事業者が提示した30年前の実験データに委員から苦言 新安全基準検討会合で―発電用軽水型原子炉の新安全基準に関する検討チーム 第19回会合 2013.3.25
25日、第19回目となる「原子炉の新安全基準に関する検討チーム」会合が開かれ、電力会社などの事業者へのヒアリングと新安全基準に対するパブコメの説明が行われた。
原子力発電所の火災防護に関して、事業者が示してきたのは昭和57(1982)年の実証実験結果だった。これに対し、渡邊氏は「実験も試験も、いわゆる(昭和)57年の段階で止まっていて、それより新しいものが今ここに示されていない。努力が足りないという印象を受けざるを得ない」と苦言を呈した。