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自民党政権下で次々に行われる「憲法21条―表現の自由」への制約 ~参院選2013各争点の総括と今後の見通し(IWJウィークリー第12号より抜粋) 2013.8.5

記事公開日:2013.8.5 テキスト

特集 憲法改正

自民党と警察による「表現の自由」の侵害

 表現の自由を制約する改憲案を掲げた自民党が圧勝した今、誰の身にも起こりうることかもしれない。

 「原発廃炉に賛成? 反対?」と書かれた紙のボードを持って、安倍総理の街頭演説に来ていた女性が、警察官に取り囲まれて、まだ掲げてもいないボードを没収された。そのあとも、警官らは、しつこく氏名、住所、電話番号をたずね、女性は逃げるようにその場をあとにした。


【参院選2013各争点の総括と今後の見通し】参院選にみる原発問題(IWJウィークリー12号より) 2013.8.5

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 東電が汚染水の海洋流出を認めた。

 事故直後の2011年4月に流出して以降、汚染地下水の海洋流出を東電が認めるのは初めてのこと。深刻な事態である。

 今年5月末以降、福島第一原発付近の海水に含まれる放射性物質の濃度上昇が確認された。1号機の取水口付近の海水は、1リットルあたり2300Bqのトリチウムが検出され、1、2号機タービン建屋近くの井戸からは、1リットルあたり63万Bqにものぼるトリチウムが検出された。

 井戸と海の近さから、誰もが汚染地下水の流出の可能性を疑い、原子力規制委員会も「汚染水が地中に漏れ出し、海へ流出していることが強く疑われる」と指摘していた。にも関わらず、東電は「(海への流出を示す)データの蓄積がない」と説明し、一貫して流出に否定的な立場をとり続けてきた。

 ところが、参院選投開票日の翌22日になって、東電は突如、汚染水の海への流出を認めたのである。参院選期間中、頭を低くしてやり過ごし、政治的影響を最小限に抑えこんだのではないか。そう疑われても仕方がないタイミングでの公表である。


「7日に行われる臨時国会までに、麻生氏が議員辞職をすることを求めます」 〜「ナチスを見習いたい」麻生副総理に一発レッドカードを!8.5首相官邸前行動 2013.8.5

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 麻生太郎副総理兼財務相が7月29日、国家基本問題研究所主催のシンポジウムで、憲法改正について、ワイマール憲法下でのナチス政権を引き合いに出し「手口を学んだらどうか」と発言した。これを受け、8月5日、麻生氏の発言に抗議する人々が首相官邸前で抗議行動と、内閣府へ麻生氏の議員辞職と憲法改正反対を訴える要請書の申し入れを行った。

 抗議行動の参加者らは、「退場の意味を込めて作った」とする赤色のカードと、「麻生も改憲も退場」などと書かれたプラカードを持ち、麻生氏の議員辞職と憲法改正反対を訴えた。


「アイヌ差別は、北海道開拓移民の存在意義の裏返し」 〜岩上安身によるインタビュー 第326回 ゲスト 北海道アイヌ協会 竹内渉氏 2013.8.5

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 「狩猟民族のアイヌに『農業をやれ』。歴史の中で抑圧されて、アイヌは刃向かう力を奪われた」──。

 2013年8月5日(月)、北海道札幌市内で、岩上安身による竹内渉氏インタビューが行われた。竹内氏は2009年に『北の風 南の風 部落、アイヌ、沖縄。そして反差別』(解放出版社)を出版、非アイヌでありながら北海道アイヌ協会の事務局長も務めている。今年7月の参議院選挙で、17万票を獲得した三宅洋平氏が用いて有名になったアイヌの言葉「チャランケ」の意味など、アイヌの文化、抱えている問題、そして将来について、掘り下げた内容が語られた。


TPPという経済戦争で「主張しない」日本 ~参院選2013各争点の総括と今後の見通し(IWJウィークリー12号「佐々木隼也の斥候の眼」より抜粋) 2013.8.5

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特集 TPP問題

 国内では強気で頼もしく見えるが、いざ海外に打って出ると途端に弱々しくなる。

 自分の主張をはっきり表現する欧米人に対し、日本人は海外での議論の場ではおとなしくなる、という指摘をよく耳にする。初めて海外留学した学生などによくあるパターンだが、日本の命運を左右する交渉においてさえも、「本音を隠せ」などと、誰が教えたのだろう。


東京電力 記者会見 17:30 2013.8.5

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 2013年8月5日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。汚染水の海洋放水防止のため地下水を日量100トン組み上げる計画だが、貯蔵タンクの余裕、増設計画は不明確である。共用プール火災報知機の警報は、報知器の誤動作と判断。


「拉致が解決したら我々幸せになれますか」「外交チャンネルを私以上に持っている政治家はいない」 ~日本外国特派員協会主催 アントニオ猪木参議院議員 記者会見 2013.8.5

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 2013年8月5日(月)15時、東京都千代田区の日本外国特派員協会(FCCJ)において、アントニオ猪木参議院議員(日本維新の会)の記者会見が開かれた。自身のテーマソング(炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~)が流れる中、真っ赤なネクタイを締め、真っ赤なマフラーを首から提げて会見場に「入場」した猪木議員は、恒例の「元気ですか!」を発した。記者会見では、猪木議員が約20分間スピーチし、その後、記者との質疑応答が約40分間行われた。


衆参の『ねじれ』が解消され、国民と国会の『ねじれ』が始まった(【IWJウィークリー第12号】岩上安身のニュースのトリセツより) 2013.8.5

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 今回のウィークリーは、参院選総括とこれからの見通しについての特別編集号です。普段は各記者がそれぞれ自由に書いている<IWJの視点>ですが、今号ではスタッフが分担し、参院選で争点となるべきだった重大テーマについて、「自民圧勝」直後からの動き、そして今後の見通しについて論じています。「岩上安身のニュースのトリセツ」も、参院選後の展望について、総監します。題して「新たに生じた国会と国民の間のねじれ」。

 なお、改憲と軍事国家化へ向いてひた走る安倍政権の外交的孤立についても、不安はぬぐえません。この問題については、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」で報道しましたので、そちらをお読みいただければと思います。


「アイヌは交易を重要視し、市場依存型の社会を形成していた」 ~岩上安身によるインタビュー 第325回 ゲスト 旭川市博物館 主幹 瀬川拓郎氏 2013.8.4

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 アイヌ研究者の瀬川拓郎氏は、アイヌの歴史と文化について、旧石器時代からの縄文人とアイヌの関連性、他の民族との関係や経済システムなどについて語った。さらに、「アイヌの人たちは、サハリンで元朝(モンゴル)と戦争をしている」と述べ、意外な歴史の一面を紹介した。

 2013年8月4日、北海道の旭川市博物館にて、同館主幹の瀬川拓郎氏に、岩上安身がインタビューを行なった。瀬川氏は北海道出身の考古学者で、『アイヌ・エコシステムの考古学』『アイヌの歴史』『アイヌの沈黙交易』など、アイヌに関する多数の著書がある。


2020年東京にオリンピックはいりません。パレード!!! 2013.8.4

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 2013年8月4日(日)16時半より、東京・新宿で「2020年東京にオリンピックはいりません。パレード!!!」が行われた。


「過失も因果関係も明白なのに、なぜ検察は強制捜査をしないのか」 ~強制捜査はまだか!! 告訴受理から1年を迎えて~福島原発告訴団による集会とデモ 2013.8.4

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 「最近の東京電力のタスクフォースの報告書からは、反省の弁が見え、過失を認めはじめている。実はこの裏には、柏崎刈羽原発再稼働へのしたたかな計算がある」──。河合弘之弁護士は、そのからくりを語った。

 2013年8月4日(日)13時より、福島県いわき市のいわき市文化センターで、福島原発告訴団による集会「強制捜査はまだか!!告訴受理から1年を迎えて」が開かれた。広瀬隆氏は、双葉町、大熊町、浪江町の現地調査で目にしたゴーストタウン化した町の様子、いまだ毎時320マイクロシーベルトに達する高線量放射能汚染の実態などを報告した。河合氏、海渡氏、保田氏ら弁護団は、「戦後最大の国難、被害を起こしておきながら、誰も刑事処罰を受けていない」と、東電と検察を糾弾した。


「米軍機が上空から撒いたビラに日本地図が描かれ、広島のところに『?』マークが…」 ~竹本成德氏講演「『被爆の実相』~ヒロシマを今、私自身のことばで~」 2013.8.4

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 「1945年のある日、米軍機が上空から撒いた宣伝ビラを拾った。ビラには日本地図が描かれ、なぜか広島のところに『?』マークが記されていた。あれは原爆投下の予告だったのかもしれない」―。

 2013年8月4日(日)14時、神戸市東灘区の東灘区民センターにおいて、「『被爆の実相』~ヒロシマを今、私自身のことばで~」と題する講演会が開かれた。講師(語りべ)を務めた竹本成德氏(コープこうべ元理事長・日本生協連元会長)は、14歳のときに広島市内で被爆した実体験をもとに、原爆投下後の阿鼻叫喚(あびきょうかん)の実相(真実)を聴講者に語った。


アメリカ先住民の文化を破壊するウラン採掘に日本企業も参加している 〜「聖地テイラー山でのウラン採掘計画にストップを!!」レオナ・モルガン氏講演 2013.8.3

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 米国南西部のニューメキシコ州、アリソゾナ州、 コロラド州、ユタ州が交差する「フォー・ コーナーズ」周辺には、ナバホ、ホピ、アコマ、 ラクグーナなど多くの先住民が住む。そこにある聖なる山、テイラー山近くでは、住友商事が参画したウラン採掘計画「ロカ・ホンダ、ウラン鉱床開発」が進められている。

 周辺では1940年代から、核兵器や原発の燃料としてウラン採掘が盛んで、環境汚染や健康被害も起こっている。今回、ナバホ・ネイション(アメリカ先住民居留地)出身で、ウラン採掘反対運動を続けるレオナ・モルガン氏が来日し、その真相を語った。


「国は、抵抗する権利自体を奪おうとする。これが民主主義国家なのか?」 ~普天間基地前 オスプレイ配備抗議行動 2013.8.3

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 2013年8月3日(土)、米海兵隊の輸送機MV22オスプレイ2機が、岩国基地(山口県岩国市)から沖縄県宜野湾市の普天間基地へと追加配備された。これに反対する市民らが、早朝から野嵩(のだけ)ゲート前に続々と集まり、歩道に座り込むなどの抗議行動を行った。2期目の当選を果たしたばかりの糸数慶子参議院議員らも参加。警察による強制排除に抵抗する市民1名が、公務執行妨害の疑いで逮捕されるなど、波乱の一日となった。


あと20年あれば原発分の電力は再生可能エネルギーで賄えるようになる ~即時原発ゼロの設計図! 中西正之氏講演会 2013.8.3

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 「電気料金を値下げし、CO2を減らし、エネルギー自給率を高め、経済を活性化し、空気汚染も減らす。そのための最適な選択はなにか、という設計図だ」──。中西正之氏は、即時原発ゼロを実現する方法を、このように話した。

 2013年8月3日(土)13時30分より、福岡県北九州市戸畑区のウェルとばたにおいて、中西正之氏講演会「即時原発ゼロの設計図!」が開かれた。冒頭、深江氏より、九州電力川内、玄海原発再稼働申請についての報告があり、中西氏の講演に移った。天然ガスによるコンバインドサイクル発電の仕組みと優位性。天然ガスの一般知識。そして、再生可能エネルギーの可能性と、原発廃炉の方法まで、現状可能な技術を使い、20年後には原発をなくしても、エネルギーが賄えることを証明した。


どんちゃん祭り〜飯舘村民と語り合う会 2013.8.3

記事公開日:2013.8.3取材地: 動画

 長野県中川村の望岳荘で2013年8月2日から行われている「どんちゃん祭り」で3日(土)10時より、「飯舘村民と語り合う会」が行われた。


第13回名古屋ちゃぶ台ミーチング@金山駅南口 帰ってきたちゃぶ台 2013.8.2

記事公開日:2013.8.2取材地: 動画

 2013年8月2日(金)、愛知県名古屋市の名鉄・金山総合駅南口で、「第13回名古屋ちゃぶ台ミーチング@金山駅南口 帰ってきたちゃぶ台」が行われた。


「自民党は立党の精神に基づき国土を棄損させないために、 全原発の廃炉を国民の前で高らかに宣言すべき」 〜大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議 2013.8.2

記事公開日:2013.8.2取材地: 動画

 2日、首相官邸前・国会正門前で金曜恒例反原発抗議が行われた。首相官邸前では、社民党前党首・福島みずほ氏、日本共産党・笠井亮氏、吉良よし子氏がそれぞれスピーチで原発反対を訴えた。

 自民党本部前抗議行動に参加していた参加者は、首相官邸前で、自民党のOBであった浜田幸一氏の言葉を引用し、「自民党は子どもたちのためにある。この精神はどこへ行ったのか。いますぐ、自民党はこの立党の精神に立ち返り、全原発の廃炉を国民の前で高らかに宣言すべきだ」と、訴えた。


鎌仲ひとみ監督&田中優氏トークショー「瀬戸内から発信『あれから2年、今一番必要なこと』」 2013.8.2

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 2013年8月2日(金)14時から、岡山県瀬戸内市の啓明学院前島キャンプで、鎌仲ひとみ監督&田中優氏トークショー「瀬戸内から発信『あれから2年、今一番必要なこと』」が行われた。


関西電力本店前抗議 2013.8.2

記事公開日:2013.8.2取材地: 動画

 2013年8月2日(金)、大阪府大阪市北区の関西電力本店前で「関西電力本店前抗議」が行われた。