原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2013.6.5

記事公開日:2013.6.5取材地: テキスト動画

 2013年6月5日(水)14時より、原子力規制委員会田中委員長の定例記者会見が行われた。

 7月18日から施行される新安全規準への適合審査は、一度に多くの申請が出されることが予想されるが、審査順序の選定規準は事前には公開しない、申請を受け取ってから考える方針を改めて示した。


共謀罪新設は短絡的 現行法で国連越境組織犯罪防止条約は批准可能と識者指摘 ~共謀罪創設反対を求める院内学習会 2013.6.4

記事公開日:2013.6.4取材地: テキスト動画

 「『共謀罪』は、今秋、または来年の国会で上程されてもおかしくない」――。山下幸夫弁護士は、2013年6月4日に開かれた「共謀罪創設反対を求める院内学習会」でこのように述べ、早急な議論の必要性を主張した。

 政府は、国連越境組織犯罪防止条約の批准のために共謀罪の新設が必要だと判断した。しかし、犯罪計画の「実行の合意」の段階から処罰対象になるため、どのような捜査で立証するのか、監視社会を招くのではないか――など、様々な危険性をはらんでいることから、03年から共謀罪法案は国会上程、審議、廃案を繰り返してきた。


原子力規制庁 定例ブリーフィング 14:00 2013.6.4

記事公開日:2013.6.4取材地: テキスト動画

 2013年6月4日(火)14時より、原子力規制庁定例ブリーフィングが行われた。

 5月30~31日にかけて、規制庁が福島第一原子力発電所現地調査を行い、5名が入域、1号機4階の調査が主目的で撮影した写真の一部を公開した。なお、調査者最大被曝線量は4.8mSvだったと発表した。


稲田大臣、「慰安婦制度は『合法』」発言について「お話することはない」 IWJからの質問に対する一切の回答を拒否 ~稲田朋美行政改革担当大臣 定例会見 2013.6.4

記事公開日:2013.6.4取材地: テキスト動画

 「これ以上お話することはありません」――5月24日の定例会見で「戦時中は、慰安婦制度が、悲しいことではあるけれども合法であったということも、また事実であると思います」と述べたことに関し、4日、発言の真意を問われた稲田大臣は、「とにかくこれ以上お話することはない」と回答を拒否した。IWJは「『合法』ということは、戦中・戦前における『公娼制度』を意味したのか」と質問したが、稲田大臣は「橋下さんの発言に関し、慰安婦の問題についてこの会見で2回述べました。それ以上に申し上げることはありません」と語った。

 「慰安婦制度は合法」だとする発言に対しては、韓国外務省当局者が「女性の尊厳と人権に対する冒涜で、反人道的犯罪を擁護する常識以下の表現だ」とする声明を発表、即時撤回を求めていた。韓国側の声明に対する受け止めを聞かれた稲田大臣は「会見の議事録をすべて読んでいただければ、私の発言の真意は分かっていただける」とだけ述べた。


がれきの広域化は不要な予算のバラマキだった!? ――次々明らかになる復興資金の流用と、福島で広がる高濃度放射性廃棄物処理の実態 ~院内集会「がれき広域化責任追及と被災地2次被曝阻止」 2013.6.3

記事公開日:2013.6.3取材地: テキスト動画

 「手をあげただけで補助金」――がれきの受け入れを「検討」しただけで復興資金から補助金が支給されている実態が、大手メディアの報道などにより、いま次々と明らかになっている。しかし、「手をあげていない」のにもかかわらず、環境省が、自治体へ一方的に復興補助金を支給した疑いさえ出ている。

 6月3日(月)、13時より参議院議員会館で行われた院内集会で、大阪府堺市の復興補助金受け入れをめぐる疑惑が、有志の調査メンバーにより報告された。堺市はがれきの受け入れを検討すらしていないのに、国から復興補助金を受け取ったとして、批判の的となっている。しかし、今回調査メンバーが、堺市への情報開示請求により入手した、堺市と環境省とのメールのやり取りを見ると、実態は全く別の様相を呈していた。


「普通の子どもを産みたいと願ったら差別なのか」~岩上安身によるインタビュー 第306回 ゲスト 熊本の医師・小野俊一(onodekita)氏が指摘 2013.6.3

記事公開日:2013.6.3取材地: テキスト動画独自

※全文文字起こしを掲載しました(2013年8月29日)
小野先生のご指摘により注釈を加筆しました(2013年9月1日)

 福島の子どもたちは事故以降、どのような思いで生活しているのか。朝日新聞出版が昨年、出版した「福島の子どもたちからの手紙 〜ほうしゃのうっていつなくなるの?」には、福島県に住む50人余りの子どもたちの書いた絵や作文が掲載されており、子どもたちの複雑な胸の内が綴られている。その手紙が一部改ざんされている、と気づき、指摘した熊本県の医師・小野俊一氏、通称@onodekita氏に2013年6月3日、岩上安身が話をうかがった。

 改ざんされている文章は、「わたしは、何さいまで生きられますか?」と書かれた部分で、改ざん前は、「わたしは、ふつうの子供を産めますか?何さいまで生きられますか?」となっている。


IWJ緊急レポート~ペルー現地報告、第17回TPP交渉会合の舞台裏~豊富な鉱物資源を背景に経済成長を遂げる陰で拡大化するスラムと貧困 2013.5.30

記事公開日:2013.6.2取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題

 5月15日~24日まで、ペルーのリマで開催された第17回TPP交渉会合の取材のため、IWJは安斎さや香記者を現地に派遣。帰国後の30日に、番組にて、ペルー取材の報告を岩上安身とともに行った。交渉会合の取材は交渉官をはじめ、セキュリティガードが厳しく、取材が困難であったため、交渉会合に対する抗議行動の模様や、ペルーにおいてTPPの問題点を指摘し、市民運動をリードしているNGOの取材を敢行。会合に関わる情報は、PARCの内田聖子氏にインタビューを行い、報告をうかがった。

 さらに、ペルーではTPP参加による企業の知財強化が薬価の高騰を招き、貧困層の医薬品へのアクセスが困難になることが懸念されている。こうした背景から、現状の貧困地区や医療現場の実態を知るため、貧困層のエリアの現場取材と、同エリアで開院している医療機関でのインタビューを行った。


【第91-92号】岩上安身のIWJ特報 !「1人1票」を実現するために本当に必要な選挙制度とは何か?~自民党憲法改正草案についての鼎談・第5弾(1)(2) 2013.6.2

記事公開日:2013.6.2 テキスト独自

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 第5弾では、第23条の「学問の自由」や、第24条の「家族、婚姻等に関する基本原則」、第26条の「教育を受ける権利」などを取り上げている。

 5月28日、政府の教育再生実効会議は、「大学教育等のあり方」に関する提言をまとめた。


【IWJウィークリー第5号】[発行] 「慰安婦は合法」の詭弁!安倍内閣閣僚の歴史認識を問う(epub版・PDF版を発行しました!) 2013.6.2

記事公開日:2013.6.2 テキスト独自

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 総字数6万字におよぶボリューム満点の第5号、その冒頭を少しだけ公開します!

 そのほか、先週のIWJが追ったニュースを、コンパクトにまとめて掲載。その日その日のニュースの現場で、IWJスタッフが感じた思いや、補足情報を加えた寸評も。


【第88-90号 】岩上安身のIWJ特報!「自民党改憲草案は立憲主義を壊す」~自民党憲法改正草案についての鼎談・第4弾 2013.6.2

記事公開日:2013.6.2 テキスト独自

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 安倍政権はこれまで憲法96条先行改正を訴え続けてきたが、ここにきて微妙にトーンが変わってきている。

 安部総理は、5月1日に外遊先のサウジアラビアで、「憲法改正は自民党立党以来の課題で、昨年の総選挙でも公約だった。その際、まずは96条ということで、当然参院選でも変わりはない」と述べ、96条改正を参院選の争点にする意向を示していた。

 さらに5月5日には、東京ドームで行われた国民栄誉賞授与式に背番号「96」のユニフォームで登場するというパフォーマンスまで行う熱の入れようだった。


【第86-87号】岩上安身のIWJ特報!安倍政権に対米交渉能力は皆無である!~衆院選での公約は早くも反故に!「経済植民地」条約・米韓FTAよりさらに不平等なTPP・日米事前協議の衝撃の中身!(前編・後編) 2013.5.31

記事公開日:2013.6.2取材地: テキスト動画独自

 「交渉力を駆使し、我が国として守るべきものは守り、攻めるものは攻めていきます」――。3月15日、安倍総理はTPP交渉参加声明にあたって、記者会見で強調した。

 それから約一ヶ月後の4月12日、「日本のTPP交渉参加を米国に承認してもらうため」に行なっていた、日米二国間の事前協議が決着した。


廃炉から始まるこれからの町づくり ―原発に経済性はない― 朴勝俊氏講演 2013.6.2

記事公開日:2013.6.2取材地: | テキスト動画

 2013年6月2日(日)13時30分から、愛媛県西条市の西条市民会館で、朴勝俊氏講演会「廃炉から始まるこれからの町づくりー原発に経済性はないー」が行われた。朴勝俊氏は、日本の再生可能エネルギーについて、「2004年までは、日本は世界一の技術を持っていたが、導入に失敗した。それは『electric power』=『電力』ならぬ『電気権力』が、再生可能エネルギーの普及を阻んできたからだ」と話し、これから脱原発へ向かうための多彩なアプローチを提案した。


東アジア青年交流プロジェクト発足集会 記念講演「東アジアとは何か?―民衆中心の東アジアをいかに創るか?」徐勝氏講演 2013.6.2

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 前衆院議員の服部良一氏の呼びかけによって、東アジア平和構築のために若者の交流の場を作ることを目的とした「東アジア青年交流プロジェクト」が設立され、発足集会が開催された。集会の冒頭で服部氏は「これまでの歴史認識を抜きに日本の未来を語ることはできない」と歴史認識の重要さを強調。そのために東アジアで共通の平和と歴史をテーマにした勉強会や意見交換の場を作っていく方針を示した。記念講師として登壇した立命館大学特認教授の徐勝氏は、そもそも東アジアというのは日本が便宜的に作り上げた地域概念であり、それを見直すことなしに真の平和構築はありえないとの意見を述べた。


市民政党「草の根」大会 孫崎享氏講演 2013.6.2

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 2013年6月2日(日)14時から、山口県岩国市の岩国市民会館で「市民政党『草の根』大会 孫崎享氏講演」が開催された。外交評論家で、元外務省国際情報局局長の孫崎享氏が「日米同盟」と題した講演を行った。


石川文洋講演会「フクシマ、沖縄、ベトナム」 2013.6.2

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 2013年6月2日(日)14時より、長野市川中島の、ひとミュージアム上野誠板画館で、「石川文洋講演会『フクシマ、沖縄、ベトナム』」が行われた。沖縄県那覇市の首里で育ち、ベトナム戦争の報道写真で高い評価を得た石川文洋氏の、写真展「石川文洋の見たフクシマ」の関連イベひとミュージアム上野誠板画館ントである。石川氏は、長年にわたって撮影した戦渦のベトナム、中東、沖縄、福島などの、戦争被災者や災害被災者の実態を説明し、国策の持つ危険性に警鐘を鳴らした。同時に、戦争の実態とからくりを説明し、戦争の絶対禁止を訴えた。


谷岡郁子議員「支援法は、もはや違法状態」国の基本方針を策定しない姿勢を批判 ~「子ども・被災者支援法」勉強会 2013.6.2

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 2013年6月2日(日)13時から、福島県いわき市のマリンホールで、いわき母笑みネットワークが主催する「『子ども・被災者支援法』勉強会」が行われた。講師は支援法の成立に尽力した谷岡郁子氏(みどりの風・参議院議員)。谷岡氏は、参加した地元住民に向かって、「国を動かすのは、あなたがた」と呼びかけた。


広瀬隆講演会「原発・福島・人権、そして憲法! 福島の子どもたちを救おう!」 2013.6.2

記事公開日:2013.6.2取材地: テキスト動画

 2013年6月2日(日)10時から、福島県福島市にあるアオウゼ多目的ホールで「広瀬隆講演会『原発・福島・人権、そして憲法! 福島の子どもたちを救おう!』」が行われた。普段は原発関連の講演が多い広瀬隆氏は、「今日は憲法を柱に話をする。テレビや新聞が報道しない内容なので、帰ったらぜひ、みなさんの家族や周囲の人に広げてほしい」と呼びかけた。


「TPP=トンデモナイ・ペテン・プログラム」 ~学習会「TPP参加ってもう決まってる?いえ、まだ決まってません!」 2013.6.1

記事公開日:2013.6.1取材地: テキスト動画

 2013年6月1日(土)18時30分、京都市東山区の東山いきいき市民活動センターにおいて、「TPP参加ってもう決まってる?いえ、まだ決まってません!」と題する学習会が開かれた。TPP反対の論陣を張るNPO法人AMネットと、コープ自然派京都が共催した。


さっぽろ市民放射能測定所 はかーる・さっぽろ 1周年記念報告会 2013.6.1

記事公開日:2013.6.1取材地: テキスト動画

 2013年6月1日(土)13時30分より、札幌市北区の札幌エルプラザで「さっぽろ市民放射能測定所 はかーる・さっぽろ 1周年記念報告会」が行われた。札幌市豊平区にある、はかーる・さっぽろは、ベラルーシ製の放射能測定器ATOMETX・AT1320Aを保有し、北海道大学の協力も得て、市民の持ち込んだ食品を独自に検査している。設立から1周年を迎え、これまでの測定結果や、測定方法の基礎知識などをわかりやすくレクチャーした。


シンポジウム6.1 築地の女将が市場を語る 2013.6.1

記事公開日:2013.6.1取材地: テキスト動画

 2013年06月01日(土)14時から、東京都台東区浅草にある浅草三業会館にて、「シンポジウム6.1 築地の女将が市場を語る」が行われた。築地市場で働く女将と旦那衆からの市場移転を懸念する訴え、津軽三味線とデキシーランドジャズ演奏、築地市場移転問題弁護団の大城聡弁護士と東京中央市場労働組合書記長の中澤誠氏との対談など、豊富な内容で、築地市場移転の反対意見表明が繰り広げられた。