福島第一原発の溶け出した燃料の取り出し方法、まだ判断できない、実施計画で判断する考え~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.6.17

記事公開日:2015.6.17取材地: テキスト動画
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 2015年6月17日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。福島第一原発の燃料デブリ取り出しについて、田中委員長は、状況が見えないのでまだ判断できない、実施計画が出た時に判断する、との考えを述べた。

記事目次

  • 燃料デブリ取り出しは中長期ロードマップではなく実施計画が出た時に判断

■全編動画

  • 日時 2015年6月17日(水) 14:30~
  • 場所 原子力規制委員会(東京都港区)

燃料デブリ取り出しは中長期ロードマップではなく実施計画が出た時に判断

 東京電力福島第一原子力発電所の炉内燃料デブリ取り出しは、中長期ロードマップで計画されている。これについて田中委員長は、「中長期ロードマップを策定したのは東電と資源エネルギー庁」であり、規制当局としてはコミットしないという。

 「実施計画が出てきた時に独立して、安全の観点から評価して判断する」と述べた。

 今後計画されいる燃料デブリの取り出しは、まだ状況が全く分からないため判断できないとし、実施計画で判断するという考えを示した。

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