2021年6月23日(水)午後6時、東京都庁第1庁舎玄関前は人々でごった返し、不穏な空気が立ち込めていた。
世界がコロナ禍に喘ぐ中、国民の命と生活への影響を無視して東京五輪開催に向けて突き進む菅政権、および、小池百合子東京都知事、そして、国際オリンピック委員会(IOC)最高責任者であるバッハ会長に「No Olympics!」の声を突きつけるために、約850人の市民が東京都庁第一庁舎正面玄関前に集結。「#NOlympicDay オリンピック・パラリンピック反対 6・23全国・全世界同時行動」が開催された。
呼びかけ団体として、反五輪の会、「オリンピック災害」おことわり連絡会、東京にオリンピックはいらないネット、オリンピック終息宣言展実行委員会、アジア女性センター、ふぇみん婦人民主クラブ、オリンピックの中止を求める松本の会、オリンピックいらない人たちネットワーク(長野)などの団体が名を連ねた。
各団体の代表者によるスタンディング・アピールが行なわれた後、東京都庁から新宿アルタ前まで、夜の新宿の街でデモ行進が行われた。
「マネーファースト・オリンピック! 電通パソナは大儲け!」
「NOオリンピック東京! NOオリンピック北京!」
「オリンピックより暮らしを守れ! オリンピックより病院守れ! オリンピックより人権守れ!」
様々なコールが新宿の街に響き渡り、デモコースの沿道を歩く人々の視線を集めた。
デモの終着点である新宿アルタ前広場では、再度、スタンディング・アピールが行われた。
スタンディング・アピールおよびデモ行進の一部始終については、全編動画をご視聴ください。