川内発電所の再稼働、緊張感をもって取り組んでもらいたいと委員長所見~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2015.8.19

記事公開日:2015.8.19取材地: 動画

 2015年8月19日(水)14時30分より、田中俊一原子力規制委員会委員長の定例記者会見が開催された。九州電力川内原子力発電所が8月11日再稼働したことについて、予定通りに進んでいるが、緊張感をもって取り組んでもらいたいと委員長は所見を述べた。


市民 vs. 規制庁、川内原発「老朽対応ルール」をめぐり激しい応酬 ~規制庁の答弁に「これで事故が起きれば犯罪だ」と怒りの言葉も 2015.8.4

記事公開日:2015.8.10取材地: テキスト動画

※8月10日テキストを追加しました!

 九州電力による再稼働が秒読み段階に入った川内原発1号機は、運転開始から32年目に入っており、老朽原発向けの保安規定の変更が法律で義務づけられている。これまで老朽原発では、30年を迎えるまでに変更の認可を受けねばならないとの「30年ルール」が厳格に運用されてきたが、川内原発1号機は2014年7月に30年を経過しており、このルールから逸脱している。

 これを違法とみなす複数の市民団体が、2015年8月4日、東京都の衆議院第一議員会館で、「ストップ!川内原発再稼働ありきの高経年化審査を問う<緊急院内集会と政府交渉>」を開き、原子力規制庁の担当者を相手に交渉を行った。


「ずさんで不十分」川内原発老朽化審査は「再稼動ありきの駆け込み認可」――市民1973人が原子力規制委員会に対し異議申し立て 2015.8.7

記事公開日:2015.8.10取材地: テキスト動画

※8月10日テキストを追加しました!

 「手続き的に問題があり、内容面でも実際の危険が伴う」

 再稼働が目前に迫る九州電力川内原子力発電所をめぐり、1号炉の高経年化(老朽化)対策に関する原子力規制委員会の認可を取り消すよう、市民1973人が2015年8月7日、規制委に対して行政不服審査法の規定に基づき異議申し立てを行った。

 規制委は8月5日、川内原発1号炉が運転開始から30年を超えて稼働するために必要な「高経年化技術評価等に係わる原子炉施設保安規定」の補正申請を認可した。


問題山積の規制庁、設置から3年で見直しが求められるも、審査中のプラントが多いなどを理由に「大きな見直しはかえって弊害になる」と見解 ~原子力規制庁清水康弘新長官就任会見 2015.8.6

記事公開日:2015.8.6取材地: テキスト動画

 2015年8月6日(木)14時30分から、原子力規制庁記者会見室にて、7月31日付けで新長官に就任した清水康弘氏の就任会見が開催された。発足3年になる規制委員会、規制庁だが、取り組むべき問題がまだ数多くあり、前任の池田克彦長官の方針を引き継いで仕事を進める決意を示した。


万一事故が起きた時の責任は事業者、規制委にも「一定の責任がある」とするも「最終責任に何を求めているのか考える必要がある」と見解 ~原子力規制委員会田中俊一委員長定例会見 2015.8.5

記事公開日:2015.8.5取材地: テキスト動画

 2015年8月5日(水)14時30分より、田中俊一原子力規制委員会委員長の定例記者会見が開催された。原発事故の責任に関して、田中委員長は、再稼働の判断や事故の責任は事業者にあり、規制委にも一定の責任があるが、「最終責任に何を求めているのか、考える必要がある」と見解を述べた。


緊急時作業被曝限度を100ミリから250ミリシーベルトに引き上げへ/川内原発では大規模避難訓練より防災への基本理解の向上を重視~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.7.29

記事公開日:2015.7.29取材地: テキスト動画

 2015年7月29日(水)17時15分より、田中俊一原子力規制委員長の定例記者会見が行われた。緊急時作業被曝限度の250ミリシーベルトへの引き上げは、防護措置をとる事前の準備の一つだという考えを示した。

 再稼働を目前に控えた川内原発では、緊急時対応を決めた後の大規模な避難訓練が行なわれていないが、大規模訓練より、避難・防災の基本を理解すること、災害時にどのように行動すればよいかを知ることなど、地に足のついた対応も大事だと述べた。


自主避難者への支援打ち切りを後押しする規制庁、明らかに避難の必要がある状況ではないと判断~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.7.22

記事公開日:2015.7.24取材地: テキスト動画

 2015年7月22日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。被曝線量の基準について、田中委員長は、「年間20ミリシーベルト以下になれば、国際的に見ても、そこに住みながら、線量の低減化を図るということを言われていて、それでいいと申し上げている」と主張。自主避難に対しては、国がこれまで住宅支援などを行ってきたことを疑問視するなど、委員長自身、自主避難者への支援に消極的な考えがあることが明らかになった。


四国電力伊方原発3号機、申請から2年で設置変更を許可、類似プラントでは今後審査がスピードアップしていく可能性も~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.7.15

記事公開日:2015.7.15取材地: 動画

 2015年7月15日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。この日の午前の定例委員会会合にて、四国電力伊方原子力発電所3号機の設置変更を許可した。これまでに3つの発電所を設置変更許可したが、まだ多くの審査が残っており、田中委員長は「しばらく続く大きな試練だ」と述べた。


京丹後市長、大津市長、与謝野町長と規制庁審議官が面会、原子力災害対策指針の問題点を指摘するも「内閣府に相談してほしい」と対応しない規制庁の姿勢が明らかに 2015.7.10

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 京都府、滋賀県の5つの自治体が2015年6月19日、原子力規制委員会、規制庁に連名で意見書を提出した。これを受けて、自治体の首長らと規制庁の片山啓審議官らが7月10日に面会。首長らは防災指針の改訂でUPZ圏外の防護対策の記述が削除されたことを問題視し、UZP圏外についても指針で策定することを求めた。さらに、SPEEDIも有効に活用してほしいと意見した。


川内原発再稼働を目前に控え、政府と足並みをそろえる規制委、避難計画の実行性を評価、周知・理解の必要性を強調~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.7.8

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 2015年7月8日(水)17時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。原子力災害の防災指針に基づいた避難計画について、田中委員長は、きめ細かく考えられており、単純に一斉避難するのではないことを周知、理解してもらう努力が必要との考えを示した。


美浜原発3号機、期限切れで審査打ち切りか、運転不可の可能性を示唆~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.7.1

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 2015年7月1日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。美浜原発3号機は、運転開始後40年を越える来年2016年11月30日までに再稼働に必要な審査に合格することが時間的に厳しく、委員長は運転不可になる恐れもあるとの考えを示した。


被曝医療体制指針を改定、「福島の事故の経験が活かされている」と従来の問題点が改善されたことを強調~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.6.24

記事公開日:2015.6.25取材地: テキスト動画

 2015年6月24日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。被曝医療体制の在り方の改訂案がまとまり、原子力災害対策指針に反映される。福島第一原発の事故の経験を活かして改善したと、田中委員長は答えた。


福島第一原発の溶け出した燃料の取り出し方法、まだ判断できない、実施計画で判断する考え~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.6.17

記事公開日:2015.6.17取材地: テキスト動画

 2015年6月17日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。福島第一原発の燃料デブリ取り出しについて、田中委員長は、状況が見えないのでまだ判断できない、実施計画が出た時に判断する、との考えを述べた。


停止中の運転30年超えの原発、再開のための審査について、再開手順など進め方を検討する考え~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.6.10

記事公開日:2015.6.10取材地: 動画

 2015年6月10日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。長期間運転を停止しており、運転開始後から30年を超える原発の運転再開に向けた審査について、田中委員長は、今後の再開の手順など、進め方を検討したいとの考えを示した。


福島第一原発の汚染水問題「東京電力のマネジメントができていない」と苦言~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.6.3

記事公開日:2015.6.3取材地: テキスト動画

 2015年6月3日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。東電福島第一原子力発電所でリスクのあるパイプから汚染水が漏洩した問題に関して、田中委員長は、汚染水漏洩の問題が収まらないのは、経営層の問題だと苦言を呈した。


川内原発、再稼働に必要な3つの許認可が出そろったことについて「時間がかかったのはしょうがない、生みの苦しみ」~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.5.27

記事公開日:2015.5.27取材地: 動画

 2015年5月27日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。田中委員長は、川内原子力発電所の保安規定変更申請を認可し、再稼働に必要な3つの許認可がすべて出そろったことについて、「時間がかかったのはある種しょうがない、生みの苦しみだ」と所見を述べた。


審査書案のパブコメ、すでに合格した発電所の別号機に対しては行わない場合もある考え~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.5.20

記事公開日:2015.5.20取材地: 動画

 2015年5月20日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。新規制基準適合性審査の合格内定に当たる審査書案について、すでに合格した発電所の別号機に対しては行わない場合もある考えを示した。


再稼働に向けた川内原発の使用前検査、事業者側の計画は「まだ不十分」な点があるとの認識~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.5.13

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 2015年5月13日(水)18時10分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。九州電力が規制庁に提出した川内原発使用前検査計画の補正は、項目や日程にまだ空白が多く、不十分だという認識を示した。


2030年代の原発比率20~22%のエネルギーミックス素案に対し「原発目標比率は関係ない、きちんと審査していくだけ」~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.4.28

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 2015年4月28日(火)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。2030年代の原発比率が20~22%という資源エネ庁のエネルギーミックス素案に対して、原発の目標比率は関係なく、きちんと審査していくだけという考えを示した。

 官邸の屋上でドローンが見つかった事件に関して、委員長は、「国の方で法制度整理をしようと検討しているので、それをよく見ていきたい」と述べ、直近の対策として、事件の翌日に各事業者に対し、上空の監視を強めるよう通達を出したことを明らかにした。


川内原発再稼働差し止め申し立てが却下された決定に対し委員長「コメントする立場にないが、規制委の業務は粛々と進めていく」~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.4.22

記事公開日:2015.4.22取材地: テキスト動画

 2015年4月22日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。九州電力川内原子力発電所1、2号機の再稼働差し止めの仮処分を住民らが申し立てたのに対し、鹿児島地裁がこれを却下する決定を下したことについて、田中委員長は、「コメントする立場にはない」が、「規制委の業務は粛々と進めていく」との考えを表明した。