IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。
※IWJ速報@IWJ_Sokuho
ウクライナ東部ドンバス地方の要衝都市・セベロドネツクで、ロシア軍の優勢が明白になってきた。いったんロシア軍優勢との情報が4日、5日に流れたが、6日にはウクライナ軍が反撃し、市の半分を奪還したと報じられた。いずれも、ルハンシク(ルガンスク)州のハイダイ(ガイダイ)知事から出た情報であった。
8日以降、再びロシア軍が優勢との情報が出ている。『ロイター』(8日)は、ハイダイ知事が8日、「セベロドネツクの9割をロシア軍が支配し、ドネツ川を挟んだ対岸の都市リシチャンスクにも激しい攻撃を加えている」と述べたと報じた。「セベロドネツクの工業地帯はウクライナ側が掌握」しているとされているのは、アゾット化学工場を指していると思われる。
※【速報7876】ロイター、8日「ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は8日、ウクライナ側の最後の砦とされる要衝セベロドネツクの90%をロシア軍が支配し、ドネツ川を挟んだ対岸の都市リシチャンスクにも激しい攻撃を加えていると述べた。」
『AFP』(9日)によれば、ハイダイ知事は同日、ウクライナのテレビ局「1+1」(オディン・プリュス・オディン)に対し、セベロドネツクから「我々は撤退する必要が出てくるかもしれない」とも述べた。「1+1」は、ゼレンスキー大統領の出世作「人民のしもべ」を放送したテレビ局であり、ユダヤ人オリガルヒのコロモイスキー氏が大半の株を所有していて、事実上のオーナーである。ロシア側は7日、同市内の工業地帯と近郊の集落を除く、住宅地を完全に掌握したと発表しているが、ハイダイ知事は完全制圧を否定している。
ゼレンスキー大統領は、セベロドネツクの戦いはロシア軍との「最も厳しい戦いの一つ」であり、「ドンバス地方全体の運命を決する戦いだ」と述べている。
※【速報7881】AFP、9日「ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は8日、ロシア軍との攻防が続く同州の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)で、ウクライナ軍が撤退を強いられる可能性があると述べた。」
『CNN』(9日)、『BBC』(9日)も、ゼレンスキー大統領の言葉「多くの点において、ドンバス地方の命運がそこ(セベロドネツク)で決まりつつある」を引用し、セベロドネツクにおけるウクライナ軍の劣勢を伝えた。
ゼレンスキー大統領は、「占領者」(ロシアとドネツク人民共和国、ルハンシク人民共和国)が、その全占領地である「ドネツク、ルハンスク、ヘルソン、メリトポリ、クリミア半島、ジョージアの一部」の、サッカークラブを集めて競技大会を行う計画を発表したことにも言及し、ウクライナ国民に対する「愚弄」だと批判した、と『CNN』(9日)は伝えた。ゼレンスキー大統領の発言からは、ロシア側が実効支配している地域の広さがうかがわれる。
『BBC』(9日)によると、ウクライナ軍はセベロドネツクの中心部から郊外に押し出されており、ハイダイ知事は、ロシア軍の猛攻の後、ウクライナの特殊部隊が撤退したことを認めた、とのことである。
※【速報7883】CNN、9日「ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、同国東部の都市セベロドネツクが「ドンバスでの衝突の中心地」となっている状況に変わりはないとの認識を示した。」
※【速報7886】BBC、9日「ハイダイ知事は、ロシア軍が同地域を「跡形もなくなるように砲撃と空爆で破壊し始めた」後、ウクライナの特殊部隊が撤退したと語った。」
『フィガロ』(9日)は、「米軍筋」による情報として、ウクライナ側は自国のすべての武器を使い果たし、完全に同盟国から供給された兵器に依存している、と報じた。
「ウクライナは、ロシア製・ソビエト製の兵器をすべて使い果たしており、現在、西側の大砲を含む外国の同盟国から供給された兵器のみに依存している」(フィガロ、9日)
『フィガロ』(9日)は、欧米諸国によるウクライナへの武器支援に遅れが出た原因について、ロシアによって挑発と見なされる可能性のある行動を避けたこと(つまり、欧米諸国が、ロシアからにらまれるのを恐れた、ということでしょう)、欧米諸国が有する最新鋭の武器がロシア軍の手に渡り、技術漏洩することを恐れたこと、そのため、旧ソ連時代の兵器を有する旧ソ連諸国にまず武器供与させたこと、それさえも使い果たされ、欧州のソ連・ロシア製の兵器庫は「惑星の表面から姿を消した」ことを挙げた。
その後になって、米国政府は、まずは榴弾砲などの重火器をウクライナに供与し始め、次にハイマースなどのロシア軍よりも射程が長く、高精度の多連装ロケットランチャーをウクライナ軍に「弾薬の継続的な流れ」を絶やさないように引き渡しているが、セベロドネツクの戦いには間に合わなかったということなのだろうか。
それとも、西側では誰も積極的に言及しようとはしないが、泥臭く、旧式の兵器で、機能も多々出しているにも関わらず、やはりロシア軍は地上戦では粘り強い、ということなのだろうか。
※【速報7888】Figaro、9日「米軍筋によると、ウクライナは、ロシア製・ソビエト製の兵器をすべて使い果たしており、現在、西側の大砲を含む外国の同盟国から供給された兵器のみに依存している。」
『AFP』(9日)によれば、ハイダイ知事は9日、西側諸国から長距離兵器が到着すれば数日のうちにロシア軍を撃退し、セベロドネツク市を奪還できるとの見方を示した、ということである。ハイダイ知事はSNS上の公開インタビューで以下のように述べている。
ハイダイ知事「ロシア軍の兵器との対決が可能になる長距離兵器が着き次第、われわれの特殊部隊が2~3日以内に市内を掃討できるだろう」。
※【速報7887】AFP、9日「ハイダイ知事は9日、ロシア軍との戦闘が続いている同州の要衝セベロドネツクについて、西側諸国から長距離兵器が到着すれば数日のうちにロシア軍を撃退し、同市を奪還できるとの見方を示した。」
セベロドネツク以外でも、すでにロシア軍は次の攻撃を準備しているようだ。ウクライナ軍参謀本部が9日、ロシア軍が、クラマトルスクの周辺で次の攻撃を準備しているという分析を明らかにした。『時事通信』が10日、報じた。
クラマトルスク市は、セベロドネツクの約40~50km西に位置する、ドネツク州の実質的な州都にあたる都市である。
4月8日に行われた、民間人がいるクラマトルスク鉄道駅への砲撃の実行者は、まだ確定されていない。砲撃発生直後はロシア軍の攻撃とされたが、その後、砲弾のシリアル番号と発射位置から、ウクライナ軍による攻撃ではないという疑惑が持ち上がった。
※ウクライナ駅砲撃、民間人死傷に非難相次ぐ クラスター弾使用か(ロイター、2022年4月8日)
『時事通信』(10日)によれば、「クラマトルスクに隣接するスラビャンスクや、クラマトルスクに近い北東部ハリコフ州のバルビンコベ」への攻撃が準備されているということである。
※【速報7889】時事、10日「ウクライナ軍参謀本部は9日、ロシア軍がドネツク州の事実上の州都クラマトルスクに隣接するスラビャンスクや、クラマトルスクに近い北東部ハリコフ州のバルビンコベに対する新たな攻撃を準備していると分析した。」
キエフは、東部の戦況について、非常に厳しい状況にあるが、「より多くの武器」さえあれば、劣勢を挽回できると考えているようである。
ウクライナの上級大統領補佐官ミハイロ・ポドリヤク氏は、『BBC』(10日)によると、「毎日100人から200人のウクライナ軍兵士が最前線で殺害されている」と訴え、ロシア軍とウクライナ軍の間の兵器の不平等が、ウクライナ軍の多くの犠牲を招いているという認識を示し、「より多くの武器供与」を求めた。
ポドリヤク氏「私たちの砲兵に対する要求は、ある種の気まぐれであるだけでなく、戦場の状況に関しては客観的な必要性です」。
ポドリヤク氏の要求は、ロシアと平等になるため、150から300のロケット発射システムが必要だということである。この数はこれまでにウクライナが受け取った数よりも多いと『BBC』(10日)は指摘している。
外国に最新の武器をねだれば劣勢な戦も挽回して、勝てるという、「他力本願」的な姿勢はゼレンスキー大統領だけではないようだ。
レズニコウ国防相も9日、「ウクライナは1日に100人の兵士を失い、さらに500人が負傷した」と述べている。
※【速報7890】BBC、10日「ウクライナの上級大統領補佐官ミハイロ・ポドリヤクはBBCに、毎日100人から200人のウクライナ軍が最前線で殺害されていると語った。」
『ウクルインフォルム』(10日)は、レズニコウ国防相が、「ウクライナは武器、特に重火器が必要であり、しかも非常に迅速に受け取られねばならない」ことを強調している、と報じた。ウクライナの主張はあくまでも、西側の武器、武器、武器だ。自分たちの戦略、戦術、用兵、作戦がまずがったのではないか、という話はまったく聞こえてこない。
※【速報7893】UKRINFORM、10日「レズニコウ氏は(略)、ウクライナは武器、特に重火器が必要であり、しかも非常に迅速に受け取られねばならないことを強調していると述べた。」多連装ロケット砲などの供与を求めた。
ウクライナの強い求めに応じて、ノルウェー国防省が8日、M109自走榴弾砲22両をウクライナに供与したことを明らかにした。
※【速報7897】CNN、9日「ノルウェーの国防省は8日、M109自走榴弾砲22両をウクライナに供与したと明らかにした。ウクライナがロシアからの攻撃に抵抗するのを支援するためとしている。」
一方で、「化学兵器」による攻撃への懸念も再び高まっている。マリウポリ陥落までは、ロシア軍が「化学兵器」を使うのではないかと、米国政府やウクライナ政府が繰り返し警告していたが、マリウポリ陥落後は「化学兵器」への言及は減っていた。
今回「化学兵器」に言及したのは、ロシア側である。ロシアメディア『RT』が9日、「ロシア国防省は8日、ウクライナ保安庁(SBU)がモスクワに対するキーウの中傷キャンペーンの一環として、『危険な化学物質の使用による別の挑発』を計画していると主張」したと報じた。
ミジンツェフ准将は会見で、ウクライナ北東部のスミー市で「事件が発生する予定である」と述べた。ミジンツェフ准将は、「ウクライナ領土防衛隊にはすでに保護化学防護服が提供されており、現在、化学攻撃シナリオ内の訓練に参加している」と主張した、という。
ロシア国防相は、ウクライナ側が、ロシア軍が化学兵器を用いたかのように見せる偽旗作戦を計画しているとみていることがわかる。
※【速報7898】RT、9日「ロシア国防省は8日、ウクライナの安全保障局(SBU)がモスクワに対するキーウの中傷キャンペーンの一環として、「危険な化学物質の使用による別の挑発」を計画していると主張。」
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官も8日、「ウクライナの民族主義者は挑発の準備をしている」と述べた。
ザハロワ氏「ウクライナの民族主義者による別の挑発が準備されています。つまり、LPR地域のセベロドネツクのアゾット工場の地下施設での有毒化学物質を含むタンクの採掘と1000人以上の工場労働者と地元住民の拘留です。
キーウは、100トン以上の硝酸塩と硝酸を含む戦車の爆発は、ロシア軍とドンバス共和国の前進を遅らせるはずです。彼らはいつものように、人的被害を伴う技術的災害についてロシアを非難することを計画しています」。(TASS、8日)
※【速報7877】TASS、8日「ロシア外務省の報道官、マリア・ザハロワ氏は水曜日(8日)の会見で、ウクライナの民族主義者は挑発の準備をしている、と述べた」
4月19日のIWJ速報でお伝えした、ロシア軍に捕らえられた2人の英国人、ショーン・ピナー氏(48歳)とエイデン・アスリン氏(28歳)に対して、「ウクライナ側の傭兵として活動」したとして、「死刑判決」が9日、下された。両氏はウクライナの第36海兵旅団のメンバーとして、マリウポリで捉えられた。『ロイター』(9日)、『BBC』(10日)、『AFP』(10日)、『TASS』(9日)などが一斉に報じた。
※【速報7902】ロイター、9日「親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」の裁判所は9日、ウクライナで戦闘中に捕虜となった英国籍の2人とモロッコ国籍の1人に死刑判決を下した。(Interfax)」
※【速報7903】AFP、10日「3人は、英国人のエイデン・アスリン氏とショーン・ピナー氏、モロッコ人のサウドゥン・ブラヒム氏。報道によると、ウクライナ側の傭兵として活動したとして起訴された。」
※【速報7911】TASS、9日「DPR検察庁(PGO)は先に、被告人の証言により、DPR刑法第34条(集団による犯罪)の第2部、第323条(権力の強制的押収または権力の強制的保持)および第3条に定義されている犯罪への共犯を確認したと述べた。」
両氏とモロッコ国籍のサウドゥン・ブラヒム氏(3月に東部の町ボルノバハで投降)、3名の裁判はドネツク人民共和国(DPR)の最高裁判所で行われた。3名は「ドネツク人民共和国の権力掌握と憲法秩序の転覆を目的とした行動」を取ったことを認めているということである。
3名の被告は、DPR検察庁(PGO)によって「被告人の証言により、DPR刑法第34条(集団による犯罪)の第2部、第323条(権力の強制的押収または権力の強制的保持)および第3条に定義されている犯罪への共犯」が確認されたと報じられている。
判決は、1か月以内に控訴が可能だということである。
ウクライナ政府は8日、すべての外国人志願兵は、ウクライナ軍の一部であり、合法的な戦闘員としてジュネーブ条約が定める戦争捕虜の処遇を受ける資格がある、という声明を発表した。『CNN』が9日、報じた。
※【速報7915】CNN、9日「ウクライナ政府は8日、全ての外国人ボランティアは自国の軍の一員とみなし、ジュネーブ条約が定める戦争捕虜の処遇を受ける資格がある合法的な戦闘員と位置づけているとの声明を発表した。」
アントニー・ブリンケン米国務長官も、ドネツク人民共和国最高裁判所がウクライナ軍の側で戦った3人の外国人傭兵に死刑判決を下したという決定について、深刻な懸念を表明している。ロシアメディア『RIA』が報じた。
ブリンケン氏は、「ウクライナの軍隊に仕えた合法的な戦闘員」を有罪としたのは「偽の」裁判であると述べた、ということである。
※【速報7916】RIA、10日「米国務長官のアントニー・ブリンケン氏は、ドネツク人民共和国最高裁判所がウクライナ軍の側で戦った3人の外国人傭兵を死刑に処したという決定について、深刻な懸念を表明している。」
英政府は、この判決に強く反発している。『BBC』(10日)は、「親ロシアのいわゆるドネツク人民共和国の裁判所は国際的に認められていない」として、英国とウクライナが「捕虜を保護する国際法に違反した」と、この判決を強く批判している、と報じた。
アスリン氏とピナー氏の家族は、両氏がウクライナ軍の長年のメンバーであり、傭兵ではないと主張している。
英国政府は、アスリン氏とピナー氏に与えられた死刑判決に「深く懸念」しており、ウクライナと協力して両氏の釈放を求め続けているという。
※【速報7905】BBC、10日「親ロシアのいわゆるドネツク人民共和国の裁判所は国際的に認められていない。」
英国のリズ・トラス外相は「まったく正当性のない偽の判決」だとツイート。
「私は、ウクライナ東部でロシアの代理人が行ったエイデン・アスリンとショーン・ピナーの判決を全面的に非難する。彼らは戦争捕虜だ。これは、まったく正当性のない偽の判決である」。
※【速報7908】トラス外相、10日「私は、ウクライナ東部でロシアの代理人が行ったエイデン・アスリンとショーン・ピナーの判決を全面的に非難する。」
しかしその一方で、英国政府は、「ドネツク人民共和国」を「ロシアの代理人」と決めつけながら、肝心のロシアとは連絡をとっていないようだ。
ペスコフ大統領報道官が8日、ドネツク人民共和国で裁判にかけられている英国の傭兵の将来について、英国当局からロシアに連絡はないと語った。ロシアメディア『TASS』が8日、報じた。
英国政府は、アスリン氏とピナー氏を本気で救うための行動をとっているのだろうか。
※【速報7912】TASS、8日「ロシア大統領報道官のペスコフ氏は8日、現在ドネツク人民共和国で裁判にかけられている英国の傭兵の将来について、英国当局はまだロシアに連絡を取ろうとはしていないと語った。」
ロシアメディア『RT』(9日)は、ピナー氏が「自分が本当に理解していない戦争に巻き込まれないように」と志願を考える人々に警告を発した、と報じた。
「彼(アスリン氏)は今、キーウとロンドンの両方に見捨てられたと感じている。元戦闘員によると、捕虜になってからウクライナ側に連絡を取ろうとした彼の試みはすべて失敗に終わったという」(RT、9日)
※【速報7913】死刑判決を受けた英国市民のショーン・ピナー氏は、「自分が本当に理解していない戦争に巻き込まれないように」と志願を考える人々に警告を発した。(RT、9日)
仏の『リベラシオン』(9日)は、「エイデン・アスリンは春の終わりに軍隊を去るべきだった」と記事を書き起こしている。『リベラシオン』(9日)によれば、3名の被告は「ドネツク人民共和国の権力掌握と憲法秩序の転覆を目的とした」戦闘に参加したことは認めたが、傭兵の罪で無罪を主張した。3名の弁護士によると、彼らは上訴するだろうということである。
アスリン氏とピナー氏が、「ウクライナの軍隊に仕えた合法的な戦闘員」で、捕虜としてジュネーブ条約に乗っ取って保護されるべきなのか、非正規の「傭兵」としてドネツク人民共和国の転覆に関わる活動を行なってきたのかどうかが、焦点だ。
アスリン氏は、2018年にウクライナに移住し、同年ウクライナ軍に参加し、領土防衛隊とともに2年間戦った後、クルド人旅団に参加してシリア戦争で戦い、再びウクライナに戻ってきた。海兵隊第36旅団に所属し、2021年4月に契約を延長している。アスリン氏は、ウクライナ女性と結婚する予定であった。
ピナー氏は英国陸軍に9年間務めた後、2018年にウクライナ、マリウポリに移り、結婚。ウクライナ陸軍に参加した。ピナー氏の家族は「ボランティアでも傭兵でもなく、ウクライナの法律に従ってウクライナ軍に正式に仕えている」と主張している。
アスリン氏とピナー氏は、英国のボリス・ジョンソン首相に、ウクライナ政府によって拘束されているウクライナの野党党首のメドベチュク氏との捕虜交換を願っていたが、今のところ、その気配はない。
英国政府も、両氏を「ウクライナの軍隊に仕えた合法的な戦闘員」といいながら、英国籍を持つ両氏が、なぜ、なんのためにウクライナ軍に仕えてきたのかを論理的に説明することができないでいる。このままでは、英国政府あるいは英国軍との関係はどうだったのか、英国のエージェントではなかったのか、という疑いも浮上するであろう。
両氏が「合法的な戦闘員」ならば、なぜ英国人がウクライナ軍で正規メンバーとして戦ってきたのかが問われ、個人的に「傭兵」として参加していたとすれば両氏が死刑になるという究極の選択を迫られている。
※【速報7914】エイデン・アスリンはドネツク共和国」(DPR)の最高裁判所から、ウクライナ軍と契約している他の2人の外国人戦闘員とともに死刑判決を受けた。(Liberation、9日)
【速報7876】ロイター、8日「ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は8日、ウクライナ側の最後の砦とされる要衝セベロドネツクの90%をロシア軍が支配し、ドネツ川を挟んだ対岸の都市リシチャンスクにも激しい攻撃を加えていると述べた。」
午後4:19 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7877】TASS、8日「ロシア外務省の報道官、マリア・ザハロワ氏は水曜日(8日)の会見で、ウクライナの民族主義者は挑発の準備をしている、と述べた」
午後4:20 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7878】ザハロワ氏「ウクライナの民族主義者による別の挑発が準備されています。つまり、LPR地域のセベロドネツクのアゾット工場の地下施設での有毒化学物質を含むタンクの採掘と1000人以上の工場労働者と地元住民の拘留です。」(TASS、8日)
午後4:20 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7879】ザハロワ氏「キーウは、100トン以上の硝酸塩と硝酸を含む戦車の爆発は、ロシア軍とドンバス共和国の前進を遅らせるはずです。彼らはいつものように、人的被害を伴う技術的災害についてロシアを非難することを計画しています。」(TASS、8日)
午後4:21 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7880】TASS、8日「ザハロワ氏は「キエフ政権が自国民の命を犠牲にしてそのような偽物を作り上げた」ことは遺憾であると述べた」
午後4:21 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7881】AFP、9日「ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は8日、ロシア軍との攻防が続く同州の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)で、ウクライナ軍が撤退を強いられる可能性があると述べた。」
午後4:21 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7882】AFP、9日「ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、東部の要衝セベロドネツクの戦いについて、ロシア軍との「最も厳しい戦いの一つ」であり、ドンバス地方全体の運命を決する戦いだと述べた。」
午後4:21 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7883】CNN、9日「ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、同国東部の都市セベロドネツクが「ドンバスでの衝突の中心地」となっている状況に変わりはないとの認識を示した。」
午後4:22 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7884】ゼレンスキー大統領は、「占領者」がドネツク、ルハンスク、ヘルソン、メリトポリ、クリミア半島、ジョージアの一部といった全占領地のサッカークラブを集めて(続く)
午後4:23 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7884-2】(続き)疑似チャンピオンシップを作る計画を発表したことについてウクライナ国民に対する「愚弄」と形容した。(CNN、9日)
午後4:23 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7885】BBC、9日「ゼレンスキー大統領は「多くの点において、ドンバス地方の命運がそこ(セヴェロドネツク)で決まりつつある」と述べた。」
午後4:23 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7886】BBC、9日「ハイダイ知事は、ロシア軍が同地域を「跡形もなくなるように砲撃と空爆で破壊し始めた」後、ウクライナの特殊部隊が撤退したと語った。」
午後4:23 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7887】AFP、9日「ハイダイ知事は9日、ロシア軍との戦闘が続いている同州の要衝セベロドネツクについて、西側諸国から長距離兵器が到着すれば数日のうちにロシア軍を撃退し、同市を奪還できるとの見方を示した。」
午後4:24 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7888】Figaro、9日「米軍筋によると、ウクライナは、ロシア製・ソビエト製の兵器をすべて使い果たしており、現在、西側の大砲を含む外国の同盟国から供給された兵器のみに依存している。」
午後4:24 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7889】時事、10日「ウクライナ軍参謀本部は9日、ロシア軍がドネツク州の事実上の州都クラマトルスクに隣接するスラビャンスクや、クラマトルスクに近い北東部ハリコフ州のバルビンコベに対する新たな攻撃を準備していると分析した。」
午後4:24 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7890】BBC、10日「ウクライナの上級大統領補佐官ミハイロ・ポドリヤクはBBCに、毎日100人から200人のウクライナ軍が最前線で殺害されていると語った。」
午後4:24 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7891】BBC、10日「(ポドリヤク氏)はロシア軍とウクライナ軍の間の「完全な平等の欠如」がウクライナの死傷者率が高い理由であると述べ、西側からのより多くの武器を求めるウクライナの訴えを繰り返した。」
午後4:24 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7892】BBC、10日「レズニコウ国防相は9日、ウクライナは1日に100人の兵士を失い、さらに500人が負傷したと述べた。」
午後4:24 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7893】UKRINFORM、10日「レズニコウ氏は(略)、ウクライナは武器、特に重火器が必要であり、しかも非常に迅速に受け取られねばならないことを強調していると述べた。」多連装ロケット砲などの供与を求めた。
午後4:25 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7894】ロシアのアレクサンドル・ドボルニコフ総司令官が、同州の要衝セベロドネツク市を今月10日までに完全に攻略する任務を担っていることが9日までにわかったとハイダイ知事が明らかにした。出所は示さなかった。(CNN、10日)
午後4:25 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7895】CNN、10日「(ハイダイ氏は)ロシア側については、「虚偽とプロパガンダ」を駆使して同市での勝利を主張していると非難。ハイダイ氏によればロシアは市を制圧したとすでに報じているものの、実際には一部撤退した部隊もあるという。」
午後4:25 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7896】CNN、10日「(セベロドネツクの軍政トップを務めるストリウク氏も9日)ウクライナ軍が支配下に置くのは現時点で市のおよそ3分の1とし、仮にセベロドネツクが陥落すれば、占領からの解放は極めて困難になるだろうと予測した。」
午後4:25 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7897】CNN、9日「ノルウェーの国防省は8日、M109自走榴弾砲22両をウクライナに供与したと明らかにした。ウクライナがロシアからの攻撃に抵抗するのを支援するためとしている。」
午後4:26 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7898】RT、9日「ロシア国防省は8日、ウクライナの安全保障局(SBU)がモスクワに対するキーウの塗抹標本キャンペーンの一環として、「危険な化学物質の使用による別の挑発」を計画していると主張。」
午後6:39 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7899】RT、9日「ミジンツェフ准将は、ブリーフィングで、ウクライナ北東部のスミー市で事件が発生する予定であると述べた。」
午後4:27 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7900】RT、9日「ミジンツェフ准将は、ウクライナ領土防衛隊にはすでに保護化学防護服が提供されており、現在、化学攻撃シナリオ内の訓練に参加していると主張した。」
午後4:27 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7901】RT、9日「ミジンツェフ准将は、ウクライナ領土防衛隊にはすでに保護化学防護服が提供されており、現在、化学攻撃シナリオ内の訓練に参加していると主張した。」
午後4:27 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7902】ロイター、9日「親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」の裁判所は9日、ウクライナで戦闘中に捕虜となった英国籍の2人とモロッコ国籍の1人に死刑判決を下した。(Interfax)」
午後5:40 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7903】AFP、10日「3人は、英国人のエイデン・アスリン氏とショーン・ピナー氏、モロッコ人のサウドゥン・ブラヒム氏。報道によると、ウクライナ側の傭兵として活動したとして起訴された。」
午後5:40 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7904】AFP、10日「インタファクス通信によると、3日間の裁判で3人は「ドネツク人民共和国の権力掌握と憲法秩序の転覆を目的とした行動」を取った罪を認めた。判決は1か月以内に控訴が可能。」
午後5:40 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7905】BBC、10日「親ロシアのいわゆるドネツク人民共和国の裁判所は国際的に認められていない。」
午後5:40 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7906】BBC、10日「英国とウクライナは、捕虜を保護する国際法に違反したとしての判決を非難した。家族は、彼らがウクライナ軍の長年のメンバーであり、傭兵ではないと主張した。」
午後5:40 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7907】BBC、10日「英国政府は、アスリン氏とピナー氏に与えられた死刑判決に「深く懸念」しており、ウクライナと協力して両方の男性の釈放を確保し続けていた。」
午後5:40 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7908】トラス外相、10日「私は、ウクライナ東部でロシアの代理人が行ったエイデン・アスリンとショーン・ピナーの判決を全面的に非難する。」
午後5:41 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7909】トラス外相、10日「彼らは戦争捕虜だ。これは、まったく正当性のない偽の判決である。」
午後5:41 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7910】Dailymail、10日「ウクライナの第36海兵旅団の両方の登録メンバーであるこの2人は、死刑を宣告され、上訴を待つ間、銃殺隊に直面することになる。」
午後5:41 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7911】TASS、9日「DPR検察庁(PGO)は先に、被告人の証言により、DPR刑法第34条(集団による犯罪)の第2部、第323条(権力の強制的押収または権力の強制的保持)および第3条に定義されている犯罪への共犯を確認したと述べた。」
午後5:41 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7912】TASS、8日「ロシア大統領報道官のペスコフ氏は8日、現在ドネツク人民共和国で裁判にかけられている英国の傭兵の将来について、英国当局はまだロシアに連絡を取ろうとはしていないと語った。」
午後5:41 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7913】死刑判決を受けた英国市民のショーン・ピナー氏は、「自分が本当に理解していない戦争に巻き込まれないように」と志願を考える人々に警告を発した。(RT、9日)
午後5:42 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7914】エイデン・アスリンはドネツク共和国」(DPR)の最高裁判所から、ウクライナ軍と契約している他の2人の外国人戦闘員とともに死刑判決を受けた。(Liberation、9日)
午後5:42 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7915】CNN、9日「ウクライナ政府は8日、全ての外国人ボランティアは自国の軍の一員とみなし、ジュネーブ条約が定める戦争捕虜の処遇を受ける資格がある合法的な戦闘員と位置づけているとの声明を発表した。」
午後5:42 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7916】RIA、10日「米国務長官のアントニー・ブリンケン氏は、ドネツク人民共和国最高裁判所がウクライナ軍の側で戦った3人の外国人傭兵を死刑に処したという決定について、深刻な懸念を表明している。」
午後5:42 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7917】RIA、10日「ブリンケンは、「ウクライナの軍隊に仕えた合法的な戦闘員」を有罪としたのは「偽の」裁判であると述べた。」
午後5:42 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7918】RT、9日「彼(アスリン)は今、キーウとロンドンの両方に見捨てられたと感じている。元戦闘員によると、捕虜になってからウクライナ側に連絡を取ろうとした彼の試みはすべて失敗に終わったという。」
午後5:43 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7919】TASS、8日「彼(アスリン)は今、キーウとロンドンの両方に見捨てられたと感じている。元戦闘員によると、捕虜になってからウクライナ側に連絡を取ろうとした彼の試みはすべて失敗に終わったという。」
午後5:43 · 2022年6月10日·Twitter Web App
【速報7920】TASS(9日)は、捕虜となったウクライナの第36海兵隊旅団の兵士が民間人殺害を自白した、と報じました。
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