舛添知事 ヘイトスピーチ規制の法整備を安倍総理に求める 2014.8.7

記事公開日:2014.8.10取材地: テキスト動画
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(IWJ・石川優)

 先月7月に訪韓し、ソウル市長、朴槿恵大統領と会談した舛添要一知事が、8月7日、都庁で定例の記者会見を行なった。

 朴大統領との会談で、ヘイトスピーチの問題について言及した舛添知事は、安倍総理とこの日の午前、首相官邸で会談し、訪韓を報告した。舛添知事は会見で、冷え込んでいる日韓関係改善に安倍総理が意欲を示していることを強調し、ヘイトスピーチ規制の法整備を安倍総理に求め、安倍総理は自民党政調に法規制の検討を指示したという。

■ハイライト

安倍総理と会談、ヘイトスピーチ問題で 「日本国民の素晴らしさを傷つけることになる」

 舛添知事は朴槿恵大統領と会談した際、話題が新大久保をはじめ、日本各地で横行するヘイトスピーチにもおよんだという。この日、午前に首相官邸で安倍総理と会談した舛添知事は、ヘイトスピーチを規制する法整備を安倍総理に求めたと報告した。

 会見で舛添知事は、ヘイトスピーチを規制する手段として、都条例ではなく、国の法律で規制することが必要であるとの認識を示した。

 ヘイトスピーチが東京都内だけでなく、近隣都市でも行なわれている現状を引き合いに出し、「川崎でもやっている! 千葉でもやっている! さいたま市でもやっている! そうした時に変な話ですが、東京都と川崎の境界線に立って、東京に向かってヘイトスピーチをした時に、東京都条例だけでしたら取り締まれません」と、国の法律が必要であることを強調した。

 この件に関連して質問した記者から、法整備には時間がかかると指摘を受けた舛添知事は、「国で法律を作るのも、ものすごい短期間で私は作ったこともある。急がなければいけない時は、緊急立法というのもある。条例の方が時間がかからなくて、国の法律の方が時間がかかるというのは正しくない」と反論。自身の経験談を披露し、あくまで国の法律が必要だと繰り返し強調した。

まもなく就任半年 「これからが本当の勝負」

 今月12日で就任半年を迎える舛添知事は、今日までの都政運営を振り返った。

 「非常に異常な緊急事態で就任。人事で思い切った若手の抜擢もやるというようなことで、体制も整いつつあります。長期ビジョンの策定、様々な面で世界一になるという公約実現に向けて、全力で走りたいと思っています」と話し、これからが勝負だと抱負を語った。

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