グリーンランドと北極圏利権 レアアースを精錬できるのは中国だけ!~岩上安身によるインタビュー第1210回 ゲストエコノミスト 田代秀敏氏(その5) 2026.1.26

記事公開日:2026.2.6取材地: テキスト動画独自
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(文・IWJ編集部)


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 グリーンランドをめぐる話題は、(その5)でも続いた。

 トランプ大統領のグリーンランド割譲要求で、にわかに注目が集まっている北極海航路だが、中国は30年以上も前から、北極海航路の商用利用を見越して、ロシアや北欧諸国に大規模な投資を行ってきた。

 田代氏は、「日本の政治家は、次の選挙までのことしか対象にしていないけど、中国の経済計画は、5年刻み。10年、15年で、計画的な構想をしている」と述べ、次のように語った。

 「例えば、レアアースもそうで、いくら日本が、海底からレアアースがたくさん入った泥が取れて大喜びしても、それを精錬する技術は、中国しかもってないんです。

 アメリカには、マウントパスという有名なレアアース鉱山があるのだけど、そこで掘り出した土砂も、それを精錬して、99.99%以上の純度を持った物質に変えなければ、産業に使えないんですね。

 レアアースといっても、いろんな種類がありますが、その多くは、中国しか精錬技術を持っていないんです。

 なぜかと言えば、中国は、レアアースの精錬の技術開発ということを、僕が知っている限り、1970年代からやっているんです。半世紀かけて、やっているんですよ。

 1992年には、トウ小平が、『中東に石油がある。中国にはレアアースがある』と、はっきり書いている。

 中東は、石油を戦略的に利用して、一気に国際的地位を高めた。あのように、『中国はレアアースを使う』と、1992年に、最高指導者がはっきり明言しているわけです。トウ小平語録に入っているわけです。

 なのに、じゃあ1992年に、日本の主要な政治家で、レアアースという言葉を知ってる人は、何人いましたか?

 しかも、その時点ですでに中国は、20年近い研究開発の蓄積があるわけですよ。

 日本は何もないのに、中国が50年かけて磨き上げた精錬技術を、『1年で』と言っている。びっくりですよ」。

■全編動画

  • 日時 2026年1月26日(月)15:00~
  • 場所 IWJ事務所(東京都港区)

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