選挙戦が中盤に差しかかり、安倍政権への不支持率47.3%となり支持率を上回った。望ましい選挙結果は「与党と野党の勢力が伯仲する」が53%と過半数を占め、安倍政権の安保政策「支持しない」が53.3%となった。さらに、経済政策で景気が良くなったと実感しているかについては「実感していない」が84.2%と圧倒的多数を占めた。
2014年12月1日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。11月27日に発生した福島第一原発2号機使用済燃料プール冷却系ポンプのコンプレッサーが意図せずにオフになっていた問題で、原因はまだ調査中、前回パトロールした11月13日から当日までの作業を再度確認中だという。
11月21日(金)、衆議院が解散した。
安倍総理は、その日の夕方に開かれた記者会見で、「この解散は、アベノミクス解散だ」と宣言。「私たちの経済政策が間違っているのか、正しいのか、本当に他に選択肢があるのか、国民に聞きたい」と語り、アベノミクスの是非が今回の選挙の争点であると強調した。
しかし、アベノミクスだけが選挙の争点なのだろうか。問われるのが安倍政権の信任ならば、他の政策への賛否も問われてしかるべきではないだろうか。
※テキストを加筆しました(2014年12月1日)
「九州玄海訴訟北九州学習会 福井地裁判決に学ぶ」が11月15日(土)13時半より、福岡県北九州市小倉南区の小倉南生涯学習センターで行われ、大飯原発差し止めを争い福井地裁で住民側が勝訴した2014年5月の判決について、北九州第一法律事務所の池上遊弁護士が解説した。佐賀中央法律事務所の稲村蓉子弁護士は、原発避難計画の問題点について説明した。
2014年11月28日(金)14時30分から、原子力規制庁で米谷仁総務課長による定例ブリーフィングが行われた。核セキュリティに関する検討会・個人認証ワーキンググループは次回第5回会合が最後で、WGとしての提言案をまとめ、検討会へ報告する予定だという。
2014年12月1日(月)10時より、原子力改革監視委員会、13時30分より監視委員会の記者会見、続いて改革特別タスクフォースの記者会見が行われた。柏崎刈羽原発の再稼働は、福島第一原発の廃炉よりも技術的には非常に順調だとデール・クライン委員長は述べ、次回の監視委員会は柏崎刈羽原発で行いたいとの意向を示した。
青森県弘前市の弘前文化センターで開催された「AFTER311 第3回脱原発弘前映画祭」で、11月30日(日)14時過ぎより「福島をわすれない」と題したトークイベントが行われ、福島原発事故避難者らが震災直後に不安を抱えながら避難した様子や、その後の福島の様子などそれぞれの体験を生々しく語った。
11月30日(日)、愛知県・豊橋市職員会館で国民救援会愛知県本部が主催して「仙台北陵クリニック事件」に関する池田正行・医師の講演会が開催された。仙台市・北陵クリニックで点滴中に筋弛緩剤を混入したとして、2000年に1人の殺人、4人の殺人未遂容疑により准看護師・守大助氏が起訴され、2008年に最高裁で無期懲役の判決が確定、2014年3月、地裁への再審請求も棄却されている。
NHKの「総合診療医ドクターG」でも知られる池田氏は、盲導犬がフォークで刺されたとされ8月に騒がれた問題を例に挙げながら、この事件は「犯人探しゲーム」を発端とする幻であるとして冤罪を主張し、検察・裁判所・メディアやそれに依存する人々の構造的問題を指摘した。