自衛隊が多国籍企業の私兵に!? 「辺野古と集団的自衛権のトリックを見抜け」 〜京都沖縄県人会事務局長・大湾宗則氏インタビュー(柏原資亮 記者) 2014.9.18

記事公開日:2014.9.22取材地: テキスト動画独自

 「Xバンドレーダーのために、ここが攻撃されたらどうするのか、と防衛省担当者に質問したら、『レーダーは他にもたくさんあるから大丈夫』と答えた。つまり、あってもなくても、どちらでもいいのだ」。京都沖縄県人会事務局長・大湾宗則氏は、Xバンドレーダーは役に立たないと主張した。

 2014年9月18日、京都市内にて、IWJ記者が大湾宗則氏に話を聞いた。大湾氏は「米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会」の共同代表を務め、京丹後市経ヶ岬での米軍基地建設を止めるために、さまざまな活動を行っている。


辺野古海上 抗議者に怪我人発生も、遊泳する米兵には注意をしない!? 〜矛盾する海保の警備体制 2014.9.20

記事公開日:2014.9.21取材地: テキスト動画

 「日に日に強くなる海保の警備体制から、基地建設工事を強行しようとする、安倍政権の焦りを感じる」ーー。

 8月22日、辺野古海上でカヌー隊として抗議活動を行っていた岩田克彦さんは、海上保安庁に羽交い締めにされ、頚椎捻挫の怪我を負った。岩田さんは同月29日、羽交い締めにした海保に対して告訴。9月9日、那覇地検は、これを受理した。IWJのインタビューに対して、岩田さんは、日増しに強化されていく海保の警備体制から「安倍政権の基地建設工事に対する焦りを感じる」と語った。


「沖縄返還の教訓を辺野古問題解決へ活かせ」~沖縄返還交渉時の米国側担当者モートン・ハルペリン氏が47年ぶり沖縄訪問 2014.9.19

記事公開日:2014.9.21取材地: テキスト動画

 元米国国家安全保障会議(NSC)高官のモートン・ハルペリン氏は、1966年から69年にかけて、米国防総省の上級担当者として沖縄返還交渉に関わり、日本側と交渉にあたった。ハルペリン氏はこの度47年ぶりに沖縄を訪問。この日の講演会では、その印象とともに、自身の沖縄返還交渉時の教訓を語り、沖縄における米軍基地について論じた。講演会は、新外交イニシアティブ (ND)と琉球新報社の主催により開催された。


みんなで行こう、辺野古へ 止めよう新基地建設!9.20県民大行動 2014.9.20

記事公開日:2014.9.20取材地: 動画

 2014年9月20日(土)14時より、沖縄県名護市辺野古の浜で、辺野古の米軍基地建設に反対して集会「止めよう新基地建設!9.20県民大行動」が開催された。5500人(主催者発表)が沖縄本島各地から貸切りバスなどで集まった。辺野古現地では、8月23日にもキャンプ・シュワブのゲート前で大規模な集会が行われており、また海上での抗議行動が連日続いている。さらに、東京・大阪・京都などでもこの日の現地集会に呼応して集会・デモが行われた。


「止めよう新基地建設 9.20県民大行動」に連帯する、9.20大阪同時アクション 2014.9.20

記事公開日:2014.9.20取材地: 動画

 9月20日(土)14時より、大阪市で「『止めよう新基地建設 9.20県民大行動』に連帯する、9.20大阪同時アクション」が行われた。沖縄県名護市・辺野古の沿岸で同時刻に開かれた基地建設反対集会に連帯し、辺野古の埋め立て工事の停止などを訴えた。


9.20辺野古現地3000人抗議集会連帯アクションin京都 2014.9.20

記事公開日:2014.9.20取材地: 動画

 9月20日(土)14時より、沖縄・辺野古の浜で米軍基地建設に抗議して開かれた現地集会に連帯して、京都市でも「9.20辺野古現地3000人抗議集会連帯アクションin京都」が行われた。デモ参加者の声をひろった。


辺野古海上での抗議の模様 2014.9.19

記事公開日:2014.9.19取材地: 動画

 沖縄名護市・辺野古沖で、基地建設に反対して続けられているカヌーによる海上抗議の模様を、9月19日(金)午前に配信した。浅瀬のボーリングが16日に終了し台船も撤去されたこの日の海上では、海上保安庁などのボートもあまり接近することはなかった。20日には辺野古の浜で大規模な抗議行動が予定されている。


日本外国特派員協会主催 日本自然保護協会理事長・亀山章氏&安部真理子氏 記者会見 2014.9.18

記事公開日:2014.9.19取材地: 動画

 9月18日(木)11時より、日本自然保護協会理事長・亀山章氏と安部真理子氏による記者会見が日本外国特派員協会にて行われた。


高江・ヘリパッドいらない住民の会による、N1ゲート前の路側帯に関する一連の新聞報道を受けての防衛局抗議要請、ならびに県知事・県議会への要請行動 2014.9.18

記事公開日:2014.9.18取材地: 動画

 「ヘリパッドはいらない」住民の会は18日(木)、沖縄防衛局と沖縄県庁を訪れ、N1ゲート前の路側帯に関して一連の新聞で報道された計画を断念することを求める要請を防衛局および沖縄県知事、沖縄県議会へ提出した。IWJ沖縄では、沖縄県知事(代理)と沖縄県議会への要請の模様を中継した。


辺野古海上での抗議の模様 2014.9.15

記事公開日:2014.9.15取材地: 動画

 沖縄県名護市の辺野古基地建設による、海底ボーリング調査に反対する住民らが連日行っている漁船やカヌーなどの抗議行動は、9月15日(月)も続けられた。


辺野古海上での抗議の模様 2014.9.13

記事公開日:2014.9.13取材地: 動画

 沖縄県名護市・辺野古のボーリング調査へのカヌー・漁船による抗議行動は、9月13日(土)も朝から続けられた。13時前には、海上保安庁職員が抗議の漁船へと一斉に乗り込み抗議者を拘束するなど緊張が続いた。


米軍Xバンド基地反対集会で「地位協定」問題を激論 ~在沖縄有志「不平等きわまりない!」 2014.9.6

記事公開日:2014.9.12取材地: テキスト動画

 米軍普天間基地の辺野古移設強行をめぐり、沖縄では地元を中心に反対運動がわき起こっている。同じように今、京都でも米軍Xバンドレーダー基地の建設強行が問題となっている。


違法な辺野古埋め立てを問う 〜「知事は、承認を拒否すべき」ジュゴン、アスベストなど問題山積み 2014.9.5

記事公開日:2014.9.12取材地: テキスト動画

 「公有水面埋立法の第4条により、県知事は環境保全を考慮して、埋め立て承認を拒否できる。知事は県民を騙している」──。弁護士の三宅俊司氏は、埋め立て承認の違法性を指摘した。

 2014年9月5日(金)、那覇市にある沖縄大学で「シンポジウム 違法な辺野古埋立を問う ー「承認」の撤回/取り消しは可能だ!」が開催された。3名のスピーカーが登壇し、辺野古弁護団の三宅俊司氏は、2013年12月26日に、仲井眞弘多沖縄県知事が埋め立てを承認したことの問題点と今後の対応、解決策について話した。


丹後フェス!「米軍Xバンド基地建設に関する不安は何ひとつ解決していない。とにかく現状を知ってほしい」 ~「憂う会」永井友昭氏が訴え 2014.8.31

記事公開日:2014.9.12取材地: 動画

 京都府京丹後市宇川地区で米軍Xバンドレーダー基地建設が進む中、宇川や京丹後の暮らしを身近に知ってもらおうと、2014年8月31日(日)、京都市左京区にある恵文社コテージで「丹後フェス!」と題したイベントが行われた。

 会場では、宇川での米軍基地計画を追ったドキュメンタリー映像の上映、ライブ演奏、京丹後周辺の農産物や加工品の販売があり、地元の素材を生かした料理や地酒なども提供されて、多くの人で賑わった。その中で、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の永井友昭氏が、地元から見た基地建設の実態や問題点、人々の思いを語った。


Xバンドレーダー基地建設地 海上取材 ―憂う会事務局長・永井友昭氏と 2014.9.8

記事公開日:2014.9.8取材地: 動画

 2014年9月8日(月)、IWJ京都は「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」事務局長の永井友昭氏と共に、京都府高丹後市の経ヶ岬で進むXバンドレーダー基地建設地の現状を取材した。


沖縄から 高里鈴代さんを招いて 「日米地位協定」を学ぶ ―米軍の事件・事故から命と財産を守る懇談会 2014.9.7

記事公開日:2014.9.7取材地: 動画

 9月7日(日)13時より、京都府京丹後市にある峰山総合福祉センターで、「沖縄から 高里鈴代さんを招いて 『日米地位協定』を学ぶ ー米軍の事件・事故から命と財産を守る懇談会」が行われた。

 米軍Xバンドレーダー基地建設が進む京丹後市で、沖縄「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代氏が、犯罪容疑者引き渡し拒否の問題や墜落事故現場の立ち入り拒否の問題など、沖縄のこれまでの事例を引きながら日米地位協定の実態を説明した。


辺野古沖の市民らは「犯罪者予備軍」なのか!? 海保が強制排除の法的根拠とする「海保法18条」とは何か 2014.9.5

記事公開日:2014.9.5取材地: テキスト動画

 海上保安庁は、辺野古沖で「犯罪者予備軍」と対峙しているつもりらしい。

 連日、沖縄県の辺野古沖では新基地建設に向けたボーリング調査が続いており、建設に反対する市民らは、毎日のように沖に出て、カヌーや船での抗議行動を展開している。

 そうした中で、海保による市民の強制排除、身体の拘束が繰り返されている。しかも、立入禁止エリアとなっている工事海域の「外」で、である。ひとつ間違えば「表現の自由の弾圧」だが、海保は、どの法律を根拠に、市民らの強制排除に踏み切っているのか。


辺野古海上での抗議の模様 2014.9.4

記事公開日:2014.9.4取材地: 動画

 沖縄県名護市の辺野古崎沖で進む新基地建設工事に反対して連日行われているカヌー隊らによる抗議行動は、2014年9月4日(木)も行われた。

 午前中には海上保安庁によって多数の抗議者が一時拘束された場面もあり、現場は緊迫した状況が続いている。


留任の岸田文雄外相が会見 辺野古埋め立て工事「丁寧な説明が必要」 ウクライナ情勢「停戦合意」報道については「引き続き注視を」 2014.9.3

記事公開日:2014.9.3取材地: テキスト動画

 内閣改造で留任した岸田文雄外務大臣が9月3日、外務省内で記者会見を行った。緊迫が続くウクライナ情勢に関し、ウクライナ政府とロシアが停戦に合意したとの一部報道について岸田外相は、「評価したい」としつつ、停戦に向けた今後の動向について「引き続き注視していかなければならない」と述べた。


【IWJブログ】高まる辺野古沖の緊張「銃剣とブルドーザー」に抗う沖縄と「なぜ作業が遅れている。さっさとやれ」と怒鳴り机を叩く安倍総理 2014.9.2

記事公開日:2014.9.2 テキスト

 辺野古新基地建設をめぐり、建設に反対する住民と海上保安庁の攻防が連日続いている。海保の警備はあまりにも過剰な点が目立ち、けが人も出ている。あまりに強権的な姿勢は、現代の「銃剣とブルドーザー」と言っても過言ではない。

 「銃剣とブルドーザー」とは、今に続く在日米軍基地問題の出発点である。米軍による土地接収は、1952年のサンフランシスコ講和条約締結を前後して、二つの時期に分けられる。

 米軍は沖縄占領と同時に住民を収容所に入れ、居住や農業などに適した広大な土地を軍用地として接収し、これを無償で使用した。さらにサンフランシスコ講和条約発効後、米国民政府は、1953年に「土地収用令」を公布し、真和志村(現那覇市)銘刈・具志、宜野湾村(現宜野湾市)伊佐浜、伊江村真謝など、各地で強制的な土地接収を開始。武器を持たず必死に反対を訴える住民に対し、米軍兵士は銃剣で武装し、強制的にブルドーザーで家屋を押しつぶし、耕作地を敷きならしていったのだった。