【IWJ号外】<IWJ検証レポート!>「パンデミック・新型コロナワクチンと米国の『中国弱体化』戦略」ペンタゴンは、パンデミックと新型コロナワクチンを利用して中国弱体化作戦を展開していた! 2024.6.26

記事公開日:2024.6.26 テキスト
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(文・IWJ編集部)

 IWJ代表の岩上安身です。

 驚くべきスクープ情報が入ってきました!

 またしても、米国の悪辣な悪事の発覚です。

 2020年春から2021年6月まで、米軍が、中国が供給するシノバック・ワクチンやの他の救命支援物資の安全性・有効性に疑念を抱かせる目的で、フィリピン人になりすました少なくとも300のアカウントで、ネガティブ・キャンペーンを展開していたのです。

 米軍の第一の工作対象国は、フィリピンでした。米軍の最終目的は、フィリピンにおける中国の影響力拡大を防止するためでした。

 これは、6月14日付『ロイター』が、「米国防総省、パンデミック時に中国を弱体化させるため極秘の反ワクチン・キャンペーンを実施」というタイトルで、どういうわけか珍しく気骨のある調査報道を行い、この事実を暴露したものです。

 6月14日付『ロイター』は、次のように記事を始めています。

 「米軍はCOVID危機のさなか、中国のシノバック接種の信用を失墜させるために秘密裏にプログラムを開始した。ターゲットはフィリピン国民である。保健専門家によれば、この作戦は無防備であり、罪のない人々の命を危険にさらすものであった。

 COVID-19が大流行した最中、米軍はフィリピンにおける中国の影響力拡大に対抗するため、極秘作戦を開始した。

 この秘密作戦はこれまで報告されていない。『ロイター』の調査によると、その目的は、中国から供給されているワクチンやその他の救命支援物資の安全性や有効性に疑念を抱かせることであった。フィリピン人になりすました偽のインターネット・アカウントを通じて、軍の宣伝活動は、反ワクチンキャンペーンへと姿を変えた。ソーシャルメディアへの投稿は、フェイスマスクや検査キット、フィリピンで利用可能になる最初のワクチン(中国のシノバック接種)の品質を非難した。

 『ロイター』は、フィリピンの作戦に詳しい元米軍関係者が共有した説明と一致する、X(旧ツイッター)上の少なくとも300のアカウントを特定した。ほぼすべてが2020年の夏に作成され、#Chinaangvirus(タガログ語で中国はウイルス)というスローガンが中心となっている。

 『ロイター』が特定したこの投稿は、フィリピンにおける米軍の反ワクチン・プロパガンダ・キャンペーンのメッセージ、時間枠、デザインと一致していたと、元軍関係者や現職の軍関係者が語っている。ソーシャルメディア・プラットフォームXもこのアカウントを偽物と特定し削除した。

 『新型コロナウイルスは中国から来たし、ワクチンも中国から来た。中国を信用するな!』。2020年7月のある典型的なツイートはタガログ語で書かれていた。この言葉は、中国国旗の横に置かれた注射器の写真と、急上昇する感染症のグラフの横に書かれていた。別の投稿にはこうあった。 『中国からの PPE(Personal Protective Equipmentの略。マスク、手袋、防護服、フェイスシールドなどの感染症から身を守るために使用する装置や服装)、フェイスマスク、ワクチンは 偽物。しかし、コロナウイルスは本物だ』」。”

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