2024年6月14日、午前11時より、東京都千代田区の厚生労働省にて、「大規模国民運動に関する記者会見」が開催され、「WHOから命をまもる国民運動」の共同代表である井上正康氏(大阪市立大学医学部名誉教授)、林千勝氏(近現代史研究家・ノンフィクション作家)、河添恵子氏(ノンフィクション作家・ジャーナリスト)、「一般社団法人ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン(WCH-Japan)」代表の柳澤厚生氏と、事務局長の上條泉氏の5名が登壇した。
会見冒頭、林千勝氏により、先月5月31日、日比谷公園にて行われた「WHOから命をまもる国民運動『大決起集会』日比谷デモパレード」についての報告、そして、「国民運動の今後の予定と展望」についての説明が行われた。
林氏「実は、本題に入る前にですが、在任中、WHO脱退通告を行ったトランプ前大統領の78歳の誕生日なんですね。お祝いを申し上げます。(中略)
まず、5.31の総括です。5.31国民運動へのご参加、そしてご応援、そして、報道・配信・拡散いただきました皆さんに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
厚労省前からMeiji Seikaファルマ本社付近に至るパレードでも月末の金曜日にもかかわらず、多くの既接種者、被害にあわれた方々や、そのご家族を含め、全国から大勢が有給休暇を取得して駆けつけてくださり、集会所でお聞きしましたら、9割ぐらいの方が有給休暇を取ってましたですね。
特に今回はですね。20歳代の若者が多数参加していただきまして、集会場は20時まで熱気にあふれました。さらに、ジュネーブでの反WHO集会のメンバーともエールの交換ができまして、ありがとうございました。
武見(敬三)厚労相、及び厚労省職員の方々にですね。『この庁舎から野音に下りてきて、タウンミーティングとして、国民の声に耳を傾けてほしい』と呼びかけましたが、残念ながらそれは実現していません。しかしながら、野音や隊列からのとどろくシュプレヒコールがこの庁舎に向けられたものと思います。ありがとうございました」。
林氏は、続けて、5月27日から6月1日にかけて、スイスのジュネーブで開催されたWHO(世界保健機関)の総会の模様について概説した。
この総会の行方は従前から非常に大きな注目を集めていたが、結果として、『パンデミック条約』の採択は延期となり、また、IHR(国際保健規則)の改正は合意されるに到った。林氏はその経緯の詳細について、以下のとおり、解説を行った。
「(前略)じゃあ、総会がどうなったか、と。一言で言うと、2年前以上の『イカサマ』と『デタラメ』で、世界の人々の運命が決まりました。(中略)
A委員会(技術議題を扱う委員会)は総会のスケジュールの最終日の、通常では考えられない夜の9時に始まりました。意表をついた開催で、定足数を数えず。(定足数の)3分の1いないと始めちゃいけないんです。(定足数の)2分の1いないと、物事を決めちゃいけないんです。この定足数を数えず、審議もなく、議決もなく、IHR改定案、パンデミック協定案をすぐに本会議に移行させることを議長が告げて、終わりました。その間、5分です。
出席者は、御覧のように3分の1未満です。完全に『イカサマ』です。続く、本会議、すぐ開かれましたが、議長は賛否を数えず、もちろん審議もせず、『異議なしですね』で終わりました。『異議なしですね』。で、IHR会議での決定を宣言しました。
出席者はこちらも3分の1未満です。即座に、コスタリカ、スロバキア…スロバキアは首相が事故に遭ったばかりですね。ロシア、イラン…イランは大統領が事故で死んだばかりですね。そして、アルゼンチンが主権無視に嘆き、IHR改定との関係を断つとか、拒絶する、などの表明を即座に行っています。
この後、賛成表明をしたのは、日本、ドイツ、米国などわずか37ヶ国でした。加盟国194ヶ国(2023年4月現在[外務省HPより])中37ヶ国だけが賛成を表明をしています。最後、テドロス(WHO事務局長)が総括で『世界が勝利した』と言いました(後略)」。
我々はこの『世界』の中に入っていません。我々は、『反世界』ということになります。これがWHOの姿です。(中略)この改正IHRは遅くとも、来年のWHA(世界保健総会)で決められるとされるパンデミック合意とともに、我が国の国会で審議されなければならない『国際約束』ですね。上川大臣は拒否していますが、そして、来年4月1日が拒絶期限です。(中略)
国民運動はいかさまのファシズム組織WHOからの脱退も展望します(後略)」。
続いて、一般社団法人ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン(WCH-Japan)事務局長・上條泉氏が、IHR(国際保健規則)が可決されたことが何を意味するのか、そして、これからどうなっていくのかについて、日本の状況を世界と比較しながら解説した。
その他、「WHOから命をまもる国民運動」のノンフィクション作家・ジャーナリストである川添恵子氏より、これまでのワクチンがどれだけ危険で被害があったのかについて、「データで理解する深刻なパンデミック。ワクチン被害の実態」と題した解説が行われた。
また、同じく「WHOから命をまもる国民運動」の大阪市立大学名誉教授である井上正康氏より、「反省なきワクチン政策の実態と対応策」についての話があった。
質疑応答など、記者会見の詳細については、全編動画でご確認いただきたい。