【IWJ速報6月14日】ウクライナのポドリャク大統領顧問、西側がこれまで投入した兵器をはるかに上回る300基の多連装ロケットシステム、500台の戦車、1000門の榴弾砲をNATOに要求! 15日からのNATO国防相会議で検討!! ストックホルム国際平和研究所が「核兵器が使用されるリスクは冷戦の最盛期以来のどの時期よりも高くなった」との報告書を発表! ほか 2022.6.16

記事公開日:2022.6.16 テキスト
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 6月13日英『ガーディアン』は、ウクライナが300基の多連装ロケットシステム、500台の戦車、1000門の榴弾砲を供給するようにNATOに要求していると報じた。

※【速報8073】英『The Guardian』、13日「ウクライナが300基の多連装ロケットシステム、500台の戦車、1000門の榴弾砲を供給するようにNATOに要求。ミハイロ・ポドリャク大統領顧問が13日にツイッターで公表」

 『ガーディアン』の記事によると、「この要求は、ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領顧問が13日にツイッターで公にしたもの」とのことで、「ウクライナがロシアを打ち負かし戦争を終わらせるためには『重火器の同等性』が必要だと主張した」と報じている。

 『ガーディアン』は、多連装ロケットシステム300基は「米英がこれまでに投入した7基程度よりもはるかに多い(約43倍)」と報じ、また、NATO標準の155mm榴弾砲1000門は「これまでに供給されたものの数倍。主要な武器供給国である米国は、5月末までに109基を納入している」と報じている。

 『ガーディアン』によると、「15日にはブリュッセルで国防相の特別会合が開かれ、ロイド・オースティン米国防長官が議長を務め、将来の武器供与について議論する予定」とのことである。

 『ガーディアン』は、「ウクライナ軍は、ロシア軍による東部ドンバス地域の激しい砲撃に抵抗するのに苦労しており、第二次世界大戦後ヨーロッパで最も激しい戦闘で、日によっては200人もの兵士が戦死している」と報じた。

 兵力が著しく損耗しているのは、ウクライナ軍だけではない。ウクライナ東部のドネツク人民共和国とルハンスク人民共和国の軍隊は、兵士の損耗が激しいようだ。

 これに対し、ロシアは徴兵を行っていないため、軍はある意味では兵力にまた余裕があるともいえる。

 12日付け英『フィナンシャル・タイムズ』は、ドンバスでのロシア側の兵力事情について、「ロシアは2月24日にウクライナに侵攻して以来、戦闘年齢にある男性の大量動員を導入していない。隣国との戦争を公式に宣言していないためだ」とした上で、「ドネツク人民共和国とルハンスク人民共和国で、ロシアの『特別軍事作戦』開始後、軍隊経験のない若者への徴兵制が施行されている」と報じている。

※【速報8076】英『FINANCIAL TIMES』12日「ドネツク人民共和国とルハンスク人民共和国で、ロシアの『特別軍事作戦』開始後、軍隊経験のない若者への徴兵制が施行されている。ロシアは公に戦争を宣言していないため、国内で徴兵していない」

 『フィナンシャル・タイムズ』の記事は、こうした事情について、次のように報じた。

 「ここ数週間、両人民共和国当局は徴兵を強化しており、住民によれば、軍隊経験のない男性が定期的に通りから摘発され、すぐに前線に送られるとのこと。このエスカレーションと犠牲者の増加は、親ロシア派住民の間でも怒りを呼び起こし始めている。

 ドネツクやルハンスクの徴集兵の妻たちが、『なぜ軍隊の経験もない男たちが戦場に送られるのか』と、支援を求める動画もネット上に投稿されている」

 記事では、「人を殺せない」と母親に訴える若者が、4月に路上で徴兵され、母親に持ち物を持ってくるように電話をしてきたという話が書かれている。

 この母親は、インタビューに「徴兵所に連れて行かれて、服を着替えさせられ、靴を履かされて、基地まで連れて行かれて、それから戦場に連れて行かれた」と答えている。

 徴兵された若者は、「数週間後に殺された」とのこと。「結局、彼は誰も殺さなかったんでしょうね」と、母親は語っている。

 また、真偽不明ながら、「分離主義者の部隊のリーダーらしき人物が、多くの兵士が戦うことを拒んでいると訴えているビデオが、少なくとも2本出てきた」と報じている。

 さらにこの『フィナンシャル・タイムズ』の記事によると、「米フォーリン・ポリシー研究所のシニアフェロー、ロブ・リーは、ロシアは自国民を動員していないことから、ドネツクとルハンスクの徴兵に期待しているようだ、と述べた」とのことである。

 リー氏は、ルハンスクとドネツクの戦闘員の死傷者の多さについて、「ドンバスへの配慮はどの程度だったのか、そして現実には、ロシアの外交政策目標を達成するために、(離脱地域を)犠牲にして多くのリスクを負わせたケースはどの程度だったのか」と疑問を投げかけたと、この『フィナンシャル・タイムズ』の記事は報じた。

 ロシア国防省は、3月下旬に死者数を1351人と発表したのを最後に、戦死した兵士の人数を発表していない。また、ルハンスク、ドネツク両人民共和国の死者数も不明だ。

 ここで注意すべきことは、ドンバスのロシア語話者らは、ウクライナ国民であった、ということである。この紛争で、最も激戦を戦っているのは、東部のロシア語話者と中・西部のウクライナ語話者の努力でありどちらもウクライナ国民である、ということだ。

 ウクライナ政府は、東部で建国を宣言したドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を国家として承認していない。従って、ウクライナ政府はウクライナ東部の住民を「自国の国民」と認めながら、武力攻撃を2014年から続けてきたことになる。

 ウクライナ政府はウクライナ東部の領土に固執して「領土一体性」を叫ぶが、自国民の一部を「保障」することもなく、自ら殺している人権侵害については何も言わず、西側各国も無頓着である。

 西側の報道、特に日本のマスメディアの報道は、ウクライナ東部のロシア系住民と、ロシア本国のロシア国民(その中にはウクライナ系も含まれる。ロシアもウクライナも、多様な民族を抱える多民族国家である)をごちゃごちゃにして、報じる傾向にありますが、戦闘の最前線に配置されている程度にはかなり差がある。

 ウクライナが米国とNATOの「代理」ならば、東部ドンバスのロシア系住民、特に兵士として徴兵される若い人は、ロシアの「代理」として戦っているともいえる。

 また、このことは別の味方をすると、ウクライナ紛争が、一挙にNATOを巻き込むような「戦争」となった時、ロシアには動員できる兵力の「余力」がまだ残されている、とみることができる。

 国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルは13日、「ハリコフ(ハルキウ)での広範な調査の結果、ロシア軍が9N210/9N235クラスター弾と散布型地雷を繰り返し使用している証拠を発見した」とのレポートを発表した。

※【速報8080】アムネスティ・インターナショナルは13日、レポート「”誰でもいつ死ぬかわからない”ウクライナ・ハリコフでのロシア軍による無差別攻撃」を発表。「ハリコフ調査の結果、ロシア軍がクラスター弾と散布型地雷を繰り返し使用の証拠発見」と公表

 アムネスティ・インターナショナルの上級危機対応アドバイザーであるドナテラ・ロヴェラ氏は、「広く禁止されているクラスター弾が繰り返し使用されていることは衝撃的であり、民間人の命をまったく軽視していることのあらわれである。これらの恐ろしい攻撃に責任のあるロシア軍は、その行動の責任を問われなければならず、犠牲者とその家族は完全な賠償を受けなければならない」と語った。

 ロシアはクラスター爆弾禁止条約にも対人地雷禁止条約にも加盟していないが、国際人道法は無差別攻撃や、性質上無差別な兵器の使用を禁じている。民間人の殺傷や無差別攻撃は、戦争犯罪となる。

 ロシアが使用したから許しがたい、と憤るのではなく、ロシアが使用しようと、ウクライナが使用しようと、どちらであれ、クラスター爆弾等の使用は、国際人道法に違反する「戦争犯罪」であるとして、どちらか一方のサイドに肩入れすることなく、公平に、偏りなく、批判すべきである。

 ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は13日、軍備、軍縮、国際安全保障の現状を評価した「SIPRIイヤーブック2022」を発表した。

※【速報8081】ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が13日、軍備、軍縮、国際安全保障の現状を評価した「SIPRIイヤーブック2022」を発表。

 SIPRIは重要な調査結果として「米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核武装9カ国は、核兵器の近代化を続けており、2021年1月から2022年1月の間に核兵器の総数はわずかに減少したが、今後10年間はおそらく増加すると思われる」との予測を示している。

 SIPRIはイヤーブックの発表に伴い、冷戦後の核兵器を削減し続けてきた「平和」な時代が約30年続きましたが、そうした時代は終わったということを、次のように述べている。

 「SIPRIの大量破壊兵器プログラムのシニアフェローであり、米国科学者連盟(FAS)の核情報プロジェクトのディレクターであるハンス・M・クリステンセン氏は、『冷戦終結後の世界の核兵器を特徴づけてきた削減が終了したことを示す明確な兆候がある』と述べた。

 SIPRIの大量破壊兵器プログラムのディレクターであるウィルフレッド・ワン氏は、『すべての核保有国が核兵器を増加または改良しており、そのほとんどが核のレトリックと軍事戦略において核兵器が果たす役割をより鮮明にしている』と述べている。『これは非常に憂慮すべき傾向だ』と述べた。

 ロシアと米国は、あわせて全核兵器の90%以上を保有している。他の7つの核保有国は、新しい兵器システムを開発または配備しているか、その意向を表明している。中国は核兵器の大幅な増強を行っている最中で、衛星画像によれば、300基以上のミサイルサイロを新たに建設している。新しい移動式発射台と潜水艦の納入に伴い、2021年にはさらに数個の核弾頭が作戦部隊に割り当てられると考えられている。

(中略)

 英国は2021年、数十年にわたる段階的な軍縮政策から一転して、弾頭保有総量の上限を引き上げる決定を発表した。中国とロシアの核の透明性の欠如を批判する一方で、英国は今後、自国の核兵器運用備蓄、配備済み弾頭、配備済みミサイルの数字を公表しないことも発表した。

 2021年初頭、フランスは第3世代の原子力弾道ミサイル潜水艦(SSBN)の開発計画を正式に開始した。インドとパキスタンは核兵器を拡大しているようで、両国は2021年に新型の核兵器運搬システムを導入し、開発を続けている。核兵器保有を公にしていないイスラエルも、核兵器の近代化を進めているとみられる。

 北朝鮮は、軍事核計画を国家安全保障戦略の中核として優先させ続けている。北朝鮮は2021年中に核実験爆発や長距離弾道ミサイル発射実験を行わなかったが、SIPRIは、北朝鮮が現在最大20個の核弾頭を組み立てており、合計45~55個の核弾頭に十分な核分裂性物質を所有していると推定している。

 SIPRIの大量破壊兵器プログラム准研究員で、FAS核情報プロジェクトの上級研究員であるマット・コルダ氏は、『核保有国が軍縮に向けた即時かつ具体的な行動をとらない場合、世界の核弾頭在庫はまもなく冷戦後初めて増加に転じるかもしれない』と述べている。

(中略)

 核武装した国連安全保障理事会の常任理事国(P5)である中国、フランス、ロシア、英国、米国は、2022年1月3日に発表した共同声明で、『核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならない』と断言した。また、核不拡散、軍縮、軍備管理に関する協定や誓約、1968年の核兵器不拡散条約にもとづく義務を遵守し、核兵器のない世界という目標を追求することを再確認した。

 にもかかわらず、P5のすべての加盟国は、核兵器の拡大や近代化を続け、軍事戦略における核兵器の重要性を高めているようにみえる。ロシアは、ウクライナ戦争を背景に、核兵器の使用可能性について公然と脅しをかけている。米露の二国間戦略安定化交渉は戦争のために停滞し、他の核保有国はいずれも軍備管理交渉を進めていない。さらに、P5メンバーが核兵器禁止条約(TPNW)に反対を表明し、イラン核合意(JCPOA)交渉も決着がつかないままである。

 SIPRIのダン・スミス所長は『昨年は核軍備管理、核軍縮の両面で大きな成果があったが、核兵器が使用されるリスクは冷戦の最盛期以来のどの時期よりも高くなったと思われる』と述べている」

 14日付けカタール『アルジャジーラ』は、「ロシア軍は、ウクライナ東部の都市セベロドネツクと対岸のウクライナの都市を結ぶ最後の橋を破壊し、市民を避難させるためのすべてのルートを遮断したと、ウクライナ当局者が発表した」と報じた。

※【速報8093】『アルジャジーラ』14日「ロシア軍は、ウクライナ東部の都市セベロドネツクと対岸のウクライナの都市を結ぶ最後の橋を破壊し、市民を避難させるためのすべてのルートを遮断したと、ウクライナ当局者が発表した」

 『アルジャジーラ』は、以下のように報じた。

 「ドンバス地方東部でのロシアの攻勢が勝利に近づく中、セベロドネツクの約70%が敵(ロシア)の支配下にあると、セルヒイ・ハイダイ知事は13日、ソーシャルメディア上で述べた。

 ハイダイ氏は、同市で待機しているウクライナ兵の状況を『困難だが、支配下にある』と表現した。双子の都市リシヤンスクに渡る最後の橋が破壊されたため、セベロドネツクに残っている市民は閉じ込められており、人道的物資を届けることは不可能であると述べた。

 ロシアのRIA通信は、親モスクワの分離主義者スポークスマン、エドゥアルド・バズーリン氏が、ウクライナ軍はセベロドネツクで事実上孤立しており、降伏するか死ぬかであると述べたと伝えている。

 ロシアの砲兵隊はアゾット化学工場も攻撃し、ハイダイ氏によれば、そこには数百人の市民が避難していた。

 セベロドネツクに駐留しているウクライナ防衛国際軍のスポークスマン、ダミアン・マグルー氏は、この状況はマリウポリのようになる恐れがあるとし、『ウクライナ軍の防衛隊の大きなポケットが他の部隊から切り離されている状態だ』と指摘した。

 先月のマリウポリ陥落の際には、数百人の民間人と重傷のウクライナ兵がアゾフスタル製鉄所に何週間も閉じ込められた。

 ウクライナの首都キエフからレポートするチャールズ・ストラットフォードは、セベロドネツクの状況は『非常に心配だ』と述べ、約1万人の民間人が残っていると報告し、約40人の子どもを含む500人の民間人がアゾット工場に避難していることを明らかにした。

 『そしてもちろん、ウクライナ軍にとっても軍事的に大きな意味を持つ。セベロドネツクには数千人のウクライナ軍兵士がいる可能性があると理解している』と彼は言う。

 『もし、3本目の橋が完全に破壊されていれば、ウクライナ軍への軍事物資の輸送や脱出のルートにも影響がある』。

 ウクライナは、セベロドネツクの防衛のために、西側の重火器のさらなる提供を緊急に要請している。ドンバス東部地域の戦いと4か月目に入った戦争の行方を左右する鍵を握っていると、キエフは言っている。

 13日遅く、ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ドンバス東部の戦いはヨーロッパの歴史の中で最も残忍なものの一つとして語り継がれるだろう、と述べた。ルハンスク州とドネツク州からなるこの地域は、ロシアの分離主義者によって支配されている。

 『私たちにとって、この戦いの代償は非常に大きい。ただただ恐ろしい』とゼレンスキー大統領は述べた。

 『我々は、ウクライナに十分な数の近代的な大砲を提供することだけが、我々の優位性を確保するという事実を、毎日パートナーたちに呼びかけています』と彼は付け加えた。

 『我々は、これらのすべてを確実にするために、十分な武器が必要なのです。我々のパートナーはそれを持っている』とゼレンスキーは言った。(後略)」

 14日付け『CNN』は「ウクライナのトウモロコシ1万8000トンを搭載した貨物船が13日、スペイン北西部の港に到着したことがわかった」と報じた。

 「ロシアが黒海でウクライナの港湾に対して行っている封鎖を回避するための『新しい海上航路』を利用した」とのことである。

【速報8100】CNN、14日「ウクライナのトウモロコシ1万8000トンを搭載した貨物船が13日、スペイン北西部の港に到着したことがわかった。ロシアが黒海でウクライナの港湾に対して行っている封鎖を回避するための『新しい海上航路』を利用した」
午後6:16 · 2022年6月14日·Twitter Web App

【速報8073】英『The Guardian』、13日「ウクライナが300基の多連装ロケットシステム、500台の戦車、1000門の榴弾砲を供給するようにNATOに要求。ミハイロ・ポドリャク大統領顧問が13日にツイッターで公表」
午後0:42 · 2022年6月14日

【速報8074】『The Guardian』、13日続き「多連装ロケットシステム300基は、米英がこれまでに投入した7基程度よりもはるかに多い。NATO標準の155mm榴弾砲1000門は、これまでに供給されたものの数倍。主要な武器供給国である米国は、5月末までに109基を納入している」
午後0:43 · 2022年6月14日

【速報8075】『The Guardian』続き「15日にはブリュッセルで国防相会合が開かれ、オースティン米国防長官が議長を務め、武器供与を議論する予定。ウクライナ軍は東部ドンバス地域で、ロシア軍の激しい砲撃に抵抗。第二次大戦後欧州で最も激しい戦闘。200人の兵士が戦死する日も」
午後0:49 · 2022年6月14日

【速報8076】英『FINANCIAL TIMES』12日「ドネツク人民共和国とルハンスク人民共和国で、ロシアの『特別軍事作戦』開始後、軍隊経験のない若者への徴兵制が施行されている。ロシアは公に戦争を宣言していないため、国内で徴兵していない」
午後1:18 · 2022年6月14日

【速報8077】『FINANCIAL TIMES』12日続き「ここ数週間、両人民共和国当局は徴兵を強化。住民によれば、軍隊経験のない男性が定期的に通りから摘発され、すぐに前線に送られるとのこと。このエスカレーションと犠牲者の増加は、親ロシア派住民の間でも怒りを呼び起こし始めている」
午後1:20 · 2022年6月14日

【速報8078】『FINANCIAL TIMES』12日続き「徴集兵の妻たちは、『なぜ軍隊の経験もない男たちが戦場に送られるのか』と、支援を求める動画をネット上に投稿。米フォーリン・ポリシー研究所シニアフェロー、ロブ・リー『ロシアはドネツクとルハンスクの徴兵に期待しているようだ』」
午後1:24 · 2022年6月14日

【速報8079】『FINANCIAL TIMES』12日続き「戦闘員の死傷者の多さについて、リー氏『ドンバスへの配慮はどの程度だったのか、そして現実には、ロシアの外交政策目標を達成するために、(離脱地域を)犠牲にして多くのリスクを負わせたケースはどの程度だったのか』と疑問視」
午後1:26 · 2022年6月14日

【速報8080】アムネスティ・インターナショナルは13日、レポート「”誰でもいつ死ぬかわからない”ウクライナ・ハリコフでのロシア軍による無差別攻撃」を発表。「ハリコフ調査の結果、ロシア軍がクラスター弾と散布型地雷を繰り返し使用の証拠発見」と公表
午後3:59 · 2022年6月14日

【速報8081】ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が13日、軍備、軍縮、国際安全保障の現状を評価した「SIPRIイヤーブック2022」を発表。
午後4:27 · 2022年6月14日

【速報8082】 SIPRI、続き「米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮の核武装9カ国は、核兵器の近代化を続けており、2021年1月から2022年1月の間に核兵器の総数はわずかに減少したが、今後10年間はおそらく増加すると思われる」
午後4:30 · 2022年6月14日

【速報8083】 SIPRI、続き「SIPRIの大量破壊兵器プログラムのシニアフェローで米国科学者連盟(FAS)の核情報プロジェクトのディレクターであるハンス・M・クリステンセン氏は、『冷戦終結後の世界の核兵器を特徴づけてきた削減が終了したことを示す明確な兆候がある』と述べた」
午後4:31 · 2022年6月14日

【速報8084】 SIPRI、続き「SIPRIの大量破壊兵器プログラムディレクター、ウィルフレッド・ワン氏『すべての核保有国が核兵器を増加または改良しており、そのほとんどが核のレトリックと軍事戦略において核兵器が果たす役割をより鮮明にしている。これは非常に憂慮すべき傾向』」
午後4:34 · 2022年6月14日

【速報8085】 SIPRI、続き「ロシアと米国で全核兵器の90%以上を保有。他の7つの核保有国は、新しい兵器システムを開発または配備しているか、その意向を表明。中国は核兵器を大幅増強。300基以上のミサイルサイロを新たに建設。2021年には数個の核弾頭を作戦部隊に割り当て予定」
午後4:38 · 2022年6月14日

【速報8086】 SIPRI、続き「英国は2021年、数十年にわたる段階的な軍縮政策から一転、弾頭保有総量の上限を引き上げる決定を発表。中国とロシアの核の透明性の欠如を批判する一方で、英国は今後、自国の核兵器運用備蓄、配備済み弾頭、配備済みミサイルの数字を公表しないと発表」
午後4:39 · 2022年6月14日

【速報8087】 SIPRI、続き「2021年、仏は第3世代の原子力弾道ミサイル潜水艦(SSBN)の開発計画を正式に開始。インドとパキスタンは2021年に新型の核兵器運搬システムを導入し、開発を続けている。核兵器保有を公にしていないイスラエルも、核兵器の近代化を進めているとみられる」
午後4:41 · 2022年6月14日

【速報8088】 SIPRI、続き「北朝鮮は、軍事核計画を国家安全保障戦略の中核として優先。2021年中に核実験や長距離弾道ミサイル発射実験を行わなかったが、SIPRIは北朝鮮が現在最大20個の核弾頭を組み立て、合計45〜55個の核弾頭に十分な核分裂性物質を所有していると推定している」
午後4:43 · 2022年6月14日

【速報8089】 SIPRI、続き「国連安全保障理常任理事国の中国、フランス、ロシア、英国、米国は、2022年1月3日に発表した共同声明で、『核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならない』と断言。核兵器のない世界という目標を追求することを再確認した」
午後4:46 · 2022年6月14日

【速報8090】 SIPRI、続き「にもかかわらず、安保理常任理事国の5か国は、核兵器の拡大や近代化を続け、軍事戦略における核兵器の重要性を高めているようにみえる。ロシアは、ウクライナ戦争を背景に、核兵器の使用可能性について公然と脅しをかけている」#IWJ
@iwakamiyasumi
午後4:48 · 2022年6月14日

【速報8091】 SIPRI、続き「米露の二国間戦略安定化交渉は戦争のために停滞し、他の核保有国はいずれも軍備管理交渉を進めていない。さらに、安保理常任理事国5か国のメンバーが核兵器禁止条約(TPNW)に反対を表明し、イラン核合意(JCPOA)交渉も決着がつかないままである」
午後4:49 · 2022年6月14日

【速報8092】 SIPRI、続き「SIPRIのダン・スミス所長は『昨年は核軍備管理、核軍縮の両面で大きな成果があったが、核兵器が使用されるリスクは冷戦の最盛期以来のどの時期よりも高くなったと思われる』と述べている」
午後4:50 · 2022年6月14日

【速報8093】『アルジャジーラ』14日「ロシア軍は、ウクライナ東部の都市セベロドネツクと対岸のウクライナの都市を結ぶ最後の橋を破壊し、市民を避難させるためのすべてのルートを遮断したと、ウクライナ当局者が発表した」
午後5:48 · 2022年6月14日

【速報8094】『アルジャジーラ』14日続き「ドンバス地方東部でのロシアの攻勢が勝利に近づく中、セベロドネツクの約70%が敵の支配下にあると、セルヒイ・ハイダイ知事は13日、ソーシャルメディア上で述べた」
午後5:49 · 2022年6月14日

【速報8095】『アルジャジーラ』14日続き「ハイダイ氏は、同市にいるウクライナ兵の状況を『困難だが、支配下にある』と表現した。リシヤンスクに渡る最後の橋が破壊されたため、セベロドネツクに残っている市民は閉じ込められており、人道的物資を届けることは不可能だと述べた」
午後5:50 · 2022年6月14日

【速報8096】『アルジャジーラ』14日続き「RIA通信は、分離主義者スポークスマン、エドゥアルド・バズーリン氏が、ウクライナ軍はセベロドネツクで事実上孤立、降伏するか死ぬかだと述べたと伝えている。ロシア軍はアゾット化学工場を攻撃。そこには数百人の市民が避難していた」
午後5:53 · 2022年6月14日

【速報8097】『アルジャジーラ』14日続き「セベロドネツク駐留のウクライナ防衛国際軍スポークスマン、ダミアン・マグルー氏は、この状況はマリウポリのようになる恐れがあるとし、『ウクライナ軍の防衛隊が他の部隊から切り離されている状態だ』と指摘した」
午後5:55 · 2022年6月14日

【速報8098】『アルジャジーラ』14日続き「キエフからレポートするチャールズ・ストラットフォードは、セベロドネツクの状況を『非常に心配だ』と述べ、約1万人の民間人が残っていると報告し、約40人の子どもを含む500人の民間人がアゾット工場に避難していることを明らかにした」
午後5:56 · 2022年6月14日

【速報8099】『アルジャジーラ』14日続き「13日遅く、ゼレンスキー大統領は、ドンバス東部の戦いはヨーロッパの歴史の中で最も残忍なものの一つとして語り継がれるだろう、と述べた。『私たちにとって、この戦いの代償は非常に大きい。ただただ恐ろしい』とゼレンスキー大統領」
午後5:58 · 2022年6月14日

【速報8100】CNN、14日「ウクライナのトウモロコシ1万8000トンを搭載した貨物船が13日、スペイン北西部の港に到着したことがわかった。ロシアが黒海でウクライナの港湾に対して行っている封鎖を回避するための『新しい海上航路』を利用した」
午後6:16 · 2022年6月14日

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