ロシア兵捕虜をウクライナ軍が「射殺」したとみられる動画で『NYタイムズ』検証記事! ウクライナのクレバ外相は質問されて「ブチャの写真を見てどんな気持ちに」と逆ギレ! ブチャの報復なら虐殺は許されると!? 2022.6.14

記事公開日:2022.6.14 テキスト
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(文・六反田千恵 文責・岩上安身 2022年6月14日アップ)

 『ニューヨーク・タイムズ』は2022年4月6日、「ウクライナ軍が捕虜となったロシア兵を殺害する様子を撮影したと思われる動画」という検証記事を掲載した。IWJでは記事を全文仮訳し、ご紹介する。

 下記本文内で問題の動画のリンクもご紹介するが、「射殺」のシーンが含まれ、閲覧にご注意いただきたい。動画では、ロシア兵と思われる4名が路上に転がされ、頭にジャケットを被せられて苦しむ1人を、ウクライナ兵と思われる男が銃殺している。「ウクライナに栄光あれ」と繰り返す声も聞こえる。

 『ニューヨーク・タイムズ』の記事は、ロシア軍が撤退する際に、ブチャ近郊でウクライナ側が待ち伏せした際に引き起こされた出来事のようだと報じている。また、動画はグルジア人有志による準軍事組織「グルジア軍団」が掲載したという情報を紹介している。さらに『CNN』もこの記事を追認し、映っているのは、ウクライナのためにロシア軍と戦う志願兵グループだと指摘している。

 一方、ウクライナのクレバ外相は、問題の映像について記者に聞かれ、「捜査する」と答える一方で、「ブチャの写真を見てどんな気持ちになるか、あなた方には分かっていない」と逆ギレしたと報じられた。ブチャの報復ならば、同じ国際法違反の捕虜殺害がウクライナには許されるというのだろうか?

 詳しくは記事本文を御覧いただきたい!

▲ロシア兵捕虜をウクライナ軍が「射殺」したとみられる「Telegram」の動画。

記事目次

閲覧注意! ロシア兵と思われる1人は、大きく喘ぎ、苦しんでいたが、ウクライナ兵と思われる男が銃殺した!

 『ニューヨーク・タイムズ』が2022年4月6日、ウクライナ侵攻に関するライブアップデートの中で、ウクライナ軍兵士が捕虜となったロシア兵を射殺する動画についての検証記事「ウクライナ軍が捕虜となったロシア兵を殺害する様子を撮影したと思われる動画」を出した。

 『ニューヨーク・タイムズ』によると、処刑動画は、ロシアやウクライナでよく使われている「Telegram」に投稿されたものである。「射殺」は、3月30日にブチャの南西約7マイルにあるドミトリブカ村の近くで行われた。

 IWJも「Telegram」を調べてみた。「Telegram」には、「Повёрнутые на Z войне (ロシア戦争への帰還)」というアカウントで、2本の動画が公開されていた。

 14105番は、ショートバージョンで、「射殺」のシーンがカットされている。

 14106番はフルバージョンで、「射殺」のシーンが含まれている。腕に白い布を巻いたロシア兵と思われる4名が路上に転がされており、3名はすでに動いていない。手を後ろで縛られ、頭を撃たれた犠牲者もいる。頭にジャケットを被せられた1人は、大きく喘ぎ、苦しんでいたが、ウクライナ兵と思われる男がその1人を銃殺した。「ウクライナに栄光あれ(スラバ・ウクライーニ)」という声が聞こえる。

 以下にリンクをお示しするが、射殺の残酷な場面を含んでいる。閲覧にはご注意いただきたい。

『ニューヨーク・タイムズ』検証記事仮訳! 撤退するロシア軍をウクライナ側が待ち伏せして車列を破壊! その際の惨劇か!!

 以下に、『ニューヨーク・タイムズ』の検証記事の全文仮訳を掲載する。

 「月曜日にオンラインに投稿され、ニューヨーク・タイムズが検証したビデオは、ウクライナ兵のグループがキエフの西の村の外で捕虜となったロシア軍を殺害しているように見える。

 『奴はまだ生きている。この略奪者たちを撮影しろ。見ろ、まだ生きている。奴は喘いでいる』と男が言った。負傷していると思われ、ジャケットを頭から被せられたロシア兵が、まだ息をしているように見える。兵士はその男を2度撃った。男が動き続けたあと、兵士がもう一度撃つと、男は止まった。

 少なくとも他の3人のロシア兵、1人は頭に明らかな傷を負い、両手を後ろに縛られており、犠牲者の近くで死んでいるのが見える。全員が迷彩服を着ており、3人はロシア軍によく見られる白い腕輪をしている。周囲には装備品が散乱し、各人の頭の近くには血痕がある。

 兵士たちは、ロシアの空挺部隊が使用する歩兵戦闘車BMD-2から数メートル離れた道路に横たわっている。上着や靴、ヘルメットを脱がされた者もあるようだ。さらに道路の向こうには、他の破壊された車両が見える。

 このビデオは、ブチャの南西約7マイルにあるドミトリブカ村のすぐ北の道路で撮影された。ここ数日、私服姿の数百人の死体が発見され、ロシア軍が撤退する際に市民を殺害したと非難されている場所である。

 この殺害は、ロシア軍が数週間にわたって激しい戦闘が繰り広げられてきたキエフ西部の小さな町から撤退する際、3月30日前後にロシア軍部隊に対するウクライナ人の待ち伏せによって引き起こされたようである。

 フリージャーナリストのオズ・カテルジ氏は4月2日、破壊された隊列の動画と写真をツイッターに投稿し、兵士からロシア軍が48時間前に待ち伏せされていたと聞いた、と記した。

 ウクライナ国防省もロシア軍車列の破壊について、ウクライナ軍による『的確な仕事』とツイートしている。(ツイートに付けられた)動画の中で、ウクライナ兵が大破した車両の間を歩きながら『こいつらは人間ですらない』と言い、ロシア軍中尉2人が捕虜になったと付け加えた。

 ウクライナ兵は国旗のパッチと青い腕章で識別できる。彼らは、『ウクライナに栄光あれ』と何度も繰り返している。彼らの部隊は不明だが、殺害のビデオの中で、一人が彼らの何人かを『ベルグラビア・ラッズ(Belgravia lads、ベルグラビアの青年)』と呼んでおり、事件から数百ヤード離れたところにある、ベルグラビアという住宅地を指していると思われる。

▲ロシア兵捕虜をウクライナ軍が「射殺」したとみられる「Telegram」の動画の中で、青い腕章をつけた兵士。

▲ロシア兵捕虜をウクライナ軍が「射殺」したとみられる「Telegram」の動画の中で、兵士が付けた国旗のパッチ。

 ウクライナの通信社は、30日に行われた待ち伏せ作戦の後に起こった出来事の動画を掲載したのは、2014年にウクライナのために戦うために結成されたグルジア人有志による準軍事組織『グルジア軍団』の仕業だと説明している」

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