2020年7月24日(水)午後5時半より、新宿区霞ヶ丘町の日本オリンピック委員会(JOC)前にて「中止一択! 東京五輪 そしてオリンピック廃止へ デモ」が開催された。JOC前で約30分、参加グループ代表者によるアピールが行われた。
アピールでは参加者が、「新型コロナ感染のリスク下でのオリンピックは延期ではなく中止すべき」「利権にしがみつく者たちが、国民、アスリート、全世界への悪影響を無視して強行しようとしているのがこの東京オリンピックである」「安倍政権とJOCが2020東京オリンピック開催にこだわったためにコロナ禍が拡大した」、などと訴えた。これまでに3兆円を超える経費がつぎこまれ、延期によってさらに数千億円規模の経費増が見込まれることも非難された。
また、国立競技場近くの画廊にて、7月20日より26日までグループ美術展「オリンピック終息宣言展」を開催中の、オリンピック終息宣言展 実行委員会メンバーからも、文化と歴史的側面からの批判がなされた。
その後、午後6時より、渋谷区神宮前の神宮橋を目指すデモ行進が行われた。
また、市民グループ「オリンピック阻止委員会」は、午後2時過ぎより千駄ヶ谷駅前でアピールを行い、国立競技場を周回するデモ行進を経て、この「中止一択! 東京五輪 そしてオリンピック廃止へ デモ」に合流する予定であったが、デモ行進中、JOC前より数百メートル離れた千駄ヶ谷トンネルにて警察に阻まれ、合流を果たせなかった。2グループは千駄ヶ谷トンネルですれ違った。
「中止一択! 東京五輪 そしてオリンピック廃止へ デモ」も終始多人数の警官に包囲されたまま歩を進めた。
約80名の参加者は一時間かけて神宮橋まで行進。合流できなかった「オリンピック阻止委員会」の参加者は約30名だったという。
詳しくはぜひ動画をご覧いただきたい。