万博後に恒久的施設としてのIR(カジノを含む統合型リゾート)が建設されることについて、森山氏も1章を執筆した『大阪・関西万博「失敗」の本質』(ちくま新書、2024年8月)や、森山氏の新著『ファスト化する日本建築』(扶桑社新書、2025年4月)から、夢洲に万博やIRを誘致することの問題点を、改めて振り返りました。

 詳しくは、本日初配信する「岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)中編」を、ぜひご視聴ください!

 インタビューは、会員向けサイトのアーカイブにて、4日間、全公開で、その後はハイライトは公開、全編動画は会員限定となります。お見逃しの場合は、ぜひ、IWJの会員となって、全編を御覧ください!

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【撮りおろし初配信】19:00~
大阪・関西万博の開催を口実に、大阪府・市と関西財界はカジノ・IR運営に必要なインフラを税金で整備する算段!! しかし、カジノを中核とした統合型リゾートは既に時代遅れ! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)中編
視聴URL:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529049

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 森山氏の新著『ファスト化する日本建築』に、森山氏にサインを入れていただき、IWJ書店でIWJ会員の方限定で販売しております。残部僅少ですので、ぜひお早めにお求めください。

※【森山高至さんサイン入り】『ファスト化する日本建築』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=489

■9月になり、IWJの第16期も2ヶ月目に入りました! しかし8月のご寄付・カンパは、月間目標額の16%にとどまり、84%届きませんでした! 9月こそ、有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、よろしくお願いいたします!

 会員の皆様、ご寄付・カンパによってご支援くださっている皆様、IWJの第15期をお支えいただき、誠にありがとうございました。

 9月になり、8月1日から始まったIWJの第16期は、2ヶ月目に入りました!

 8月は1日から31日までの31日間で、49件、56万7300円のご寄付・カンパをいただいています。これは、これまでの月間目標額350万円の16%にあたります。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、目標額に、84%届きませんでした。

 9月は1日から9日までの9日間で、7件、8万4000円のご寄付。カンパをいただいています。これは、月間目標額350万円の2%にあたります。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、まだ98%が不足しております。

 IWJをスタートさせたのは、15年前の2010年でした。

 これまで、ご支援してくださった皆様には、この節目に、あらためて感謝申し上げます。

 と同時に、この15年間、あるいはそれ以前から、米国の従属国の地位に甘んじることの危険性に、警鐘を鳴らしてきたことが今、まさに現実になりつつあるのを痛感しています。

 もはや『前夜』などではなく、今まさに波濤が砕けるような時が来ていることに、身震いする思いがいたします。

 岩上安身は、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに、2012年の自民党改憲草案を日本国憲法と序文から補則まで、延べ40時間にわたり逐条解釈し、250項目にわたる詳細な注釈をつけて、2013年に『前夜』(現代書館)として、自民党が憲法に導入を目論む緊急事態条項の危険性を訴えました。

 2015年には、安保法案の成立を受け、56ページ、約50項目の注釈を追加した、「増補改訂版」を発売しました。

 この『増補改訂版・前夜』の「まえがき」や「第九章 緊急事態」を、下記で公開しています。ぜひ御覧ください。

※【特別掲載!】安倍総理による「改憲隠し」にダマされるな! 参院選の真の争点は改憲と「緊急事態条項」の創設である~岩上安身による『前夜・増補改訂版』の「まえがき」を緊急アップ! 2016.6.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/309102

※【特別掲載!】基本的人権を停止させ、国民が「公の機関」の指示に従う義務をうたう「緊急事態条項」を警戒せよ!~『前夜・増補改訂版』より抜粋第2弾!「第九章 緊急事態」をアップ! 2016.6.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/309929

 IWJ書店では、『増補改訂版・前夜』を販売しています。よろしければ、ぜひお買い求めください。

※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 国難は避けられない、としても、大難を小難にとどめて、日本が米国の従属国の地位から離脱して、対米自立を果たし、「敵国」ばかりになってしまった周辺国と和解し、各国と平和条約を結んで、「敵」と戦うのではなく、「敵」と和解して、「敵」を消し去ることができるかどうか。

 対米自立と、周辺国との自力での平和構築に失敗すれば、日本は、大きな試練に直面します。平和の上にしか、繁栄も、日々の穏やかな暮らしも、築くことができません。

 トランプ政権から押し付けられた不平等協約の言いなりになって、「対米投資」と称して約80兆円超をむしられ、その使途は米国次第で、日本は口をはさめず、日本が得られる利益はわずか1割で、9割を米国政府がとるという、植民地さながらの搾取に甘んじる屈辱を、このままではこの先も、何度も味わわされることになるでしょう。ついには、国が滅ぶまで吸い尽くされることになると思われます。

 そうならないために、日本は、まだ国力のあるうちに、脱米国依存を図らなければなりません。

 間に合うでしょうか。懸念は尽きません。

 日本の行末に、深い不安を感じつつも、世界を広く見渡せば、新たな息吹や希望や可能性も見出せます。成長著しい地域や、フロンティアも見出せます。進むべき道の道標は、視野を広げさえすれば、まだまだ、見つけ出せるはずです。

 肝心なことは、前向きな希望を信じる力が残っているかどうかではないかと思います。

 IWJの経営も、今は厳しくなっています。

 第15期の期首の2024年8月1日から、期末の本年7月末日まで、当初に予定したご寄付の年間目標額3850万円に対して、実績値は2267万7000円と、大幅なマイナスになってしまいました。

 IWJの活動運営費は、約半分が、会員の皆様からの会費によって支えられています。残りの約半分が、ご寄付・カンパによって支えられています。

 2025年8月31日時点での会員数は1658名で、うちサポート会員様が641名、一般会員様が1017名です。

 会員数は、第15期は、前年度比で、サポート会員が208名、一般会員が375名、合計583名減少していて、会費収入に換算すると、前年度に比べて約930万円の減少となってしまう見通しです。

 この会費収入と、ご寄付・カンパの収入と合計すると、収入は予定していた目標値を、3197万7000円も下回ることになってしまいました。

 支出については、経費などの大幅な削減に努め、前年度比約1000万円ほど削っています。あくまで現時点の推計ですが、差し引きますと、収支は約2198万円ほどのマイナスです。

 非常手段として、万が一の時に備えて、セーフティネットとして積み立ててきた役員生命保険(受取人はIWJです)を解約することを決断いたしました。解約金1640万円を計上して、赤字の穴埋めとします。残りは、558万円のマイナスです。

 これは、最後の手段です。こうしたセーフティネットはもうIWJに残されていません。今期も同じ支出、同じ収入ですと、約2000万円の赤字になってしまうだろうと思われます。それではもはやIWJの活動を続けていくことができません。

 今回のように、長いこと積み立ててきた保険の解約のような非常手段も、これで最後です。第16期は、支出を思いきって、しぼりこまなければならないと覚悟しています。

 しかし、IWJも、岩上安身も、めげてはいません! 先述したように、状況は厳しくても、希望は失われてはいないと、信じるからです。そう信じている世界中の人々の存在を、今は中央集権的なマスメディアに頼らなくても、見出すことも、つながることもできます!

 困難は、迫ってきています。向こう10年以内が、東アジアでも、全世界においても、第3次世界大戦に巻き込まれるか否かの正念場です!

 今期16期もIWJは、プロパガンダにのみこまれず、事実にもとづく真実をお伝えするというポリシーは一切変えず、より質の高い情報をお届けしつつ、経営面では、黒字転換をめざし、累積していた借金も返済していきたいと思います!

 そのためにも、経営面では、思い切った改革、支出の削減を、断行します!

 どうぞ、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 損益に直接の関係はありませんが、私からの会社への貸付金は、IWJからの返済が滞っていて(逆の言い方をすると、自分への返済を後回しにしていて)、2025年6月30日現在の貸付残高が、約1150万円あります。

 また、コロナ期に融資を受けた金融機関からの借入金残高は、2025年6月30日現在で、約1870万円となっています。こちらは、毎月、必ず返済していかなければなりません。この連帯保証人は、私、岩上安身1人です。事実上、IWJの代表取締役である私が借りて、私が返済する借金です。

 したがって、今期の収支とは無関係に、私の負っている借金は現在3000万円ほどになります。これらは、今期の赤字とは、また別の借金となります。

 今期の最終的な収支は、決算を終えないとわかりませんが、機材の故障のため、新機材の購入でまとまった出費が必要になるなど、突発的な出費がない限り、おおよそこの予測からは、大きく外れることはないと思われます。最終的な数字が固まり次第、皆様にご報告をさせていただきます。

 どうか、皆様のご寄付・カンパ、そして会費の納付によって、今月の目標額を達成し、さらには、赤字額を少しでも減らすことができれば、と存じます!

 どうぞ、よろしくお願いいたします!

 岩上安身 拝

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

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◆中継番組表◆

**2025.9.10 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信】19:00~「大阪・関西万博の開催を口実に、大阪府・市と関西財界はカジノ・IR運営に必要なインフラを税金で整備する算段!! しかし、カジノを中核とした統合型リゾートは既に時代遅れ! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏 第3回中編」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529049

 岩上安身による森山高至氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた大阪万博関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a4%a7%e9%98%aa%e4%b8%87%e5%8d%9a

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◆中継番組表◆

**2025.9.11 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信】19:00~「大阪・関西万博の開催を口実に、大阪府・市と関西財界はカジノ・IR運営に必要なインフラを税金で整備する算段!! しかし、カジノを中核とした統合型リゾートは既に時代遅れ! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏 第3回後編」
視聴URL:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529050

 岩上安身による森山高至氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた森山高至氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%a3%ae%e5%b1%b1%e9%ab%98%e8%87%b3

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◆昨日アップした記事はこちらです◆
大阪・関西万博の開催を口実に、大阪府・市と関西財界はカジノ・IR運営に必要なインフラを税金で整備する算段!! しかし、カジノを中核とした統合型リゾートは既に時代遅れ! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏 第3回 前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528910

◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527367

40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527763

フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527782

ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633

イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726

「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058

「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531

2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525988

ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575

「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515

イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713

「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653

対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527

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■<岩上安身による最新インタビュー報告>大阪・関西万博の真の目的は、税金によるIRのためのインフラ整備! しかし10兆円規模のインフラ整備事業費は、日本国内に経済波及効果がまったくなし! カジノの存在価値は、実はアングラマネーのマネーロンダリング! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)前編

 昨日9月9日午後7時より、「岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)前編」を撮りおろし初配信しました。

 このインタビューは、今年5月26日に初配信した第1回インタビュー、6月16日と17日に初配信した第2回インタビューの続編です。

※「いのち脅かす」大阪・関西万博が開催中! 地盤沈下や液状化、そして夏には落雷事故のリスクもある「維新」の祭典は、今も有毒ガスが噴出するゴミ捨て場が会場! 水が循環しないため池状態の「ウォータープラザ」からは大量の虫が発生! 岩上安身によるインタビュー第1191回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト 森山高至氏 第1回!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527474

※大阪関西万博で、レジオネラ菌だらけの海水が水上ショーで撒き散らされていた! ミストを吸い込めば、命に関わる危険性も! ユスリカの大量発生もレジオネラ菌の増殖も、写真映えだけで結果を想定せず、溜まり水を作ったことが原因! 岩上安身によるインタビュー第1196回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏 第2回 前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527826

※大屋根リングは木を使うために、「許認可を『建築』として取ってない」!? 人が集まる場所なのに、不燃ではなく「非常に脱法的」! 落雷や熱中症対策にも大きな懸念が!! 岩上安身によるインタビュー第1196回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏 第2回 後編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527852

 第3回インタビューでは、まず、6月に配信した前回インタビューのあと、猛暑の今夏、大阪・関西万博で発生し、報じられた、いくつもの問題を振り返りました。

 海外パビリオンの建設で、工事代金の未払い問題が起きている問題では、「(被害件数は)どんどん増えているし、金額だって、何億という話になってきている」と指摘した森山氏は、次のように開設しました。

 「まず、元請けの会社というのが、何だかわからない会社が入っているんですよ。

 普通、元請けというと、日本だったら、だいたいゼネコンじゃないですか。

 (ところが)ゼネコンがいない。じゃあ、代わりに誰がやっているの? って言うと、聞いたことない会社。(ペーパーカンパニーではなく)一応、存在はしているんだけれども。

 だけど、事業実績がないとか、許認可がないとか。あとは、本来なら建設の元請でない、イベント会社、言ってみれば、コンサートの会場作りとか、博覧会のブース作りみたいな、東京ビッグサイトの中で工事をやるような会社で、世界的企業なんだけど…。

 でも、それだって本当だったら、日本には乃村工藝とか丹青社という、そのジャンルの大手がいるんだけど、その人達もいなくて、フランスだとかスペインだとかの会社、しかも、ワンルームマンションが本社みたいな会社。

 なんで、そんなところを元受けに入れているの? と。中抜きをしているのか、誰も受けてくれないから無理やり頼んだのか。

 だから、大混乱しているんです」。

 この未払い問題によって、すでに「万博破産」が起きかけています。現場を担った下請けの建設会社に代金が支払われず、倒産が続出しかねない状況にあるのです。

 こうした問題への対応について、森山氏は、次のように指摘しています。

 「これで、例えば万博協会にしても、大阪府・市でも、彼らが『最終的に助けるよ』と言えば、銀行も融資をするんだけど、倒産するかもしれないから、銀行も当座のつなぎ資金として、お金を貸さないわけです。(中略)

 『最後は公的に、金融機関にはちゃんと手を差し伸べるから、まずは目の前の人を助けなさい』と言わないと。(中略)

 ほんとに、そこが問題なんですよ。『困っているのはわかる。ただ、公的にはすぐには助けられないけど、協会を含めたみんなで何とかするよ』って一言言えば、『あぁ、じゃあ大丈夫だね』といって、それで(融資の)動きが始まるんだけど…」。

 森山氏は、「確かに悪いのは、間に入って無茶苦茶している業者」なのだけど、「民間同士の問題だから」といって、公にはすぐに対応できないのであれば、吉村洋文大阪府知事をはじめとする維新の政治家が、せめて率先してポケットマネーをカンパして、「当面、未払いにされている人達の最低限の家賃の支払いとか、訴訟の費用とか」を手助けするべきではないか、と訴えました。

 続いて、万博後に恒久的施設として、夢洲(ゆめしま)に建設される、IR(カジノを含む統合型リゾート)の問題について、検証を行いました。

 そもそも万博の目的は、IRのために、夢洲や大阪湾岸のインフラ整備を税金で行うことにあります。

 これについて、森山氏は、以下のように解説しました。

 「本来、インフラ整備というのは、いわゆる公共交通網ですから、それができることによって、街が発展するとか、より多くの人々に便益があるというのが前提じゃないですか。だから、税金投入もされるわけだし。

 例えば、『何もないところに道路や電車を通してどうする』っていうと、『将来、街になるよ。将来、そこに人々が住んで、こんな経済発展があるよ』というのが、阪急だってそうだし、そもそも、元々の鉄道のビジネス(沿線の開発をおこなってゆく)が、そうですから。

 だから、このインフラを夢洲に整備するんだったら、『どんな街の発展があるんですか?』というところが必要なのに、それが全然抜けていて、『IRを呼ぶから要るんだ』みたいな。

 IRって、『統合リゾート』でしょう。『リゾートを統合してますよ』と。リゾートって何なのかといえば、遊びに行くところですよ。その中の一つに、カジノがあって、お金持ちも呼んだら、そこで稼げますよ、という立て付けですよね。

 けど、実際に、カジノがないと成り立たないですよ。(中略)

 だいたい、カジノに遊びに来る人達というのは、一般的に僕らが考えるような、『ちょっと小金持ち』ではないでしょう。

 あそこは、たぶん、系列カジノの中に、表に出せない金を置きに行くところでしょう。だから、それがないと、お金なんか集まるわけがないじゃないですか。

 だからこそ、カンボジアに(カジノを)作っても、成り立つわけですよね。『何をしに、カンボジアに行っているの?』っていうと、ちょっとお金を置きに行ってるわけでしょう。

 それを『マネーロンダリング』というふうに、犯罪的に言うか、『いやいや、別に、銀行みたいなもんだし』みたいな。

 だから、感覚がずれていると思ってるんですよ」。

 万博本体の総事業費は3000億円規模ですが、万博を口実に、真の目的であるカジノのために進められるインフラ整備事業は、10.2兆円規模です。

 森山氏は、次のように続けました。

 「この10兆円を使って、たとえば土建屋さんがすごく儲かって、土建屋さんから職人さんまで、『何か最近、景気が良くなった』と。『こんなにもらえた』と言って、毎晩飲みに行ったりとか、そういう大騒ぎしてるのかというと、そういう話は、全然聞かない。

 これって結局、『使ったお金はどこに消えてんだ?』って話じゃないですか。(中略)

 だから、そこに絡まっている人の数が少ないんです。

 要は、乗数効果(政府の投資などが、連鎖的な経済活動を誘発し、最終的にその初期の投資の何倍もの経済効果を生み出す現象)というのは、『風が吹けば桶屋が儲かる』的な連鎖がずっと続いていくことだから、これが全然連鎖しないような仕組みの中で、お金が使われている可能性がある。

 そこが僕はすごく疑問なの。

 やる人も、『IRを呼ぶから、インフラが必要』『IRを呼ぶから金がかかる』と言っているんだけれども、IRってそんな波及効果があるの? 日本国民に対して」。

 森山氏は、「そういう大義(日本国内にお金が落ちる仕組み)が全然ない」と指摘しました。

 「岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)前編」の詳細は、会員向けサイトのアーカイブにて、ぜひ以下のURLから御覧ください! 会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします! 会員となって、IWJの活動をお支えください!

※大阪・関西万博の真の目的は、税金によるIRのためのインフラ整備! しかし10兆円規模のインフラ整備事業費は、日本国内に経済波及効果がまったくなし! カジノの存在価値は、マネーロンダリング! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528910

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■小沢一郎衆議院議員の元秘書だった石川知裕元衆議院議員が死去。2010年に発覚した、当時民主党代表だった小沢氏の失脚を狙った国策捜査「陸山会事件」で、「死んでも死にきれない」と無罪を主張し続けながら、有罪判決が確定。公民権停止期間終了後も、国政に挑み続けたがかなわず!

 元衆議院議員の石川知裕(いしかわ ともひろ)氏が、9月6日、お亡くなりになりました。まだ52歳の若さでした。石川氏は、2024年に大腸ガンを公表後、闘病を続けていました。

※元衆院議員の石川知裕さん死去 52歳 24年に大腸がんを公表
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1208198/

 石川氏は北海道足寄町出身で、小沢一郎衆議院議員の秘書を務めたあと、2005年に当時の民主党公認で、北海道11区から衆議院選挙に立候補。この時は自民党の中川昭一氏に惜敗しましたが、2007年に民主党の荒井聡氏が北海道知事選に出馬したことに伴い、衆議院議員を辞職したため、比例で繰り上げ当選しました。

 一方、2009年3月には、準大手ゼネコンの西松建設による偽装献金事件である西松建設事件で、当時民主党代表だった小沢氏の資金管理団体「陸山会」の会計責任者だった第1秘書の大久保隆規氏が政治資金規正法違反で逮捕された際には、小沢氏の元秘書だった石川氏も、東京地検から事情聴取を受けました。

 しかし、石川氏は、同じ2009年8月に行われた衆院選では、北海道11区で中川昭一氏を破り、再選を果たしました。

 ところが、翌年の2010年1月に、小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」が、2009年に土地を購入した際に、政治収支報告書に虚偽記載したとされるいわゆる「陸山会事件」で、当時陸山会の事務担当だった石川氏は、東京地検に逮捕されました。

 この陸山会事件では、「政治収支報告書に、土地購入にあてた4億円の記載がない」とメディアで報じられていましたが、元検事の郷原信郎弁護士が、記載があることを指摘し、事件性の有無に疑問を呈しました。

 岩上安身は、IWJ設立前の2010年1月に、郷原弁護士に「岩上安身によるインタビュー」の第1回を行い、陸山会事件が政治的な国策捜査であるとの疑念や、事件をめぐる記者クラブメディアの報道姿勢への不信を訴えています。

※岩上安身によるインタビュー第1回 ゲスト 郷原信郎弁護士 2010.1.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/12723

 なお、郷原弁護士も、今年7月に悪性リンパ腫で緊急入院し、治療を受けていましたが、8月29日に退院したことを公表しています。

※郷原信郎・緊急入院のお知らせ(郷原信郎の「世の中間違ってる!」2025年7月16日)
https://nobuogohara.theletter.jp/posts/81db5830-6210-11f0-8647-8b3032a8bac3

※郷原信郎・退院のお知らせ(郷原信郎の「世の中間違ってる!」2025年8月30日)
https://nobuogohara.theletter.jp/posts/d0d806a0-84b9-11f0-93e2-970c35fac5be

 2010年2月に起訴されると、石川氏は民主党を離党。岩上安身は、2010年4月に、石川氏にインタビューを行いました。

 このインタビューで、石川氏は、検事から「必ずしも事実が、裁判の結果とイコールとはいえない」と、驚くべき言葉を受けたと、岩上安身に明かしています。

※「水谷建設との現金授受は完全なでっち上げ!疑いをかけられたままでは、議員を辞めるわけにはいかない!」~岩上安身によるインタビュー 第21回 ゲスト 衆議院議員石川知裕氏 2010.4.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/11655

 2011年2月、石川氏の初公判を受けて行われた、岩上安身による郷原弁護士へのインタビューで、郷原弁護士は、検察が石川氏に脅迫的な取り調べを行ったことを厳しく批判しています。

※岩上安身によるインタビュー 第91回 ゲスト 郷原信郎弁護士 2011.2.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/106

 しかし、石川氏は2011年9月に東京地裁で有罪判決を受けました。岩上安身は、2011年10月に、石川氏に2回目のインタビューを行なっています。

※「死んでも死にきれない。高裁で必ず逆転勝訴を勝ち取る」~岩上安身によるインタビュー 第162回 ゲスト 石川知裕議員 2011.10.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/615

 一方、民主党を離党した石川氏は、2011年に、鈴木宗男氏(現自民党参議院議員)が設立した「新党大地・真民主」に参加しました。2012年12月に行われた衆院選では、新党大地の公認を受けて北海道11区から立候補し、選挙区では敗北しましたが、比例北海道ブロックで、3期目の当選を果たしました。

 また、陸山会事件では、田代政弘検事が、捜査報告書を偽造していたことも明らかにされました。

※陸山会事件における田代元検事による虚偽報告書に関する質問状を提出した件についての記者レク 2012.4.16(IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/11138

※新たな「ニセ捜査報告書」発覚。「記憶の混同」で不起訴となった元検事を再び告発へ ~「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」による記者会見 2013.8.12(IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/95981

 岩上安身は、2012年3月にも、石川氏へ3回目のインタビューを行なっています。

※「田代検事による捜査報告書虚偽記載は、特捜が組織として『小沢起訴に向けて』やったことが問題」! ~岩上安身によるインタビュー 第190回 ゲスト 石川知裕議員 2012.3.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/5179

 しかし、東京高裁は、2013年3月に一審判決を支持し、控訴を棄却。最高裁は、2014年9月に石川氏の上告を棄却し、禁錮2年・執行猶予3年の有罪が確定しました。

 石川氏は、2013年5月に、控訴審での有罪判決を受けて議員辞職しました。

 2015年2月、北海道帯広市で、「石川知裕前衆議院議員 裁判報告会」が開催されました。前衆議院議員の石川知裕氏と、石川氏の弁護を担当した安田好弘弁護士、河合匡秀弁護士をゲストに迎え、IWJ代表の岩上安身がコーディネーターを務めて、陸山会事件を振り返りました。

※「石川さん、検察に対して『ツケを返せ!』と言ってくれ」 ──陸山会事件を振り返る 石川知裕前衆議院議員の裁判報告会(コーディネーター・岩上安身) 2015.2.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/234574

 陸山会事件は、小沢氏の失脚を狙った国策捜査との声が上がっていました。さらに、検察リーク情報を流し続けたマスメディアの偏向ぶりが際立つ事件でもありました。

 小沢氏については、検察審査会が強制起訴を行いましたが、2012年に無罪判決が確定しています。

 報告会で、数々の冤罪事件を担当してきた人権派弁護士の安田弁護士は、「結果的に、陸山会事件で小沢氏は民主党の代表を辞任、幹事長を辞任、民主党を離党。その後、自民党が政権に復帰し、憲法改正や新自由主義の跋扈へとつながっていった」と語りました。

 岩上安身は、2015年6月、安田弁護士へのインタビューを行なっています。

※全体が”山谷”化した日本――事件は「貧困と裕福」の境目で起こる?新宿西口バス放火事件、オウム事件…「死刑弁護人」安田好弘弁護士に岩上安身が「生きる権利」を訊く!~岩上安身によるインタビュー 第554回 ゲスト 安田好弘氏 2015.6.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/250390

 他方、この真冬の北海道帯広市への出張で、シンポジウムのあと、岩上安身は冠攣縮性狭心症の発作を初めて発症し、救急搬送され、カテーテルを入れる事態となりました。

 当時のスタッフが、詳細な記録を残しています。

【検証レポート】2015年1~2月、岩上安身が北の大地で倒れるまでの道程~IWJスタッフあてメールも検証。「心臓の動脈の痙攣」を引き起こしたストレス、過労の実態と、追い打ちをかけた「世界の危機」の正体 2015.3.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/237316

【検証レポート】2015年1~2月、岩上安身が北の大地で倒れるまでの道程 ~IWJスタッフあてメールも検証。「心臓の動脈の痙攣」を引き起こしたストレス、過労の実態と、追い打ちをかけた「世界の危機」の正体・後編 2015.3.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/237967

 IWJでは、陸山会事件の特集ページも組んでいます。

※IWJが報じた小沢一郎 陸山会事件
https://iwj.co.jp/wj/open/rikuzankai

 石川氏は、2015年4月に民主党(当時)に復党。有罪確定による公民権停止期間終了後に行われた2019年の北海道知事選では、野党統一候補として出馬しましたが、鈴木直道氏に敗れました。

 その後も、立憲民主党から、2022年の参院選、2024年の衆院選に挑みましたが、ついに国政への復帰はかないませんでした。

 石川知裕氏のご冥福をお祈りいたします。また、この機会に、上記にあげた記事や動画を、公共性に鑑み、フルオープンにいたします。

■米民主党下院監視委員会が、9月8日(日本時間9日)、立て続けに、エプスタイン氏とトランプ大統領の親密な関係を示す新しい情報をX(旧ツイッター)にアップし、大騒ぎに! エプスタインに送られたバースデー・ブックの中に、トランプ大統領の事件への関与を示唆する手紙が2通あった! トランプ大統領は「偽物」と断言して名誉棄損で、記事を掲載した『ウォール・ストリート・ジャーナル』を提訴!

 米国の下院少数派である民主党が、独自の戦略発信用プラットフォームとして設けている民主党下院監視委員会が、9月8日(日本時間9日)、立て続けに、エプスタイン氏とトランプ大統領の親密な関係を示す新しい情報を、X(旧ツイッター)にアップし、大騒ぎになっています。

 1つは、トランプ大統領が「存在しない」と主張してきた、エプスタイン氏の誕生日に送った、サイン入りで女性の裸体を模したイラストつきの、トランプ大統領のメッセージカードです。

※民主党下院監視委員会のXへのポスト(2025年9月8日)
https://x.com/OversightDems/status/1965125560016994708

 民主党監視委員会は、9月8日のXへのポストで、こう述べています。

 「ここに証拠がある。

 トランプ大統領が『存在しない』と主張したジェフリー・エプスタインへの誕生日メッセージを、我々は入手した。

 トランプは、2人だけが知る『素晴らしい秘密』について語っている。

 何を隠しているのか?

 文書を公開せよ!」

 9月8日付の『ウォール・ストリート・ジャーナル』(以下『WSJ』)は、この件を詳細に報じています。

 エプスタイン氏の遺産を管理する弁護士チームが、エプスタイン氏の50歳の誕生日のために作られたバースデー・ブックを議会に提出しました。

 その中には、「存在しない」とトランプ大統領が主張してきた、署名入りの手紙が含まれていました。

 その手紙は、女性の裸体を模したイラストに囲まれ、タイプ打ちの会話文が描かれており、最後に「誕生日おめでとう――そして毎日がもう一つの素晴らしい秘密となりますように(Happy Birthday – and may every day be another wonderful secret)」という文言と、「ドナルド・トランプ」という署名があります。

 しかも、署名は「Donald」と崩した文字で、女性の裸体のイラストの腰の下に書かれ、陰毛を模すような体裁になっていました。

※Epstein Birthday Letter With Trump’s Signature Revealed(WSJ、2025年9月8日)
https://www.wsj.com/us-news/law/epstein-birthday-book-congress-9d79ab34

 このサインが偽物か本物かをめぐって、さっそく議論が巻き起こっていますが、渦中のトランプ氏のサインと比較するとそっくりであり、偽物だと決めつけることは難しいと思われます。

※衝撃的:トランプ陣営、エプスタイン証拠で崩壊(Brian Tyler Cohen)
https://www.youtube.com/watch?v=yMxJXy3HMJY

 さらに、同日付『WSJ』は、エプスタイン氏から、トランプ氏が、2万2500ドルで、「用済み」となった女性を買った、とも報じています。

 「『WSJ』の報道によれば、2003年、エプスタインが最初に逮捕される2006年以前に贈られたこのバースデー・ブックは、専門的に製本されており、トランプ氏、ビル・クリントン元大統領、億万長者レオン・ブラック氏を含む当時のエプスタインの友人・知人からの手紙が多数収められていた。

 その一部は、ありきたりな誕生日メッセージだったが、性的な言及や示唆的なイラスト・写真を含むものもあった。

 遺産管理の弁護士チームはまた、トランプ氏に言及したもう一通の手紙も提出した。

 これは実業家で長年のマー・ア・ラゴ会員であるジョエル・パシュコウからのもので、彼は1990年代にエプスタインとトランプがそれぞれ言い寄った女性について、下品な冗談を書いていた。

 これがジョエル・パシュコウ氏の手紙だというのは、法廷証言と事情に詳しい人々にもとづく。

 パシュコウの手紙には、大型ポスターボード大の小切手の写真が添えられており、それはトランプからエプスタインに送られたかのように偽装され、金額は2万2500ドルとなっていた。

 その下のキャプションには、こう書かれていた。

 『ジェフリーは金と女で早くも才能を発揮。(女性名)を「完全に減価償却済み」として、ドナルド・トランプに2万2500ドルで売る』。

 画像内では、女性の名前は黒塗りされている」。

 遺産管理の弁護士チームが提出したジョエル・パシュコウ氏の手紙についても、民主党下院監視委員会が、X上で公開しています。

 民主党下院監視委員会は、9日、画像と一緒に、こうXにポストしています。

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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也)

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