2023年4月28日午後1時より、東京都千代田区の外務省にて、林芳正外務大臣の定例会見が行われた。
冒頭、林大臣より、自身の中南米訪問、そして、スーダンからジブチへ退避した邦人についての報告があった。
林大臣は、4月29日から5月7日までの日程で、中南米5か国(トリニダード・トバゴ、バルバドス、ペルー、チリ、及び、パラグアイ)を訪問する予定であり、トリニダード・トバゴとバルバドスについては、本邦外務大臣としては初の訪問となるとのこと。
- 林外務大臣の中南米訪問(外務省、2023年4月28日)
また、情勢が急激に悪化しているスーダンからジブチに退避した在留邦人と、その家族のうち、日本への帰国希望者については、政府のチャーター機にて、4月29日に日本に帰国する予定であるとのこと。
- スーダン共和国からの邦人等の退避について(外務省、2023年4月27日)
続いて、各社記者と林大臣との質疑応答となった。
IWJ記者は、「米国による『対露全面禁輸』の提案に対し、日本とEU諸国の代表が難色を示した」とする英紙『フィナンシャル・タイムズ』の4月25日の報道内容の真偽を質す質問を準備して臨んだが、指名されず、残念ながら質問はかなわなかった。
他社の記者からは、「港国家安全維持法」、「米韓首脳会談(核共有)」、「林外務大臣の中南米訪問(パラグアイ)」、そして、「(2007年の9月にミャンマーで取材中に銃撃され死亡した)長井健司氏のカメラ返還」についての質問があった。
会見の詳細は、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。