「政府は絶対にワクチンを止めることはないと思う。『気づいている方』が先頭に立って、もう一度、本当に発信するしか方法はないと思う」と小金井隆行氏(ワクチン被害者遺族)~11.19 ISF主催公開シンポジウム「WHOパンデミック条約の狙いと背景~差し迫る人類的危機~」 2023.11.19

記事公開日:2023.11.30取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

 2023年11月19日、午後2時より、ISF(独立言論フォーラム)の主催により、「公開シンポジウム『WHOパンデミック条約の狙いと背景~差し迫る人類的危機~』」が東京都文京区の全国家電会館にて開催された。

 今、我々日本国民がいかなる状況に置かれているのか、そのことについて、深く考えさせられる内容のシンポジウムだった。

 シンポジウムのタイトルが示す通り、現在、WHO(世界保健機関)では、「各国の新型コロナウイルス感染症対応の教訓を踏まえ、WHOの強化を含め、世界の健康危機への対応能力の構築・強化のために、2024年5月の第77回WHO総会での提出・採択に向けて、国際保健規則(International Health Regulation・IHR)の改定と新たな『パンデミック条約』の策定作業が進められている。

 そして、この規則改定と条約の採択により、『WHOへ国家権力を超える権限が移譲されるのではないか』など、様々な問題点が指摘されている。もちろん、この危機意識・問題意識に対しては、賛否両論が存在する。そして、何か新しいことを実施する際、その賛否、言い換えれば、ベネフィットとリスクについて、前もってきちんとした分析がなされなければならないことは論を俟たない。

 このシンポジウムは、WHOという国際機関と日本政府が、日本の国民に対して行おうとしている施策に関する、国の主権者である国民の目線で行うリスク分析の場であると言えるかもしれない。

 シンポジウムでは、子宮頸がんワクチン接種被害者のための活動で知られる日野市議会議員の池田利恵氏、そして、フリージャーナリスト(もしくは反ジャーナリスト[この反ジャーナリストという言葉の定義については、講演の中での氏自身による説明をご確認頂きたい])の高橋清隆氏、二人による講演が行われた。

 また、薬害エイズの問題の経験から政治家を志し、現在、『命を守る政治』の実現のために活動する川田龍平氏(立憲民主党・参議院議員)からのビデオメッセージ、そして、「繋ぐ会(ワクチン被害者遺族の会 [以後、繋ぐ会(※注)]))の小金井隆行氏の講演も行われた。

 シンポジウム参加者にとっては、WHOの規則改正と新条約についてはもちろんだが、重篤な副反応などの問題点が指摘されながらも、いまだなんら抜本的な解決に到っていない「新型コロナウイルスワクチン」自体の問題について深く考えるための絶好の機会となったのではないかと考える。

(※注)繋ぐ会(ワクチン被害者遺族の会)[NPO法人 駆け込み寺2020]ウェブサイト
 URL: https://567kyusai.com/tsunagukai

 繋ぐ会の小金井氏は、講演の中で次のように述べた。

 小金井氏「皆さん、こんにちは。私は今回のこの生ワクチンによって、最愛の妻を亡くした遺族になります。小金井と申します。よろしくお願いいたします。

 まず初めに今回、この場に参加させていただきました、主催者の方々、本当にありがとうございます。いつもですね。このような場でお話しさせて頂くのですが、あの、先ほども言いましたように、私は、2021年2回目のファイザーのワクチンを接種し、最愛の妻を亡くしてしまいました。

 それで2回目、2021年の9月27日に2回目のファイザーのワクチンを打った12日後になるんですが、12日後の10月9日に、家で、妻は固くなって死んでいたっていう状況でした。

 皆さんも、ちょっと想像していただきたいんですが、自分の大事な家族が、前の日まで何事もなく普通だった、大事な家族の方が、次の日に、固くなって死んでいるというところを、本当にですね。想像していただきたいんですが、本当に僕も何が起こったのか、本当にわからないぐらい動揺してしまい…。

(中略)

 考える時はすごいあるんですけど、もう本当、もうその日、10月9日を境に、僕の人生も180度変わってしまってですね。今まで楽しかったことが、何か一気に地獄に落とされた気持ちになり、本当、そこからですね。もうずっともう、いつも言ってるんですけど、死ぬことも考えました。正直、生きててもつまんないやって。

(中略)

 私自身も正直な話、今回のこの件があるまでは、本当に、本当にですね、普通のただの一般人で、本当に普通に、何の世の中のことも分からないような人間だったんですけど、これを機に、立ち上がってやってはいますが、ただ、言っても、やはりなかなか、『本当に今回のワクチン危険だよ』って、本当に『自分と同じように家族を失っちゃうよ』って言っても、やっぱり、なかなか、一般人の声っていうのは受け入れられないのが現状というのが正直あるんですね。

(中略)

 うん、なかなかやはりですね。日本では、まだまだメディアの力が強い。今、現状、繋ぐ会としては、今、NHKさんと、『偏向報道をされた』という形で闘っていますが、なかなかですね。やはり、メディアの力っていうのが日本では大きいっていうのが事実です。

(中略)

 僕も、昨年ですか、厚生労働省の職員の方との勉強討論会に出させていただきました。それから1年経ちますが、何ら変わっていないんですね。正直、『丁寧にワクチンを続けていく』って職員の方はおっしゃっていましたが。丁寧に続けた結果、
その時以上の被害が出てしまっているのが現状です。

 本当に、政府としては、絶対にワクチンを止めることはないと思います。ですので、ここはやはり、『気づいている方』が先頭に立って、もう一度ですね。もう一度、本当に発信して頂く、それしか方法はないんですね」。

 シンポジウムの内容の詳細は、全編動画をご確認ください。

■全編動画1/3

■全編動画2/3

■全編動画3/3

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