新潟県の柏崎刈羽原発6,7号機の原子力規制委員会への規制基準適合申請に関して、新潟県の泉田裕彦知事と東京電力の廣瀬直己社長が2回目の面談を行った。前回、受取を拒否した東京電力のフィルター付きベント設置計画を泉田知事は受領した。
新潟県の柏崎刈羽原発6,7号機の原子力規制委員会への規制基準適合申請に関して、新潟県の泉田裕彦知事と東京電力の廣瀬直己社長が2回目の面談を行った。前回、受取を拒否した東京電力のフィルター付きベント設置計画を泉田知事は受領した。
■ハイライト
東電が泉田知事の了解を求めたのは、原子炉格納容器の圧力を低下させるために排気する際、空中に拡散する放射性物質を1000分の1に減らす「フィルター付きベント」。この日の会談で廣瀬社長は、原子炉建屋の岩盤に限りなく近い場所にもう一つのフィルター付きベントを作る計画を披露。「地震の揺れが吸収できると考えている」と説明した。
泉田知事は東電の要望書を受領したものの、福島第一原発の汚染水問題や、柏崎刈羽原発で事故が起こった際の住民の避難シュミレーションなどについて廣瀬社長に質問。廣瀬社長は「しっかりと取り組みたい」と述べるのとどまるなど、答えに窮する場面も見られた。
会談後のぶら下がりで廣瀬社長は、規制基準適合申請は県知事の了解を得てから行うのかという記者からの質問に対し、「そのように考えている」と語った。
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