2013年4月15日(月)、東京電力本社で、定例記者会見(17:30、1:12’)が行われた。
地下貯水槽No.2から地上鋼製H2タンクへの移送を、準備が完了次第早ければ今日中に移送を開始すると発表した。移送量は900トンの見込み。地下貯水槽No.1,2,3の漏洩検知孔からは、依然として高いレベルの全β核種を検出している。
当初、地下貯水槽No.2の漏洩検知孔貫通部からの漏洩を想定していたが、目視調査や、スパーク試験によるピンホールチェックでも異常は認められなかった。また、漏洩検知孔の汚染水を回収し、貯水槽内へ戻す作業は実施中。環境への影響モニタリングとして、貯水槽付近のボーリング調査、地下水モニタリングを実施している。
貯水槽No.2の汚染水は準備出来しだい速やかにH2タンクへ移送する。しかしながら、No.1,2,3各貯水槽からは漏洩が続いており、早く、確実に鋼製タンクへ移送しなければならない。
ボーリングによる環境モニタリングはサンプリング済、現在検査中で、会見中には結果はでなかった。
4/5に発生した3号機のSFP循環冷却設備の停止について、小動物対策作業中に、誤って地絡を発生させたためで、原因調査、確認結果を行い、要因分析、今後の対策について発表した。
作業員の負傷が発生。5号機タービン建屋地下で、メタクラの定検中の協力企業作業員が、約2.6メートル高さの足場から落下。左かかと、肩の骨を骨折及び腰臀部打撲、3ヶ月の入院加療必要と診断された。身体汚染はない。
昨年平成24年7月23日にサンプリングした港湾内海底土壌核種分析結果について、Pu,Srについての分析結果を追加報告した。