「リメンバー・パール・ハーバー」から「アメリカ・ファースト」へ――「戦後秩序」に挑戦するトランプ大統領と安倍総理〜 岩上安身によるインタビュー 第713回 ゲスト 神子島健氏(成城大学ほか非常勤講師) 2017.2.1

記事公開日:2017.2.2取材地: テキスト動画独自

※2月13日、テキストを追加しました。

 1月21日、第45代アメリカ合衆国大統領に就任したドナルド・トランプ氏。TPPからの離脱表明を皮切りに、メキシコ国境での壁建設、中東からの難民受け入れ停止など、就任早々から「保護主義」的な政策を次々と打ち出した。

 こうした政策に共通するのが、トランプ大統領が選挙期間中からキャッチフレーズとしても掲げた「アメリカ・ファースト(アメリカ第一主義)」の姿勢だ。従来の米国による自由貿易と他国への干渉が、米国内の雇用、特に白人男性の雇用を奪ったとして、経済的な「孤立主義」への回帰を志向するというのがその内容である。


日米外交をどうしたいのかというリベラルの言論が全くない!! 本当に外交方針をアメリカに頼らず決めようと思えば殆どのことは決められる!? ~ReDEMOS(リデモス)Live Vol.4 「トランプ大統領」を考える 2017.1.29

記事公開日:2017.1.30取材地: 動画

 2016年1月29日(日)、東京都渋谷区のLOFT9 Shibuyaにて、ReDEMOSの主催による「ReDEMOS(リデモス)Live Vol.4 『トランプ大統領』を考える〜ポピュリズムっていいもの?悪いもの?〜」が開催された。

 第1部の「ポピュリズム化する世界のなぜ」と題する講演会では、北海道大学教授(政治学)の吉田徹氏が登壇。第2部では、トークセッション「トランプランドは対岸の火事?」が行なわれた。


【岩上安身のツイ録】カナダのトルドー首相が、シリア等の国を特定し入国一時停止を命じたトランプ大統領令に対抗してツイッターで声明——自立した大人の国のあるべき姿 2017.1.29

記事公開日:2017.1.29 テキスト

※2017年1月29日のツイートを加筆し、再掲しています。

 以下はフェィスブックから。小橋かおるさんという方の、「トルドー首相、素敵すぎる!トランプにアメリカへの入国を拒否されたイスラム圏からの難民を、カナダが受け入れると発言!」という投稿をご紹介。

※小橋かおるさんのフェイスブックより(2017年1月29日)

 カナダ首相のトルドーの声明。トランプの、シリアなどからの米国への入国の一時停止を批判して。


社民党大阪府連合「社民党新春のつどい」 ―講演 元外務省国際情報局長 孫崎享氏「トランプ大統領就任と安倍政権」 2017.1.21

記事公開日:2017.1.22取材地: 動画

 2017年1月21日(土)14時より、大阪市北区のPLP会館で開かれた社会民主党大阪府連合の「社民党新春のつどい」第1部新春講演会で、元外務省国際情報局局長の孫崎享氏が「トランプ大統領就任と安倍政権」と題し講演を行った。


トランプ登場で東アジアはどうなる? 〜TPPの頓挫、新自由主義の破綻のはじまり〜 2017.1.21

記事公開日:2017.1.22取材地: 動画

特集 TPP問題

 2017年1月21日(土)18時半より、ストップ!TPP緊急行動・関西が主催して学習会「トランプ登場で東アジアはどうなる?〜TPPの頓挫、新自由主義の破綻のはじまり〜」がエル・おおさか(大阪市中央区)で開かれた。国際NGOフォーカス・オン・ザ・グローバル・サウス代表を務めてきたウォルデン・ベロ氏(京大東南アジア研究所客員研究員)、元市民フォーラム2001事務局長・佐久間智子氏らが講演を行った。


【岩上安身のツイ録】1月20日のトランプ大統領就任式で、岩上安身がリアルタイムで連投ツイート!演説から見える5つのポイント 2017.1.22

記事公開日:2017.1.22 テキスト

※2017年1月21日のツイートを加筆し、再掲しています。

 トランプ氏、大統領に就任。直後の演説で、かねてからの公約通り、TPPからの離脱を正式に表明。これでTPPは完全に雲散霧消。さらにはTPPの原型とも言えるNAFTA(米、カナダ、メキシコの3カ国による北米自由貿易協定)の見直し、再交渉、そして離脱もありうるとまで明言。


【IWJブログ・特別寄稿】「リメンバー・パール・ハーバー」と「アメリカ・ファースト」は戦後秩序を破壊する「日米合作」か――安倍総理の真珠湾訪問と「戦後レジーム」の行方(神子島健 成城大学ほか非常勤講師) 2017.1.18

記事公開日:2017.1.18 テキスト

 いよいよ1月20日、「アメリカ・ファースト」を掲げるドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領に就任する。

 安倍総理はトランプ氏が当選した直後の11月18日、ニューヨークの「トランプ・タワー」を訪問して、トランプ氏と会談。「日米同盟」の重要性を内外にアピールした。

 その一方で安倍総理は、12月27日にはハワイの真珠湾を訪問。オバマ大統領と並んでスピーチし、「世界中の人々が、パールハーバーを和解の象徴として記憶(リメンバー・パール・ハーバー)し続けてくれる事を私は願います」と語った。


「トランプ現象とサンダース現象は同じコインの裏表」――行き過ぎたグローバリズムに「NO」を突きつける流れを日本でもつかもう! 国際ジャーナリスト・堤未果氏に岩上安身が訊く 岩上安身によるインタビュー 第709回 ゲスト 国際ジャーナリスト・堤未果氏 2016.12.6

記事公開日:2017.1.14取材地: テキスト動画独自

※1月17日テキストを追加しました!
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 『政府はもう嘘をつけない』――。

 国際ジャーナリストの堤未果氏は、最新刊(角川新書、2016)に官邸をドキッとさせるようなタイトルをつけた。本書の中で堤氏は、米大統領選を軸に、カオスのただ中にあるように見える世界の流れのたしかな変化を読み取っている。まるで米大統領選の結果を予見していたような内容に、驚かされる。

 堤氏は、圧倒的勝利が予想されていたヒラリー・クリントン氏に対し、トランプ氏が善戦すると見抜いていたのである。


【岩上安身のツイ録】「ヌスラ戦線」がロシア大使殺害テロ犯行に出した犯行声明でシリア情勢が激変!? トランプ次期大統領が事件をロシアとの共同戦線の構築に利用! 矛盾する米対テロ政策に終止符か!? 2016.12.22

記事公開日:2016.12.22 テキスト

※2016年12月22日のツイートを再掲しています。

 ロシア大使殺害テロ、「ヌスラ戦線」が犯行声明。ロシアのスプートニクが伝える。これが事実だとすると、シリア「内戦」における外部からの介入による代理戦争の構図が激変する可能性がある。


トランプ新大統領誕生で「米国の国益追求」はさらに深化!? 唯々諾々と従う安倍政権を後押しするのは「米知日派」~猿田佐世氏『新しい日米外交を切り拓く』出版記念で白井聡氏らが語る 2016.11.26

記事公開日:2016.12.9取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

 トランプ新大統領の誕生から2週間以上が経った。多くの日本のメディアが、差別発言で注目を集めてきたトランプ氏の言動に注視し続けているが、報道内容を見れば、「トランプ氏がTPP離脱を表明した」「トランプ氏のもと米軍撤退論が強まる」など、どこまでも「他人事」のような姿勢が目立つ。


トランプ氏が圧勝!「まさか!」の米大統領選を徹底分析!トランプ新大統領のもとで日米安保、TPPはどうなる!? 岩上安身が元外務省国際情報局長の孫崎享氏に訊く!岩上安身によるインタビュー 第685回 ゲスト 孫崎享氏 2016.11.10

記事公開日:2016.11.13取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題|特集アメリカ大統領選挙2020

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 大方の事前の予想を覆し、共和党のドナルド・トランプ氏が民主党のヒラリー・クリントン氏に大差をつけて圧勝するという驚きの結果となった、アメリカ大統領選挙。結果が確定してトランプ氏による勝利宣言が行われた翌日の11月10日、岩上安身は元外務省国際情報局長である孫崎享氏への単独インタビューを行なった。

 中東情勢、日米安保、沖縄の基地問題、そしてTPPなど、トランプ大統領の誕生が今後の世界情勢に及ぼす影響について、インテリジェンスのプロである孫崎氏に見通しを聞いた。


【トランプ初当選の予測的中!】米国マスコミの異常な「トランプ叩き」は仕組まれた罠だった!?米大統領選挙の裏の裏までせまる!岩上安身によるインタビュー 第683回 ゲスト 国際情勢解説者 田中宇氏 2016.11.8

記事公開日:2016.11.9取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題|特集アメリカ大統領選挙2020
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 投開票直前になってFBIが訴追を見送ると発表した、ヒラリー候補のメール問題。それを受けた米国主要大手メディアは、ほとんど横並びで「クリントン氏が優勢」と報道した。

 2016年11月8日、まさに米大統領選挙が決戦を迎えた日、岩上安身は国際情勢解説者の田中宇氏にインタビューをした。田中氏は、きっぱりとこう述べた。


【スクープ!】米同盟国の「カタールとサウジアラビアがひそかにISを支援している」と述べるヒラリー・クリントン氏のメールをウィキリークスが暴露! APがディベートの事実関係を意図的に「誤報」!? 2016.10.14

記事公開日:2016.10.14 テキスト

 「ひそかにIS(自称『イスラム国』)に対する金融および兵たん支援を行うカタールやサウジ政府に対し、我々は外交手段や昔ながらの諜報機関を使った手法で圧力をかけなくてはならない」

  • Congrats!(ウィキリークスが公開した2014年9月27日付のジョン・ポデスタ氏からヒラリー・クリントン氏へのメール文面、下記に8月17日付のヒラリー氏のメールがスレッドとしてつながっている)

ワシントンで核安全保障サミット開催〜他方で日本政府は「核兵器の保有、使用を禁止していない」という答弁書を閣議決定!この驚愕の答弁書を引き出した鈴木貴子議員事務所を直撃取材! 2016.4.2

記事公開日:2016.4.2取材地: テキスト

※政府が閣議決定した「憲法は核兵器の保有と使用を禁止していない」という答弁書と、鈴木貴子議員の質問主意書を、会員限定で公開!

 「核安全保障サミット」が一昨日の3月31日、ワシントンで始まりました。この「核安全保障サミット」は、「核なき世界」を目指すとするオバマ大統領の主導で、2010年から2年ごとに開かれてきました。オバマ大統領の任期切れにともない、今回が最後のサミットになるとも言われています。


共和党・民主党を超えた大本命がクリントン候補!? ~あのジャパン・ハンドラー・アーミテージ氏の発言から透けて見えたヒラリー・クリントンの姿 2016.3.18

記事公開日:2016.3.18取材地: テキスト

 「トランプが共和党候補になったら、クリントンを支持すると、あのアーミテージ様がおっしゃったという。それだけで、ヒラリー・クリントンがいかなる人物か瞬間に理解可能だろう」

 鋭い一撃ともいうべきご指摘。これは、日本のマスコミが報じない海外の情報を日本語で紹介しているブログ『マスコミに載らない海外記事』の、ブログ主の言葉です。


「金融権力」と「サイバー・リバタリアン」そしてネオコンが「反トランプ」のネガティブキャンペーンを開始した!?~トランプ氏の集会が「中止」、その背景にあるものとは 2016.3.15

記事公開日:2016.3.15 テキスト

特集アメリカ大統領選挙2020
※日刊IWJガイド2016.03.15号~No.1279号より抜粋

 昨日、14時から4時間半にわたり配信した、岩上さんによる京都大学名誉教授・本山美彦氏インタビュー第2弾はご覧いただけましたでしょうか? 本山氏が専門とする世界経済論にとどまらず、アメリカ大統領選や文科省が進める英語化政策など、時事的なトピックにも言及していただきました。


【米大統領選詳報】ミシガン州で驚異の逆転勝利をおさめたサンダース氏! ヒラリー氏を上回る潤沢な資金源は一般市民の少額献金!? トランプ氏の躍進を憂慮したハイテク企業のCEOと多くの議員達が極秘会合!

記事公開日:2016.3.11取材地: テキスト

 米大統領選の民主党候補者指名争いが、もつれにもつれ、結果のみえないデッドヒートの様相を呈してきた。

 スーパーチューズデーの結果を受けて、民主党は“大本命”ヒラリー・クリントン候補の優勢がはっきりした、と、一部には云われていたが、ここへきて、サンダース候補が猛然と巻き返している。

 また共和党はトランプ候補が相変わらず優勢だが、その状況を深刻に憂慮する動きが共和党とその支援者達の間でも出てきた。