トランプ候補が勝手に「勝利宣言」した米大統領選!! 有権者の8割近くが開票後の「暴動」を予測!! 銀行や商店は入り口をふさぎ、銃が品切れ!! 浮き彫りになった米社会の分断! 2020.11.6

記事公開日:2020.11.5 テキスト
このエントリーをはてなブックマークに追加

(文・辻部亮子、編集・IWJ編集部、文責・岩上安身)

 米大統領選は、開票後に「暴動が起きるかもしれない」と、なんと米国の有権者の8割近くが考えているとの世論調査結果が出た。

 どちらの支持者も「負ければ相手陣営が不正した」と考えており、どちらが勝っても、負けたほうは疑心暗鬼から暴力が生まれるというのである。

 トランプ候補は、バイデン陣営がコロナ対策で進めた郵便投票を「不正の可能性」から「認めない」としてきた。そして実際、投票日から数時間後に「自分はすでに勝利した」と主張し、「得票数のカウントを停止せよ」と述べ、最高裁への提訴にも触れたという。

 こうした混乱で選挙結果が確定しなければ、米国は指導者不在で株価は暴落、大恐慌発生の可能性もある。

 さらに、暴動の可能性は現実的であり、トランプ再選時のホワイトハウス襲撃計画や全米での蜂起の可能性が取り沙汰されるだけではなく、各地で銀行や商店が入り口やショーウィンドウを板でふさぎ、銃が品切れになっていることが報道されている。米国民は内乱状態をリアルに予感している。

 しかし、これは米国が長らくはらんできた、人種・性別・経済格差などによる差別構造の矛盾が、トランプ対バイデンの闘いを舞台に目に見える形であらわれたものである。

▲トランプ米大統領(左)とバイデン元副大統領(Wikipediaより)

記事目次

  • 有権者の8割近くは「暴動が起きるかもしれない」と考えている!!
  • 「もし負ければ相手陣営が不正」と両方の支持者!! 疑心暗鬼から暴動に!?
  • トランプ候補は投票日直後「すでに勝利した」「カウントを停止せよ」!!
  • 選挙結果確定せず、指導者不在の「政治的空白」で株大暴落、大恐慌も!!
  • ホワイトハウス襲撃計画と全土での蜂起の可能性をメディアが報じる!!
  • 暴徒に備え、銀行や商店のショーウインドウには板が打ち付けられ、銃は品切れ状態!!
  • 人種・性別・経済格差の差別構造の矛盾が、トランプ対バイデンで顕在化!!

有権者の8割近くは「暴動が起きるかもしれない」と考えている!!

 米大統領選挙の開票もいよいよ大詰めとなった。両陣営とも拮抗し、共和党のトランプ大統領の再選か、それとも民主党バイデン政権の誕生となるか。決定までにはまだ時間を要する模様だ。

 11月3日の投票当日は、大きな混乱はなかった。むしろ、大混乱が懸念されているのは開票後と言われる。

 というのも、どちらの陣営に軍配が上がろうとも、両陣営は開票結果を認めず、暴動などの形で米国中が不穏な状態に陥ると、多くの米国民が考えているほどの状況だからだ。

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページより御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です