2021年8月25日(水)午後2時より、東京・新宿区の東京ボランティア市民活動センターにて、DNA問題研究会の主催により、「あらためて新型コロナワクチンを考える」セミナーが開催され、フリージャーナリストの天笠啓祐(あまがさ けいすけ)氏、DNA問題研究会の村上茂樹氏、世古一穂氏の3名が、新型コロナワクチンについて、それぞれの報告を行った。
天笠氏は、自身の報告の冒頭で次のように述べた。
「このたびの報告会を主催した『DNA問題研究会』はもともと、1980年に、当時、遺伝子組み換え実験が始まり、実用化が始まるという段階で、市民の側から、DNA、つまり遺伝子の問題を考えていこうということでスタートした研究会です。
その意味で、ワクチンの問題が出てきまして、これが、今までの考え方を180度変えるワクチンでありますから、それについて、皆さんに知っていただこうということで、私たちはずっと発言してきているのですけども。
やはり、今、社会全体がワクチンの接種をどんどん推し進めているものですから、なかなか大変だな、という状況にはなっておりまして、その中で、どう考えたらいいかということなんで。
今ですね、色んな方から、私のところに問い合わせが来るのですが、その中で、一番相談が多いのが、『ワクチン接種をせざるを得ない状況に追い込まれてる』という方からの相談が圧倒的に多いんですね。
これは、本当は、ワクチン接種というのは、する、しない、は個人の自由でありまして、政府もこれを押し付けない、というふうになっているんですね。
これは、『勧奨』と言いまして、昔は、ワクチン接種は義務だったのですが、国民の義務として行わなければならなかったのですけども、1980年代にですね、副反応の問題がクローズアップされたときに、『勧奨』に変えられたんですね。
だから、義務はなく、あくまでも『お奨め』だけなのです。だけど、なんとなく、社会全体がもう『義務化』みたいな形で動いています。ジャーナリズムもそれに合わせて動いてしまっており、『困ったなあ』と思っている。
まずは、今回の新型コロナ感染症ですね、これの発生の根本的な原因というものを考える必要があると思っています。そうしないと、根本的対策はなりませんので、今後また、くり返し起きるということになってしまいます。
私自身としては、これは『地球環境問題』だと思っています」
DNA問題研究会の村上茂樹氏は、「ワクチンがゲームチェンジャーになるか」というテーマで報告を行った。
村上氏は、「短期間で緊急に承認されたワクチンに期待し過ぎではないか」と問い、「『ワクチンを打て!』という報道と政府からの同調圧力について、もっと意識的であるべきである」と警鐘を鳴らした。
同じく、DNA問題研究会の世古一穂氏は、「社会学」と「環境工学」が専門領域である。世古氏は、コロナ下で拡大する「経済格差」にフォーカスして、報告を行った。
世古氏は、コロナ禍で加速している「人口減少」や、それに伴う「国民の富」の配分方法の見直しの必要性、そして、コロナ禍の中で再認識されている「人間のつながり」の重要性などについて、重要な提言を行った。
各氏が行った報告、そして参加者との質疑応答の一部始終については、是非、全編動画をご覧下さい。