「岸本聡子さんを区長に押し上げる活動をしていく過程で、地方から・地域の政治から変えていかないと、もうダメだという思いを強くした」~7.2 尼崎から政治を変える7・2討論集会 ―登壇:内田聖子氏(東京・杉並区 2022年岸本聡子選対本部長) 2023.7.2

記事公開日:2023.7.4取材地: 動画
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 2023年7月2日(日)午後1時30分より、兵庫県尼崎市の尼崎女性センター・トレビエにて、つじ恵政治経済研究所主催による「尼崎から政治を変える7・2討論集会」が開催された。この集会では、東京・杉並区2022年岸本聡子選対本部長を務めた内田聖子氏が登壇した。

 最初に登壇した、主催者であるつじ氏は、次のように現在の日本の議会政治そのものへの危機感と、地方政治への期待感を語った。

 「国と社会が本当に劣化しているし、日本の伝統文化を守っていくんだと言っているにも拘わらず、一番壊してきているのが今の自民党であり、それをさらに悪くしようとしているのが維新。しかしそれに対抗する勢力が、まともに存在しないという情況が、よりピンチな状況を招いている。

 確かに防衛費増額法案も身体を張って止めなければならないという情況だったかもしれないが、入管法改悪が表面化しているということは、日本の人権状況がメチャクチャになっていることを、若い世代の人たちが、身につまされて敏感に感じ取っているからからではないか。だからデモとか大衆運動が盛り上がってきている。

 そういった人々の矛盾感覚をちゃんと受け止めて、それを『うねり』にしていく・運動化していくことに、政治勢力がリーダーシップを発揮していかなければならないということが、問われているのでないかと思っている」

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 内田氏は、「今までグローバルな課題として貿易の問題・TPP/関税自由化の問題に、つじ先生を含めた弁護士の方々や漁業団体・農業団体の方々など広範なネットワークを使って、反対運動を展開してきた。

 一昨年前の時点では、まさかこのように杉並区長選に関わって、またこのような場に呼んでいただけるとは、夢にも思わなかった。今日は、この1年間の選挙戦も含めて、杉並で起こってきたことをお話ししたい。

 岸本聡子さんが杉並区長になって、ちょうど1年。区長にみんなで押し上げたが、区長になっていただいた後がすごく大変。行政・議会・住民との関係、すべててが初めてのこと。長年に渡って劣化した政治。硬直した行政。いったい何年かかったら政治が変わるのかという思いをしてきた。

 地方から、地域の政治から変えていかないと、もうダメだという思いを私たちは強くした。ここにいらっしゃる皆さんも同じ思いを共有しておられるのではないか」と尼崎市の現状に寄りそう姿勢で、自らの選挙運動(闘争)について語っていった。 

■全編動画

  • 日時 2023年7月2日(日)13:30~
  • 場所 尼崎女性センター・トレビエ(兵庫県尼崎市)
  • 主催 つじ恵政治経済研究所(詳細

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