日刊IWJガイド・非会員版「米国で初の全国規模のPFAS汚染調査!『米国の水道水の少なくとも45%には、1種類以上のPFAS化合物が含まれていると推定』」2023.7.9号~No.3951号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~米国で初の全国規模のPFAS汚染調査!「米国の水道水の少なくとも45%には、『永遠の化学物質』PFASとして知られる1種類以上の化学物質が含まれていると推定される」! 日本はどうする!?

■7月に入り、IWJの今期第13期もあと残り1ヶ月となりました! この11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円と、2000万円を超えてしまいました!! 6月は30日までの30日間で、130件、218万9000円のご寄付をいただきました。ありがとうございます! これは、月間目標額390万円の約56%でした。7月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成し、さらに不足分の赤字幅2000万円を皆さまのご支援で少しでも減らしたいと願っています! IWJを存続させてください! 今月末の期末まで緊急のご支援・ご寄付・カンパを、どうぞよろしくお願いいたします!!

■【中継番組表】

■独裁者プーチン個人さえ取り除けばロシアを抑え込める、という低俗なプロパガンダへの、今でも有効な反論! ロシアには、プーチンの比ではない、わからず屋の過激派が山ほど存在する!<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その67)>第四部 自由という災厄「第十二章『ジリノフスキー現象』を読み解く ―― 一九九三年十二月 ――」(Part6)

■<今週の新記事振り返り>

■<今週の日刊IWJガイド振り返り>

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!
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■はじめに~米国で初の全国規模のPFAS汚染調査!「米国の水道水の少なくとも45%には、『永遠の化学物質』PFASとして知られる1種類以上の化学物質が含まれていると推定される」! 日本はどうする!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 米国地質調査所(USGS、United States Geological Survey)は、7月5日、「水道水調査、全米でPFAS『永遠の化学物質』を検出–米地質調査所、水道水の少なくとも45%に1種類以上のPFASが検出されると推定」と題する報告を発表しました。

 「米国地質調査所(USGS)の新しい調査によると、全米の水道水の少なくとも45%には、パーおよびポリ過フッ素化アルキル化合物(PFAS)と呼ばれる化学物質が1種類以上含まれていると推定されている。PFASには1万2000以上の種類があり、現在の検査でそのすべてが検出できるわけではない。USGSの調査では、32種類の検査を行った」。

 USGSの調査は、公共水道の水道水に含まれるPFASを、全国規模で、検査し比較した初めての例です。

 USGSが調査した32種類のPFAS化合物のなかで、最も多く検出された化合物は「PFBS、PFHxS、PFOA」であり、「PFOSとPFOAは、EPA(※IWJ注)が2022年に発表した暫定的健康勧告を、今回の調査で検出されたすべてのサンプルで超えていた」ということです。

(※IWJ注)EPA:米国環境保護庁の略称(United States Environmental Protection Agency)

 ほとんどのPFAS曝露は、「都市部や潜在的なPFAS発生源の近く」においてみられ、「USGSの科学者は、水道水中にPFASが観察されない確率は、農村部では約75%、都市部では約25%と推定」しています。

※Tap water study detects PFAS ‘forever chemicals’ across the US — USGS estimates at least 45% of tap water could have one or more PFAS(USGS、2023年7月5日)
https://www.usgs.gov/news/national-news-release/tap-water-study-detects-pfas-forever-chemicals-across-us

 EPAは、ウェブサイトで、「PFASの人の健康と環境リスクに関する現在の理解」と題して、特定レベルのPFASへの曝露による「既知の健康への影響(の可能性)」を紹介しています。

・生殖能力の低下や妊娠中の女性の高血圧の増加などの生殖への影響。
・低出生体重、思春期の早まり、骨の変化、行動の変化など、子どもの発達への影響や遅れ。
・前立腺がん、腎臓がん、精巣がんなど、一部のがんのリスクの増加。
・ワクチン反応の低下など、感染症と闘う体の免疫系の能力の低下。
・体の自然なホルモンへの干渉。
・コレステロール値の増加または肥満のリスク。

 EPAは、これまでの調査研究ではよく知られたPFAS化合物にしか焦点が当たっていないこと、PFASの種類と用途は時間の経過とともに変化することなどから、PFASへの曝露に関連する健康への影響は特定することが困難だ、と付け加えています。

※Our Current Understanding of the Human Health and Environmental Risks of PFAS(EPA)
https://www.epa.gov/pfas/our-current-understanding-human-health-and-environmental-risks-pfas

 日本でも徐々に注目を集め始めているPFAS汚染の問題に、米国は本腰を入れるようになってきました。

 PFASは別名「永久化学物質(forever Chemicals)」といわれるほど分解されにくく、安定性が高いため、1940年代ごろから、焦げ付かないフライパンなどの表面処理剤や、撥水剤、消化剤などに使われてきました。

 便利な反面、一度人体に入ると分解されにくく、長期にわたって残留することがわかっています。特に健康リスクが高いとされるPFOSは、2002年に大手メーカーの3Mが自主的に製造を中止し、米国環境保護庁も同年「重要新規利用規則(SNUR)」の対象物質に指定しました。

 PFOSは、米軍などが使う泡消化剤にも含まれていたことから、日本ではまず、沖縄の米軍基地周辺地にPFAS汚染が問題になりました。

 東京でも、市民団体「多摩地域の有機フッ素化合物(PFAS)汚染を明らかにする会」が横田基地周辺の住民650人の血中PFAS濃度を計測し、「血液調査に参加したほぼ全員から、PFASが検出された」という結果を報告しています。

※東京都下の水道水が危ない! 米軍と自衛隊の基地による汚染か!? 多摩地域住民650人中、半数以上から健康リスクのある高濃度血中PFASを検出!~6.8「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」記者会見 ―原田浩二 京大准教授ほか 2023.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516456

※これまでIWJが取材してきたPFAS汚染に関する記事は以下から御覧になれます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/pfas

 米国から、在日米軍を経由して、日本に持ち込まれ、土壌と地下水を汚染しているPFASに対して、日本はどう向き合っていくのか。

 PFAS汚染の現状を、真剣に直視すべき時を迎えています。

■7月に入り、IWJの今期第13期もあと残り1ヶ月となりました! この11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円と、2000万円を超えてしまいました!! 6月は30日までの30日間で、130件、218万9000円のご寄付をいただきました。ありがとうございます! これは、月間目標額390万円の約56%でした。7月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成し、さらに不足分の赤字幅2000万円を皆さまのご支援で少しでも減らしたいと願っています! IWJを存続させてください! 今月末の期末まで緊急のご支援・ご寄付・カンパを、どうぞよろしくお願いいたします!!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 7月に入り、昨年8月1日から始まったIWJの第13期も、いよいよ最後の1ヶ月となりました!

 厳しい経済状況の中、ご寄付をお寄せくださっている皆さま、誠にありがとうございます!

 6月のご寄付が確定致しましたので、ご報告いたします。6月は月末までの30日間で、130件、218万9000円のご寄付をいただきました! ありがとうございます! 月間目標額390万円の約56%でした!

 これにより、今期第13期6月末までの、11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円と、2000万円を超えてしまいました! 今月7月は第13期最後の月です! 月間目標額を達成し、さらに残り1ヶ月でこの2000万円の累積の赤字幅を少しでも圧縮できるように願っております! どうぞ緊急のご支援をお願いします!

 7月は1日から5日までの5日間で、26件、27万円のご寄付をいただきました。ありがとうございます! これは、月間目標額390万円の約7%にあたります。IWJを存続させてください! 今月末の会期末まで、ぜひ、皆さま、緊急のご寄付・カンパ・会員登録・YouTube登録による、皆さまのご支援の力で、ご支援をよろしくお願いいたします!!

 また、現状の会員数をお知らせします。

 6月末時点での会員総数は2630人(前年同日比:1061人減)でした。会員の方々の会費と、ご寄付が、IWJの運営の二本柱です。ご寄付も、連日お伝えしているように、目標額を下回っていますが、会員数も会費も減少しています。

 経営は本当に赤字が連続し、厳しい運営状況が続いています。どうぞ、会員登録、あるいは元会員の方は、再開をよろしくお願いします!

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、独立系メディアの意義と、米国に忖度する日本政府、大手主要メディアの「情報操作」の恐ろしさについて、広めてください。

 IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けて、まだ未返済の残高は約600万円。これにつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。近いうちに、また私がIWJにつなぎ融資をしなければならない見込みですが、本当にもう貯金が底を尽きます!

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、会費も減少し、ご寄付までもが急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJも支出を減らし、業務を縮小し、効率化をはかるなどしておりますが、急な変化にはなかなかついていけません。

 ウクライナ紛争に続き、「台湾有事」を口実とする米国の「代理戦争」が、東アジアで画策されている今、私、岩上安身とIWJは、破滅的な戦争を回避すべく、また、ウクライナ紛争報道で明らかになった、偏向マスメディアの不誠実な「情報操作」に代わるべく、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるよう走り続けたいと存じます。

 その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために、今後も全力で頑張ってゆきたいと思います。

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない、孤立した「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な外交姿勢をめざすべきではないでしょうか?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 岩上安身


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◆中継番組表◆

**2023.7.9 Sun.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2023.7.10 Mon.**

調整中

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■独裁者プーチン個人さえ取り除けばロシアを抑え込める、という低俗なプロパガンダへの、今でも有効な反論! ロシアには、プーチンの比ではない、わからず屋の過激派が山ほど存在する!<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その67)>第四部 自由という災厄「第十二章『ジリノフスキー現象』を読み解く ―― 一九九三年十二月 ――」(Part6)

 岩上安身は、1989年から1994年まで、29歳から35歳まで、足かけ6年かけて、崩壊前夜のソ連から、ソ連崩壊後の「民主ロシア」誕生の裏面まで、現地で取材しました。

 現地取材をまとめた著書『あらかじめ裏切られた革命』(1996年、講談社、講談社ノンフィクション賞受賞作)は、当時のソ連・ロシアの実態を記録した貴重な資料ですが、残念ながら絶版となっており、入手困難な状況となっております。

 ウクライナ紛争の長期化、そして西欧諸国が世界を支配してきた構造、米国による一極支配構造に揺らぎが見え始めた今こそ、改めて1991年のソ連崩壊前後に戻って、歴史を振り返る必要があると思われます。日刊IWJガイドで、『あらかじめ裏切られた革命』の復刻連載を進めていきます。ぜひお読みください。

 下記URLから、初回の復刻連載(その1)をお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その1)>序文「ゴーリキーパークの世界精神」(日刊IWJガイド、2022年11月20日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221120#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51557#idx-4

 直近の復刻連載は、下記URLからお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その65)>第四部 自由という災厄「第十二章『ジリノフスキー現象』を読み解く ―― 一九九三年十二月 ――」(Part4)(日刊IWJガイド、2023年6月4日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230604#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52358#idx-5

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その66)>第四部 自由という災厄「第十二章『ジリノフスキー現象』を読み解く ―― 一九九三年十二月 ――」(Part5)(日刊IWJガイド、2023年6月11日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230611#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52381#idx-4

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◆「ジリノフスキー現象」が映し出す〈新しい現実〉

 ジリノフスキーの公約が、有権者にどのように受けとめられたか、というポイントに移ろう。

 彼が選挙運動の最中に、繰り返し国民に訴えたのは次の三つのスローガンだった。

 第一に、外国に対する援助の停止。借款も補助金も与えず、取引はすべて国際価格で行なうこと。

 第二は、軍民転換をやめ、世界市場への輸出のために兵器の生産を奨励すること。

 第三は、治安機関を強化し、汚職と組織犯罪(マフィア)を撲滅すること。

 彼にいわせると、この三つの公約のうち―つを実行すれば経済力が三〇パーセント回復し、三つ合わせると九〇パーセント、ほぼ倍増するのだ、という。大ざっぱで、学問的根拠はゼロに等しいが、何をしようとしているのか、その内容は誰にでもわかる。抽象的な言葉を積み重ね、結局のところ、具体的な政策としては何をするのかさっぱりわからない他の政治家とは違う。

 旧来の共産党官僚出身の政治家だけでなく、新世代のガイダルやヤブリンスキーですら、明確さに欠けるところがある。ヤブリンスキーの政治網領のパンフレットを全文翻訳して読んでみたが、難解な術語をつらねた曖昧な表現が多く、何をしたいのかがストレートに伝わってこない。それに比べると、ジリノフスキーのスローガンは簡潔できわめてわかりやすく、大衆受けをする。

 では、この三つの主要なスローガンは、有権者にどのように受け入れられているか。

 「ロシアの、外国(CIS諸国を含む)に対する経済援助について」という設問で、「即刻、完全に停止すべき」と答えたのは三九・五パーセント、「大幅に減少すべき」は二七パーセント。実に六六・五パーセントが、CIS諸国を含む、外国への経済援助の停止あるいは大幅削減に賛同しているのである。「CISに限って続行すべき」と考えているのは一四パーセント、「経済援助は道徳的に正当」はわずか一パーセントにすぎない。

 旧ソ連圏を含めて、経済援助を停止せよ、というスローガンにこれほど多くの人間が賛同しているのは、注目に値する。旧ソ連から独立した共和国は、ウクライナもバルト三国もザカフカス諸国も、みんなロシア以上のインフレと生産低下に苦しんでいる。このうえさらにロシアからの燃料や資源の供給がストップすれば、経済的に完全に破綻するのは目に見えている。

 ロシアの民衆が「経済援助の停止」に賛同するのは、自分達の生活の向上を望んでの要求に違いないが、この措置を実行に移すかどうかの判断は、経済政策とは別の、地政学的戦略の次元に属している。

 事実、ジリノフスキーは別のところで、この政策の狙いを語っている。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!
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■<今週の新記事振り返り>

【IWJ号外】ノルドストリーム爆破のスクープで世界中の注目を集めた伝説の調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が「プーチンの立場がかなり強くなった」と「プリゴジンの乱」を分析! 2023.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516959

【601号-604号】岩上安身のIWJ特報!背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」思想が後押し!高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言はルフィ事件と同根の大問題!岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー(その3)2023.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516869

「ウクライナ紛争というのは、本当に、米国覇権の終わりの始まり、その通りだと思います」~岩上安身によるインタビュー第1124回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2023.6.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516860

和田春樹氏「広島サミットでグローバルサウスの国々にウクライナ戦争推進を拡大するのは成功しなかった」~6.21「今こそ停戦を」シンポジウム ―登壇:伊勢崎賢治氏(元アフガン武装解除日本政府特別代表ほか 2023.6.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516760

ウクライナ紛争は「帝国の残骸」である米国の崩壊の始まり!「帝国の解体」を公約に掲げたロバート・ケネディJr.氏は「時代遅れの老大国アメリカ」を自覚している米史上初の候補!~岩上安身によるインタビュー第1125回 ゲスト ジャーナリスト・高野孟氏 2023.7.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516990

ハンター・バイデン氏の脱税捜査を米司法省が妨害!「バイデン政権への過度の追従は危ういのではないか?」とのIWJ記者の質問に「他国の内政についてコメントは差し控える」と林外務大臣!!~7.6 林芳正 外務大臣 定例会見 2023.7.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517019

「バイデンの外交戦略は、戦争すること。ウクライナ戦争は、戦争を継続するというアメリカのための代理戦争だ!!」~6.29「新しい戦前にさせない」連続シンポジウム 6・29 第4回―講演:「脅威論の真相を剥ぎ、平和への道を探求する」孫崎享氏ほか 2023.6.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516928

「岸本聡子さんを区長に押し上げる活動をしていく過程で、地方から・地域の政治から変えていかないと、もうダメだという思いを強くした」~7.2 尼崎から政治を変える7・2討論集会 ―登壇:内田聖子氏(東京・杉並区 2022年岸本聡子選対本部長)2023.7.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516974

韓国ネットメディアの報道に「真偽はわからないが、経産省や政府は金に糸目をつけずに海洋放出をやろうとしている事実はある」~7.3 賄賂を渡して汚染水を海洋投棄するな! 日本政府によるIAEA贈賄糾弾! 汚染水投棄中止! 2023.7.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517010

【IWJ号外】スクープ! 米国議会内にザポリージャ原発の破壊を利用して、対ロシア戦へのNATO参戦を実現させる決議案が浮上! 2023.7.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517082

米軍横田基地のPFAS問題「なぜ横田基地での泡消火剤漏出事故から10年以上もたつ今まで基地内の立ち入り調査を米側に求めていないのか?」IWJ記者の質問に「今後の調整に支障を及ぼすおそれがあるためお答えできない」と浜田大臣!!~7.7浜田靖一 防衛大臣定例記者会見 2023.7.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517067

■<今週の日刊IWJガイド振り返り>

日刊IWJガイド「ノルドストリーム爆破事件への米海軍関与の疑念が再浮上! 米政府のウクライナ支援の支出の中に『極めて異常な支出』がみつかる!」2023.7.2号~No.3944号
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230702
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52473

日刊IWJガイド「本日午前11時から、岩上安身によるジャーナリスト・高野孟氏インタビューを生配信します!」2023.7.3号~No.3945号
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230703
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52478

日刊IWJガイド「ウクライナ紛争は『帝国の残骸』である米国の崩壊の始まり! 岩上安身によるジャーナリスト・高野孟氏インタビューをライブ配信しました!」2023.7.4号~No.3946号
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230704
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52481

日刊IWJガイド「ロシアのメドベージェフ氏『西側諸国とロシア、元植民地との対立は数十年続く。解決方法のひとつは第三次世界大戦、勝者はいない』と表明!!」2023.7.5号~No.3947号
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230705
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52490

日刊IWJガイド「本日午後4時から、岩上安身が元外務省国際情報局の孫崎享氏にインタビューを行います!」2023.7.6号~No.3948号
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230706
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52494

日刊IWJガイド「事件から1年! 安倍元総理を銃殺したのは山上徹也容疑者ではない!? 岩上安身の孫崎享氏インタビュー『日本は自主的に物事を判断できない国』」2023.7.7号~No.3949号
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230707
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52500

日刊IWJガイド「中南米諸国がEUとの首脳会議へのゼレンスキー大統領の出席を阻止! 上海協力機構が共同宣言、イランも加盟! グローバルサウスの連帯が拡大」2023.7.8号~No.3950号
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230708
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52502

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

 ご応募の資格は、第一に穏やかな性格で明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方。第三にPCスキルがある方です。時給は1200円から、仕事の習熟に伴って昇給していきます。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。

 雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230709

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
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