新型コロナワクチンによる前代未聞の健康被害と死亡事例について「他のワクチンの重篤な副反応の頻度とあまり変化がないのではないかというデータが多い」!?~4.9 東京都医師会 記者会見―内容:健康食品やサプリメントのメリット・デメリットほか 2024.4.9

記事公開日:2024.4.11取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

 2024年4月9日午後4時より、東京都千代田区の東京都医師会館にて、東京都医師会の定例記者会見が開催された。

 東京都医師会会長の尾﨑治夫氏、副会長の平川博之氏、理事の目々澤肇氏と川上一恵氏の4名が登壇し、それぞれの担当分野について、報告を行った。

 報告のテーマは、以下の4つである。

・健康食品とサプリメントについて
・令和6年以降の新型コロナワクチン定期接種移行についての課題(高齢者等感染弱者担当の視点から)
・東京都における医療DXと東京総合医療ネットワーク
・麻しん関連情報

 令和6年度(2024年4月)以降の新型コロナワクチンの接種は、「個人の重症化予防により重症者を減らす」ことを目的とし、定期接種(B類)として実施する。

 定期接種の対象者は、65歳以上の者、または、60歳から64歳までの一定の基礎疾患を有する者となり、毎年秋冬に1回行う。定期接種の対象者以外の者や、定期接種のタイミング以外で接種する場合は、任意接種としてワクチンの接種を受けることができる。

 また、新型コロナワクチンの全額公費での接種は、令和6年3月31日で終了し、令和6年4月1日以降、各自治体において設定した自己負担額がかかることとなり、接種の努力義務や自治体からの接種勧奨の規定はなくなる。4月1日以降に定期接種以外での接種希望者は、任意接種として、自費で接種を受けることになる。

 東京都医師会副会長で高齢者等感染弱者担当の平川氏は、新型コロナウイルスの感染者について、「確かに以前と比べれば、入院者の数は減っていますけれども、重症化して入院する方は存在するわけで、消えているわけではない。収まったわけではない。現在も進行中である」とした上で、次のように述べた。

 「ワクチン接種が有償となったことで、接種率が低下する心配を抱いております。

 そういった点では、感染弱者である高齢者等については、上乗せするような公的な支援がないと、お金が足りないということで接種率が下がってしまうことを、非常に心配しています」。

 医師会の各担当者からの報告の後、参加記者との質疑応答が行われた。

 IWJ記者は、新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による健康被害、および死亡事例について、以下の通り質問した。

 「尾﨑会長、もしくは平川副会長に、新型コロナワクチン(mRNAワクチン)についてうかがいます

 尾﨑会長は、2024年2月13日の定例記者会見にて『このコロナ禍、パンデミックの中で、いろいろな意見がありますが、やはり、コロナの中で、mRNAワクチンの果たした役割というのは非常に大きいと考えている』とおっしゃいました。

 また、本日、先ほど、平川副会長の方からも、そのベネフィットについて詳しくご説明いただきました。

 一方、新型コロナワクチン接種による健康被害・死亡認定件数は、既に、過去45年間に使用されたすべてのワクチンの認定件数を上回っていると言われており、その薬害の規模は桁外れです。

 東京医師会として、mRNAワクチンのベネフィットに対して、このワクチンが、リスク論ではなく、今、現実に、前代未聞の健康被害と死亡事例を生み出しつつあることについて、どのようにお考えか、ご教授ください。よろしくお願いします」。

 これに対して、尾﨑会長は、以下のように述べた。

 「一般論として、ワクチンというのは、今までもずっと打たれていますけども、すべてのワクチンが、例えば100万人の方に接種した場合に、やはり、10人程度の、そういった亡くなられる方とか出るという、そういう頻度の報告は、いろんなワクチンで出ていると思います。

 そしてコロナの、今回のmRNAワクチンというのは、既にもうトータルで言いますと、4億回以上、日本でも打たれているわけですね。

 その中で、ですから、亡くなられた方が、本当に、いらっしゃることは本当に不幸なことですけれども、ただ、その認定されている方の人数から言いますと、他のそういった、ワクチンのそういった副反応の頻度と、重篤な副反応ですね、あまり変化がないのではないかというデータが多いので、私はそれは、ワクチンに伴う、そういったものって必ず私はあると思うんです。

 ですから、そういう面では、ワクチンは、それは打たないほうがいいという理屈が出てくるかもしれません。もうほとんどの方が、『何も起きない』ということであれば打つけども、少しでもそういった重篤な副反応が出るんだったら『打たない』という選択もあるかもしれません。

 でも、一方、それによって、かなり、何百万人という人が、これは正確な数字はいろいろな研究でわかりませんけれども、助かっていることも事実なので、やはり、打たれる方が、どちらを考えて、打つかということが大事ではないか。

 だから、お薬でもいろんな研究をしながら、安全性を確かめながら、品質管理をしながら、保険適用になった薬でも、やはり、アレルギーとか、いろいろなことで亡くなられる方がいることも事実ですし、今回の『紅麹』みたいな健康食品でそんなことは起きるはずがないと思われていたのが、亡くなられる方もいるわけですね。

 ですから常に、薬とか、予防注射とか、そういうものに体質的にあわない方とか、不幸な転帰を遂げられる方はおられるので、それをどう評価して、でも、多くの人が救われるのであれば、それは必要な薬剤、あるいは、予防注射ではないかという判断を、やはり国とか、我々もそうですし、使う都民の方、国民・都民の方も、どういうご判断をされるかということが非常に大事だと思うんですね。

 ですから、何に重きを置くかによって変わってしまうし、私どもはそういった形で、特に高齢者、先ほど平川副会長も言いましたけれども、リスクを抱えている方にとっては、私は、このコロナの、mRNAワクチンを打つことによって、相当数の方が命を救われた、あるいは後遺症から、そういう、悩むことから逃れられたというふうに、私どもとしては評価しています」。

 会見の詳しい内容については、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。

■全編動画

■IWJ記者質問切り抜き

  • 日時 2024年4月9日(火)16:00~
  • 場所 東京都医師会館 2F 講堂(東京都千代田区)
  • 主催 東京都医師会

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