2015年8月19日(水)14時30分より、田中俊一原子力規制委員会委員長の定例記者会見が開催された。九州電力川内原子力発電所が8月11日再稼働したことについて、予定通りに進んでいるが、緊張感をもって取り組んでもらいたいと委員長は所見を述べた。
2015年8月19日(水)14時30分より、田中俊一原子力規制委員会委員長の定例記者会見が開催された。九州電力川内原子力発電所が8月11日再稼働したことについて、予定通りに進んでいるが、緊張感をもって取り組んでもらいたいと委員長は所見を述べた。
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九州電力川内原子力発電所が8月11日に起動してから一週間が経つ。田中俊一・原子力規制委員長は「ほぼ予定通り進んでいるんだろうと理解しているが、しばらくぶりの稼働になるので、事業者も規制庁も緊張感をもって取り組む、その気持ちを忘れないで進めてもらいたい」と所見を述べた。
気象庁は8月15日17時50分に桜島の噴火警戒レベルを「レベル4(避難準備)」に引き上げた。記者からの質問に答え、委員長は気象庁が勧告している3~4kmの立ち入り制限はその通りで、規制委から申し上げることではないと言い「そのことで川内原発からの影響はありませんよというのは明確に申し上げる」と述べた。
規制委員会の「火山活動のモニタリングに関する検討チーム」では火山活動をモニタリングすることで、噴火の予兆をとらえられるとしている。しかし、まだモニタリングの詳細は決まっておらず、九州電力はまだ実施していない。このモニタリングで対象とするのはVIE6~7レベルの噴火であり、今気象庁が発表しているようなレベルでは問題ないという考えだ。
今後、火山活動のモニタリングについて、モニタリング技術や方法、データの評価等に関する恒常的な有識者会議を発足させる方向で検討してるという。今後の検討チーム会合で検討する見込みだが、それがいつになるかは定かでない。