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選挙戦3日目となった12月4日、大手新聞社は一斉に、自民優勢を伝えた。朝日新聞社は2日と3日、約6万人の有権者を対象に電話調査を実施。朝刊で、「自民300議席超える勢い」という見出しを打った。
2014年12月5日(金)14時30分から、原子力規制庁で米谷仁総務課長による定例ブリーフィングが行われた。特定秘密保護法の対応について、12月8日の非公開の臨時委員会で議論することが報告された。事後に議事要旨をウェブで公開し、記者レクはない予定だ。
「詐欺は、需要によって決定される」。つまり騙されたい人々の求めに応じて、詐欺師は現れるのだと、『熱狂、恐慌、崩壊ーー金融恐慌の歴史』の著者・チャールズ・キンドルバーガーは書く。
「ブームのときには、財産家となる人々が増え、誰もがだんだん欲張りになってゆき、詐欺師たちはこの欲張りを食い物にしようとして登場する。この状況は丸裸にされそうな羊がたくさんおり、腕のいい詐欺師が現れさえすればその犠牲になろうとしている、つまり『だまされやすい人が次々に生まれる』場面といってもよい」。この警句を冒頭に掲げて、安倍政権の経済政策を腑分けしてみせた『アベノミクスの終焉』の著者・服部茂幸・福井県立大学教授に、明日、インタビュー。
※2月14日テキストUPしました!
2014年11月の沖縄県知事選で敗退し、12月9日に任期が切れる仲井真弘多沖縄県知事が、名護市辺野古の埋め立てに関して、沖縄防衛局から出されている変更申請3件のうち2件を、12月5日に承認した。
2014年12月5日、沖縄県那覇市の沖縄県庁前および沖縄県知事公舎前にて、沖縄平和市民連絡会など市民有志による「辺野古新基地建設に向けた、埋め立て工事の変更申請の先行承認に対する仲井真知事への要請行動/知事公舎前抗議行動」が行なわれた。
この承認の可能性を知った沖縄平和市民連絡会のメンバーらは、5日の午前中、沖縄県庁を訪れて判断を見送るように要請した。また、知事公舎に通じる道路では、多数の警察官に威圧されながらも、市民による抗議行動が行われた。
しかし、14時過ぎ、工事用仮設道路の追加と、埋立地の中仕切護岸の追加の申請を、仲井真知事が承認したことが伝えられた。
12月5日(金)18時30分より、岩手県盛岡市で、盛岡でもデモし隊主催による「第101回脱原発盛岡金曜デモ」が行われた。
参加者は、同市の内丸緑地公園から、市役所前、JTB前、岩手銀行中ノ橋支店前、東北電力前、与ノ字橋、市役所前、内丸緑地の順に練り歩き、アピールした。
12月5日(金)18時より、茨城県水戸市にある日本原電茨城総合事務所前で第114回「原電いばらき抗議アクション」が行われた。
12月5日(金)18時から19時にかけて、福島県郡山市の郡山駅西口広場にて、金曜抗議行動「原発いらない金曜日 in 郡山」が行われた。
12月5日(金)18時から20時にかけて、札幌市中央区の北海道庁北門前にて、北海道反原発連合の主催による「北海道庁北門前反原発抗議行動」が行われた。
12月5日(金)18時より、金曜恒例の「原発反対八王子行動」(キンパチデモ)が行われた。
参加者は八王子市の船森公園でスピーチを行った後、同公園を出発し、京王八王子駅前、南多摩高校前、甲州街道、八日市交差点、南町、保健所前、船森公園の順に練り歩きアピールした。
12月5日(金)18時より、愛媛県松山市の愛媛県庁前にて、「伊方原発をとめよう!愛媛県庁前抗議行動」が行われた。
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自民党の公約に、カジノ解禁を含む統合型リゾート(IR)の推進が追加されたことが12月3日、分かった。11月25日に公約が発表された段階ではIRの記載はなかったが、カジノ推進派の強い働きかけにより盛り込まれたという。
衆議院を解散した11月21日、安倍総理は記者会見で、「今回の解散は、アベノミクス解散」だと宣言した。物価上昇率を2%引き上げる異次元の金融緩和、「国土強靭化計画」を中心とする積極的な財政出動、そして規制緩和による成長戦略という「三本の矢」からなるアベノミクスの是非こそが、今回の選挙の争点だというのである。
安倍総理は、このアベノミクスは順調に推移していると強調する。しかし、GDPは2四半期連続でマイナスとなり、12月1日には、米国の大手格付け会社「ムーディーズ」が、日本の国債を「Aa3」から「A1」に格下げすると発表した。
8%への消費税増税で景気は冷え込み、日本経済の先行きは不透明さを増すばかりである。はたして、安倍総理が言うように、アベノミクスは成功しているのか。
日刊ゲンダイで長年にわたり、経済コラム「日本経済一歩先の真相」を連載し、浜矩子氏との共著『2015年日本経済 景気大失速の年になる!』(東洋経済新報社、2014年10月)など多数の著作を持つエコノミストの高橋乗宣氏は、アベノミクスに対して、極めて厳しい診断をくだす。
高橋氏は、多くのデータを参照し、「日本経済は、成長のためのエンジンがなくなった状態にある」と語る。アベノミクスによる「成長戦略」を行っているはずの日本で、成長の見通しが立たないとは、一体どういうことなのか。アベノミクスの真相について、岩上安身が話を聞いた。
2014年12月4日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2号機海水配管トレンチの閉塞工事について、これまでに約1520立法メートルのグラウドを充填し、水平トンネル部分は約半分まで埋まったと推測した。