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「地域、世代、自然との共生が原発事故で崩壊する」 〜エントロピー学会 佐藤栄佐久氏(前福島県知事)ほか 2014.5.17
「便利だからと原発に頼ってきたわれわれは、長いスパンで考えると、非常に大きな罪を犯した世代になる、と言えないだろうか」──。
2014年5月17日と18日、新潟市の新潟大学・駅南キャンパス「ときめいと」で、「エントロピー学会 2014年春の研究集会」が「地域社会から持続可能な未来を考える」をテーマに開催された。17日は、そのオープニングとして、佐藤栄佐久氏(前福島県知事)、平山征夫氏(新潟国際情報大学学長、前新潟県知事)を招いて、シンポジウム「原発なしの地域の自立・発展を考える」が行われた。
みんなで決める会~「原発」新潟県民投票を成功させよう!~ 「デモクラティック居酒屋」 2014.5.11
2014年5月11日(日)18時より、新潟市古町の居酒屋かくれんぼで「デモクラティック居酒屋」と題したイベントが行われた。新潟県内で県民投票を通じて原発に関する意思を伝えられるようにしようと活動している「みんなで決める会」が企画した。第1回となる今回は、ゲストに政治学者で新潟国際情報大学教授の越智敏夫氏を迎えて、民主主義や市民運動の意味などについて来場者と白熱したトークを繰り広げた。
現代社会が失ったもの ~新潟水俣病患者の暮らしを見つめた映画『阿賀に生きる』とアイヌ文化の共通項 2014.5.4
「太平洋戦争を経験したのに、戦争を忘れ、3.11で原発事故を経験したのに、それも忘れて、また再稼働。いったい、われわれは何をやってるのか」──。
2014年5月4日、新潟県阿賀野市の阿賀野市安田公民館で、「映画『阿賀に生きる』22周年 阿賀の岸辺にて 2014年追悼集会」が開かれた。1992年に作られた映画『阿賀に生きる』は、新潟水俣病患者として苦しみながらも、川に寄り添ってたくましく生きる3組の夫妻の姿を描いたもの。監督や撮影スタッフが、この地域に住み込んで、3年にわたってカメラを回した記録映画だ。
ノーベル賞も日本人が取らないと無関心?「科学をおもしろく伝えたい」 〜サイエンスカフェにいがた 2014.4.19
「科学は、なぜ伝わらないのか。科学者が、科学者同士のコミュニケーションに慣れきっているからだ。ブログやツイッターなどの手段で、一般の人たちに向けて発信することが重要」──。
2014年4月19日、新潟市中央区の中央図書館ほんぽーとで、サイエンスカフェにいがたによる「累計100回記念『つながろう、新潟のカガク!』」が開かれ、2011年の第1回化学コミュニケーション賞受賞者の佐藤健太郎氏(有機化学美術館館長)らが講演を行った。
「都合の良い解釈で庶民が切り捨てられる。憲法は誰のもの?」 〜憲法に対する市民の想いをリレートーク 2014.5.3
特集 憲法改正
「戦争は、最大の人権侵害。それを可能にしようとしている安倍政権。私たちは、全力でこの動きを止めなければならない」──。
2014年5月3日、新潟市立中央図書館にて、ナインにいがた主催の集会「どーしょば!? けんぽう ―『戦後』69年 いま『開戦前夜』?」が行われた。まず、戦場カメラマンの杉本祐一氏によるドキュメンタリー映画を上映。その後に行われた10名のリレートークでは、それぞれの視点から、憲法について、平和な社会のあり方について語った。
柏崎刈羽原発再稼働を食い止めろ!新潟反原発金曜集会 2014.5.2
2014年5月2日(金)18時より、新潟駅万代口横の石宮公園でなくそう原発新潟市民ネットによる「柏崎刈羽原発再稼働を食い止めろ!新潟反原発金曜集会」とデモ行進が行われた。この抗議行動は金曜官邸前行動に呼応して2012年7月以来続けられている。
「パブコメ募集の今年8月に向けて、反対の声を集中しよう」 〜特定秘密保護法は憲法違反!学習会 齋藤裕氏 2014.4.27
特集 秘密保護法
「特定秘密保護法は憲法21条(表現の自由)の侵害だ、という裁判を起こされると、国としてはまずい。だから、自民党は憲法21条を『公益のために表現の自由は制限できる』という内容に変えようとしている」──。
2014年4月27日、新潟市のガレッソホールで「特定秘密保護法の撤回を求める新潟県女性の会」の第2回学習会と街頭行動「特定秘密保護法は憲法違反!施行されないために何をしたらいいの?」が行われた。
「3年経っても雨どいの下は、毎時60マイクロシーベルト」 〜福島フィールドワーク報告会 2014.4.26
「3年経った浪江町で見たものは、請戸小学校の惨状、校庭に積み上げられたがれきと除染廃棄物、流された車、浪江駅前の新聞販売店に残った2011年3月12日付の福島日報の束、倒壊した住宅、いたるところにある進入禁止のバリケード。そして、避難指示解除区域と居住制限区域を分けている、廃線になった常磐線だった」──。
2014年4月26日、新潟市江南区文化会館で、「福島FW(フィールドワーク)ツアー報告会 ふくしまで見て聴いて考えたこと」が行われた。福島からの避難者の話を聞くとともに、民主青年同盟新潟県委員会が3月下旬に行った、福島県浪江町の視察の模様が報告された。
「時間がたつと、はっきりと被曝の影響があらわれる」 〜崎山比早子氏講演会 2014.4.20
「細胞の寿命を決めるファクターは、テロメアの短縮、遺伝子複雑損傷細胞の増大、ミトコンドリアDNA損傷。放射線の被曝は、それらを促進する」──。崎山比早子氏は、放射線が老化を促進することで病気を誘発するとし、そのメカニズムを解説した。
2014年4月20日、新潟市中央区のクロスパルにいがたで、「『もっと知りたい原子力発電所のすべて』第25回学習交流会」が開催された。放射線医学総合研究所の元主任研究官で、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の委員も務めた崎山比早子氏が、「放射線被ばくによる健康被害 被ばくがもたらすがん以外の病気」と題した講演を行った。
「ある精肉店のはなし」 纐纈あや監督 舞台あいさつ 2014.4.20
2014年4月20日(日)、ドキュメンタリー映画「祝の島」(ほうりのしま)で知られる纐纈あや(はなぶさ・あや)監督が、屠場を描いた新作「ある精肉店のはなし」の上映に合わせ新潟市の新潟・市民映画館シネ・ウインドで舞台あいさつを行った。
シネ・ウインドでは5月2日までの上映予定。
生命(いのち)のつながりを考える 生きること、食べること 「世界が食べられなくなる日」映画会上映後のトーク ─天明伸浩氏 2014.4.13
特集 TPP問題
2014年4月13日(日)、新潟県十日町市で映画「世界が食べられなくなる日」の上映会が行なわれ、上映後、上越市で農業を営む傍ら遺伝子組み換え実験の反対運動などを行なってきた天明伸浩(てんみょう・のぶひろ)氏が講演を行なった。
「東電に、柏崎刈羽原発の再稼働を申請する資格はない」 〜福島みずほ氏講演会 『新しい社会』について語ろう 2014.3.21
「ファシズムがやってくるのではないかと、危機感を持っている。今はまだ、声を上げることができる。多くの人とつながり、新しい社会を作っていきたい」──。
2014年3月21日(金・祝)、社民党の福島みずほ副党首は、新潟駅前で12時前から街頭演説を行い、集団的自衛権の行使容認に前のめりの安倍政権の暴走を批判した。また、「この豊かな新潟を放射能まみれにさせるわけにはいかない」とし、柏崎刈羽を含めた原発再稼働について警鐘を鳴らした。
14時半からは、新しい社会・プロジェクトによる講演会「福島みずほさんと一緒に『新しい社会』について語ろう」に登場し、新潟で新しい生き方を模索しているパネリストたちと意見交換を行なった。
「原発事故に終わりはない。常に、現在進行形だ」堀潤氏 講演会 2014.3.16
「アメリカで50年前に起きた原発事故が、今も進行中だ。福島の原発事故も現在進行形であり、それらは同じタイムラインに乗っている」──。
2014年3月16日、新潟県長岡市の長岡商工会議所で、「福島原発事故から3年 原発問題を考える市民のつどい」が行われ、元NHKアナウンサーで、8bitNews主宰の堀潤氏が講演を行った。
「福島の復興より東電の再建か?」 〜福島とともにシリーズNo.5 個人線量? 等価線量? 2014.1.26
特集 3.11デイズ
「空間線量率から推定される線量と、個人線量では6倍ほどの差が出て、後者の方が数値が低くなる。昨年12月26日の環境回復検討会は『個人線量を基本とすべき』と環境省に提言。結果的に除染エリアと予算が縮小された」──。
2014年1月26日、新潟市のクロスパルにいがたで、いのち・原発を考える新潟女性の会第22回学習交流会「福島とともにシリーズNo.5 個人線量?等価線量?」が行われた。講師は、同会の桑原三恵氏。昨年12月20日に、政府が閣議決定した新指針「被曝線量を個人線量計で把握」とは、どのような意味を持つのか。また、泉田新潟県知事の言う「甲状腺等価線量で260ミリシーベルト」とは、どういうことか。詳しい解説がなされた。
泉田裕彦新潟県知事 定例会見 2014.1.22
1月22日(水)、新潟県庁で、泉田裕彦新潟県知事の定例会見が行われた。明日23日に告示される東京都知事選については、「他都道府県の首長選挙なので、新潟県知事としてはコメントしない」とした。
特定秘密保護法に抗議する緊急アピール行動 2013.12.3
特集 秘密保護法
2013年12月3日(火)18時より、新潟県平和運動センター、護憲フォーラムにいがた主催による「特定秘密保護法に抗議する緊急アピール行動」が開催され、新潟駅前の弁天公園で集会、その後デモ行進を行った。
原発ゼロを目指しつつ「避けられない現実」に対処する 〜原子力市民委員会「新しい公論形成のための中間報告」意見交換会 2013.11.30
市民シンクタンクとして、今年4月に発足した原子力市民委員会が、このほど「原発ゼロ社会への道──新しい公論形成のための中間報告」を公表した。
これは、同団体が2014年春までに作成する予定の「脱原子力政策大綱」の前段的意味合いを持つもの。その序章には、「この中間報告では『大綱』の7割程度の主要な論点について、大筋で理解していただけるものと信じる」とあり、日本国民の本音ベースでのコンセンサス「原発ゼロ」を受け止めることができるのはわれわれ、との自信がうかがえる。
2013年11月30日、新潟市中央区の新潟駅万代口ガレッソホールでは、その「中間報告」をベースに、原子力市民委員会が「意見交換会」を開いた。市民委員会のメンバーによる中間報告の要旨説明はもとより、新潟県原子力安全対策課の担当者も、柏崎刈羽原発を抱える自治体の立場でスピーチを行った。後半では両者が意見を取り交わし、去る7月に施行された、原発を巡る「新規制基準」への不満を、共通のものとして表明した。今後、同様の意見交換会が、福岡、松山、八王子、大阪、札幌で行われる予定。
「被告人も弁護士も、裁判官すら、何の罪かわからない。摩訶不思議な裁判が行なわれる」 ~新潟県弁護士会『特定秘密保護法案』緊急市民集会 2013.11.12
特集 秘密保護法
「国民に重要な事実を知らせず、政府が国民を監視する社会を作る」「何をしたら罪になるかがわからない。弁護士から見ても意味不明」「集団的自衛権を容認する仕組みだ」──。
2013年11月12日(火)、新潟市中央区の新潟県弁護士会館にて、新潟県弁護士会による「『特定秘密保護法案』の成立に反対する緊急市民集会」が行われた。金子修弁護士らが特定秘密保護法案の問題点を解説し、廃案を訴えた。また、報道、平和運動、反TPP運動、公務員労組などに関わるゲストが、それぞれの立場から危機感を表明した。