月別: 2014年8月
サブドレンくみ上げ地下汚染水、浄化して港湾内に放水する方針~東電定例会見 2014.8.11
2014年8月11日17時30分より、東京電力本店にて定例記者会見が行われた。地下水の流入による汚染水増加を抑えるための計画の一つであるサブドレンからの地下水くみ上げ、浄化の後に港湾内へ放水する実施計画を申請したことが発表された。
米国の新世界戦略を読み解く ウクライナとガザ侵攻における「ダブルスタンダード」を厳しく批判~岩上安身によるインタビュー 第445回 ゲスト アメリカン大学教授ピーター・カズニック氏・乗松聡子氏 2014.8.8
特集 IWJが追う ウクライナ危機|特集 中東
昨年、映画監督のオリバー・ストーン氏とともに来日したアメリカン大学教授のピーター・カズニック氏が今年も来日し、各地で講演会を行った。8月8日、岩上安身は長崎入りし、カズニック氏とカナダの平和教育団体「ピース・フィロソフィー・センター」の乗松聡子氏に、3時間に及ぶロングインタビューを行った。
話題は、ウクライナ情勢とイスラエルによるガザ侵攻を中心に、米国の「ネオコン」の真の狙いなど、幅広いテーマに及んだ。
勝俣恒久・東電元会長ら3人は「起訴相当」〜福島原発告訴団による東京地検前、東電本店前でのアピール行動では「喜びの笑顔」も 2014.8.8
「この3年間、東電も政府の誰をも恨んだことはない。しかし、原発事故という問題に片をつけ、責任を取ってこそ大人のやることだ。その姿を子どもたちに見せるために闘ってきた」
7月31日、東京第五検察審査会は東京電力元会長の勝俣氏ら3人に対し、「起訴相当」という議決を出した。これを受け、8月8日、東京地検前では原告や支援者が集まりアピール行動が行われ、福島県郡山市から静岡県に家族で自主避難している長谷川克己さんがスピーチを行い、思いの丈をぶつけた。長谷川さんはこの3年間、全国の集会や抗議行動に参加してきた。国に対しても、被災当事者の切実な声を繰り返し届けてきた一人である。
「どれだけ声をあげても、無理なのではないかと思ったこともあった。しかし、市民の力で再び扉を開けることができた。司法が責任ある判断をして、子どもたちの未来を開いてください」
女川から未来を考えるつどい ─講師 小出裕章氏 2014.8.10
8月10日(日)14時より、宮城県女川町総合体育館にて、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏による講演会「女川から未来を考えるつどい」が開催された。
映画「ハイ・パワー:大いなる力」京都上映会後の監督トーク 2014.8.10
8月10日(日)、京都市の左京西部いきいき市民活動センターでインドのタラプール原発を描いたドキュメンタリー映画「ハイ・パワー:大いなる力」の上映会が行われ、上映後に来日中の監督プラディープ・インドゥルカー氏がインドの原子力の状況について論じた。監督は元機械工学の専門家でBARCバーバ原子力研究センターに勤務していたが、その後、環境教育者に転じ原発建設反対運動などに関わっている。
神戸三宮マルイ前アクション 2014.8.10
2014年8月10日(日)17時より、神戸市三宮の神戸マルイ前で月例の「神戸三宮マルイ前アクション」が行われた。
九州電力川内原発の設置変更許可申請書に対する原子力規制委員会のパブリック・コメント(パブコメ)締切りが金曜15日に迫っていることを受けて、歌などのパフォーマンスで道行く人にパブコメ提出を呼びかけた。
「集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法を踏みにじる暴挙」はアドリブか 被爆者代表、安倍総理の眼前でスピーチ 2014.8.9
特集 戦争の代償と歴史認識
8月9日、広島に続き、第二の被爆地となった長崎が、原爆投下から69年の時をむかえた。長崎市平和公園では平和記念式典が開かれ、5000人を越える参列者が訪れた。原爆が投下された11時2分には参列者全員が黙祷を捧げ、平和祈念像下からは、平和を象徴する鳩が放たれた。
「ジェノサイド以外のなにものでもない」 犠牲者1800人超え うち400人以上が子ども ~「8.9〈怒りの土曜日〉ガザ連帯世界アクション・イスラエル大使館抗議」 2014.8.9
「多くの子どもたちを腐った死体にしてしまうのか! 」――。
イスラエルによるガザ地区への空爆再開をうけ、9日、イスラエル大使館前では、約80人がガゼ地区への攻撃をやめるよう訴えた。
イスラエルによるガザ地区への攻撃は、現地時間の5日午前8時より72時間の停戦に入ったが、その後再開。現時点でのガザ地区の犠牲者は1800人を超え、そのうちの400人以上が子どもである。
元三重県職員・珍道世直氏講演「私が『集団的自衛権の行使容認は憲法違反』と提訴したわけ」 2014.8.9
特集 集団的自衛権
安倍政権が憲法解釈の変更によって集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行ったことは憲法に違反するものだとして、7月11日、三重県元職員の珍道世直(ちんどう・ときなお)氏が安倍首相ら全閣僚を相手に閣議決定の無効確認などを求めて東京地裁に提訴した。
これに関し、8月9日(土)13時半より、三重県津市の津センターパレスで珍道氏の講演会「私が『集団的自衛権の行使容認は憲法違反』と提訴したわけ」が行われ、珍道氏が提訴の内容や提訴した理由について説明した。
みんな集まろう~戦争をさせない1000人委員会岡山~出発集会 2014.8.9
3月に大江健三郎氏らが発起人となり立ち上げられた「戦争をさせない1000人委員会」の岡山版として、被爆者・作家・弁護士・学者・医師らが呼びかけ7月に発足した「戦争をさせない1000人委員会岡山」が、8月9日(土)14時より岡山市の岡山国際交流センターで出発集会を開催した。
岡山出身の政治学者、山口二郎・法政大学教授が基調講演を行い、安倍政権の危険と民主政治の危機を論じた。会は、集団的自衛権行使容認による関係法整備や国家安全基本法の制定の阻止、特定秘密保護法廃止などを幅広い層に呼びかけて訴えていく予定。
長崎原爆記念日に原爆被爆者と原発事故被災者の話を同時に聞く集い 2014.8.9
長崎に原爆が投下されてから69年目となる2014年8月9日(土)10時より、札幌市白石区のノーモア・ヒバクシャ会館で原爆被爆者と原発事故被災者の話を聞く集いが行われた。
北海道被爆者協会会長の越智晴子氏(91)が22歳のときに広島で被爆した体験を語り、福島県富岡町出身で、原発事故後、伊達市から札幌に避難した宍戸隆子氏が、今に続く福島の状況を語った。
「ねらいは辺野古の軍港化? 基地ではなくジュゴン保護区に!」 ~辺野古新基地建設 緊急報告会 2014.7.25
特集日米地位協定
米軍普天間基地の辺野古(へのこ)移転を巡って、沖縄防衛局による辺野古の海底ボーリング調査が行われようとしている。10年前、同様の調査が反対派の抗議活動で中止に追い込まれているため、「今回は厳しい警戒態勢がとられている」と、大湾宗則(おおわん・むねのり)氏(京都沖縄県人会)は語った。
「通常の米軍水域を拡大して、海岸線から2キロ四方を臨時制限区域としてブイを設置。そして、海上保安庁の監視船1252隻が取り囲む。ブイの内側への立ち入りは、日米地位協定に伴う刑事特別法違反になる」──。
2014年7月25日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で、「ジュゴンの海に基地を作らないで 沖縄・辺野古新基地建設着工を許さない 7.25緊急現地報告会 in京都」が行われた。最近、多数のジュゴンの食み跡が見つかった辺野古沖で、海底ボーリング工事を進めようとしている現地の動きについて、ジュゴン保護キャンペーンセンター事務局長の蜷川義章氏が報告した。また、大湾宗則氏は、辺野古新基地建設を強行に押し進める安倍政権の真意を探った。
北海道庁北門前反原発抗議行動 2014.8.8
8月8日(金)、札幌市中央区の北海道庁北門前で、109回目となる北海道反原発連合主催「北海道庁北門前反原発抗議行動」が行われた。
日印原子力協定反対、インドの反原発活動家が呼びかけ モディ首相来日で協定締結の見込み 2014.8.8
今秋にも鹿児島県に位置する九州電力川内原発が再稼働すると言われている。今年に入り、毎週金曜に首相官邸前・国会正門前で行なわれている原発反対抗議行動では、川内原発再稼働反対の声が毎週のようにあがっている。
8月8日に行なわれた抗議行動では、インドの反原発活動家が参加し、今月末にも来日するモディ首相と安倍総理との会談で、日印原子力協定が結ばれるのではないかと言われていることに言及。「一緒に反対していきましょう」と呼びかけた。
第98回原電いばらき抗議アクション 2014.8.8
8月8日(金)18時より、茨城県水戸市の日本原電茨城総合事務所前で98回目の「原電いばらき抗議アクション」が行われた。
伊方原発をとめよう!愛媛県庁前抗議行動 2014.8.8
8月8日(金)18時より、台風の接近する雨の中、愛媛県松山市で「伊方原発をとめよう!愛媛県庁前抗議行動」が行われた。
原発なくそう!核燃いらない!あおもり金曜日行動 2014.8.8
8月8日(金)17時半より、青森市の青森駅前公園で金曜恒例の「原発なくそう!核燃いらない!あおもり金曜日行動」が行われた。
お盆休みで来週は規制委員会、定例会見、審査会合は全て休会~規制庁定例ブリーフィング 2014.8.8
8月8日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。来週はお盆ということもあり、定例の会見や審査会等は休会の予定。次回は再来週8月18日の週から再開することがアナウンスされた。