IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。
ロシアメディア『RT』は20日付け記事で、20日、クリミア沖の海上油田・ガス田掘削施設をウクライナがミサイル攻撃し、負傷者3名と行方不明者7名が確認されたと報じた。
※【速報8465】『RT』20日「ウクライナがクリミア沖の海上油田・ガス田掘削施設をミサイル攻撃。負傷者3名と行方不明者7名が確認された。ロシアのセルゲイ・アクショノフ地域長が20日、明らかにした」
『RT』によると「海上油田・ガス田を開発するチェルノモルネフテガス社が所有する3基のリグ(掘削装置)を、ウクライナが3回のミサイル攻撃で別々に攻撃したと、ロシアのセルゲイ・アクショノフ地域長が20日、明らかにした」とのこと。
ウクライナのアレクセイ・レズニコウ国防相は6月16日、「私たちは、クリミアを含む、私たちの全ての領土、全ての全てを解放するつもりだ」と発言している。
米国は、国境を超えてロシア国内を攻撃しないことを条件に、ウクライナに兵器を供給しているが、レズニコウ国防相は「(2014年に住民投票でロシアへの編入を決めた)クリミアはウクライナ領」だと発言している。
ウクライナが長射程の武器を手に入れたことで、停戦は遠のき、ウクライナ紛争は新たな段階に入ったのかもしれない。
※「私たちはクリミアを含む全ての私たちの領土を解放するつもり」=レズニコウ宇国防相(UKRINFORM、2022年6月16日)
19日付け独『ビルド・アム・ゾンタグ』が、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長への独占インタビューを掲載している。
※【速報8466】19日付けドイツ『Bild am Sonntag』が、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長への独占インタビューを掲載。「戦争は何年も続くかもしれない」
「Bild am Sonntag『ウクライナはいつまでロシアから自衛できるのか?』
イェンス・ストルテンベルグ『ウクライナ人はロシアの侵略者から勇敢に自らを守っている。ドンバスでの戦いは、ロシアによってますます残忍なものになりつつあるが、ウクライナ兵は勇敢に抵抗している。より近代的な武器があれば、ウクライナもドンバスからプーチン軍を再び追い出せる可能性が高まる』
Bild『ドイツの兵器メーカー、ラインメタルは、ウクライナに6台のマーダー歩兵戦闘車両を直ちに納入する可能性がある。ドイツはこれを承認すべきなのか?』
ストルテンベルグ『ドイツはウクライナ、そしてNATOの東側にも多くの貢献をしている。リトアニアに駐留するドイツ兵と発表された追加旅団により、ドイツは他のNATO同盟国を救援・保護している。そうすれば(戦闘車両を提供すれば)、今度はウクライナを武器で支援することができる。ドイツに感謝したい。重要なのは、ウクライナは自国を守るために、発表された兵器を一刻も早く必要としているということだ』
Bild『ドイツをはじめとする西側諸国は、どんなことがあっても戦争の当事者になることを望んでいない。NATOが関与しすぎるとエスカレートする恐れがあるのでは?』
ストルテンベルグ『NATOはウクライナの自衛を支援し続けるが、紛争には加わらない。我々は国(ウクライナ)を支援しているが、NATOの兵士をウクライナに送ることはない。私たちは自国の防衛力を強化し、4万人の兵士をNATOの指揮下に置いている。陸・海・空で同盟国の領土を確保している。これはモスクワへの明確なメッセージであり、我々の防衛態勢について誤解が生じないようにするためだ』
Bild『プーチンの核爆弾は恐れるべきか?』
ストルテンベルグ『ロシアの核戦力の準備レベルが上がったとは思えない。とはいえ、ロシアが核のサーベルを鳴らすのは危険であり、無責任である。プーチンは知っているはずだ。核戦争には勝てないし、決してやってはいけない。ロシアへの明確なシグナルは、「NATOは全加盟国を守る」ということだ』
Bild『長期戦に備えろということだが、どのくらいになるのか?』
ストルテンベルグ『誰にもわからない。何年も続く可能性があることを覚悟しなければならない。ウクライナへの支援の手を緩めてはいけない。軍事支援だけでなく、エネルギーや食料の高騰でコストがかかるとしてもだ。しかし、それはウクライナ人が毎日多くの命をかけて支払っている代償とは比べものにならない。そして、もしプーチンがこの戦争から、2008年のグルジア戦争や2014年のクリミア占領の後と同じように続ければいいという教訓を得たら、我々はもっと高い代償を払うことになるだろう』
Bild『ウクライナはNATOの一員になりたいと考えている。それは現実的な話なのか?』
ストルテンベルグ『NATOの同盟国は、財政的にも、人道的にも、そして特に軍事的にもウクライナを支援している。さらに、私がセレンスキー大統領を招待したNATO首脳会議では、ウクライナに対する包括的な支援策が採択される予定だ。今のところは、プーチンの残忍な侵略に対抗してウクライナの存亡をかけた戦いを支援することが重要だ』
Bild『6月末にマドリードで開催されるNATO首脳会議では、新しい戦略コンセプトが採択される予定だ。これまで、ロシアは「パートナー」と呼ばれてきた。NATOは今後、ロシアにどう対処していくのか?』
ストルテンベルグ『世界が変われば、NATOも変わる。そして、世界はより危険になった。ロシアはもはやパートナーではなく、我々の安全保障、平和、安定に対する脅威であることを説明する。また、中国も初めて紙面(新しい戦略コンセプト)に登場する。なぜなら、中国の台頭は我々の利益、我々の価値、我々の安全保障に対する挑戦だからだ』
Bild『フィンランドとスウェーデンはNATOへの加盟を希望、トルコは懸念を抱いている。これらをどのように払拭するのか?』
ストルテンベルグ『加盟申請は歴史的な瞬間であり、我々はこれをとらえなければならない。加盟すれば、フィンランドとスウェーデンだけでなく、私たち全員が強くなれる。トルコは、ヨーロッパ、ロシア、イラク、シリアを結ぶ戦略的重要性を持つNATOの重要な国である。NATO諸国、スウェーデン、フィンランド、EUはPKK(クルド労働者党)をテロリスト集団として分類している。NATOの中でトルコほどテロに苦しんでいる国はない。だからこそ、私たちはトルコの懸念を真摯に受け止め、その解決に全力を尽くす』」。
2021年のノーベル平和賞を受賞した、ロシアの独立系新聞『ノーバヤ・ガゼータ』の編集長ドミトリー・ムラトフ氏が、ノーベル平和賞のメダルを競売にかけ、20日、1億350万ドル(約140億円)で落札された。
20日付け米『ポリティコ』は、「ムラトフは、この収益をウクライナの戦争で避難した子どもたちを支援するユニセフに直接寄付するとしている」と報じている。
※【速報8486】『POLITICO』20日「ロシアの独立系新聞『ノーバヤ・ガゼータ』編集長ドミトリー・ムラトフ氏が、ノーベル平和賞のメダルを競売にかけ、20日、1億350万ドル(約140億円)で落札された」
『ポリティコ』によると、ムラトフ氏は、オークション開催前のインタビューで「ウクライナの紛争で孤児となった子どもたちのことを特に心配している」と語ると同時に「ロシアに対する国際的な制裁によって、希少疾患の治療薬や骨髄移植などの人道的援助が必要な人々に行き渡ることを妨げないことが重要だ」とも述べたとのことである。
ムラトフ氏はロシアによるウクライナ侵攻を批判し、『ノーバヤ・ガゼータ』は3月に休刊に追い込まれた。4月には、ロシア国内を寝台列車で移動中、車内で何者かに赤いペンキをかけられた。
※ロシアのノーベル平和賞受賞記者、赤ペンキで嫌がらせ受ける(ロイター、2022年4月8日)
『ポリティコ』の記事によると、ムラトフ氏は16日にロシアから西ヨーロッパに移動し、20日、ニューヨークへ向かったとのことである。
21日付け米NBCは、ウクライナで捕虜となった2人の米退役軍人について、ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官が「傭兵」だと非難した上で、死刑になる可能性もあることを報じた。
ペスコフ報道官は、2人の米退役軍人、アレクサンダー・ドルーク氏とアンディ・フイン氏について、20日、モスクワでNBCの独占取材に応じた。
※【速報8488】米NBC、21日「ウクライナで捕虜となった2人の米退役軍人アレクサンダー・ドルーク氏とアンディ・フイン氏について、ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官が20日、モスクワでNBCの独占取材に応じた」
「ドミトリー・ペスコフは、NBCニュースの上級国際特派員キーア・シモンズが(2人の米退役軍人について)、ウクライナ東部でモスクワに支援された分離主義者によって今月死刑判決を受けた2人の英国人とモロッコ人と同じ運命に直面するかどうかを尋ねたとき、『捜査次第だ』と語った。(中略)
『戦場にいた連中は、我々の軍人に発砲していた。彼らは命を危険にさらしていたのだ』と述べた。
『裁判があり、裁判所の判断があるだろう』とペスコフ。
『彼らは罰せられるべきだ』と付け加え、ドゥルークとフインを『幸運の兵士(傭兵)』と呼んだ。
ウクライナ政府は3月初め、ロシアとの戦いに参加する外国人を募集した後、52か国から2万人がウクライナ国際軍団で戦うために志願したと発表した。現在、国内に何人いるかはわかっていない。
外国人部隊のスポークスマンであるダミアン・マグルー氏は、ドゥルーク氏とフイン氏が部隊に所属しているかどうか『確認も否定もできない』と述べた。
ペスコフ氏はまた、2人がロシアで拘束されているのか、それとも同国東部でウクライナ人と戦っている親ロシア派勢力に拘束されているのかについても言及しなかった。さらに、彼らはウクライナの正規軍に属していなかったため、捕虜を保護するジュネーブ条約の適用を受ける可能性はないと付け加えた」。
【速報8465】『RT』20日「ウクライナがクリミア沖の海上油田・ガス田掘削施設をミサイル攻撃。負傷者3名と行方不明者7名が確認された。ロシアのセルゲイ・アクショノフ地域長が20日、明らかにした」
午前10:41 · 2022年6月21日
【速報8466】19日付けドイツ『Bild am Sonntag』が、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長への独占インタビューを掲載。「戦争は何年も続くかもしれない」
午前11:39 · 2022年6月21日
【速報8467】『Bild am Sonntag』19日、NATOストルテンベルグ事務総長インタビュー「Bild am Sonntag『ウクライナはいつまでロシアから自衛できるのか?』」
午前11:42 · 2022年6月21日
【速報8468】『Bild am Sonntag』19日続き「ストルテンベルグ『ドンバスでの戦いは、ロシアによってますます残忍なものになりつつあるが、ウクライナ兵は勇敢に抵抗している。より近代的な武器があれば、ウクライナもドンバスからプーチン軍を再び追い出せる可能性が高まる』」
午前11:44 · 2022年6月21日
【速報8469】『Bild am Sonntag』19日続き「Bild『ドイツの兵器メーカー、ラインメタルは、ウクライナに6台のマーダー歩兵戦闘車両を直ちに納入する可能性がある。ドイツはこれを承認すべきなのか?』」
午前11:44 · 2022年6月21日
【速報8470】『Bild am Sonntag』19日続き「ストルテンベルグ『ドイツはウクライナ、NATOに多くの貢献をしている。戦闘車両を提供すれば、今度はウクライナを武器で支援することができる。重要なのはウクライナが自国を守るため、兵器を一刻も早く必要としているということだ』」 #IWJ
@iwakamiyasumi
午前11:48 · 2022年6月21日
【速報8471】『Bild am Sonntag』19日続き「Bild『ドイツをはじめとする西側諸国は、どんなことがあっても戦争の当事者になることを望んでいない。NATOが関与しすぎるとエスカレートする恐れがあるのでは?』」
午前11:49 · 2022年6月21日
【速報8472】『Bild am Sonntag』続き「ストルテンベルグ『NATOはウクライナの自衛を支援し続けるが、紛争には加わらない。我々はNATOの兵士をウクライナに送ることはない。NATOは4万人の兵士を指揮下に置き自国の防衛力を強化している。これはモスクワへの明確なメッセージだ』」
午前11:54 · 2022年6月21日
【速報8473】『Bild am Sonntag』19日続き「Bild『プーチンの核爆弾は恐れるべきか?』」
午前11:55 · 2022年6月21日
【速報8474】『Bild am Sonntag』19日続き「ストルテンベルグ『ロシアの核戦力の準備レベルが上がったとは思えない。とはいえ、ロシアが核のサーベルを鳴らすのは危険であり、無責任。プーチンは知っているはずだ。核戦争には勝てないし、決してやってはいけない」
午前11:57 · 2022年6月21日
【速報8475】『Bild am Sonntag』19日続き「Bild『長期戦に備えろということだが、どのくらいになるのか?』」
午前11:58 · 2022年6月21日
【速報8476】『Bild am Sonntag』19日続き「ストルテンベルグ『誰にもわからない。何年も続く可能性があることを覚悟しなければならない。ウクライナへの支援の手を緩めてはいけない。軍事支援だけでなく、エネルギーや食料の高騰でコストがかかるとしてもだ』」
午前11:59 · 2022年6月21日
【速報8477】『Bild am Sonntag』続き「ストルテンベルグ『しかしウクライナ人が多くの命をかけて支払っている代償とは比べものにならない。もしプーチンがこの戦争から、2008年のグルジア戦争や2014年のクリミア占領と同じ教訓を得たら、我々はもっと高い代償を払うことになる』」
午後0:04 · 2022年6月21日
【速報8478】『Bild am Sonntag』19日続き「Bild『ウクライナはNATOの一員になりたいと考えている。それは現実的な話なのか?』」
午後0:04 · 2022年6月21日
【速報8479】『Bild am Sonntag』続き「ストルテンベルグ『NATOは財政的、人道的、軍事的にウクライナを支援。私がセレンスキー大統領を招待したNATO首脳会議では、ウクライナに対する包括的支援策が採択される予定。今は、ウクライナの存亡をかけた戦いを支援することが重要だ』」
午後0:08 · 2022年6月21日
【速報8480】『Bild am Sonntag』19日続き「Bild『6月末にマドリードで開催されるNATO首脳会議では、新しい戦略コンセプトが採択される予定だ。これまで、ロシアは「パートナー」と呼ばれてきた。NATOは今後、ロシアにどう対処していくのか?』」
午後0:09 · 2022年6月21日
【速報8481】『Bild am Sonntag』19日続き「ストルテンベルグ『世界が変われば、NATOも変わる。そして、世界はより危険になった。ロシアはもはやパートナーではなく、我々の安全保障、平和、安定に対する脅威であることを説明する』」
午後0:10 · 2022年6月21日
【速報8482】『Bild am Sonntag』19日続き「ストルテンベルグ『また、中国も初めて紙面(新しい戦略コンセプト)に登場する。なぜなら、中国の台頭は我々の利益、我々の価値、我々の安全保障に対する挑戦だからだ』」
午後0:11 · 2022年6月21日
【速報8483】『Bild am Sonntag』19日続き「Bild『フィンランドとスウェーデンはNATOへの加盟を希望、トルコは懸念を抱いている。これらをどのように払拭するのか?』」
午後0:12 · 2022年6月21日
【速報8484】『Bild am Sonntag』19日続き「ストルテンベルグ『加盟申請は歴史的な瞬間だ。加盟すれば、フィンランドとスウェーデンだけでなく、私たち全員が強くなれる。トルコは、ヨーロッパ、ロシア、イラク、シリアを結ぶ戦略的重要性を持つNATOの重要な国である』」
午後0:14 · 2022年6月21日
【速報8485】『Bild am Sonntag』続き「ストルテンベルグ『NATO諸国、スウェーデン、フィンランド、EUはPKK(クルド労働者党)をテロリスト集団として分類。NATOの中でトルコほどテロに苦しんでいる国はない。私たちはトルコの懸念を真摯に受け止め、その解決に全力を尽くす』」
午後0:15 · 2022年6月21日
【速報8486】『POLITICO』20日「ロシアの独立系新聞『ノーバヤ・ガゼータ』編集長ドミトリー・ムラトフ氏が、ノーベル平和賞のメダルを競売にかけ、20日、1億350万ドル(約140億円)で落札された」
午後1:01 · 2022年6月21日
【速報8487】『POLITICO』20日続き「ムラトフ氏は収益を、ウクライナの戦争で避難した子どもたちを支援するユニセフに直接寄付する。『ロシアに対する国際的な制裁によって、希少疾患の治療薬や骨髄移植などの人道的援助が必要な人々に行き渡ることを妨げないことが重要だ』とも」
午後1:03 · 2022年6月21日
【速報8488】米NBC、21日「ウクライナで捕虜となった2人の米退役軍人アレクサンダー・ドルーク氏とアンディ・フイン氏について、ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官が20日、モスクワでNBCの独占取材に応じた」
午後3:16 · 2022年6月21日
【速報8489】米NBC、21日続き「ペスコフ氏は、NBCの特派員キーア・シモンズが、(2人の米退役軍人について)ウクライナ東部で分離主義者によって今月死刑判決を受けた2人の英国人とモロッコ人と同じ運命に直面するかどうかを尋ねたとき、『捜査次第だ』と語った」
午後3:19 · 2022年6月21日
【速報8490】米NBC、21日続き「『戦場にいた連中は、我々の軍人に発砲していた。彼らは命を危険にさらしていたのだ』と述べた。『裁判があり、裁判所の判断があるだろう』とペスコフ。『彼らは罰せられるべきだ』と付け加え、ドゥルークとフインを『幸運の兵士(傭兵)』と呼んだ」
午後3:21 · 2022年6月21日
【速報8491】米NBC、21日続き「ペスコフ氏は2人がロシアで拘束されているのか、親ロシア派勢力に拘束されているのかについても言及しなかった。さらに、彼らはウクライナの正規軍に属していなかったため、捕虜を保護するジュネーブ条約の適用を受ける可能性はないと付け加えた」
午後3:23 · 2022年6月21日