【IWJ速報5月29日】対露制裁の鉄槌が自らの身に? ロシア産資源の禁輸措置で欧州は大混乱、ロシア産天然ガスに代わるガス供給源がない!? ガスプロムの海外顧客54社のうち「約半数」がルーブルの口座を開設! いつまでも足並みの揃わないEUは5月中にロシア産石油の禁輸措置に踏み切れるのか? 粛々と割安のロシア産石油を輸入するアジア諸国は、2022年4月に初めてロシアの石油の最大の輸入先となる! 対露制裁で世界のエネルギー資源市場の再編成が進行! 2022.6.11

記事公開日:2022.6.11 テキスト
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 『ウォール・ストリートジャーナル』は27日、「欧州のロシア依存脱却に暗雲、代替ガス確保難航―カタール、アルジェリア、リビアからのガス調達もいばらの道」という記事を掲載、今になってようやく、ロシア産天然ガスに代わるガス供給源がないと指摘した。本当に、何を今さら、という話である。

※【速報7324】(WSJ、27日)「欧州がロシアからのエネルギー輸入を完全に断つのは一筋縄ではいかないことが改めて浮き彫りとなっている。ロシアは欧州大陸へのガス供給の38%を占める」

 ウクライナ紛争の背景には、欧州の優良な天然ガス市場から、安価なロシア産天然ガスを追い出したい米国の思惑があることは、IWJはこれまでもたびたび指摘し、報じてきた。

 欧州にとって、ロシア産エネルギー資源のうち、もっとも依存脱却が困難なのは天然ガスだ。欧州の需要の約4割を、パイプラインで運ばれる割安なロシア産天然ガスで賄ってきたからである。

 『ウォール・ストリートジャーナル』は、欧州は、カタールやアルジェリア、リビアなどから、ロシア産天然ガスの代替を調達しようとしているが、交渉は難航している、と報じた。これらの地域には、政情が不安定でリスクが高いということもある。

 カタールは有力な輸入候補先のひとつである。カタールは世界有数のLNG(液化天然ガス)生産国で、現在は生産能力の40%増強に向けて290億ドル(約3兆7000億円)相当のプロジェクトを進めている。

 カタールのタミム・ビン・ハマド・アールサーニ首長は、英国とドイツを訪問し、両国とエネルギー協力の強化に向けた取り決めを結んだが、条件をめぐって交渉が難航しており、関係者全員が大きく歩み寄る必要があり、交渉は数カ月にわたる可能性が高い、と『ウォール・ストリートジャーナル』は報じている。

 難航する理由は、カタールが、欧州の窓口になっているドイツから他国への転売を嫌っていること、カタール側は10年以上にわたる供給契約を求めていること、カタール産ガスは長距離の海上輸送が、必要でロシア産ガスよりも割高になること、である。

 困難な交渉がうまくまとまったとして、カタールが今後数年に新たに増強する生産能力をすべて欧州への輸出にまわしていたとしても、実は、これまでに欧州が受け取ってきたロシア産ガスの量のすべて補うことはできない。

 『ウォール・ストリートジャーナル』は、南欧諸国は、アルジェリアとリビアからのガス輸入拡大に期待を寄せていた、と指摘している。両国は欧州向けの既存パイプラインを備えているからだ。

 しかし、リビアは政情が不安定であり、アルジェリアは西サハラを巡る係争を抱えている。

 アルジェリア産天然ガスは、モロッコを通過して地中海を横断するパイプライン経由でスペインに輸送されている。

 『ウォール・ストリートジャーナル』によると、スペインはウクライナ侵攻前から、アルジェリア産天然ガスの調達を拡大する方向で、アルジェリアと交渉を進めていましたが、アルジェリアはスペインへの供給を阻止し、販売を完全に打ち切る構えを見せています。

 スペインが、モロッコが主張する西サハラの領有権を認めたことに、アルジェリアは反発しているのである。4月には、アルジェリアからスペインへの供給は35%減少した。

 スペインは当面、アルジェリアから輸入してきた不足分を埋め合わせるために、割高な米国産LNGを輸入している、ということだ。

 イタリア石油・ガス大手ENIも、アルジェリアとリビアからの輸入を増やそうとしている。

 『ウォール・ストリートジャーナル』によると、ENIは2024年末までにアルジェリアからのガス輸入量を最大で年間90億立方メートル拡大することでアルジェリアと合意した。イタリアへの輸出拡大に向けて、リビアへの投資を計画している、ということである。

 しかし、リビアはカダフィ政権が2011年に倒された後は、派閥争いが続き、エネルギー生産がしばしば寸断されるなど、不安定な政情が続いている。

 カダフィ政権が倒され、カダフィ大佐が殺害されたリビア内戦では、NATOは反カダフィ勢力を支援し、米英仏を中心とした多国籍軍がカダフィ政府軍への空爆、米国は「オデッセイの夜明け作戦」を展開するなど、軍事介入した。皮肉なことに、今、自ら振り下ろしたNATOの拳の結果が欧州に帰ってきている。

 岩上安身は「欧州は、冬の本格的な訪れの前、秋のうちに、最終的な覚悟を決めなければならない。このまま、米国とウクライナに足並みを揃えて、破滅的な冬を迎えるという覚悟を決めるのか。それとも軟化して、ロシアとの間に妥協点を見出すか。仮にそうなると、米欧間で、隙間風が吹くことになるだろう」とコメントした。

※【速報7328】(岩上安身)「欧州は、冬の本格的な訪れの前、秋のうちに、最終的な覚悟を決めなければならない。このまま、米国とウクライナに足並みを揃えて、破滅的な冬を迎えるという覚悟を決めるのか」

 『ワシントンポスト』は24日、「欧州は、ガス供給停止を回避するため、プーチン大統領の要求を受け入れる」という記事を出した。プーチン大統領は、ロシア産ガスを購入する「非友好国」は、ルーブルで支払うことを求めた。プーチン大統領が指示した支払い方法は、欧州諸国はロシア側が指定する口座にユーロで支払い、それを銀行がルーブルに交換した後、ロシアが受け取るというトリッキーなものであった。

 「ガスプロムバンクに2つの口座を作るというこのシステムにより、ヨーロッパは天然ガスの支払いを技術的にはユーロで行い、ロシアはルーブルで受け取っていると言うことができる-プーチンは『非友好的』な国々にこの要件を課している」(『ワシントンポスト』、24日)

 このトリッキーな支払方法により、欧州はなんとかロシア産の天然ガスを手に入れることができて、ロシア側はガスの輸出代金の徴収ができるというだけでなく、ルーブルが事実上の決裁通貨となることで、ルーブルの価値を維持し、支えることもできる。

 これによって、当面は米国からの制裁から逃れ、他方でドル決裁の必要性がなくなることで、「非ドル化」が進行し、基軸通貨としてのドルの価値が漸減されていくことになりそうである。

※【速報7330】『ワシントンポスト』は24日、「欧州は、ガス供給停止を回避するため、プーチン大統領の要求を受け入れる」という記事を出しました。

 EUは、今年末までにロシアのガスを3分の2に減らすことを約束すると述べ、2027年頃には全面禁輸も可能だと表明しているが、資源国である米国とは異なり、ロシア産ガス輸入の全面禁輸が本当に可能なのかどうか、見通せない。

 NATOのストルテンベルグ事務総長は、ロシア産ガスについて、経済的利益を安全保障よりも優先しないよう西側諸国に要請した。ロシアからガスを買い続ければ、クレムリンが仕掛けた戦争を非難し、ロシアのオリガルヒを制裁し、ウクライナに武器を供給しながらも、ロシアにお金を送るということになってしまう。矛盾しているといえば矛盾しているので、それほど安全保障第一というならば、即時、ロシア産ガスの輸入停止を断行すればいいのではないのだろうか。

 ストルテンベルグ事務総長のいうとおりに、プーチン大統領が要請する、トリッキーなルーブル払いを拒否したポーランドとブルガリアは、4月下旬にガスプロムによる新制度の導入を拒否したために、ガス供給量を減らされ、いまやポーランドへのガス供給は停止されている(はずだ)。ポーランド首相はロシアの措置は「直接攻撃」であると非難した。

 ポーランドが「非難」しているのは、ロシア産ガスが送られなくなって、非常に困っているからでであろう。悲鳴の代わりのようなものだと思われるが、とはいえ、「非難」するのはお門違いであると思われる。ポーランドに限らずNATO諸国は、いずれロシア産ガスから脱却し、ウクライナを支持して、ロシアに勝利すると宣言しているのだから、その宣言通りの現実が「ルーブル払い拒否」によって前倒しになっただけのことである。いずれNATOに従えば、欧州はポーランドと同様の事態に直面する。

 フィンランドも、NATOへの加盟申請に対する報復として、同様の供給停止を受けている。ロシア側は、フィンランドがガス代を支払わない以上は停止するしかない、と「報復」の意図を否定しているが、停止のタイミングを見ればそのままロシアの主張を受け入れることは難しいだろう。

 しかし、より多くの欧州の国々はストルテンベルグ事務総長の要求とは異なる対応をしたようだ。

 『ワシントンポスト』(24日)は、オーストリアのOMV社、イタリアのエニ社、ドイツのユニパー社などがルーブル払いのための口座を設けていると報じた。さらに、「ロシアのアレクサンダー・ノバク副首相は先週、ガスプロムの海外顧客54社のうち『約半数』がルーブルの口座を開設したと述べた」とも報じた。

 具体的な顧客名は明らかにされていないが、ルーブル払いを要求された「非友好国」は、ほとんどが欧米諸国であるから、相当数の欧米の資源企業がロシアの求めに応じたことになると推測される。

 ドイツ政府関係者も25日、ロシアへのガス代金支払いを『EUの規則に準じて」ユーロやドルで行っていることを認めている。

※【速報7345】ロイター(25日)「ドイツ政府関係者は25日、ロシアへのガス代金支払いを最近、ユーロやドルで実行できていると明らかにした。支払いは欧州連合(EU)の規則に準じて行われたとしている。」

 「ノルドストリーム2」の完全停止に踏み切ったドイツですら、まだロシアからの天然ガスを購入し続けている。『ロイター』(25日)は、「ロシア政府は25日、国営天然ガス独占企業・ガスプロムの元ドイツ子会社、ガスプロム・ゲルマニアの関連企業に対し、90日間のガス供給を承認したと発表した」と報じた。ロシア政府は2週間前、ガスプロム・ゲルマニアと関連企業に対する制裁措置として、ガス供給の停止を発表していたが、ドイツが夏の間にガスを貯蔵できるように譲歩した。

 夏の間にガスを備蓄しないと、半年後にやってくる晩秋から冬の季節を、暖房なしで過ごさなければならなくなるのだから、これは死活的な問題である。
 
※【速報7342】ロイター(25日)「ロシア政府は25日、国営天然ガス独占企業・ガスプロムの元ドイツ子会社、ガスプロム・ゲルマニアの関連企業に対し、90日間のガス供給を承認したと発表した。」

 それではドイツが、ロシアとの関係を修復したのかというと、必ずしもそうとは言えない。

 『CNN』は26日、「ドイツ国会の予算委員会は26日までに、社会民主党政権をかつて率いたシュレーダー元首相(78)がウクライナ侵攻後もロシア企業との関係を断絶していないなどして同氏が国会内に維持する事務所の閉鎖を求める処分を下した」と報じた。

 ゲアハルト・シュレーダー氏はプーチン大統領との長年の密接な個人的な関係があるとされ、「ノルドストリーム」の運営会社の役員や、ロシア国営の石油最大手ロスネフチの重職に就任したこともある。ロシアとドイツの天然ガスの供給は1973年に始まるが、1998年から2005年までドイツ首相を務めたシュレーダー氏はロシアとの関係を重視し、次のアンゲラ・メルケル政権も中露との関係を重視していた。オバマ政権がメルケル氏の個人電話まで盗聴していたことは大きな問題ともなった。

 『CNN』によると、ドイツ国会は公式サイト上で、シュレーダー氏の元首相としての特権を剥奪すると発表したが、年金受給や個人的な警護措置を受ける資格に変更はないとしているという。

 ドイツは、片手ではロシアからガスを買いながら、もう一方の手で、ロシアとの関係を築いてきた政権担当者に制裁を加えるという支離滅裂な政策を進めている。

 冷戦時代の1973年の昔から、ドイツとロシア間に友好と経済的利益と共存関係を模索してきた、ドイツの東方外交の歴史全体が否定されようとしているのだから、米国のドイツ国内における巻き直しがいかに功を奏しているか、ということでもある。
 
※【速報7346】CNN(26日)「ドイツ国会の予算委員会は26日までに、社会民主党政権をかつて率いたシュレーダー元首相(78)がウクライナ侵攻後もロシア企業との関係を断絶していないなどして同氏が国会内に維持する事務所の閉鎖を求める処分を下した」

 ドイツはさらに、天然ガスが不足すれば、石炭を使う方針まで打ち出した。ハベク経済相が天然ガスが不足した場合に備えて、政府が石炭、マズートを使用する火力発電所を再稼働できる緊急法令を用意したということである。

 ドイツがこれまで進めてきた脱酸素を旗印とするグリーン政策は、どこにいったのだろうか。ショルツ連立政権には「緑の党」も参加しており、さらに急進的な脱炭素政策を進めるはずであった。すべての歯車が狂い始めている。

※【速報7350】スプートニク(29日)「ブルームバークは、独で天然ガスが不足した場合に備え、政府が石炭、マズートを使用する火力発電所を再稼働できる緊急法令をロベルト・ハベク経済相が用意したと報じた。」

 しかし、石炭の時代にまで戻れるドイツは、ポーランドに比べると、まだマシかもしれない。ポーランドは、石炭に戻ることすらできないかもしれない。ロシアメディア『RT』は、「ポーランドは石炭を使い果たしつつある」という記事を出した。ポーランドは石炭消費量の約20%、ガスの50%、石油の60%以上をロシアから輸入している。

 ポーランドの国有資産副大臣のピョートル・ピジク氏は、27日、「(ポーランドの)企業は、ロシアからの輸入を阻止した後、国内での石炭の販売を制限している」と、議会での演説で述べた。販売制限のために、ポーランド国民は石炭の購入で困難に直面していることも認めている。

 石炭が不足する中で、ポーランド国民は、「1トンあたり2,500~3,000ズウォティ(700~800ドル)で再販業者から石炭を購入することを余儀なくされており、公式価格の約1,000ズウォティ(234ドル)よりもはるかに高い」と『RT』は報じた。

 3月、ポーランド政府は、2022年末までに、石油、ガス、石炭を含むすべてのロシアのエネルギー輸入を終了すると発表しているが、その欠落を埋める具体的な手だては講じられていない。今後ロシアからのエネルギー資源禁輸が予定通りに順調に進むとは到底思えない。

 ポーランドはこの冬、凍死者を出してでも、強行するのだろうか? 物資の絶対的な不足に直面すると、インフレだけでなく、闇社会が社会をむしばむようになる。闇でのガスやオイルの高値での取引が横行し、経済状態とともに治安も悪化し、ウクライナの紛争を支援するどころではなくなるのではないかと予想される。

※【速報7353】RT(29日)「ポーランドの企業は、ロシアからの輸入を阻止した後、国内での石炭の販売を制限していると、国有資産副大臣のピョートル・ピジク氏は金曜日の議会での演説で述べた。」

 混乱を極める欧州だが、その反対にアジアでは粛々とロシア産ガスを購入し続けている。日本も「サハリン1、2」は死守する方針だ。お隣の韓国も、である。

 『スプートニク』は、「韓国ガス公社(KOGAS)はロシアのLNGを以前通り購入しており、いかなる変化も予定しておらず、ロシアとの間で起こり得る問題については『良心的』に議論する用意がある」と報じた。ロシアは韓国に対しては、ルーブルで支払うよう要請していないと見られている。

 『スプートニク』によると、「ロシア側とは年間150万トンのLNG購入に関する長期契約を交わしており、KOGASが2021年に購入した天然ガス全体の4%を占めている(年間の消費量は3800万トン)」ということである。

※【速報7357】スプートニク(29日)「KOGAS(韓国ガス公社)はロシアのLNG(液化天然ガス)を以前通り購入しており、いかなる変化も予定しておらず、ロシアとの間で起こり得る問題については「良心的」に議論する用意がある。」

 ロシア産石油の禁輸も、難航している。

 5月4日、フォンデアライエン欧州委員長は、EUはロシア産石油を年内に禁輸するという方針を掲げたが、直後にハンガリーから反対論が出され、その後混乱している。

 27日に発表された、G7の気候・エネルギー・環境相会合の声明は「石油とガスの産出国に責任ある姿勢での行動と、国際市場の引き締まりに対応することを求める。特にOPECには重要な役割があることを指摘する」と石油輸出国機構(OPEC)が増産をより迅速に進め、ロシア産石油の穴を埋めるように促した。

※【速報7360】G7の気候・エネルギー・環境相会合「石油とガスの産出国に責任ある姿勢での行動と、国際市場の引き締まりに対応することを求める。特にOPECには重要な役割があることを指摘する」。(ブルームバーグ、27日)

 しかし、OPEC加盟国と、ロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は、6月2日の閣僚級会合で、2021年の合意に基づき、今年7月の原油生産目標を日量43万2000バレル引き上げることを決める方針を堅持する姿勢を見せた。EUやG7が要求する増産には応じない姿勢だ。

※【速報7361】ロイター(27日)「石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は6月2日の閣僚級会合で、昨年の合意に基づき今年7月の原油生産目標を日量43万2000バレル引き上げることを決める方針だ」

 『ブルームバーグ』(29日)によると、欧州委員会は28日、加盟各国の合意が難航するロシア産石油の禁輸について、ハンガリーが主に利用するドルジバ・パイプライン経由の輸入を容認する修正案を各国に提示した。とうとう、禁輸に反対するハンガリーの要求に屈した形だ。

 いったんロシア産石油の年内禁輸をぶち上げたEUとしては、とりあえずハンガリーの要求を飲むことで、早期に、修正案をまとめたい意向のようだが、修正案は穴だらけのものになりそうである。海上輸入ができない、内陸部に位置するスロバキアやチェコも、ロシア産石油からの脱却に懸念を持っているからだ。

 欧州委はブルガリアに2024年6月ないし12月までの移行期間を認め、クロアチアの減圧軽油輸入を禁輸の対象外とすることも提案したと、『ブルームバーグ』(29日)は伝えている。

※【速報7363】ブルームバーグ(29日)「欧州委員会は28日、加盟各国の合意が難航するロシア産石油の禁輸について、ハンガリーが主に利用するドルジバ・パイプライン経由の輸入を容認する修正案を各国に提示した。」

 EUは修正案を、数日中にまとめたいようだ。『ロイター』(26日)は、「ドイツのハベック経済相は26日、欧州連合(EU)はロシア産石油の禁輸について、数日以内に合意が可能との認識を示した」と、報じた。

 どう文書をまとめたとしても、実行不可能な攻撃的宣言になるか、振り上げた拳をおろせないまま、事実上、輸入を認めていくか、どちらかである。

 欧州全体が、ウクライナのことをあわれんでいる場合ではない、自分達は米国に食い物にされているだけではないか、と気づかない限り、欧州全体の没落は避けられないように思われる。

※【速報7367】ロイター(26日)「ドイツのハベック経済相は26日、欧州連合(EU)はロシア産石油の禁輸について、数日以内に合意が可能との認識を示した。」

 アジアでも、原油市場の形が変化している。インドは割安な価格でロシア産原油を購入していますが、今度はスリランカもインドに続くことになりそうだ。

 スリランカは独立以来、「最悪の経済危機に見舞われている」(ブルームバーグ、28日)とされているが、国際通貨基金(IMF)との協議がまとまるまで、インドからの支援を受けるようである。

 『スプートニク』(29日)は、「スリランカは深刻な燃料不足を背景に、ドバイを拠点とするコーラルエナジーを通じて、9万トンのロシア産石油を7260万ドルで購入する」と報じた。

※【速報7368】ブルームバーグ(28日)「独立以降で最悪の経済危機に見舞われているスリランカは、国際通貨基金(IMF)との協議がまとまるまでインドからより多くの支援を期待している。」

※【速報7369】スプートニク(29日)「スリランカは深刻な燃料不足を背景に、9万トンのロシア産石油を7260万ドルで購入する。カタールの衛星テレビ局、アルジャジーラが報道した。」

 対露制裁を恐れ、多くの船主がロシア産原油の取り扱いを避ける中で、中国などの企業が、「海上積み替え」という異例の手法で、ロシア産石油を輸入していると、『ブルームバーグ』(26日)が報じた。

 『ブルームバーグ』(26日)は、船舶ブローカーの話として、「ロシアのESPO原油は比較的小型のタンカーで極東コズミノ港から韓国の麗水沖に運ばれ、そこで中国に向かう大型タンカーに積み込まれる」と説明している。

※【速報7371】ブルームバーグ(26日)「多くの船主がロシア産原油の取り扱いを避ける中、東シベリアからの原油調達を絶やさないよう、少なくとも中国の買い手1社が異例な手法を採っている。」

 IWJは、インドの調査報道機関が明らかにした、ロシア産の石油が闇取引で欧州各国に向かっている現実を、4月28日発行の号外第23弾「インドのメディアがロシアの石油は秘密裏に欧州に出荷されているとスクープ! ロシアのタンカーでは目的地不明のタグが大活躍! 西側は自分たちにはローカル・スタンダードがあると考えている」でお伝えした。

 インドのロシア産石油の輸入も加速している。『RT』は27日、「(ロシア)商工省によると、3月のロシアのインドへの石油輸送量は396,000トンを超えた。これは前月から15%以上の増加であり、年間ベースで40%の増加」だと報じた。インドは今年の初めから5670万トンのロシアの石油を輸入しており、これは1年前より12%多く、ロシアからのインドの石油購入は今月さらに約48万7500トンに増加する予定だということである。

※【速報7373】RT(27日)「商工省によると、3月のロシアのインドへの石油輸送量は396,000トンを超えた。これは前月から15%以上の増加であり、年間ベースで40%の増加です。」

 なんとかインドにロシア産石油の輸入をやめさせたい米国が、また動き始めた。

 『ロイター』(25日)は、「米財務省は、ローゼンバーグ・テロ資金調達・金融犯罪担当次官補が24日にインドに出発したと発表した」と報じた。インドのロシア産原油購入抑制を目指し、政府当局者や企業などと協議するということである。

 『ロイター』(25日)によれば、米政府高官は3月、インドのロシア産原油輸入急増について、インド政府を「大きなリスク」にさらす恐れがあると警告した、ということである。これはもはや脅迫だ。これこそは、自由主義陣営のリーダーを自認する米国のやることなのである。インドが脅しに屈しなければ、次はインドを対象に制裁を行うことであろう。その時点で、クアッド(米国・日本・インド・豪州4か国による中国包囲網構想)は崩壊する。

 「現在の米制裁には他国によるロシア産原油の購入を阻止する効力はないが、政府当局者らは他国の購入制限につながる可能性のある二次的な制裁を検討している」(ロイター、25日)

※【速報7376】ロイター(25日)「米財務省は、ローゼンバーグ・テロ資金調達・金融犯罪担当次官補が24日にインドに出発したと発表した。/インドのロシア産原油購入抑制を目指し、政府当局者や企業などと協議する。」

 奇妙な小競り合いも、起こっている。

 26日、米国がギリシャ周辺でロシアの運航船に積まれたイラン産原油を押収したことをギリシャ海運・島しょ政策省が明らかにした。イランもロシアも米国によって制裁を受けているため、米国が押収した根拠が「イラン産原油であるためかロシア関連タンカーへの制裁措置のためかは不明」だと『ロイター』(26日)は報じた。

※【速報7379】ロイター(26日)「ギリシャ海運・島しょ政策省の関係筋などは26日、米国がギリシャ周辺でロシアの運航船に積まれたイラン産原油を押収したと明らかにした」

 『産経新聞』(26日)は、拿捕された船「ペガス」は、ロシアとイランが協力して船名や船籍を偽装しており、「イランの最高指導者に直属する革命防衛隊の原油密輸や資金洗浄に関与した疑惑がある」と推測している。

※【速報7381】拿捕された船「ペガス」は、ロシアとイランが協力して船名や船籍を偽装、イランの最高指導者に直属する革命防衛隊の原油密輸や資金洗浄に関与した疑惑がある。(産経、26日)

 実際のところは不明だが、『ロイター』(25日)は、ロシアとイランが接近していることを示唆する記事を出した。『ロイター』(25日)によると、ロシアのノバク副首相は25日、イランと石油・ガスの相互供給や物流ハブの設置について協議した、ということである。

 ノバク副首相は、訪問先のイランでロシア国営テレビに対して、「何年も制裁下にあるイランの経験について話し合った」とし、「相互に商品輸送を図るためにイランは主要な物流ハブになり得る」、「両国間のモノの貿易量は現在の年間1500万トンから数年内に5000万トンに拡大する潜在性がある」との見解を示している。もちろん、この二日間で拡大する貿易の決裁に、ドルは使われないだろう。両国の思惑通りに貿易量が膨らめば、非ドル化がまた進むことになる。

 ノバク副首相は「ロシアがイラン北部にエネルギーを供給し、イラン南部からアジア太平洋地域に石油・ガスを輸出する可能性に触れ、近い将来に合意締結があるかもしれない」と述べた。

 ロシアのラブロフ外相は、3月18日にモスクワで行われたロシアのテレビ局RTのインタビューに応じた。ラブロフ外相は、欧州は完全に米国に支配されており、欧州連合はほとんど無力であると述べ、「西側諸国のパートナーにいつか頼ることができるという幻想があったとしても、この幻想はもはやない」と断言した。「我々は西側に対してドアを閉めているのではなく、西側が閉めているのだ」と。

 ラブロフ外相は、「アメリカ人が望んでいるのは、地球村のようなものではなく、アメリカ村のような、あるいは、強いものがものを支配する酒場のような一極集中の世界だ」とし、「モスクワは米国が支配する世界秩序を決して受け入れないだろう」と宣言した。

 ラブロフ外相は、「これからは、我々自身と、我々と共にある同盟国だけに頼らなければならない」と述べ、「ロシアは東に目を向けるだろう」と予告した。「中国、インド、ブラジルなど多くの国が、保安官のように振る舞う『アンクル・サム(米国)』に命令されることを望んでいない」と指摘した。

※ロシアは、西側についての1991年以降の「幻想」は終わったという(Russia says post-1991 ‘illusions’ about the West are over、Reuters、2022年3月18日)

※【速報7382】ロイター(25日)「 ロシアのノバク副首相は25日、イランと石油・ガスの相互供給や物流ハブの設置について協議したと明らかにした。」

 船を拿捕され石油を取り上げられたイランは、ペルシャ湾で2隻のギリシャの石油タンカーを押収した。『ポリティコ』は、「米国に原油を没収させたことに対する明らかな報復」だと指摘している。ギリシャ外務省は「イランが船舶を乗っ取った」と、不満を述べているということである。イラン側は、「湾岸海域での違反で2隻のギリシャのタンカーを押収した」と説明しているという。

 イランは、2015年にいったん成立した核合意をめぐって米国と交渉をしているが、『ポリティコ』によると、「バイデンは、イスラム革命防衛隊(IRGC)をテロリストのブラックリストに残すことを最終決定し、2015年の核合意を回復するための国際的な取り組みをさらに複雑にした」ということだ。

 米国は、ロシア制裁を実効性のあるものとするために、一度は産油国であるイランに増産を求めようとし、そのために、核合意での歩み寄りを進めていたはずだが、イスラム革命防衛隊のテロリスト扱いをやめなかったために、交渉をこじらせ、かえってイランとロシアの接近を招いたことになる。

※【速報7386】POLITICO(28日)「ギリシャがイランのタンカーを押収し、米国に原油を没収させたことに対する明らかな報復として、イラン軍がペルシャ湾で2隻のギリシャの石油タンカーを押収したことについて、ギリシャはイランを「海賊行為」だと非難」

 欧州の中では、比較的ロシア産エネルギー資源への依存度が低い英国でも、インフレのために、ジョンソン政権は難しい舵取りを余儀なくされている。『ブルームバーグ』(27日)は、スナク財務相が26日下院で、インフレに苦しむ市民を支援する財源をつくるため、石油・ガス企業の利益に超過利潤税を課すことを明らかにしたと報じた。

 「石油・ガス企業の利益に25%の特別税を課して約50億ポンド(約8000億円)を調達し、国内の最貧困層800万世帯余りにそれぞれ650ポンドを一回限りで支給する」という。石油・ガス企業は、どの国でも(ロシアでも)、かつてない資源価格の高騰のために、大きな利益を手にしているからである。

 超過利潤税(windfall profit tax)は、一時的に大儲けをした企業に科す税金であり、新自由主義的な傾向の強いジョンソン政権は消極的であったが、先の統一地方選で与党が大敗し、保守党の支持率が労働党を昨年12月以来下回り続ける中で、庶民生活を支援する政策を取らざるを得なくなったといえる。ロシア産資源エネルギーへの制裁は、文字通り、英国の政権の政策変更にも及んでいる。

※【速報7392】ブルームバーグ(27日)「英国政府は石油・ガス企業の利益に超過利潤税を課す。生活費の急騰に苦しむ市民を支援する財源とする狙いがある。」

 大混乱の欧州を尻目に、粛々とロシア産資源を輸入し、拡大しているアジア諸国だが、ついにアジア諸国が欧州を追い抜き、ロシアの石油の最大の輸入国になったと『RT』が27日に報じた。

 「ブルームバーグは金曜日、シンガポールに本拠を置く分析会社Kplerを引用し、アジア諸国が2022年4月に初めてロシアの石油の最大の輸入国となり、ヨーロッパを追い抜いたと報じた」(RT、27日)

 前述のラブロフ外相の言葉が、ほんの短期間の間に、現実のものとなり、「アジアシフト」が実現してしまったことになる。

 『RT』(27日)によると、「先月(4月)は、約7170万バレルのロシア原油がアジアに配送」された。約7170万バレルという量は、「ウクライナでの軍事作戦開始前にロシアがこの地域に出荷した量の2倍以上に相当する」ということである。輸出倍増の原動力となっているのは、中国とインドだ。

 『RT』(27日)は、ロシアの石油のほとんどは、インドと中国に出荷された、と分析している。ロシアは最近、その石油に25%の大幅な割引を提供し、メディアの報道によると、インドと中国の両方がここ数週間、より低価格で慎重に購入しているとのことである。

 Kplerの上級石油アナリストであるジェーン・シー氏は、「アジアの関心のあるバイヤーの中には、政治的立場をとるよりも経済学に動機付けられている人もいる」と述べている。

 上述した「海上積み替え」の中国船は、決して特異な存在ではないようだ。『RT』は、「アジアは海上でロシアの石油を受け取っている。業界コンサルタントのFGEによると、ロシアのアジアとの貿易拡大により、近い将来、海上輸送される石油の量は4500万から6000万バレル増加する」と指摘している。

 Kplerによると、海上輸送は2月下旬には、わずか1900万バレル(ウラル原油)と570万バレル(極東ESPO原油)であった。しかし、5月26日の時点で、ロシアの主力であるウラル原油約5700万バレルと極東ESPO原油730万バレルに大幅に増加したということである。

※【速報7395】RT(27日)「ブルームバーグは金曜日、シンガポールに本拠を置く分析会社Kplerを引用し、アジア諸国が2022年4月に初めてロシアの石油の最大の輸入国となり、ヨーロッパを追い抜いたと報じた。」

 対露制裁によって、世界のエネルギー資源市場の再編成が進んでいる。

 同時に、地政学的再編も進むのではないかと思われる。ことによれば、米国が最大の脅威として攻撃する相手は、「中露」の2国から「中露印」の3ヶ国になるかもしれない。その時は、米国とその従属国である欧州・日本は新興の途上国の大半を不必要に「敵」に回してしまうかもしれない。

5月20日にマリウポリのアゾフスタリ製鉄所を陥落させた後、ロシア軍は東部ドンバス地方での攻勢を強めている。

 27日『ロイター』は、ルガンスク州のガイダイ知事が州の大半をロシア軍が制圧し、ウクライナ軍は捕虜になることを避けるために、撤退せざる得なくなるかもしれない、と語ったことを伝えた。ロシア軍はルガンスク州の要衝セベロドネツク市を数日間包囲し、27日に市内に入ったとのことである。

 同じく27日、ウクライナ東部の親ロシア派は27日、セベロドネツク市から西方に40-50km離れた鉄道拠点、リマンを完全掌握したと表明した。

 『AFP』(27日)も、親ロシア派武装勢力の発表を報じ、「リマンは、ウクライナ政府が現在も掌握している東部の主要な都市に通じる戦略的に重要な場所」にあると指摘した。ロシア国防省も28日、リマンが「ウクライナの民族主義者から完全に解放された」と発表した。

※【速報7401】ロイター(27日)「ルガンスク州のガイダイ知事は27日、州の大半の地域がロシア軍の手に落ちる中、ウクライナ軍は兵士が捕虜になるのを避けるために、最後まで残っている州内の拠点から撤退せざるを得なくなる可能性があるとの見方を示した」

※【速報7409】AFP(27日)「ウクライナの親ロシア派武装勢力は27日、東部リマンを制圧したと発表した。リマンは、ウクライナ政府が現在も掌握している東部の主要な都市に通じる戦略的に重要な場所にある。」

※【速報7411】TASS(28日)「ドネツク人民共和国とロシア軍の民兵は、ウクライナの国民主義者からクラスニー・ライマン市を解放しました。ロシア国防省の公式代表であるイゴール・コナシェンコフ少将は土曜日に発表しました。」

 28日、チェチェン共和国からのボランティア部隊を率いるカディロフ氏は、セベロドネツクはロシア軍とLNRの軍隊の完全な支配下にある、と主張した。

カディロフ氏「ナチスは敗北した。彼らのすべての地位は破壊された。都市は解放された。住民は安らかに呼吸することができる。これから、彼らはもはや危険にさらされない。チェチェン共和国からの戦闘員が街をきれいにし始めたことを知るとすぐに、すべてのバンデラ分遣隊は、セベロドネツクから恥ずかしそうに逃げました。もっと素晴らしいニュースがすぐに来ます!」

※【速報7412】RIA(28日)「カディロフは、セベロドネツクは、ロシア軍とLNRの軍隊の完全な支配下にあると発表しました」

 ただし、『BBC』(28日)は「ロシアは現在、ルハンシクの90%以上を支配」していると伝え、『AFP』(28日)は「ロシア軍は現在、ルガンスク州のセベロドネツクとリシチャンスクの2都市に向け進軍」していると伝えた。

※【速報7418】BBC(28日)「ロシアは現在、ルハンシクの90%以上を支配しており、2月24日のロシアの侵攻以来、ドネツクで大きな進歩を遂げた。」

※【速報7419】AFP(28日)「ロシア軍は27日、東部ルガンス州の要衝セベロドネツクに対する攻勢を強めた。同州を含む同日には現地の親ロシア派武装勢力が、要衝の町を掌握したと主張した。」

 『時事通信』(29日)は、「ロシア軍はセベロドネツクなどの孤立化を図っている」ようだと指摘した。鉄道拠点であるリマンを制圧されると、セベロドネツクへの補給が困難になるためである。

 『時事通信』によると、ウクライナのレズニコフ国防相は28日、米国やデンマークを含む欧米諸国から対艦ミサイルや榴弾砲などがウクライナに届き、配備が進んでおり、これらを活用して、抗戦を強化する姿勢を示した、ということである。

※【速報7425】時事(29日)「ルガンスク州のガイダイ知事は29日、セベロドネツクとリシチャンシクについて「状況は著しく悪化している」と説明。」

 『NHK』は29日、ロシア側は東部ドニプロペトロウシク州の大規模な兵器工場、ルハンシク州のウクライナ軍の弾薬庫や兵器を破壊したと発表したと報じた。ロシア軍は欧米諸国が送り込む兵器・弾薬が戦場で使用される前に破壊する方針だ。

 『NHK』は、米国のシンクタンク、「戦争研究所」による28日の、「セベロドネツクをめぐる戦いのあと、どちらが勝ったとしても、そこでロシア軍の攻撃は運用面と戦略面ともピークとなり、その後はウクライナ側に反撃を始めるチャンスが訪れるだろう」との予測を紹介した。

※【速報7429】NHK(29日)「ロシア国防省は29日、ウクライナに対しミサイルでの攻撃を続け、東部ドニプロペトロウシク州で大規模な兵器工場を破壊したほか

【速報7322】今頃になって、ウォール・ストリートジャーナルも、ロシアからの天然ガスに代わるガス供給源がないことを語り始めました。(WSJ、27日)
午後1:37 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7323】(WSJ、27日)「ロシア産ガスの依存脱却に向けて中東や北アフリカからの代替調達を模索する欧州諸国が、ここにきて壁にぶつかっている。カタール、アルジェリア、リビアといった主要生産国との交渉が難航しているためだ」
午後1:37 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7324】(WSJ、27日)「欧州がロシアからのエネルギー輸入を完全に断つのは一筋縄ではいかないことが改めて浮き彫りとなっている。ロシアは欧州大陸へのガス供給の38%を占める」
午後1:37 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7325】(WSJ、27日)「カタール産LNGの価格も交渉の大きな障害だ。カタール産ガスは長距離の海上輸送が必要で、パイプラインで運ばれるロシア産ガスよりも割高になる」
午後1:37 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7326】(WSJ、27日)「南欧諸国は、欧州向けの既存パイプラインを備えた主要生産国であるアルジェリアとリビアからのガス輸入拡大に期待を寄せていた」
午後1:37 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7327】(WSJ、27日)「アルジェリアはスペインへの供給を阻止し、販売を完全に打ち切る構えを見せている。モロッコが主張する西サハラの領有権をスペインが認めたことに反発したためだ」
午後1:37 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7328】(岩上安身)「欧州は、冬の本格的な訪れの前、秋のうちに、最終的な覚悟を決めなければならない。このまま、米国とウクライナに足並みを揃えて、破滅的な冬を迎えるという覚悟を決めるのか」
午後1:37 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7329】(岩上安身)「それとも軟化して、ロシアとの間に妥協点を見出すか。仮にそうなると、米欧間で、隙間風が吹くことになるだろう」
午後1:38 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7330】『ワシントンポスト』は24日、「欧州は、ガス供給停止を回避するため、プーチン大統領の要求を受け入れる」という記事を出しました。
午後2:21 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7331】プーチン大統領は、ロシア産ガスを購入する「非有効国」は、ルーブルで支払うことを求めていましたが、その方法は支払いはユーロで行われ、それをルーブルに交換した後ロシアが受け取るというトリッキーなものでした。
午後2:22 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7332】WP24日「ガスプロムバンクに2つの口座を作るというこのシステムにより、ヨーロッパは天然ガスの支払いを技術的にはユーロで行い、ロシアはルーブルで受け取っていると言うことができる-プーチンは「非友好的」な国々にこの要件を課している」
午後2:22 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7333】WP24日「NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、ロシアのガス使用をめぐる議論に言及し、安全保障を経済的利益と交換しないよう西側諸国を促した。」
午後2:33 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7334】WP24日「それは、クレムリンが仕掛けた戦争を非難し、オリガルヒを制裁し、ウクライナに武器を供給しながらも、ロシアにお金を送るということでもある」
午後2:33 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7335】WP24日「ポーランドとブルガリアの2つのEU加盟国は、4月下旬にガスプロムによる新制度の導入を拒否し、ポーランド首相が “直接攻撃 “と呼んだように、供給量を減らされた。」
午後2:33 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7336】WP24日「フィンランドは今週、NATOへの加盟申請に対する報復として、同様の供給停止を受けた。」
午後2:33 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7337】WP(24日)「しかし、ほとんどのヨーロッパ諸国は、脅迫を拒否するというレトリックから離れ、技術的なことに基づいた取り決めで平和を実現するという、異なるルートを歩んでいるように見える。」
午後2:33 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7338】WP(24日)は、オーストリアのOMV社、イタリアのエニ社、ドイツのユニパー社などがルーブル払いのための口座を設けていると報じています。
午後2:33 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7339】WP(24日)「ロシアのアレクサンダー・ノバク副首相は先週、ガスプロムの海外顧客54社のうち「約半数」がルーブルの口座を開設したと述べた。」
午後2:33 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7340】WP(24日)「欧州で燃焼されるガスの40%はロシアから供給されているため、ガスは欧州大陸に迫る最も重要な問題である。」
午後2:34 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7341】WP(24日)「EUは、今年末までにロシアのガスを3分の2に減らすことを約束すると言っているが、米国に続いて輸入の全面禁止を打ち出してはいない。」
午後2:34 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7342】ロイター(25日)「ロシア政府は25日、国営天然ガス独占企業・ガスプロムの元ドイツ子会社、ガスプロム・ゲルマニアの関連企業に対し、90日間のガス供給を承認したと発表した。」
午後3:00 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7343】ロイター(25日)「ロシア政府は2週間前、ガスプロム・ゲルマニアと関連企業に対する制裁措置として、ガス供給の停止を発表していた。」
午後3:00 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7344】ロイター(25日)「傘下企業は「ガスプロム・マーケティング・アンド・トレーディング・シンガポール」。ヤマル液化天然ガス(LNG)プロジェクトのガスを供給する」
午後3:00 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7345】ロイター(25日)「ドイツ政府関係者は25日、ロシアへのガス代金支払いを最近、ユーロやドルで実行できていると明らかにした。支払いは欧州連合(EU)の規則に準じて行われたとしている。」
午後3:00 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7346】CNN(26日)「ドイツ国会の予算委員会は26日までに、社会民主党政権をかつて率いたシュレーダー元首相(78)がウクライナ侵攻後もロシア企業との関係を断絶していないなどして同氏が国会内に維持する事務所の閉鎖を求める処分を下した」
午後3:01 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7347】CNN(26日)「プーチン大統領との長年の密接な個人的な関係が指摘されるシュレーダー氏は、ロシア国営の石油最大手ロスネフチとの関係を維持するなどして国内で批判を浴びていた。」
午後3:01 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7348】CNN(26日)「ドイツ国会は公式サイト上で、シュレーダー氏の元首相としての特権を剥奪(はくだつ)すると発表。ただ、年金受給や個人的な警護措置を受ける資格に変更はないとした」
午後3:01 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7349】CNN(26日)「シュレーダー氏は今月19日の時点で、ドイツとロシアを結ぶ海底ガスパイプライン「ノルドストリーム」の運営会社の役員を務め、ロスネフチでも重職に就いていた。」
午後3:01 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7350】スプートニク(29日)「ブルームバークは、独で天然ガスが不足した場合に備え、政府が石炭、マズートを使用する火力発電所を再稼働できる緊急法令をロベルト・ハベク経済相が用意したと報じた。」
午後3:02 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7351】独経済省「石炭火力発電の追加要請はガスが不足する、あるいはその恐れがあり、発電におけるガス消費量を減らす必要がある場合にのみ可能」(スプートニク、29日)
午後3:02 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7352】スプートニク(29日)「ブルームバークは、独は(略)必要となれば、グリーン政策を犠牲にし、二酸化炭素排出量を増やす用意があることを示したことになると指摘している。」
午後3:02 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7353】RT(29日)「ポーランドの企業は、ロシアからの輸入を阻止した後、国内での石炭の販売を制限していると、国有資産副大臣のピョートル・ピジク氏は金曜日の議会での演説で述べた。」
午後3:03 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7354】RT(29日)「多くの世帯主は、公式価格の約1,000ズウォティ(234ドル)よりもはるかに高い、1トンあたり2,500〜3,000ズウォティ(700〜800ドル)で再販業者から石炭を購入することを余儀なくされている」
午後3:03 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7355】ポーランドは石炭消費量の約20%、ガスの50%、石油の60%以上をロシアから輸入している。(RT、29日)
午後3:03 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7356】RT(29日)「3月、ワルシャウは、2022年末までに、石油、ガス、石炭を含むすべてのロシアのエネルギー輸入を終了すると発表した。」
午後3:03 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7357】スプートニク(29日)「KOGAS(韓国ガス公社)はロシアのLNG(液化天然ガス)を以前通り購入しており、いかなる変化も予定しておらず、ロシアとの間で起こり得る問題については「良心的」に議論する用意がある。」
午後3:05 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7358】スプートニク(29日)「ロシア側は韓国側に対し、ルーブルで支払うよう要請していない模様。またKOGASは現在、延期または中止せざるを得ないようなLNGプロジェクトはないという。」
午後3:05 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7359】スプートニク(29日)「ロシア側とは年間150万トンのLNG購入に関する長期契約を交わしており、KOGASが2021年に購入した天然ガス全体の4%を占めている(年間の消費量は3800万トン)。」
午後3:05 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7360】G7の気候・エネルギー・環境相会合「石油とガスの産出国に責任ある姿勢での行動と、国際市場の引き締まりに対応することを求める。特にOPECには重要な役割があることを指摘する」。(ブルームバーグ、27日)
午後3:58 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7361】ロイター(27日)「石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は6月2日の閣僚級会合で、昨年の合意に基づき今年7月の原油生産目標を日量43万2000バレル引き上げることを決める方針だ」
午後3:59 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7362】ロイター(27日)「高騰している原油価格を下げるため、より迅速な生産量引き上げを求める西側諸国に反抗する形となる。」
午後3:59 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7363】ブルームバーグ(29日)「欧州委員会は28日、加盟各国の合意が難航するロシア産石油の禁輸について、ハンガリーが主に利用するドルジバ・パイプライン経由の輸入を容認する修正案を各国に提示した。」
午後3:59 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7364】ブルームバーグ(29日)「ロシア産への高い依存度を理由に禁輸に反対してきたハンガリーを納得させ、対ロシア追加制裁の柱である石油禁輸で早期の合意を図る狙いがある。」
午後3:59 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7365】ブルームバーグ(29日)「エネルギー需要を満たすため技術的解決策を見いだす時間的猶予をハンガリーに与え、内陸部に位置するスロバキアやチェコの懸念にも同時に対応する。」
午後3:59 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7366】ブルームバーグ(29日)「欧州委はブルガリアに2024年6月ないし12月までの移行期間を認め、クロアチアの減圧軽油輸入を禁輸の対象外とすることも提案したという。」
午後3:59 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7367】ロイター(26日)「ドイツのハベック経済相は26日、欧州連合(EU)はロシア産石油の禁輸について、数日以内に合意が可能との認識を示した。」
午後4:00 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7368】ブルームバーグ(28日)「独立以降で最悪の経済危機に見舞われているスリランカは、国際通貨基金(IMF)との協議がまとまるまでインドからより多くの支援を期待している。」
午後4:00 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7369】スプートニク(29日)「スリランカは深刻な燃料不足を背景に、9万トンのロシア産石油を7260万ドルで購入する。カタールの衛星テレビ局、アルジャジーラが報道した。」
午後4:00 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7370】スプートニク(29日)「スリランカはドバイを拠点とするコーラルエナジーを通じて、9万トンの「シベリアン・ライト」を輸入するという。」
午後4:01 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7371】ブルームバーグ(26日)「多くの船主がロシア産原油の取り扱いを避ける中、東シベリアからの原油調達を絶やさないよう、少なくとも中国の買い手1社が異例な手法を採っている。」
午後4:02 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7372】ブルームバーグ(26日)「船舶ブローカーによれば、ロシアのESPO原油は比較的小型のタンカーで極東コズミノ港から韓国の麗水沖に運ばれ、そこで中国に向かう大型タンカーに積み込まれるという。」
午後4:02 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7373】RT(27日)「商工省によると、3月のロシアのインドへの石油輸送量は396,000トンを超えた。これは前月から15%以上の増加であり、年間ベースで40%の増加です。」
午後4:02 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7374】RT(27日)「全体として、インドは今年の初めから5,670万トンのロシアの石油を輸入しており、これは1年前より12%多い。」
午後4:02 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7375】RT(27日)「リフィニティブの予備データによると、ロシアからのインドの石油購入は今月さらに約487,500トンに増加する予定です。」
午後4:02 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7376】ロイター(25日)「米財務省は、ローゼンバーグ・テロ資金調達・金融犯罪担当次官補が24日にインドに出発したと発表した。/インドのロシア産原油購入抑制を目指し、政府当局者や企業などと協議する。」
午後4:03 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7377】ロイター(25日)「米政府高官は3月、ロイターに対し、インドのロシア産原油輸入急増について、インド政府を「大きなリスク」にさらす恐れがあると警告した。」
午後4:03 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7378】ロイター(25日)「現在の米制裁には他国によるロシア産原油の購入を阻止する効力はないが、政府当局者らは他国の購入制限につながる可能性のある二次的な制裁を検討している。」
午後4:03 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7379】ロイター(26日)「ロギリシャ海運・島しょ政策省の関係筋などは26日、米国がギリシャ周辺でロシアの運航船に積まれたイラン産原油を押収したと明らかにした」
午後4:03 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7380】ロイター(26日)「押収の根拠については、イラン産原油であるためかロシア関連タンカーへの制裁措置のためかは不明。両国はそれぞれ別の米制裁の対象となっている。」
午後4:03 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7381】拿捕された船「ペガス」は、ロシアとイランが協力して船名や船籍を偽装、イランの最高指導者に直属する革命防衛隊の原油密輸や資金洗浄に関与した疑惑がある。(産経、26日)
午後4:04 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7382】ロイター(25日)「 ロシアのノバク副首相は25日、イランと石油・ガスの相互供給や物流ハブの設置について協議したと明らかにした。」
午後4:04 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7383】ロイター(25日)「同氏はイラン訪問中にロシア国営テレビに対し、何年も制裁下にあるイランの経験について話し合ったと語り、「相互に商品輸送を図るためにイランは主要な物流ハブになり得る」と述べた。」
午後4:04 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7384】ロイター(25日)「両国間のモノの貿易量は現在の年間1500万トンから数年内に5000万トンに拡大する潜在性があるとの見方を示した。」
午後4:04 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7385】ロイター(25日)「ロシアがイラン北部にエネルギーを供給し、イラン南部からアジア太平洋地域に石油・ガスを輸出する可能性に触れ、近い将来に合意締結があるかもしれないと述べた。」
午後4:04 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7386】POLITICO(28日)「ギリシャがイランのタンカーを押収し、米国に原油を没収させたことに対する明らかな報復として、イラン軍がペルシャ湾で2隻のギリシャの石油タンカーを押収したことについて、ギリシャはイランを「海賊行為」だと非難」
午後4:06 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7387】POLITICO(28日)「ギリシャの外務省は、イランが船舶を乗っ取ったと述べた後、ペルシャ湾での「ギリシャ籍船2隻の暴力的な乗っ取り」についてアテネのイラン大使に不満を述べた。」
午後4:06 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7388】POLITICO(28日)「金曜日に、イランの国家通信社IRNAが引用した声明によると、イランの準軍組織革命防衛隊、イラン軍は「湾岸海域での違反で2隻のギリシャのタンカーを押収した」と述べた。」
午後4:06 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7389】POLITICO(28日)「バイデンは、イスラム革命防衛隊(IRGC)をテロリストのブラックリストに残すことを最終決定し、2015年の核合意を回復するための国際的な取り組みをさらに複雑にしました。」
午後4:06 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7390】ロイター(28日)「国営イラン通信(IRNA)によると、革命防衛隊は声明で「違反行為があったため、ペルシャ湾でギリシャ船籍の石油タンカー2隻を拿捕した」と表明した。」
午後4:06 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7391】ロイター(28日)「ギリシャ外務省によると、イラン軍のヘリコプターがギリシャ船籍の「デルタ・ポセイドン」に降り、乗組員らを人質に取った。乗組員のうち二人はギリシャ国籍としている。」
午後4:07 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7392】ブルームバーグ(27日)「英国政府は石油・ガス企業の利益に超過利潤税を課す。生活費の急騰に苦しむ市民を支援する財源とする狙いがある。」
午後4:07 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7393】ブルームバーグ(27日)「スナク財務相が26日に下院で発表した。石油・ガス企業の利益に25%の特別税を課して約50億ポンド(約8000億円)を調達し、国内の最貧困層800万世帯余りにそれぞれ650ポンドを一回限りで支給する。」
午後4:07 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7394】ブルームバーグ(27日)「超過利潤税(windfall profit tax )への支持が高まり、保守党の支持率が労働党を昨年12月以来下回り続ける中で、家計ひっ迫の緩和に介入せざるを得なくなった。」
午後4:07 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7395】RT(27日)「ブルームバーグは金曜日、シンガポールに本拠を置く分析会社Kplerを引用し、アジア諸国が2022年4月に初めてロシアの石油の最大の輸入国となり、ヨーロッパを追い抜いたと報じた。」
午後4:07 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7396】RT(27日)「先月、約7170万バレルのロシア原油がアジアに配送されました。これは、ウクライナでの軍事作戦開始前にロシアがこの地域に出荷した量の2倍以上に相当します。」
午後4:07 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7397】RT(27日)「Kplerの上級石油アナリストであるジェーン・シー氏は、「アジアの関心のあるバイヤーの中には、政治的立場をとるよりも経済学に動機付けられている人もいる」と述べた。」
午後4:07 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7398】RT(27日)「ロシアの石油のほとんどは、インドと中国に出荷されました。ロシアは最近、その石油に25%の大幅な割引を提供し、メディアの報道によると、インドと中国の両方がここ数週間、より低価格で慎重に購入しているとのことです。」
午後4:07 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7399】RT(27日)「アジアは海上でロシアの石油を受け取っています。業界コンサルタントのFGEによると、ロシアのアジアとの貿易拡大により、近い将来、海上輸送される石油の量は4,500万から6,000万バレル増加するとのことです。」
午後4:08 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7400】RT(27日)「Kplerによると、5月26日の時点で、ロシアの主力ウラル原油約5,700万バレルと極東ESPO原油730万バレルが海上輸送された。2月下旬にはわずか1,900万ウラルと570万ESPOでした。」
午後4:08 · 2022年5月29日·Twitter Web App

【速報7401】ロイター(27日)「ルガンスク州のガイダイ知事は27日、州の大半の地域がロシア軍の手に落ちる中、ウクライナ軍は兵士が捕虜になるのを避けるために、最後まで残っている州内の拠点から撤退せざるを得なくなる可能性があるとの見方を示した」
午前0:24 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7402】ロイター(27日)「ウクライナ軍が撤退した場合、ロシアはルガンスク州とドネツク州の完全制圧に一歩近づくことになる。ガイダイ知事によると、ロシア軍はルガンスク州の要衝セベロドネツク市を数日間包囲したのち、同市に侵入した。」
午前0:24 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7403】ロイター(27日)「ウクライナ東部の親ロシア派は27日、セベロドネツク市西方の鉄道拠点、ライマンを完全掌握したと表明した。」
午前0:24 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7404】ロイター(27日)「ウクライナ東部の親ロシア派は27日、鉄道の重要な拠点となる町ライマンを完全掌握したと表明した。ウクライナ側もこれを認めたもようだ。」
午前0:24 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7405】UKRINFORM(27日)「ウクライナ東部ルハンシク州のハイダイ州軍行政府長官は、27日時点で臨時州都シェヴェロドネツィクはロシア軍から恒常的に砲撃を受けてはいるが、包囲はされておらず、敵が市の周辺にいるだけだと発言した。」
午前0:24 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7406】ハイダイ氏「ロシア軍は、残念ながら、シェヴェロドネツィク市を徹底的に破壊している。彼らは24時間同市を砲撃している」(UKRINFORM、27日)
午前0:24 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7407】ハイダイ氏「今日、露シスト(編集注:ロシア+ファシスト)メディアは、同氏が完全に切り離され、完全に包囲されているとの情報を広めた。しかし、それは事実に反する。市は切り離されていないし、包囲もされていない」(UKRINFORM、27日)
午前0:25 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7408】UKRINFORM(27日)「ロシア軍がルハンシク市を数日以内に完全に制圧し得るとの予想には、ハイダイ氏は同意しないと述べた。「同意しない。おそらく、制圧できない。なぜなら、防衛を維持するのに十分な兵力と機材があるからだ」と発言した」
午前0:25 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7409】AFP(27日)「ウクライナの親ロシア派武装勢力は27日、東部リマンを制圧したと発表した。リマンは、ウクライナ政府が現在も掌握している東部の主要な都市に通じる戦略的に重要な場所にある。」
午前0:25 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7410】RT(28日)「ロシア国防省のスポークスマン、イゴール・コナシェンコフは土曜日に、リマンが「ウクライナの民族主義者から完全に解放された」と発表した。」
午前0:26 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7411】TASS(28日)「ドネツク人民共和国とロシア軍の民兵は、ウクライナの国民主義者からクラスニー・ライマン市を解放しました。ロシア国防省の公式代表であるイゴール・コナシェンコフ少将は土曜日に発表しました。」
午前0:26 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7412】RIA(28日)「カディロフは、セベロドネツクは、ロシア軍とLNRの軍隊の完全な支配下にあると発表しました」
午前0:26 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7413】カディロフ氏「ナチスは敗北した。彼らのすべての地位は破壊された。都市は解放された。住民は安らかに呼吸することができる。これから、彼らはもはや危険にさらされない」(RIA、28日)
午前0:26 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7414】カディロフ氏「チェチェン共和国からの戦闘員が街をきれいにし始めたことを知るとすぐに、すべてのバンデラ分遣隊は、セベロドネツクから恥ずかしそうに逃げました。もっと素晴らしいニュースがすぐに来ます!」(RIA、28日)
午前0:26 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7415】カディロフ氏「当初の計画は1週間でセベロドネツクを解放することでしたが、今日私は予定を改め、3日で町を支配する任務を設定しました。その結果、兵士たちはさらに迅速に、3時間でそれを実行しました」(TASS、28日)
午前0:26 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7416】CNN(28日)「 激戦地の一つとなっているウクライナ東部ルハンスク州の主要都市セベロドネツクの防衛に当たる地元の軍指導者は27日、市内にある民家やアパートなど居住施設の約9割が破壊などの被害を受けたと報告した。」
午前0:27 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7417】CNN(28日)「26日には市内への入り口部分で戦闘が起き、ウクライナ軍が侵入を図るロシア軍の先陣部隊を押し戻したとした。セベロドネツクは厳しい防衛戦の渦中にあるともした。」
午前0:27 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7418】BBC(28日)「ロシアは現在、ルハンシクの90%以上を支配しており、2月24日のロシアの侵攻以来、ドネツクで大きな進歩を遂げた。」
午前0:27 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7419】AFP(28日)「ロシア軍は27日、東部ルガンス州の要衝セベロドネツクに対する攻勢を強めた。同州を含む同日には現地の親ロシア派武装勢力が、要衝の町を掌握したと主張した。」
午前0:27 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7420】AFP(28日)「ロシア軍は現在、ルガンスク州のセベロドネツクとリシチャンスクの2都市に向け進軍している。両市は、ウクライナ政府が東部の行政機関を置くドネツク州クラマトルスクに通じる重要なルート上に位置する。」
午前0:27 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7421】AFP(28日)「親ロ派勢力は同日、セベロドネツクとクラマトルスクの間に位置するリマンを制圧したと発表。」
午前0:28 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7422】CNN(29日)「ロシア軍との激しい戦闘が続くウクライナ東部ルハンスク州の中心都市セベロドネツクのストリュク市長は27日、郊外で「厳しい防戦」を強いられていると訴えた。」
午前0:28 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7423】CNN(29日)「ウクライナ軍参謀本部によると、ロシア軍は大きな損失を被り、セベロドネツク方面の元の占領ラインまで後退したが、今もウクライナ兵を見つけて攻撃するための偵察活動を続けているという。」
午前0:28 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7424】CNN(29日)「ウクライナ議会国防委員会のメンバーはセベロドネツクの戦況について、今後数日で決着がつくとの見通しを示した。」
午前0:28 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7425】時事(29日)「ルガンスク州のガイダイ知事は29日、セベロドネツクとリシチャンシクについて「状況は著しく悪化している」と説明。」
午前0:28 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7426】時事(29日)「ロシア軍はセベロドネツクなどの孤立化を図っているもようだ。ロシア国防省は28日、ドネツク州リマンの「解放」を宣言した。」
午前0:28 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7427】時事(29日)「リマンはセベロドネツクの西方に位置し、ロシア軍が西方一帯も制圧すれば、ウクライナ側にとってセベロドネツク方面への補給は難しくなる。」
午前0:29 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7428】時事(29日)「ウクライナのレズニコフ国防相は28日、米国やデンマークを含む欧米諸国から対艦ミサイルや榴弾砲などがウクライナに届き、配備が進んでいると説明。これらを活用し、抗戦を強化する姿勢を示した。」
午前0:30 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7429】NHK(29日)「ロシア国防省は29日、ウクライナに対しミサイルでの攻撃を続け、東部ドニプロペトロウシク州で大規模な兵器工場を破壊したほか掌握をねらう東部のドネツク州とルハンシク州でもウクライナ軍の弾薬庫や兵器などを破壊したと発表しました。」
午前0:30 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7429-2】NHK(29日)掌握をねらう東部のドネツク州とルハンシク州でもウクライナ軍の弾薬庫や兵器などを破壊したと発表しました。」
午前0:30 · 2022年5月30日·Twitter Web App

【速報7430】NHK(29日)「「戦争研究所」は28日「セベロドネツクをめぐる戦いのあと、どちらが勝ったとしても、そこでロシア軍の攻撃は運用面と戦略面ともピークとなり、その後はウクライナ側に反撃を始めるチャンスが訪れるだろう」
午前0:31 · 2022年5月30日·Twitter Web App

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