月別: 2015年8月
問題山積の規制庁、設置から3年で見直しが求められるも、審査中のプラントが多いなどを理由に「大きな見直しはかえって弊害になる」と見解 ~原子力規制庁清水康弘新長官就任会見 2015.8.6
2015年8月6日(木)14時30分から、原子力規制庁記者会見室にて、7月31日付けで新長官に就任した清水康弘氏の就任会見が開催された。発足3年になる規制委員会、規制庁だが、取り組むべき問題がまだ数多くあり、前任の池田克彦長官の方針を引き継いで仕事を進める決意を示した。
サブドレンピットからの地下水汲み上げによる海洋放水、地元漁港の協議待ち、具体的な工程は未定 ~東京電力定例記者会見 2015.8.6
2015年8月6日(木)17時30分から、東京電力定例記者会見が開催された。地下水量を抑制するため、サブドレンピットから地下水を汲み上げて海洋放水することについて、現在、地元漁港の協議結果を東京電力が待っている状態で、いつから運用に入るのか、まだ決まっていないことが報告された。
【第214-219号】岩上安身のIWJ特報!「ナショナリズム」とは何か 今こそ、昭和史の教訓に学ぶとき~ノンフィクション作家・保阪正康氏インタビュー 2015.8.6
戦後70年を迎える今年、政府は安倍総理の名前で新しく「総理大臣談話」を発表する方向で本格的な調整に入っている。
しかし、この「総理大臣談話」を巡って、過去の村山談話や小泉談話で用いられた「侵略」「心からのおわび」といった文言が使われるかどうか、議論の焦点となっている。しかし、安倍総理は、過去の談話を「全体として引き継ぐ」とする一方、細かい文言については、はぐらかすような答弁を続けているのである。自身の言葉としては「謝罪しない」ということに、頑なに固執しているのである。
日中の軍事バランスは核兵器を含めて1対100!? 「真珠湾攻撃の時と同様、戦争にはなり得ない」岩上安身のインタビューで孫崎享氏が「日米開戦の正体」を暴く! ―第2弾 岩上安身によるインタビュー 第566回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2015.8.3
※8月12日テキストを追加しました!
※2021年5月4日 フル公開としました。
「集団的自衛権、原発、TPP。今なぜ、こんなバカなことが起こっているのか。このひどい状況は、真珠湾攻撃の前夜と類似している。そこで、なぜ、日本が真珠湾攻撃に至ったかを調べたのです」――。
このように語る孫崎亨氏に、岩上安身は、「指導者が嘘や詭弁の説明で国民の望まない政策に誘導し、マスコミはそれを検証せず、国民は信じるふりをして容認する。反対する者は弾圧。また、自分より大きな相手に『今なら勝てる』と思っていることや、戦争の規模を小さく見積もっている点も、真珠湾攻撃の時代とよく似ています」と応じた。
広島平和記念式典・現地の模様 2015.8.6
2015年8月6日(木)、原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念する平和記念式典が広島市の平和記念公園で行われ、その現地の模様を中継した。
被爆70年 8・6ヒロシマ大行動 ~アピール集会 2015.8.6
2015年8月6日(木)、被爆70周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会主催によるアピール集会が、原爆ドーム前で行われた。
戦争法案反対国会前集会~第12回目 2015.8.6
2015年8月6日(木)、衆議院第二議員会館前で、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会主催による「戦争法案反対国会前集会」の12回目が行われた。
THINK0806/PEACE Act. 2015.8.6
2015年8月6日(木)18時30分から、茨城県水戸市のJR水戸駅南口で、「THINK0806/PEACE Act.」が行われた。
Codomo-Rescue 福島県知事宛署名提出 2015.8.6
2015年8月6日(木)、福島第一原発事故による被曝被害から子どもたちを守るために活動している「Codomo-Rescue」が、汚染地域からの避難や危険な場所で生活せざるをえない子どもたちへの援助を求める署名を内堀雅雄福島県知事宛てに提出した。
「いつ植民地をやめるのか、今でしょ!」対米追従姿勢に警鐘!東京、大阪、米軍基地、そして原発…日本全土にミサイルが雨あられと降り注ぐ!? 岩上安身によるインタビュー 第565回 ゲスト 山本太郎議員 2015.8.1
特集 安保法制|特集 3.11から11年!『ウクライナ侵攻危機』で、IWJが警告し続けてきた『原発×戦争リスク』が明らかに!
※2021年5月4日 フル公開としました。
「いつ植民地をやめるのか、今でしょ!」――。参議院で審議中の安全保障関連法案をめぐり、平和安全特別委員会で質問に立った「生活の党と山本太郎となかまたち」共同代表の山本太郎参議院議員。2015年8月1日、岩上安身の緊急インタビューに応じた山本議員は、質疑の裏側を詳細に語った。
「自由・平和・民主主義を愛し戦争法案に反対する名古屋大学人の会」発足記者会見 2015.8.5
特集 安保法制反対メッセージ|特集 安保法制
2015年8月5日、「自由・平和・民主主義を愛し戦争法案に反対する名古屋大学人の会」が、同会ホームページの立ち上げと、賛同者の募集を開始したことを受け、会発足に関する記者会見を行った。
同会は、加藤延夫・元名古屋大学総長、平野眞一・元名古屋大学総長、益川敏英・名古屋大学研究機構長・ノーベル賞受賞者、水田洋・名古屋大学名誉教授をはじめとする名古屋大学関係者(現職の教職員・学生、退職した名誉教授・教員・職員ら)、約120名が呼びかけ人となって発足した。
村山富市元首相「中国、北朝鮮の危機を醸し出せば、戦争につながる」 ~日本外国特派員協会で「国家間の緊張は外交で解決すべき」と訴え 2015.7.29
特集 安保法制
※8月5日テキストを追加しました!
「かつて日本のトップを務めた人が、一般市民らに混じって、国会前の路上で安保法案反対を訴えていて驚いた。そこまでするのは、なぜか」──。こう外国人記者に尋ねられた村山富市元首相は、「今は、国民と一緒に声を大にして叫ぶべきだと判断した」と力強く答えた。
安倍晋三首相が、今年2015年8月中に出すとしている「戦後70年の安倍談話」。世間の、いや世界の関心は、村山談話(1995年)と小泉談話(2005年)には明記された「植民地支配と侵略」「痛切な反省」「心からのおわび」という文言が、今回の安倍談話にも盛り込まれるかの一点に集中している。
【IWJブログ】安保法推進支持者の正体!〜戦争法案反対者は「ブタ左翼」で「皆殺し」と公然の脅迫! 「日の丸」だけでなく、日本をスパイする「不誠実な同盟国」の星条旗と、卍を掲げるネオナチ! 2015.8.5
安倍政権が日本のネオナチ関係と関係あるか否かをめぐり、ちょっとした騒動が起こっています。
発端は、朝日新聞社の冨永格・特別編集委員が8月2日、ツイッターで、ナチスの「かぎ十字」の旗を持つ市民らの写真を紹介するとともに、「Japanese nationalist demonstration in Tokyo. They are supporting PM Abe and his conservative administration(東京での日本の国家主義者のデモ。彼らが安倍首相と保守政権を支持している)」と英語とフランス語で書き込んだことでした。
再稼働間近の川内原発で使用されている蒸気発生器の危険性、製造および設計の欠陥があり「損傷」のリスクがある可能性も 2015.8.3
※8月5日テキストを追加しました!
再稼働目前と言われている川内原発をめぐり、2015年8月3日(月)15時30分より、原子力規制委員会記者控室にて「川内原発2号機の工事の計画の認可」と「川内1、2号機の保安規定認可」に対する異議申立・意見陳述報告と川内原発1号機再稼働の問題点に関する記者会見が開かれた。
「再稼働阻止全国ネットワーク」の木村雅英氏は、川内原発2号機の工事計画認可と川内原発1、2号機の保安規定に対する異議申立に関する意見陳述を同日、規制庁に行なったと報告。会見では、川内原発1、2号機が抱える蒸気発生器の問題点が浮かび上がった。
万一事故が起きた時の責任は事業者、規制委にも「一定の責任がある」とするも「最終責任に何を求めているのか考える必要がある」と見解 ~原子力規制委員会田中俊一委員長定例会見 2015.8.5
2015年8月5日(水)14時30分より、田中俊一原子力規制委員会委員長の定例記者会見が開催された。原発事故の責任に関して、田中委員長は、再稼働の判断や事故の責任は事業者にあり、規制委にも一定の責任があるが、「最終責任に何を求めているのか、考える必要がある」と見解を述べた。
嘉手納・辺野古から訴える!―沖縄が変われば、日本が変わる― 2015.8.5
2015年8月5日(水)、元宜野湾市長の伊波洋一氏、SEALDsの元山仁士郎氏迎え、「嘉手納・辺野古から訴える!―沖縄が変われば、日本が変わる―」と題する講演会が東京都三鷹市の明星学園で開催された。
国民ひとりひとりの決断が求められる「軍隊の必要性」 ~安保法案をめぐり肯定派も否定派も不満を表明、元自衛隊幹部が語る防衛の真髄 2015.7.28
※8月4日テキストを追加しました!
「新安保法制には、まだまだ議論すべき点が残っている」──。安全保障関連法案の衆院審議が終わったあと、世間に広がった不満を、そのままタイトルにしたシンポジウムが、2015年7月28日、東京都千代田区の衆議院第二議員会館で開かれた。
この日、登場したゲストスピーカーは元自衛隊幹部たち。元陸上幕僚長の冨澤暉(ひかる)氏、元陸将の渡邊隆、元空将補の林吉永氏の3人だ。中でも冨澤氏は、安倍晋三政権が推進する新安保法制を評価する立場を明確にしており、国際地政学研究所理事長でもある柳澤協二氏(元内閣官房副長官補)をはじめ、安保法案に反対する有識者らからなる「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」が主催するこの集会では、異彩を放つ存在となった。
「差別とは、社会から排除され、生存権も脅かされること」 〜「ヘイトスピーチは違法行為」人種差別撤廃基本法の実現へ向けて弁護士、国会議員らが提言 2015.7.22
特集 IWJが追ったヘイトスピーチ問題
※8月4日テキストを追加しました!
「日本の裁判所では、特定の個人に被害が生じなければ、人種差別だけでは裁けない。『朝鮮人を殺せ』などのヘイトスピーチに対して法的な規制がないため、日本政府も差別に関する統計がなく、積極的に動こうとしない」──。在特会のメンバーらによる京都朝鮮学校襲撃事件の裁判を振り返った龍谷大学教員の金尚均(キムサンギュ)氏は、このように指摘した。
2015年7月22日、東京都千代田区の参議院議員会館にて、院内集会「STOP HATE SPEECH ! ~今こそ人種差別撤廃基本法の実現を No.2」が行なわれた。「人種差別撤廃基本法の必要性」をテーマにした基調講演のほか、差別問題に取り組む関係者たちからの報告や、国会議員からのコメントも寄せられた。
「安倍首相の下で、国民の生命にかかわる法案を議論してほしくない」 ~「国によって生命が買われる」――保阪正康氏が警告「新たな安保法制で国民の序列化が始まる」 2015.7.30
※8月4日テキストを追加しました!
「今の安保法案に大義はあるのか。何もないではないか。中国の脅威を持ち出しているが、そんな付け焼刃の議論で国民を脅かしているつもりか。60年安保の時は、『こんな指導者によって、戦争に巻き込まれてたまるか』という危機意識が日本中に高まった。今また、若い世代に同じ意識の高まりが見え始めている」──。
こう語った保阪正康氏は、安倍首相が崇拝する祖父の岸信介氏について、「仮想敵がいないと生きていけないタイプ。官僚出身で、状況判断の中での選択しか行えない」と分析した上で、安倍首相が祖父と異なる点は、無知蒙昧ゆえに抑制力が働かないことだと指摘。「こういう首相の下で、国民の生命にかかわる法案を議論してほしくない」と断じた。